ここでは未来完了形の作り方やいくつかの用法について記載しています。
スペイン語の未来完了
スペイン語の未来完了は、未来の動作を表しますが、さらに未来の動作、またはさらに未来の時点よりも前の動作であることを表現する時に使われる用法です。
未来完了の形は
動詞haber の未来形+過去分詞
です。
動詞haber の未来形:
私は |
habré |
君は |
habrás |
あなた(彼、彼女)は |
habrá |
私たちは |
habremos |
あなた方(彼ら、彼女ら)は |
habrán |
過去分詞の規則的なものの作り方:
|
例:不定詞 |
例:過去分詞 |
ar動詞は語尾を除き-adoを付ける |
estar(です) |
estado |
er動詞は語尾を除き-idoを付ける |
ser(です) |
sido |
ir動詞は語尾を除き-idoを付ける |
ir(行く) |
ido |
過去分詞の不規則形のものについてはこちらの記事をご覧ください。
未来完了の例文:
Para esta fecha ya habré terminado mi curso intensivo de inglés. |
この日付までには私は英語の集中コースを終わってしまっているでしょう。 |
Para Navidad ya habrás recibido la beca, ¿no? |
クリスマスまでには君は奨学金を受け取っているだろうね? |
¿Ya habrán ustedes hecho la tarea para la próxima semana? |
あなた方は来週までにはもう宿題をやってあるでしょう? |
Para las diez de la noche, ya habremos regresado a la casa, ¿verdad? |
夜の10 時までには私たちはもう帰宅しているでしょうね? |
未来完了 その他の用法
未来完了は上記の用法の他に、以下の用法もあります。
未来完了なのに過去の推測で、今度は過去の話になってくるのでちょっとややこしいですね!
¿Quién habrá venido? Ha de haber sido nuestro vecino. |
誰が来たんだろう?私たちの隣人だったに違いない。 |
¿Cuántas veces te habré pedido disculpas? Me las habrás pedido miles de veces pero todavía no te puedo perdonar. |
何回私は君に謝っているのでしょう?君は私に何千回も謝っているのでしょうけれどまだ私は君を許せません。 |
¿Dónde habrán estacionado el coche? Deben de haberlo estacionado por aquí. |
彼らはどこに車を駐車したのだろうか?この辺に駐車したに違いないよ。 |
¿Cómo supo mi nombre? Le habrá dicho su compañero. |
彼は私の名前をどうやって知ったの?クラスメートが彼に言ったのだろう。 |
habrá dicho
ha de haber dicho
debe de haber dicho
上記3つは同じ意味で過去の推測として使えます。
スペイン語の未来完了・まとめ
スペイン語の未来完了は「~までには~してしまっているでしょう」という意味で使えます。つまり、未来のことを表現しているのですが、ある未来の時点よりも前の動作を表す時です。
また、未来完了は過去の推測や、現在完了形で表される文の推測を表すことができます。
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ここではスペイン語の感嘆文について記載しています。感嘆詞を使ったものやそうでないものも載せています。感嘆文は多くの場合文章の初めにエクスクラメーションマークの逆さま(¡)と文章の最後にエクスクラメーションマーク(!)が付いています。
感嘆詞 Qué を使った感嘆文
Qué + 名詞 + tan + 形容詞
「なんて(形容詞)な(名詞)だろう」と言う言い方の場合です。「tan ~」が略されて Qué + 名詞 の場合もあります。
Qué + 形容詞 + 動詞 + 主語、Qué + 副詞 + 動詞 + 主語
「(主語)はなんて(形容詞)なんだろう」や「(主語)はなんて(副詞)に(動詞)するんだろう」などの表現の場合です。「動詞 + 主語」は略されて Qué + 形容詞 や Qué + 副詞 だけの場合もあります。Qué + 形容詞 + 名詞 という文型もあります(¡Qué bonita niña!なんてかわいい女の子)。
¡Qué comida tan rica! |
なんておいしい食べ物なんだ! |
¡Qué guapa es ella! |
彼女はなんて美人なんだ! |
¡Qué bien hablas español! |
君はなんて上手にスペイン語を話すんだ! |
¡Qué rápido! |
なんて速いんだ! |
もうちょっとで~するところだった!
直近の過去に起こりえたことで、実際には起こらなかった時、「もうちょっとで~するところだった!」と言うことがありますよね。スペイン語では「por poco + 動詞の現在形」で表します。
¡Por poco me caigo! |
もうちょっとで私は転ぶところだった! |
¡Por poco te atropellan! |
もうちょっとで君は轢かれるところだったよ! |
¡Por poco se me quema el dedo! |
もうちょっとで私の指が火傷するところだった! |
¡Por poco se nos va el avión! |
もうちょっとで私たちの乗る飛行機が行っちゃうところだった! |
感嘆詞cómo やその他の感嘆文
動作に感嘆している場合は感嘆詞 Cómo + 動詞 を使います。「なんという(動詞)の仕方だ!」という意味になります。
Cómo que (相手の言っていること) で「(~するとは)どういうことだ!」という表現もあります。
Quién + 動詞 では「誰が~だ!」という感嘆文を作ることもできます。
数や量に感嘆している場合は感嘆詞 Cuánto + 名詞 + 動詞 を使います。動詞などを略して Cuánto + 名詞 の場合もあります。Cuánto は性数一致します。
その他、形容詞だけや普通の文章や感嘆を表す短い言葉などもよく使われます。
¡Cómo no me lo dijiste antes! |
私にそれを前に言わなかったってどういうことよ! |
¡Cuántas personas hay en la fiesta! |
パーティーにどれだけの人がいるんだ! |
¡Increíble! |
信じられない! |
¡Híjole! |
なんてこと! |
スペイン語の感嘆文・まとめ
スペイン語の感嘆文でよく使うものをまとめてみました。¡Híjole!はあまりお上品な言い方ではないので、もうちょっと良い言い方をお探しの方は「¡No lo puedo creer!(私はそれを信じられません!)」などの普通の文章を感極まった感じで言ってみてください!
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