69. スペイン語の接続法現在は願うときなどに使える!

目安時間:約 11分

スペイン語の接続法現在って何でしょうか?今まで勉強してきた現在形は「普通の現在形」です。今回勉強する現在形は「普通じゃないやつ」です。「普通の現在形」のことを「直説法現在」と言っている場合もあります。

 

 

「接続法」はテキストによっては上級レベルで出てくるので、「すごい難しいんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんなこともありません。ただ、動詞の活用形は今までの現在形と違うので覚えなければなりません。

 

「接続法」ができなくてもスペイン語圏に旅行に行ったり生活したりすることはできます。でも、とてもよく使います、特に「接続法現在」。だから「こんなものか」と理解して使っていただけたらなあ、と切に思います。接続法を教えたいがために「メキシコ流スペイン語会話講座」を始めたと言っても過言ではありません。

 

 

スペイン語の接続法現在はどんなときに使う?

ここでは、接続法現在が一番よく使われる場合の二つを覚えてください。

 

  • 願うとき

 

  • 疑いがあるとき

 

願うときは以下のような動詞が主節に来ます。そして従節の中の動詞が接続法の活用となります。主節の動詞は普通の現在形です。

 

  • querer(欲する)

 

  • esperar(期待する)

 

  • desear(願う)

 

「querer」の(普通の)現在形活用はこちらに記載してあります。「esperar」と「desear」はーar動詞です。「esperar」は「待つ」という意味もありますが、「期待する」という意味もあります。

 

主節と従節をつなぐために「que」が入ります。

 

また、上記のような動詞ではなく、間投詞が使われることもよくあります。

 

  • Ojalá(どうか~になりますように)

 

これらのような、願うときの文ではしばしば主節の動詞や「Ojalá」が省かれて、「Que」から始まる文になっています。

 

 

 

疑いがあるときは以下のような動詞が主節に来ます。そして従節の中の動詞が接続法の活用となります。主節の動詞は普通の現在形です。

 

  • no creer(思わない)

 

  • poder(かもしれない)

 

  • dudar(疑う)

 

「creer」はーer動詞、「dudar」はーar動詞です。「poder」は「できる」という意味ですが、この場合は「あり得る」、「かもしれない」という意味になります(無人称文)。

 

主節と従節をつなぐために「que」が入ります。

 

また、上記のような動詞ではなく、間投詞が使われることもよくあります。「que」は入りません

 

  • Quizás(たぶん)

 

 

接続法現在の活用形

接続法現在の語尾はーar動詞からは「ar」を取って、ーer動詞からは「er」を取って、-ir動詞からは「ir」を取って、人称代名詞によって以下のような語尾が付け加わります。

 

人称代名詞 ar動詞 er動詞とir動詞
私は ーe ーa
君は ーes ーas
貴方(彼、彼女)は ーe ーa
私たちは ーemos ーamos
貴方達(彼ら、彼女ら)は ーen ーan

 

第一人称を除いて、普通のーar動詞の活用とーer動詞の活用が接続法現在では入れ替わってますよね…

 

 

ーar動詞接続法現在の例

「regresar(帰る)」の接続法現在の活用は以下の通りです。

 

regrese
regreses
regrese
regresemos
regresen

 

Quiero que regrese él pronto. 私は彼が早く帰ってきてほしい。
Espero que él regrese pronto. 私は彼が早く帰るよう期待しています。
Deseo que regrese él pronto. 私は彼が早く帰るよう願います。
Ojalá que él regrese pronto. どうか彼が早くかえりますように。
Que regrese él pronto. 彼が早く帰りますように。
No creo que él regrese pronto. 私は彼が早く帰るとは思いません。
Puede que regrese él pronto. 彼は早く帰るかもしれません。
Dudo que él regrese pronto. 私は彼が早く帰ることは疑わしいと思います。
Quizás regrese él pronto. 多分彼は早く帰ります。

 

人称代名詞は動詞の前に来ても後に来てもいいです。

 

ーer動詞接続法現在の例

「comprender(理解する)」の接続法現在の活用は以下の通りです。

 

comprenda
comprendas
comprenda
comprendamos
comprendan

 

Quiero que comprendas la situación. 君に状況を理解してもらいたい。
Espero que comprendas la situación. 君が状況を理解するよう期待する。
Deseo que comprendas la situación. 君が状況を理解するよう願う。
Ojalá que comprendas la situación. どうか君が状況を理解してくれますように。
Que comprendas la situación. 君が状況を理解しますように。
No creo que comprendas la situación. 君が状況を理解してるとは思えない。
Puede que comprendas la situación. 君が状況を理解しているということはあり得る。
Dudo que comprendas la situación. 君が状況を理解しているということを疑う。
Quizás comprendas la situación. 多分君は状況を理解している。

 

