176. スペイン語の前置詞一覧と使い方ーsegún など

目安時間:約 10分

ここでは、スペイン語の前置詞一覧を掲載し、それぞれの前置詞の使い方も解説しています。

 

スペイン語の前置詞一覧

 

前置詞 使い方
a
  • 直接目的語が人の時、「~を」という意味で使う。
  • 「~へ行く」などの「~へ」という意味で使う。
  • 「~時に」と言う時の「に」という意味で使う。
  • 「一か月に一回」はUna vez al mes など「に」という意味で使う
con
  • 「お箸で食べる」などの手段を表す「で」という意味で使う。
  • 「砂糖入りコーヒー」など「~と一緒に」という意味で使う。
  • 「ボタン付きブラウス」など「~のある」という意味で使う。
  • 「彼とは何の関係もない」などの「~と」という意味で使う。
de
  • 「~の」という意味で使う。
  • 「~から」という意味で使う。
  • 「~でできている」という意味で使う。
  • 「立って」は de pie など、やり方を表す時に使う。
  • 「幅 2 m」は 2 metros de ancho など、特徴を表す時に使う。
en
  • 「~に」住むなど、場所を表す時に使う。
  • 「車で行く」など、手段を表す「~で」という意味で使う。
  • 「いくらで売っている」など、値段を表す「~で」という意味で使う。
  • 「スペイン語で話す」など言語を表す時に「~で」という意味で使う。
  • 「~の時代に」など、時間的な意味で「~に」と表す時に使う。
hacia
  • 「~の方へ」という意味で方角を表す時に使う。
hasta
  • 「~まで」という意味で、時間や距離の限度を言う時使う。
para
  • 「~のために」という意味で目的や用途を表す時に使う。
  • 「~へ向かって」という意味で、前置詞 a と同じ意味で使う。
  • 「明日までに」という期限を表すために「~までに」という意味で使う。
  • 「年齢の割に」など、比較する時に「~にしては」という意味で使う。
  • 「私にとって」など、その人の見解として「~にとって」という意味で使う。
por
  • 「~を探して、~を求めて」という意味で使います。
  • 「~の辺に」という意味で使う。
  • 「~だから」という理由を言う時に使う。
  • 「1ダースにつきいくら」など、「~につき」という意味で使う。
  • 「午前中に」など「頃」という意味で使う。
  • 「一つずつ」は uno por uno などのような時にも使う。
  • 「私の代わりにサインする」など、「~の代わりに」という意味で使う。
  • 「電話で話した」など、「~で」という意味で手段を表す時に使う。

 

上の表の前置詞についてはこちらの記事に例文が載っています。

 

por と para の違いについてはこちらの記事に詳しく載っています。

 

 

前置詞 使い方
ante
  • 「~の前に、~に対して」という意味で使う。
bajo
  • 「~の下に、~のもとに」という意味で使う。
contra
  • 「~に対して、~に反して」という意味で使う。
debajo de
  • 「~の下に」という意味で使う。
desde
  • 「~から」という意味で使う。
durante
  • 「~の間」という時間的な意味で使う。前置詞 en よりも時の経過のニュアンスが強い。
encima de
  • 「~の上に」という意味で使う。
entre
  • 「~の間に、~の間で」という、二つやそれ以上の物(人)の間に、という意味で使う。
mediante
  • 「~を通じて、~によって、~を通して、~で」という意味で、手段を表す時に使う。前置詞 con よりも高尚な言い方で、con が具体的な物などの時により使われるのに対して、抽象的な主旨を表現する時などに使われる。
según
  • 「~によると、~によって」という意味で使う。「一人の人の意見によると」という意味で使う場合は en opinión de と言い換えることができるが、según は、人以外の物にも使える。
sin
  • 「~せずに、~なしで」という意味で使う。
sobre
  • 「~の上に」という意味で encima de と同じに使える。また、「~に関して」という意味でも使う。sobre todo は「とりわけ」という意味。
tras
  • 「を追って」という意味で使う。

 

 

前置詞を使った例文

 

Él juró decir la verdad ante el juez. 彼は裁判官の前で真実を言うことを誓いました
Hoy en la mañana, la temperatura fue 5 grados bajo cero. 今朝、温度は零5でした。
Argentina juega contra Venezuela. アルゼンチンはベネズエラと戦します
Vamos a descansar debajo de ese árbol grande. その大きな下で休みましょう。
Desde hoy en adelante, ya no voy a tomar café. 今日から、もう私はコーヒーを飲みません。
Durante la infancia, ella sufrió de asma. 幼年期の間、彼女は喘息で苦しみました。
Había unas cobijas encima del sofá. ソファーの上に何枚かの毛布がありました。

