98. スペイン語の間接目的語やその代名詞について。直接目的語も

目安時間:約 10分

ここでは、スペイン語の間接目的語やその代名詞について勉強していきます。「私に」とか「彼に」の「~に」という言い方ですね。直接目的語代名詞については既に記事にしてありますが、直接目的語代名詞と間接目的語を一緒に使う場合のルールについても記載してあります。

 

 

スペイン語の間接目的語代名詞

間接目的語とは、動詞の行為によって間接的に影響を受ける人や物のことで、「~に」などで表される言葉です。

 

スペイン語では、間接目的語を言い表す時、必ず間接目的語代名詞を使います。以下に間接目的語代名詞を示します。

me 私に
te 君に
le あなたに、彼に、彼女に
nos 私たちに
les あなた方に、彼らに、彼女らに

 

動詞の前に間接目的語代名詞が来ます。

¿Me das algo de comer, por favor? 私に何か食べ物をもらえますか?(君は与えますか)
Te devuelvo el dinero. 私は君にお金を返します。
Nos avisan por correo electrónico. 私たちに電子メール知らせてくれます

 

「por favor」は「お願いします」という意味です。

 

「私に(me)」と「君に(te)」と「私たちに(nos)」は問題ないですね?では次のような文はどうでしょうか?

 

Le traigo una silla. (あなた、彼、彼女)に私は椅子を持ってきます。
Les deseo buena suerte. (あなた方、彼ら、彼女ら)に私はを願います。

 

「あなたに」か「彼に」か「彼女に」か、また「あなた方に」か「彼らに」か「彼女らに」か、わかる場合は上の文のままでいいですが、はっきりさせたい場合は以下のように言います。

 

Le traigo una silla a tu abuelito. 君のおじいさんに椅子を持ってきます。
Les deseo buena suerte a sus hijos. あなたのお子さん達に幸運を願います。

 

間接目的語代名詞なしで以下のように言うのは間違えです

Traigo una silla a tu abuelito.
Deseo buena suerte a sus hijos.

 

また、はっきりさせる場合だけでなく、強調するときにも使うので、「私に」、「君に」、「私たちに」の間接目的語代名詞とともにも以下のように付け加えることがあります。

 

間接目的語代名詞 間接目的語付け加え情報
me a mí
te a ti
le a usted(あなたに)

a él(彼に)

a ella(彼女に)

nos a nosotros

a nosotras

les a ustedes(あなた方に)

a ellos(彼らに)

a ellas(彼女らに)

 

 

¿A mí me das algo de comer, por favor? には何か食べ物をもらえますか?
Te devuelvo el dinero a ti. No te preocupes. 心配しないで。君にはお金を返すよ。
A nosotros nos avisan por correo electrónico. 私たちには電子メールで知らせてくれます。

 

上記のように、間接目的語付け加え情報は間接目的語代名詞の前に置くこともできます。

 

 

間接目的語代名詞と直接目的語代名詞

直接目的語代名詞についてはすでに記事にしてあります。一つの文の中に間接目的語代名詞と直接目的語代名詞の両方が来る場合は順番は以下のようになります。

 

間接目的語代名詞直接目的語代名詞動詞

 

Me lo piden. 私にそれを求めます
Te la enseña. 君にそれを見せます
Nos los compran. 私たちにそれらを買います。

 

現在進行形(Estar+現在分詞)未来形(Ir+a+動詞の原形)など、動詞が二つ組み合わさっているような文の場合は、二つの目的語代名詞は二つの動詞の前に来るか、二つの動詞の後に連結します。

 

Me lo está pidiendo. Está pidiéndomelo. 私にそれを求めています。
Me lo va a pedir. Va a pedírmelo. 私にそれを求めるでしょう。

 

 

後ろに連結される場合、アクセントの位置は元の動詞のアクセントの位置と同じなので、「後から2番目の母音にアクセント」のルールに反するため、アクセント記号を付けます。

 

 

最後に、間接目的語代名詞+直接目的語代名詞で、間接目的語代名詞が「le」または「les」の場合は、直接目的語代名詞「lo」、「la」、「los」、「las」の前で「se」に変わります

 

Se lo pido a ella. Le lo pido a ella. 私は彼女にそれを求めます。
Se la pido a él. Le la pido a él. 私は彼にそれを求めます。
Se los pido a ustedes. Les los pido a ustedes. 私はあなた方にそれらを求めます。
Se las pido a mis papás. Les las pido a mis papás. 私は両親にそれらを求めます。

 

スペイン語の間接目的語代名詞まとめ

スペイン語では間接目的語を文に入れる場合、必ず間接目的語代名詞を使います。

 

間接目的語代名詞は「me, te, le, nos, les」です。「~に」という意味ですが、誰にかをはっきりさせるためや、強調するために、間接目的語付け加え情報「a él, a ustedes, a mí」などを付け加えることもあります。

 