ーir動詞接続法現在の例

「vivir(暮らす、生きる、住む)」の接続法現在の活用は以下の通りです。

 

viva
vivas
viva
vivamos
vivan

 

Queremos que vivan felices. 私たちは(あなた方、彼ら)が幸せに暮らしていればと思います。
Esperamos que vivan felices. 幸せに暮らしているよう期待しています。
Deseamos que vivan felices. 幸せに暮らしているよう願います。
Ojalá que vivan felices. どうか幸せに暮らしていますように。
Que vivan felices. 幸せに暮らしていますように。
No creemos que vivan felices. 私たちは(あなた方、彼ら)が幸せに暮らしているとは思いません。
Puede que vivan felices. 幸せに暮らしているのかもしれません。
Dudamos que vivan felices. 幸せに暮らしているとは疑わしいです。
Quizás vivan felices. 多分幸せに暮らしています。

 

スペイン語の接続法現在・まとめ

スペイン語の接続法現在は、願うときや、疑いがあるときに使います。

 

活用は普通の現在形とは違いますが、慣れてくれば使えるようになってきます。

 

接続法現在は願うときに使うので、よく、カードや手紙に書く文章として出てきますし、お別れのときなども、お相手の幸せを祈る言葉を言うときに使ったりします。

 

 

36. 「どこに住んでいますか?」ってスペイン語で何て言う?

目安時間:約 4分

「どこに住んでいますか?」ってスペイン語で何て言うでしょうか?「住む」というのは「vivir」で、-ir規則動詞です。

vivir(住む)の現在形活用

vivo私は住んでいます
vives君は住んでいます
viveあなた(彼、彼女)は住んでいます
vivimos私たちは住んでいます
vivenあなた方(彼ら、彼女ら)は住んでいます

ちなみに、vivirには「生きる」という意味もあります。

どこに住んでいますか?

¿Dónde vives? 君はどこに住んでいますか?

En la Ciudad de México. メキシコに。

¿En dónde vive tu familia? 君の家族どこに住んでいますか?

En Japón. 日本です。

¿Y Ud. en dónde vive? で、あなたはどこに住んでいるのですか?

Yo también vivo en la Ciudad de México. 私メキシコ市に住んでいます。

¿Dónde vives?と言っても¿En dónde vives?と言っても、どちらでもいいです。

「tu」は「君の」という意味の所有形容詞ですね。

どこの地区に住んでいますか?

¿En qué colonia vive usted? あなたはどこの地区に住んでいますか?

En Cuauhtémoc. クアウテモックに住んでいます。

En qué parte de Japón viven Uds.? あなた方は日本どこに住んでいますか?

En Yokohama, cerca de Tokyo. 東京の近くの横浜です。

¿En qué estado vive su hijo? あなたの息子さんはどのに住んでいますか?

Vive en Chihuahua.チワワに住んでいます。

住所に「col.」と書いてあったら「colonia(地区)」の略です。

クアウテモックはアステカの最後の皇帝の名前ですね。それが地区の名前になっています。

「parte」は「部分」という意味です。「en qué parte」は「どの部分」という意味です。

Tokyoはスペイン語式だと「トキオ」と読むので、そのように発音した方がわかってもらえます。

チワワ州はメキシコの北の方にある州で、チワワ犬の発祥の地ですね。発音が「チワワ」とはちょっと違いますね。

誰と一緒に住んでいますか?

¿Con quién vives? 君は誰と住んでいますか?

Vivo con mi hermana. 姉妹(1人)と一緒に住んでいます。

¿Con quién vive ella? 彼女は誰と住んでいますか?

Conmigo. 私とです。

¿Con quién vive Gabriela? ガブリエラは誰と住んでいますか。

Vive sola. 1人で住んでいます。

「conmigo」は「私と一緒」という意味で「君と一緒」は「contigo」と言います。性別関係なしです。

「sola」はGabrielaだからですが、男性1人の場合は「solo」です。

「どこに住んでいますか?」まとめ

スペイン語で「どこに住んでいますか?」は¿Dónde vives?とか、¿Dónde vive Ud.?とか¿Dónde viven Uds.?とか、¿Dónde vive ella?とか、¿Dónde viven ellos?などと言います。¿Dónde?の他に¿En dónde?と言ってもいいです。

35. スペイン語の規則動詞の現在形まとめ

目安時間:約 5分

これまでにーar規則動詞ーer規則動詞-ir規則動詞の現在形を勉強してきました。ここで、スペイン語の規則動詞の現在形の活用をまとめてみようと思います。

ar、er、ir規則動詞の現在形の活用

ar規則動詞、er規則動詞、ir規則動詞の原形の語尾であるar、er、irを取り除いて、以下の語尾を主語によって付け加えます。主語の順番は主語人称代名詞についての記事にある通りです。

ar規則動詞er規則動詞ir規則動詞
ooo
aseses
aee
amosemosimos
anenen

こう見てみると、第一人称が主語(私は)のときは、全部同じですね。「私は~です」と言いたいときは、規則動詞の原形から最後の2文字を取って「o」を付ければいい訳ですね。