 

Este secreto es sólo entre nosotros. この秘密は私たちの間だけです。
Este sistema funciona mediante la tecnología que hemos explicado. このシステムは我々が説明した技術によって作用します。
Según los datos más recientes, hay más mujeres que hombres en el mundo. 一番最近のデータによれば、世界には男性よりも女性の方が多いです。
Presenté el examen sin haber estudiado. 私は勉強しないで受験しました
Tus anteojos están sobre la mesa. 君の眼鏡はテーブルの上にあります。
El policía corre tras los ladrones. 警察は泥棒追って走ります。

 

 

スペイン語の前置詞まとめ

detrás とatrás は「後ろに」という意味の副詞ですが detrás de ~や atrás de ~で、「~の後ろに」という意味になります。detrás と比べてatrásは動きがある感じです。このような副詞も含めるともっとたくさんありますが、ここでは前置詞だけを集めてみました。

 

前置詞の a や para 、por 、en 、con 、de など、熟語、慣用句として覚えた方がいいものもたくさんあります。

 

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175. cuál というスペイン語疑問詞と qué との違いは?

目安時間:約 5分

ここでは、cuál というスペイン語の疑問詞と、qué との違いについてみていこうと思います。

 

スペイン語の cuál の例文

スペイン語の疑問詞 cuál、または複数形の cuáles は「どれ」という意味です。スペイン語の疑問詞 qué は「何」ですから、違いは、cuál、または複数形の cuáles の場合は、「複数の選択肢の中から選ぶ」という意味ですね。名詞の前に来ると「どの」になります。

 

また、「ある物を特定の物として他の物と区別する」時にもcuál、または複数形の cuáles が使われます。この場合は、日本語では「何」と言う時に、スペイン語ではcuál、または複数形の cuáles が使われることがあります。

 

¿Cuál es tu coche?  El que está enfrente de ti. 君の車はどれ? 君の正面にあるやつ。
¿Cuál es su nombre?  Rosario. あなたの名前は何ですか? ロサリオ。
¿Cuáles son las frutas que más te gustan? Fresas y manzanas. 君が一番好きな果物はどれですか?イチゴとりんご。
¿A cuál montaña rusa subiste? A la que está en el Bosque de Chapultepec. 君はどのジェットコースターに乗ったの? ボスケ・デ・チャプルテペックにあるやつに。

 

スペイン語の qué の例文

スペイン語の疑問詞 qué は「何」という意味で、「物や人などの特徴を聞いたり分類したりする」時に使います。物が何かを聞く時の他、人の職業を聞く時や、時間を聞く時なども qué ですね。

 

また、名詞の前に qué が来ると、「どの(名詞)」という意味で、「特定の選択肢があるわけではなくどれかを聞く」場合に使われます。

 

¿Qué te parece mi coche? Me parece muy bonito. 私の車を君はどう(何を)思う? とても素敵に思えます。
¿Qué edad tiene ella?  Diecinueve. 彼女はどのくらいのなの? 19です。
¿Qué tiempo hace por allá?  Hace mucho calor. あっちら辺はどんな天候なの? すごく暑いです。
¿Qué hay de nuevo? Nada. Todo está bien, ¿y tú? (何か)お変わりありませんか? 何も。すべて順調です。で、君は?

 

スペイン語の疑問詞 cuál とqué の違い

基本的に cuál は「どれ」で qué は「何」なのですが、時々、日本語では「何」なのに、電話番号や名前を聞く時のように、「特定の物として他の物と区別している」ということで cuál だったり、日本語では「どの」や「どんな」なのに qué を使っていたりする場合があります。

 

これは理屈で考えるより、パターンを覚えてしまった方がいいと思います。

 

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174. スペイン語の冠詞のルール・定冠詞、不定冠詞、無冠詞の使い分け

目安時間:約 17分

ここでは、スペイン語の冠詞のルールについて解説しています。冠詞とは、名詞の前に付いている言葉で、名詞の性や数によって変わります(中性もありますが)。日本語にはない言葉なので理解しにくいですが、英語のthe や a, an, some と言えばイメージが付きやすいかもしれません。

 

冠詞の種類

スペイン語の冠詞には以下の種類があります。

 

