97. 再起動詞じゃなくて再帰動詞ですースペイン語ー

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スペイン語には再帰動詞というものがあります。再起動詞じゃなくて、再帰動詞です。で、再帰動詞って何でしょうか?英語にも日本語にもないのでわかりにくいかもしれません。でも要するに、動詞の動作を行う人と、その動作を受ける人が同じ時に使うのが再帰動詞だと考えてもらえるといいと思います。

 

 

 

再帰動詞

スペイン語の再帰動詞とは、基本的に動詞の動作を行う人と、その動作を受ける人が同じ時に使うのが再帰動詞だと考えてもらえるとわかりやすいと思います。

 

例えば「vestir(着せる)」という動詞については既に過去の記事で説明していますが、「子どもに服を着せる」と言いたい時などに使いました。「自分で服を着る」時は再帰動詞を使います。以下に再帰動詞でない場合と再帰動詞の場合の活用形を示します。

 

人に服を着せる 自分で服を着る(再帰動詞)
visto me visto
vistes te vistes
viste se viste
vestimos nos vestimos
visten se visten

 

 

なんだ、動詞の部分は同じじゃないかって?そうです。再帰動詞とは、動詞の前に再帰代名詞(me, te, se, nos, se)が付いたものになります。

 

辞書に載っている動詞の原形は、再帰代名詞の「se」が動詞の後に連結しています。「vestirse」のようにです。辞書で調べる場合は「vestir」の項目の中に「vestirse」があります。

スペイン語では、再帰動詞の文で、体の部分を言う時に、所有形容詞を使わずに定冠詞を使います。「私は手を洗います」は「Me lavo mis manos」ではなく、「Me lavo las manos」と言います。※manos(手)は女性名詞です。

 

 

直接目的語代名詞が再帰動詞の文の中に入る時は、「再帰代名詞直接目的語代名詞」の順番になります。

例:Me las lavo inmediatamente.(私はそれらを即座に洗います)

 

 

現在進行形(Estar+現在分詞)未来形(Ir+a+動詞の原形)の文の中に再帰動詞と直接目的語代名詞が入る場合は、「再帰代名詞+直接目的語代名詞」は二つの動詞の前に来るか、二つの動詞の後に連結されます。

例:

Me las estoy lavando ahorita. Estoy lavándomelas ahorita. 私は今それらを洗っています。
Me las voy a lavar al rato. Voy a lavármelas al rato. 私はそれらを後で洗います。

 

後ろに「再帰代名詞+直接目的語代名詞」が来るときは書くときにアクセント記号が付きますね。言葉が長くなりますがアクセントの位置は同じということです。

 

Tengo que+動詞の原形Quiero +動詞の原形など、二つの動詞が組み合わさる表現も上記の現在進行形や未来形の場合と同じようになります。

 

 

どんな再帰動詞がある?

では、上記の再帰動詞以外にどんな再帰動詞があるでしょうか?以下に例題を挙げてみます。

 

Me levanto temprano. 私は早く起きます。
Me acuesto a las nueve de la noche. 私は夜の9時に床に着きます。
Me baño diario. 私は毎日入浴します。
Me cepillo los dientes. 私はを磨きます(ブラシをかけます)。
Me duermo en la clase. 私は授業で眠ります。
No me pongo el suéter. 私はセーターを着ません。
Me quito los zapatos. 私はを脱ぎます。
Me arreglo para salir. 私は出かけるために身なりを整えます。
Me corto las uñas. 私はを切ります。
Me pinto los ojos siempre. 私はいつもアイシャドーを付けます(を塗ります)。
Me despierto a las siete de la mañana. 私は朝の7時に目覚めます。

 

再帰動詞は必ずしも「動詞の動作をする人がその動作を受ける」という定義に当てはまるとは限りません。その場合は「この意味の動詞は再帰動詞」として覚えるしかありません。以下のような動詞です。

 

Me quedo aquí. 私はここに留まります。
Me enfermo seguido. 私はよく病気になります。
Me alivio pronto. 私は早く回復します。
Yo no me quejo. は文句は言いません。
Me llamo Takeshi. 私はたけしと申します。
Me despido de ustedes. おいとまいたします(私はあなた方に別れを告げます)。

 

「別れを告げる」は「Despedir」で再帰動詞でないものも以前の記事で勉強しました。でも、再帰動詞の方がよく使います。再帰動詞の時は前置詞が「a」ではなく「de」になるのを覚えておいてください。

 

全部主語が「私は」になっています。練習で、主語を変えて言ってみてください。以下の動詞はーar動詞の活用です。

ーar動詞
levantar
bañar
cepillar
quitar
arreglar
cortar
pintar
quedar
enfermar
aliviar
quejar
llamar

 

以下の動詞の現在形は不規則です。

acostar dormir poner despertar despedir
acuesto duermo pongo despierto despido
acuestas duermes pones despiertas despides
acuesta duerme pone despierta despide
acostamos dormimos ponemos despertamos despedimos
acuestan duermen ponen despiertan despiden

 

再帰動詞ですから再帰代名詞を動詞の前に付けるのを忘れないでくださいね!

 

 

スペイン語の再帰動詞・まとめ

スペイン語の再帰動詞の原形は「levantarse(起きる)」という形で、辞書には「levantar(起こす)」の項目の中に(...se)として出ています。再帰動詞のことをスペイン語で「verbos reflexivos」と言うので「reflexivos」の「r.」で表されていたりします。

 

再帰動詞は必ず再帰代名詞が伴われていて、動詞の活用と再帰代名詞の人称は同じになります。

Me levanto temprano.
Te levantas temprano
Se levanta temprano.
Nos levantamos temprano.
Se levantan temprano.

 

では、「Te levanto temprano.」という文があったらこれは間違いでしょうか?動詞の動作を行う人とその動作を受ける人が違うので、再帰動詞ではありませんが、文章は間違えてはいません。「私は君を朝早く起こす」という意味です。この場合の「Te」は再帰代名詞ではなく、「君を」という直接目的語代名詞なのですね。

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学医用工学部に入学、卒業後は医用工学技士としてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。メキシコ大好き、スペイン語大好きなめひ・ここです!

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