スペイン語の詩を翻訳してみました。詩のことはスペイン語で poema と言います。今回はメキシコのオトミ族の歌(詩)です。とてもシンプルでわかりやすい詩です。普通の現在形と点過去しか出てきません。
スペイン語の詩(poema)の翻訳
La araña(蜘蛛)
¿Adónde vas, araña? | 蜘蛛さん、どこへ行くの? |
Voy a la montaña. | 私は山へ行きます。 |
¿A qué vas a la montaña? | 何しに山へ行くの? |
A traer una rosa. | 一輪のバラを持ってくるために。 |
¿Para qué es la rosa? | バラは何のため? |
Para ponerla a los pies de la hija. | 娘の足元に置くために。 |
¿Dónde está la hija? | 娘さんはどこにいるの? |
La mató una serpiente blanca. | 白い蛇が彼女を殺した。 |
¿Dónde está la serpiente blanca? | 白い蛇はどこにいるの? |
La maté y la enterré en la arena. | 私はそれを殺して砂に埋めた。 |
¿Dónde está la arena? | 砂はどこにあるの? |
La puse en un templo viejo. | 古い寺院に置いた。 |
¿Dónde está el templo viejo? | 古い寺院はどこにあるの? |
Lo tiró un puerco cojo. | びっこの豚がそれを倒した。 |
¿Dónde está el puerco cojo? | びっこの豚はどこにいるの? |
Lo maté y me quedé con la piel. | それを殺して皮を取った。 |
¿Dónde está la piel? | 皮はどこにあるの? |
La vendí. | 私はそれを売った。 |
¿Dónde está el dinero? | お金はどこにあるの? |
Compré esta flauta de carriso. | この葦笛を買ったんだ。 |
引用元:IMÁGENES Y PALABRAS(Ana María Maqueo y Juan Coronado)
メキシコのオトミ族の歌
メキシコにはラカンドン族、オトミ族、サポテコ族など、たくさんの土着の民族がいます。オトミ族はメキシコで最も古い民族のうちの一つです。
オトミ族はオトミ語を使っていました。オトミの人たちはアステカやマヤのように、建築物などは残しませんでしたが、詩はたくさん残っているので、詩人体質の人たちなのでしょう。
「templo」を寺院と訳してしまうと、仏教の寺院を思い浮かべてしまいそうですが、アステカのピラミッドも「templo」と呼ばれていたりします。
オトミ族の「templo」はびっこの豚が倒すくらいだから、小さな御堂のような感じだったのでしょうか?
ちなみに、16世紀に今のメキシコ・シティーにあったアステカの「Templo Mayor(大神殿)」はスペイン人等によって破壊されています。まさか、そのことを言っているのではないですよね?。。。
スペイン語の詩(poema)・まとめ
オトミ族の詩(poema otomí)はいかがでしたでしょうか?
不定冠詞(un や una)が使われた後、定冠詞(el や la)が使われていて、定冠詞と不定冠詞の勉強にもなるし、直接目的語代名詞の使い方もわかりやすいのではないかと思います。
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