男性単数 女性単数 男性複数 女性複数
定冠詞 el la los las
不定冠詞 un una unos unas

※女性単数形であっても語頭が「a」か「ha」でかつ、語頭にアクセントが来る言葉は言いやすさのため、男性単数の冠詞 を使う言葉があります(el aguaー水, el hambreー空腹, el hachaー斧、など)←すべて女性名詞です。

 

 

中性冠詞 lo

冠詞としての「lo」は名詞の前に付くのではなく、形容詞の前に付きますが、冠詞の lo と組み合わさることで名詞(~のこと)となります。

 

尚、名詞には冠詞が付かない場合があります(無冠詞)。

 

無冠詞(冠詞の有無)

 

計測の単位を付ける場合や、特定のもの、形容詞が付くなど修飾されている場合でない限りは、数えられないものには基本的に冠詞を付けません。

Quiero pan, por favor. 私はパンが欲しいです。
Quiero un pedazo de pan. 私は一片のパンが欲しいです。
No me gustó el pan que comí anoche. 昨夜私が食べたパンは好きではなかった。
Es un pan muy sabroso. とてもおいしいパンです。

 

二番目の例文は量の単位が付いています。三番目の例文は特定のパンですね。四番目の例文はパンが修飾されています。

あれ?パンって一個二個って数えられるんじゃないの?って思いますよね?画像のパンは bolillo という名前です。一つ欲しい場合は un bolillo です。菓子パンにもそれぞれ名前が付いています。例えばクロワッサンは cuerno と言います。一つのクロワッサンが欲しい場合は un cuerno と言います。

 

pan というのはすべてのパンの総称のことです。昔からパンは分け合って食べられていました。ちぎったパンのかけらはun pedazo de pan と言います。「小麦をこねて焼いたもの」ということで、数えられないもののうちに入るのですね。昔はもっと大きなパンだったのでしょう。

 

 

Quiero tomar leche. 私は牛乳を飲みたい。
Quiero tomar un vaso de leche. 私は一杯の牛乳を飲みたい。
Tomé la leche que había comprado el día anterior. 私は前日に買ってあった牛乳を飲んだ。
Me dieron una leche horrible. 私はひどい牛乳をもらいました。

 

牛乳が数えられないものであるのはわかりやすいですね。一番目の例文は冠詞がついていません。二番目の例文は「コップ一杯の」という量を表す単位と言えるものが入っています。三番目の例文は特定の牛乳を表現しています。四番目の牛乳には形容詞が付いているので冠詞が付いています。

 

 

ビールは cerveza で数えられないので Compro cerveza. (私はビールを買います)と冠詞なしで言いますが、Quiero una cerveza.(私はビールが欲しい)と冠詞付きで言うこともあります。ルールからはみ出している場合もあるという例ですね。

 

Necesito dinero. 私はお金が必要です。
Me trajeron una bolsa de dinero. 私に彼らは一袋のお金を持ってきました。
Mi vecino me prestó un dinero, pero ya lo devolví. 隣人は私にあるお金を貸してくれたけどもうそれを返しました
Es un dinero prestado. 借りているお金です。

 

硬貨のことを moneda と言い、これは数えられます。お札は billete と言い、これも数えられます。お金という意味の dinero は総称で、数えられない名詞となっています。

 

一番上の例文には冠詞がありません。二番目の例文には「一袋の」という計測の単位が入っていて、この単位には冠詞が入ってもokですね。三番目の例文は特定のお金のことを言っています。不定冠詞が使われる時もあります。四番目の例文は形容詞が付いているので冠詞が付いています。

 

また、複数の名詞で、その数やタイプなどは、興味の対象でない場合、冠詞を付けません。

Ahi venden flores. そこでは花を売っています。
Hago pasteles para vender en el mercado. 私はマーケットで売るためケーキを作ります。
Compré libros usados. 私は中古の本を買いました。

 

 

何の職業かを言う場合も冠詞は普通は付きません。(「誰々の秘書」など、特定の職業を言う場合などには定冠詞が付きます。形容詞が伴う場合は不定冠詞が付きます。)

Soy escritor. 私はライター(男性)です。

 

誰かの国籍を言う場合も冠詞は付きません。(形容詞が伴う場合は不定冠詞が付きます)

Él es inglés. 彼はイギリス人です。

 

会話相手の敬称には冠詞は付きません。(第三者の敬称には定冠詞が付きます)

Sr. Mendoza, ¿cómo está usted? メンドーサさん、お元気ですか?

