
今はコミュニケーションの手段が多様化してきていて、「電話する」こと自体が少なくなってきているのかもしれませんが、メキシコでも、まだまだ「電話する」ことはあるので、ここではスペイン語での電話の受け答えについての例文を挙げてみます。家の電話にかけているという想定です。
向こうからかかってきた場合
¿Bueno? | もしもし? |
¿A dónde hablo? | どこにかかってますか? |
¿Qué número marcó usted? | どの番号にかけましたか? |
Está usted equivocado. | 間違いです。 |
Sí, ¿en qué le puedo servir? | はい、ご用件は何でしょうか? |
¿Está el señor Tanaka? | 田中さんはいらっしゃいますか? |
¿De parte de quién? | どちら様ですか? |
De Carlos. | カルロスです。 |
Un momentito, por favor. | 少々お待ちください。 |
「向こうからかかってきた場合」と「こちらからかける場合」の違いですが、「もしもし」の後の「¿A dónde hablo?」のために分けました。向こうからかけておいて、「もしもし?」と電話に出たら「hablo」は「私は話す」という意味だから、「私はどこにしゃべってますか?」と言っているわけで、ずいぶん失礼ですよね。
よく使われる表現なのでその質問への答え方を記載していますが、「この表現を使ってください」という意味ではありません。「A la casa de la familia Ito(伊藤です)」とか電話番号を言って答えてもいいのですが、質問文で返してもいいです。「どの番号にかけましたか?」という風にです。
相手の人が番号を言うので、違っていたら、相手が男性の場合は「Está usted equivocado」と言って、女性の場合は「Está usted equivocada」になります。
番号が合っていたら、「ご用件はなんでしょうか?( ¿en qué le puedo servir?)」ってもう、フレーズで覚えてしまった方がいいです。「servir」は「奉仕する」という意味で、「puedo」は「私はできる」という意味です。直訳すると、「私はあなたにどんなことでご奉仕できますか?」という風になります。
「田中さん」は「el señor Tanaka」は大人の男性の田中さんで、「la señora Tanaka」だと奥様のこと、「la señorita Tanaka」だと未婚女性の田中さんになります。その人と仲がいい場合などは名前を呼び捨てで「¿Está Yuta?」などとなります。
「¿De parte de quién?(どちら様ですか?)」や「Un momentito, por favor(ちょっとお待ちください)」もフレーズとして覚えておくと便利です。
こちらからかける場合
¿Bueno? | もしもし? |
Perdone, ¿es la casa de la familia García? | すみません、ガルシアさんのお宅ですか? |
Sí, con quién quiere usted hablar? | はい、誰と話したいですか? |
Con Pilar, por favor. | ピラールをお願いします。 |
No se encuentra. ¿Quiere ud. dejarle un recado? | いないんですよ。彼女に伝言を残しますか? |
Sí, por favor. Dígale que llamó Mai. | はい、お願いします。まいが電話したと伝えてください。 |
「la familia ~」というのは「~家」という意味です。
ピラールというのは女性の名前です。「いない」という意味の「No se encuentra」は「no está」ということもできます。
スマホなど(celularと言います)にかける場合は、「Bueno」の後、「Hola」と普通の会話に入ると思うので省略いたします。
メキシコでの電話の受け答えの仕方・まとめ
固定電話で電話を受けたときや電話を固定電話にかけたときの言い方の例を挙げてみました。役に立つことがあればうれしいです。
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