スペイン語の付加疑問文、¿no? と ¿verdad? は日本語で「でしょ?」と言うときと同じ意味で使われて、文の最後に疑問符とともに置かれます。「そうでしょ?」「違う?」「そうじゃない?」という感じですね。
スペイン語の付加疑問文・¿no? ¿verdad?
スペイン語の付加疑問文 ¿verdad? についてはこちらの記事に記載していますのでご覧ください。¿no? と ¿verdad? は同じ意味と思っていただいて差し支えありません。ただ、否定文に付加疑問文を付け加える場合は通常「¿verdad?」の方を使います。
「¿no?」の方が若干強く聞こえるので、「¿verdad?」の方が少し丁寧と言ってもいいかもしれません。でも「¿verdad?」の方が発音が少し難しいので、「¿no?」の方が使いやすいかもしれませんね。
La ceremonia empieza a las nueve, ¿no? | 式典は 9 時に始まるんでしょ? |
Uds. tenían mucha hambre, ¿no? | あなた方はすごくお腹がすいていました。違いますか? |
Tú fuiste al mercado ayer, ¿no? | 君は昨日市場に行ったんじゃない? |
De todos modos vamos a llegar tarde, ¿no? | どっちにしろ私たちは遅く着きますよね? |
付加疑問文の「¿no?」のところを全部「¿verdad?」に置き換えることができます。
答え方
答え方は「¿no?」の時も「¿verdad?」の時も同じです。否定疑問文の時も肯定疑問文の時も答え方は同じです。日本語と違うので少し難しく感じるかもしれませんが、答えが肯定文の時は、どんな疑問文であったとしても答えは「Sí(はい)」になります。答えが否定文の時は、疑問文が何であったにせよ、「No(いいえ)」になります。
メキシコに住んでいるときの話です。日系人のお医者さんと結婚された日本人女性の方がいらっしゃいました。その方の娘さん(メキシコ生まれのメキシコ育ち)が日本人のお母さまのことを話してくださったことがあります。
ご自宅に訪問者が来て「先生はいらっしゃいますか?」とスペイン語で聞かれるといつも、「Sí, no está.」と言われていたそうです。日本語に訳すと「はい、おりません。」なのですが、スペイン語だと「はい、おります、おりません」となってしまって、スペイン語圏の人にすると「いるのかいないのかどっちなんだ?」となってしまいます。
スペイン語で答える時は「No, no está.」となります。「います」と答える場合は「Sí, sí está.」となります。疑問文が否定形であっても肯定形であっても関係ありません。日本語をそのまま訳すと良くない場合もあるという例として挙げさせていただきました。慣れるまでは難しいですね。
スペイン語の付加疑問文・まとめ
「¿no?」と聞いていても、「Sí」という答えを想定して聞き手は聞いています。だから大抵は「Sí」という答えになるのだと思いますが、想定外の答えの場合は「No」となることもありますよね。
「¿verdad?」の場合は、否定文に付いていることもあるので、その場合は「No」という答えを聞き手は想定して言っています。答えが「その通り」ということであれば、「No」。「いや、違うよ」という答えであれば「Sí」になるわけです。
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