 

今日は~曜日、明後日は~曜日、と言う時は冠詞は付きません。(通常、曜日には定冠詞が付きます)

Hoy es sábado. 今日は土曜日です。

 

何を勉強するかを言っている場合、科目や学部の名前には冠詞は付きません。

Estudio física. 私は物理学を勉強しています。

 

動詞hablar, estudiar, enseñar, aprender, practicar の後(en の後の場合も)の言語には冠詞は付きません。

Me gusta hablar español. 私はスペイン語を話すのが好きです

 

苗字ではなく名前に付く敬称DonとDoña には冠詞は付きません。(第三者のことを話していても付きません)

Don Pedro nos invitó a su casa. ペドロさんは私たちを彼の家に招きました

 

国の名前や市の名前には特に意味を持たせたい時以外は冠詞は付きません。(冠詞が付く国名や地名はあります)

Tokyo 東京

 

無冠詞の熟語の場合はそのまま覚えてください。

Pido disculpas. 私は謝罪を求めます(ごめんなさい)。
Pide permiso. 許可を求めて(命令形)。(彼は)許可を求める(現在形)。

 

 

交通手段で前置詞en の後は冠詞が付かないことが多いです。

Fuimos en taxi. 私たちはタクシーで行きました。

 

 

スペイン語の定冠詞

スペイン語の定冠詞 el, la, los, las は英語の the に相当し、その物(または人)が何かすでにわかっている場合(もうすでに話に出たなど)に使います。日本語では定冠詞は「その」、「それらの」、「例の」、「すべての」などと訳すことができます。

Compré el libro que me recomendaste. 私は君が私に勧めた(その)本を買った。

 

一般的な意味で単数名詞を主語として使う場合は、話の中で初めて出てくる場合でも定冠詞を使います

El ignorante afirma, el sabio duda y reflexiona. 無知の者は肯定し、賢者は疑い、熟考する

 

第三者の苗字を言う場合、敬称に定冠詞を付けます。敬称とはSr.=Señor(男性), Sra.=Señora(既婚の女性), Srta.=Señorita(未婚の女性), Dr.=Doctor(医者), Ing.=Ingeniero(技師), Lic.=Licenciado(弁護士など文系の学士)などのことです。

La Sra. Gonzales va a venir aquí pronto. ゴンサーレス夫人はここにもうすぐ来るでしょう。

 

曜日は通常定冠詞が付きます。時間も定冠詞が付きます。

Mi cumpleaños es el viernes. 私の誕生日は金曜日です。
Son las siete en punto. 7時ぴったりです。

 

動詞traducir(翻訳する)を使う時、前置詞とともに定冠詞を使います。「~から」は「de + el = del」、「~に」は「a + el = al」です。

Traduzco del francés al japonés. 私はフランス語から日本語に翻訳します。

 

再帰動詞では体の部分や身に付ける物に定冠詞を付けます。

Me quito los zapatos. 私は靴を脱ぎます
Lávate la cara. 君は顔を洗って

 

冠詞が付く国名や地名があります。

El Salvador エルサルバドール
La Paz ラパス

 

海や川、山の名前にも定冠詞が付きます。

El Océano Pacífico 太平洋
El Río Colorado コロラド川
El Monte Fuji 富士山

 

形容詞に定冠詞を付けて名詞化(~な人、~な物)されている場合があります。

Mi maestra es la alta. 私の先生(女性)は背の高い方です。

 

 

動詞ser を使って最上級を伴った職業や国籍を言う場合に定冠詞を付けます。

Manuel es el mejor estudiante de toda la escuela. マヌエルは学校中で一番いい生徒です。
Jorge Negrete es el mexicano más famoso a nivel mundial. ホルヘ・ネグレテは世界レベルで一番有名なメキシコ人です。

 

「~はどこですか?」と言う時は定冠詞を使います。

¿Dónde está el baño? トイレはどこですか?

 

 

スペイン語の不定冠詞

スペイン語の不定冠詞、un, una, unos, unas は話の一番最初に出てくるような、物や人がまだ何かわかっていない時に使います。英語の a や an のように、「ある」や「一つの」、また複数の場合は英語の some のように「いくつかの」というように訳すことができます。

Hay una pelota en la caja. に一つのボールがあります。

動詞hay の時は必ず不定冠詞(複数の場合は無冠詞も)か数字を使います。

 

 

動詞ser で形容詞とともに職業や国籍を言う場合も不定冠詞を付けます。

Julia es una chilena muy simpática. フリアはとても感じの良いチリ人です。
Mi hermano era un científico muy sobresaliente. 私の兄弟は大変抜きんでた科学者でした。

 

 

「これは何ですか?」と聞かれた時の答えは通常不定冠詞を使います。

¿Qué es esto? Es un tornillo. これは何ですか?一つのねじです。

 

 

冠詞の lo

 

冠詞の lo は形容詞の前について「~のこと」という意味の名詞になります。

Es lo mismo si voy o no voy. 私は行っても行かなくても同じです。

 

スペイン語の冠詞・まとめ

間違えてもいいです。日本にはない概念なので難しいですよね。冠詞は難しいと思います!