直接目的語代名詞と組み合わさるときは、必ず先に間接目的語代名詞が来ます。そして、直接目的語代名詞「lo, la, los, las」の前に「le(あなたに、彼に、彼女に)」や「les(あなた方に、彼らに、彼女らに)」が来る場合は「le」と「les」は「se」に変化します。

 

ちょっと難しいでしょうか?でも、「le la」とか「les los」って言いにくいですよね?「se la」とか「se los」の方が格段言いやすいです。スペイン語って言いやすいように変化してきているんですね。

 

 

60. lo, la, los, las の意味は?スペイン語の直接目的語代名詞

目安時間:約 7分

「lo, la, los, las」の意味は何でしょうか?「la, los, las」は名詞の前に付いているならそれは定冠詞ですね。「los Takahashi」のように、名字の前に「los」が付いている場合は「高橋家」のように「家族」を意味します。では「lo, la, los, las」が動詞の前に来ていたら?または動詞の後にぴったり引っ付いていたら?それは直接目的語代名詞です。

 

 

直接目的語とは

直接目的語とは何でしょうか?直接目的語とは「~を」で表される動詞の行為を受ける物、または人のことです。

 

直接目的語は代名詞でない場合、スペイン語では動詞の後に来ます。直接目的語が「私を」、「「君を」、「私たちを」以外の特定の「人」の場合、「人」の前に前置詞「a」を付けます(動詞tenerには付きません)。

 

Necesito un paraguas. 私はを必要としています。
Necesito a mi esposo. 私は私の必要としています。

 

上記の例の場合、直接目的語は「un paraguas(傘)」と「mi esposo(私の夫)」です。

 

「paraguas」は男性名詞で単数形も複数形も同じ形です。

 

「Necesito a mi esposo」というのは、旦那さんの助けを必要としているということです。結婚していなくて「早く誰かと結婚したい」という意味で「私は夫が必要です」と言いたい場合は「Necesito un esposo」となって前置詞の「a」は使われません。

 

 

 

 

スペイン語の直接目的語代名詞

上記の例文の直接目的語を代名詞に置き換えると以下のようになります。

 

Lo necesito. 私はそれを(傘を)必要としています。
Lo necesito. 私は彼を(私の夫を)必要としています。

 

上の例文の場合、「傘」も「私の夫」も男性名詞の単数形なので、直接目的語代名詞はどちらも「lo」になります。

 

原則的には、直接目的語代名詞は動詞の前に置きます。否定文の場合は「no」が直接目的語代名詞の前になります。

 

直接目的語が「私を」、「君を」、「私たちを」の場合は常に代名詞が使われます。以下に直接目的語代名詞を示します。

 

me 私を
te 君を
nos 私たちを
lo あなた(男性)を、彼を、それ(男性名詞)を
la あなた(女性)を、彼女を、それ(女性名詞)を
los あなた方(男性)を、彼らを、それら(男性名詞)を
las あなた方(女性)を、彼女らを、それら(女性名詞)を

 

これまでに勉強してきた未来形(動詞ir+a+動詞の原形)現在進行形(動詞estarの現在形+現在分詞)に直接目的語代名詞を付ける場合は、二つの動詞の前に置くか、後ろの動詞に連結させます。

 

¿Vas a ver esa película? 君はその映画を見るつもり?
Sí. La voy a ver este fin de semana. うん。それを今週末見るつもりだ。
Sí. Voy a verla este fin de semana. うん。それを今週末見るつもりだ。
¿Estás buscando a los doctores? 君はお医者さんたちを探してるの?
No, no los estoy buscando. いや。彼らを探してはいない
No, no estoy buscándolos. いや。彼らを探してはいない

 

最後の例文の中の「buscándolos」は「buscando」と同じ位置にアクセントが来るようにアクセント記号が入っています。

 

日本語では上の例文のような場合、「それを」や「彼らを」は言わないことが多いので、スペイン語でもつい、言わないで済ませてしまうこともあるかもしれません。直接目的語代名詞を省いても通じたりします。

 

でも、スペイン語圏の人たちはしっかり直接目的語代名詞を使っています。だから代名詞を使わないと何か抜けた感じに聞こえてしまいます。少しずつ使い慣れるように頑張りましょう!

 

 

lo, la, los, lasの意味・まとめ

今回は直接目的語代名詞としての「lo, la, los, las」を学びました。その他に「me, te, nos」もあります。

 

日本では省くことが多いですが「愛してる」は「Te amo」で「Amo」だけ言うことはないですね。「好きです」と告白するときも「Quiero」なんて言ったら「何を?」なんて聞かれてしまいます。必ず「Te quiero」と直接目的語代名詞が付きます。

 

「~を」という直接目的語の代名詞、スペイン語では割と大切な脇役です。

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学医用工学部に入学、卒業後は医用工学技士としてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。メキシコ大好き、スペイン語大好きなめひ・ここです!

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