Hablar、Comer、Abrir

では、Hablar(話す)、Comer(食べる)、Abrir(開ける)の現在形の活用を上の表に従ってしてみましょう。

HablarComerAbrir
HabloComoAbro
HablasComesAbres
HablaComeAbre
HablamosComemosAbrimos
HablanComenAbren

「私は話す」と「私は開ける」は発音をカタカナで書いてしまうと両方「アブロ」ですが、「話す」の方は「l」の発音で違いますので注意してください。

「私は日本語を話します」と言っているつもりが、「私は日本語を開けます」と言っていて、全然通じないことになってしまいます。発音の仕方についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。

「私は」が主語の場合

Hablo japonés y espalñol. 私は日本語スペイン語を話します。

No como carne. 私はを食べません。

¿Abro la ventana? 私はを開けますか?

「君は」が主語の場合

¿Amas a tu esposo? 君はご主人愛してる?

Crees en Dios. 君はを信じます

No subes por la escalera. 君は階段を登らない。

「tu」は所有形容詞です。

「あなたは」や第三人称単数形の主語の場合

Mi amigo no baila bien. 私の友達上手に踊らない。

¿Vende usted su computadora? あなたはコンピューターを売っていますか?

Patricia recibe muchas cartas. パトリシアはたくさんの手紙を受け取ります。

「私たちは」が主語の場合

Trabajamos todos los días. 私たちは毎日働きます。

No leemos el periódico. 私たちは新聞を読みません。

¿Dividimos el dinero? 私たちはお金を分ける?

「あなた方は」や第三人称複数形の主語の場合

¿Preparan Uds. la cena? あなた方が夕食を用意しますか?

Elena y Guadalupe barren el patio. エレナとグアダルペは中庭を掃きます。

Mis papás nunca discuten. 私の両親決して言い争いをしません

中庭というのは、イメージ的に日本ではわかりにくいですが、メキシコなどではよく見られます。庭が建物や壁に囲まれているのです。

スペイン語の規則動詞の現在形・まとめ

今回は今まで勉強したーar規則動詞、ーer規則動詞、ーir規則動詞の総まとめでした。規則動詞の原形がわかれば現在形にすることができるようになりましたでしょうか?

前置詞が少し出てきましたが、それは今はわからなくてもあまり気にしなくていいです。動詞の活用に慣れてもらえればそれで十分すごいことです!

34. スペイン語の動詞の原形がーirで終わる規則動詞の現在形

目安時間:約 3分

さて、スペイン語の動詞の原形がーirで終わる規則動詞の現在形を勉強します。もうすでに、ar規則動詞er規則動詞は勉強しています。これが最後の規則動詞です。

ir規則動詞の現在形活用

スペイン語の動詞の原形がーirで終わる動詞の中で、活用(語尾変化)が規則的なものを「ir規則動詞」と言います。規則動詞でないものは不規則動詞といって、一つ一つ活用を覚えていく必要があります。

ir規則動詞の活用は、動詞の原形から「ir」を取って主語によって以下の語尾を付け加えます

o私は~
es君は~
eあなた(彼、彼女)は~
imos私たちは~
enあなた方(彼ら、彼女ら)は~

er規則動詞と比べると、主語が「私たち」のときだけが違っているだけですね。

escribirはーir規則動詞

「escribir」は「書く」という意味のir規則動詞の原形です。上記の活用表に従って、「escribir」の現在形の活用をみてみましょう。

escribo私は書きます
escribes君は書きます
escribeあなた(彼、彼女)は書きます
escribimos私たちは書きます
escribenあなた方(彼ら、彼女ら)は書きます

ir規則動詞一覧表

以下の動詞はーir規則動詞です。

abrir開ける
añadir付け加える
aplaudir拍手する
asistir出席する、世話する
consistir en~~で成り立つ
cubrir覆う
cumplir遂げる
decidir決める
discutir討論する
dividir分ける、割る
escribir書く
exhibir展示する
existir存在する
imprimir印刷する
insistir主張する
oprimir押さえつける
permitir許す
recibir受け取る
repartir配る、配達する
reunir集める、集まる
sacudirはたく、振り動かす
subir上る
sufrir苦しむ

ir規則動詞の現在形活用・まとめ

全部で23個のーir規則動詞の原形を並べてみました。これらの動詞の現在形を語尾変化させながら声に出して言ってみてください。

動詞の原形の語尾「ir」を取って、「o、es、e、imos、en」を付け加えます。全部言い終わった頃にはーir規則動詞の現在形の活用ができるようになっているはずです。

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学医用工学部に入学、卒業後は医用工学技士としてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。メキシコ大好き、スペイン語大好きなめひ・ここです!

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