定冠詞は「その」という感じ。

不定冠詞は「一つの」という感じ。

不定冠詞の複数は冠詞を付けない場合が多いです。

lo の後に形容詞が来ている場合は「~のこと」と名詞化されています。

 

 

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173. スペイン語の間接話法・命令形の場合は?など文法まとめ

目安時間:約 16分

今回はスペイン語の間接話法について、命令形の場合を含めた文法の解説をまとめてみました。間接話法というのは直接話法「『温かい飲み物を持ってきて』と彼は私に要求しています」に対して「暖かい飲み物を持ってくるよう彼は私に要求しています」という言い方の方です。

 

音声は間接話法の例文のみです。

 

主文の動詞が現在形の場合

主文の動詞が現在形、つまり、「言っている」や「要求している」、「答える」などの場合、言っている内容、つまり直接話法において日本語だとカギカッコ「」の中で表されている文の動詞の時制は、スペイン語では間接話法でも基本的に直接話法の時制と同じです。

 

唯一変わるのは、言っている内容が命令形の場合です。言っている内容が命令形の場合は、間接話法では接続法現在になります。

 

現在形「命令形」⇒接続法現在

Él me pide: Tráeme una bebida caliente. 彼は「温かい飲み物を私に持ってきて」と私に求めています。
Él me pide que le traiga una bebida caliente. 彼は温かい飲み物を彼に持ってくるよう私に求めています。

 

現在形「命令形以外」⇒同じ時制

Ella dice: No salí a ningún lado. 彼女は「私はどこにも出なかった」と言っています。
Ella dice que no salió a ningún lado. 彼女はどこにも出なかったと言っています。

 

主文の動詞が過去形の場合

主文の動詞が過去形(点過去、線過去、過去完了)の場合は、直接話法と間接話法で以下のように変わります。

 

過去形「命令形」⇒接続法過去

Mi hijo me dijo: Cómprame esa revista. 私の息子は「その雑誌を僕に買って」と私に言った。
Mi hijo me dijo que le comprara esa revista. 私の息子は彼にその雑誌を買うよう私に言った。

 

過去形「現在形」⇒線過去(または現在形)

El niño contestó: Estoy bien. 子供は「僕は大丈夫(元気)」と答えた。
El niño contestó que estaba bien. 子供は、彼が大丈夫(元気)だと答えた。
El niño contestó que está bien. 子供は、彼が大丈夫(元気)だと答えた。

 

線過去ではなく現在形を使うのは、その文を言っている本人が自分事として捉えている場合です。

 

 

過去形「現在完了」⇒過去完了形

Mi amigo dijo: He ido a Nueva York una vez. 私の友達は「僕はニューヨークに一回行ったことがある」と言った。
Mi amigo dijo que había ido a Nueva York una vez. 私の友達は一回ニューヨークに行ったことがあると言った。

 

Mi amigo dijo que ha ido a Nueva York una vez. と言う言い方も巷ではしています。

 

 

過去形「未来形」⇒過去未来形(または現在形)

Ricardo nos dijo: Llegaré temprano. 「僕は早く着くだろう」とリカルドは言った。
Ricardo nos dijo que llegaría temprano. リカルドは早く着くだろうと言った。
Ricardo nos dijo que llega temprano. リカルドは早く着くと言った。

 

その文を言っている本人が自分事として捉えている場合、現在形を使う場合があります。来ると言ったのに来なかった時は dijo que llegaba temprano. と言う場合もあります。また、まだ来るチャンスがある時は dijo que iba a llegar temprano. や dijo que va a llegar temprano. と言う場合もあります。

 

過去形「未来完了形」⇒過去未来完了形

La secretaria me avisó: Usted habrá recibido el resultado para mañana. 「あなたは結果を明日までには受け取っているでしょう」と秘書は私に知らせた。
La secretaria me avisó que yo habría recibido el resultado para mañana. 秘書は私が明日までには結果を受け取っているだろうと私に知らせた。

 

過去形「点過去」⇒過去完了形

Estela me dijo: Fui al mercado. 「私は市場へ行ったの」とエステラは私に言った。
Estela me dijo que había ido al mercado. エステラは私に市場へ行ったと言った。

 

Estela dijo que fue al mercado. と言うこともあります。

 

過去形「線過去」⇒過去完了形

La señora nos explicó: Hacía mucho calor. 婦人は私たちに「すごく暑かった」と説明した。
La señora nos explicó que había hecho mucho calor. 婦人は私たちにすごく暑かったのだと説明した。

 

過去形「過去完了」⇒過去完了形

La recepcionista me dijo: Ya había reservado el lugar. 「もう場所を予約してありました」と受付嬢は私に言った。
La recepcionista me dijo que ya había reservado el lugar. 受付嬢はもう場所を予約してあったと私に言った。

 

過去形「接続法現在」⇒接続法過去

Adelita le dijo: Quizás ellos regresen pronto. 「多分彼らは早く帰る」とアデリータは言った。
Adelita le dijo que quizás ellos regresaran pronto. アデリータは、多分彼らは早く帰るだろうと言った。

 

過去形「接続法現在完了」⇒「接続法過去完了

Ella dijo: No creo que haya sido él. 「彼だったとは私は思えない」と彼女は言った。
Ella dijo que no creía que hubiera sido él. 彼女は彼だったとは思えないと言った。

 

間接話法 si

直接話法において、言っている内容が疑問詞を伴わない質問文の場合、間接話法では que の後に si を付けるか、 que を略して si を使います。

 

Él me preguntó: ¿Vas a estudiar en la misma escuela? 「同じ学校で君は勉強するつもり?」と彼は私に聞いた。
Él me preguntó que si yo iba a estudiar en la misma escuela. 彼は私に同じ学校で勉強するつもりか聞いた。
Él me preguntó si yo iba a estudiar en la misma escuela. 彼は私に同じ学校で勉強するつもりか聞いた。

 

疑問詞付き質問文の場合

直接話法において、言っている内容が疑問詞を伴った質問文の場合は、間接話法において、 que の後に疑問詞を付けます。(疑問詞qué の場合は que が略される場合があります)

 

El maestro me preguntó: ¿Por qué no hiciste la tarea? 先生は「どうして君は宿題をやらなかった?」と私に聞いた。
El maestro me preguntó que por qué no había hecho la tarea. 先生は私にどうして宿題をやらなかったのか聞いた。

 

間接話法 書き換え

直接話法が間接話法になる時、人称代名詞指示形容詞指示代名詞所有形容詞所有代名詞時の表現、aquí(ここ), allí(そこ), allá(あそこ), en aquel lugar(あの場所で)など場所の表現が書き換わることがあるのは、日本語の場合と同じです。

 

スペイン語の間接話法・まとめ

例えば、「早く着くだろうと言った」のように、「早く着くだろうと言ったのに来なかった」時に言ったのか、「来そうにないけれど、まだかすかに来る可能性がある」時に言ったのか、「当然来ると思っている」時に言ったのかなどで微妙に言い方が違う場合があることもありますが、とりあえず、王道の言い方を覚えておくのがいいと思います!

 

 

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172. スペイン語接続法過去完了の用法と作り方・まとめ

目安時間:約 9分

 

ここではスペイン語の接続法過去完了形について、作り方やその用法を解説しています。

 

スペイン語の接続法過去完了の作り方

スペイン語の接続法過去完了は動詞haber の接続法過去の形+過去分詞で形成されます。

hubiera

hubieras

hubiera

hubiéramos

hubieran

過去分詞の作り方はこちら

 

hubiera の他に hubiese の形もありますが、ほとんど使われていないので、ここでは hubiera の形だけを記載しています。

過去完了の過去分詞は性や数の変化を受けません。

 

接続法過去完了の用法・時制の一致

主節の動詞が過去で、従節に接続法を使うべき文で、従節の動詞が主節の動詞より前のことを表す時に接続法過去完了を使います。

わかりやすいように、主節の動詞が現在で、従節の動詞が接続法現在完了の文も並べて書いておきます。印の文が接続法過去完了を使った文です。音声は印の接続法過去完了の文だけを読んでいます。

 

José no cree que Sandra se haya ido de viaje a Venecia. ホセはサンドラがベニスへ旅行に行ったのを信じない。
José no creía que Sandra se hubiera ido de viaje a Venecia. ホセはサンドラがベニスへ旅行に行ったのを信じなかった。
Es necesario que Lupe haya terminado de redactar el artículo. ルーペが記事を編集し終えていることは必要だ。
Era necesario que Lupe hubiera terminado de redactar el artículo. ルーペが記事を編集し終えていることは必要だった。
Miguel dice que no irá hasta que yo haya comprado los boletos. ミゲルは私がチケットを買うまで行かないと言っている。
Miguel dijo que no iría hasta que yo hubiera comprado los boletos. ミゲルは私がチケットを買うまで行かないと言った。

 

si 接続法過去完了

過去の事実に反する仮定を接続法過去完了で表して「もし~だったとしたら」と言うことができます。帰結節には過去の推測を表す過去未来完了形過去未来形(可能性)、接続法過去完了(過去の推測)を使うこともあります。

 

El ingeniero nos habría explicado si le hubiéramos preguntado. もし私たちが聞いていれば技師は私たちに説明してくれていたでしょう。
No tendrías tantos problemas ahorita si hubieras escuchado mi consejo. もし私のアドバイスを聞いていたなら、今、こんなにもたくさんの問題を抱えてはいないでしょう。
Uds. se habrían divertido mucho si hubieran ido a la fiesta. あなた方はもしパーティーに行っていたならとても楽しんだでしょうに。
Mi papá habría ido si lo hubieras invitado. もし君が招待していたら私の父は行ってたでしょうね。

 

終わってしまっている過去のことに対する願望

「言ってくれたら良かったのに」や「行ってたら良かったと思う」のような終わってしまっている過去のことに対する願望を接続法過去完了で表すことができます。

 

¡Me hubieras dicho! 私に言ってくれてたら!
Me hubiera gustado ir contigo. 君と一緒に行けてたらなぁ、と思う。
Hubiéramos comprado ayer el libro. 私たちは昨日、本を買っておけばよかった。
Se hubieran quejado ellos, ¿no? 彼らは訴えてればよかったよね?

 

Como si 接続法過去完了

「まるで~であったかのように」という意味の文を接続法現在完了で作れます。

Me acuerdo cuando nació mi hija como si hubiera sido ayer. まるで昨日のことであったかのように私の娘が生まれた時のことを思い出します。
Él se porta como si no hubiera pasado nada. 彼はまるで何事もなかったかのように振る舞います
La muchacha estaba tan pálida como si hubiera visto un fantasma. 若い女性はまるで幽霊を見たかのようなほど真っ青になっていました。
Ellos estaban empapados como si hubiera llovido muchísimo. 彼らはまるでものすごく雨が降ったかのようにずぶ濡れでした。

 

 

スペイン語の接続法過去完了・まとめ

接続法過去完了は時制の一致だけでなく、豊かな表現を出すのにも使えます。すでに終わってしまった過去のことを「こうだったら良かったのに」と言ってみても始まらないのですが、個人的にはよく使います、「言ってくれたら良かったのに----!!」など。

言葉の使い方をご理解いただけましたら幸いです。

 

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171. スペイン語の接続法現在完了の用法と作り方・まとめ

目安時間:約 7分

ここでは、スペイン語の接続法現在完了の作り方と用法について説明しています。

 

スペイン語の接続法現在完了の作り方

スペイン語の接続法現在完了は動詞haber の接続法現在形+過去分詞で作られます。

 

動詞haber の接続法現在は:

haya

hayas

haya

hayamos

hayan

 

過去分詞の作り方はこちらです。

 

過去分詞と組み合わさって

haya comprado

haya aprendido

haya conseguido

のようになります。

 

再帰代名詞や目的語代名詞などは動詞haber の前に置かれます。

 

主節の動詞が現在または現在完了で従節に接続法が使われる文で、過去を表す場合

主節の動詞が現在形、または現在完了形で、従節に接続法が使われるべき文で過去を表す場合にその従節の中で接続法現在完了を使います。

 

Puede que ella se haya quedado dormida. 彼女は寝てしまった可能性があります。
Siempre hemos deseado que se haya escrito un cuento en ese idioma. その言語で物語が書かれていたらなぁ、といつも願っていました。
Espero que le haya gustado el regalo a tu hijo. あなたの息子さんがプレゼントを気に入ってくれたことを私は期待します。
Ellos quieren que nosotros ya hayamos pagado la colegiatura. 彼らは私たちがもうすでに学費を払っていることを欲しています。

 

主節の動詞が現在形で従節に接続法が使われる文で、現在完了を表す場合

主節が現在形で「疑い」を表すなど、従節に接続法が使われるべきで、内容が過去ではなく現在完了の場合もまた、その従節の中で接続法現在完了を使います。

 

No creo que los profesores ya hayan llegado a Monterrey. 教授たちがモンテレー市にもう到着しているとは私は思いません。
Dudo que mi amigo haya ido a los Estados Unidos. 私の友達がアメリカに行ったことがあるとは疑わしいと私は思います。
No estamos seguros de que mis papás hayan recibido las cartas. 私の両親が手紙を受け取っているということを私たちは確実だとは思っていません。
Mi esposo no se imagina que yo haya visto esa película. 私の夫は私がその映画を見たことがあるとは想像していません。

 

主節の動詞が現在、未来や命令形で従節に接続法が使われる文で、未来完了を表す場合

主節の動詞が現在形や未来形、命令形、または現在形で、従節に接続法が使われるべき文で、従節の内容が未来完了を表す場合にも接続法現在完了を使います。

 

Es mejor que hayamos comido algo antes de llegar a la conferencia. 私たちは会議に着く前に何か食べておいた方がいいです。
No salgas hasta que haya dejado de llover. 雨が降り止むまで君は出ないで。
Voy a decirle a mi hermana que no abra la puerta hasta que yo haya regresado de trabajar. 私は私の姉妹に私が仕事から帰るまでを開けないよう言いましょう。
Ojalá que usted haya solucionado el problema antes de que regrese el jefe. チーフが帰る前にあなたが問題を解決していますように。

 

スペイン語の接続法現在完了・まとめ

接続法現在完了は主節の動詞が現在形、現在完了形、未来形、命令形の時で、従節が接続法になる文の中の動詞が過去、または現在完了、または未来完了を表したい時に使います。

 

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170. スペイン語の接続法過去の活用と用法まとめ

目安時間:約 11分

ここでは、スペイン語の接続法過去の活用と用法をまとめています。

 

スペイン語の接続法過去の活用

スペイン語の接続法過去の活用は、直説法点過去の第三人称複数形の語尾 3 文字(ron)を取って、次の語尾を付け加えます。

ra
ras
ra
ramos(後ろから3番目の母音にアクセント記号を付けます)
ran

 

ar 動詞、er 動詞、ir 動詞、不規則動詞も同じ活用になります。

 

例:

hablar(話す)の直説法点過去第三人称複数形は hablaron
hablara
hablaras
hablara
habláramos
hablaran

 

beber(飲む)の直説法点過去第三人称複数形は bebieron
bebiera
bebieras
bebiera
bebiéramos
bebieran

 

vivir(生きる、住む)の直説法点過去第三人称複数形は vivieron
viviera
vivieras
viviera
viviéramos
vivieran

 

servir(サービスする)の直説法点過去第三人称複数形は sirvieron
sirviera
sirvieras
sirviera
sirviéramos
sirvieran

 

スペイン語の接続法過去にはもう一種類あって、語尾が「ra, ras, ra, ramos, ran」の代わりに「se, ses, se, semos, sen」となります。例えば hablar だと「hablase, hablases, hablase, hablásemos, hablasen」となります。ra と se の違いはありませんが、se の方はほとんど使われていないので、この記事では割愛します。

 

 

時の一致

スペイン語の接続法過去の代表的な用法として、時の一致が挙げられます。接続法現在と同じ使い方で、主節の動詞が点過去、線過去、過去未来(可能法)、過去完了、過去未来完了の時に従節の動詞が接続法過去になります。

 

El vecino le recomendó a mi marido que tomara el té de manzanilla.(意見) 隣人は私の夫にカモミールのお茶を飲むよう勧めました。
Temíamos que hubiera más temblores.(感情) 私たちはもっと地震があることを恐れていました。
Yo no creería que ella dijera semejante cosa.(否定の意見) 私は彼女がそんなことを言うだなんて信じませんよ。
Habían venido antes para que les diera tiempo de preparar todo.(目的) 彼らはすべて用意をする時間があるように前もって来ていました。
Dije que para esa hora, yo ya habría conseguido un muchacho que nos ayudara a mover este mueble tan pesado.(不定冠詞が付いている名詞) その時間までにはそんなにも重いこの家具を動かすのを手伝ってくれる青年を私はみつけて(手に入れて)いるだろうと言いました。
¿Estuviste en la fiesta hasta que se amaneciera?(副詞節) 君は夜が明けるまでパーティーにいたの?

 

si 接続法過去

si の後に接続法過去が来ている場合は「現在の事実に反している」ことを表しています。「もし~なら」という意味です。帰結節には可能法(過去未来)を使って「~だろう」という意味になります。

 

Si yo tuviera mucho dinero, compraría una casa viendo al mar. もし私がたくさんのお金を持っていたら、海が見える家を買うでしょう。
No te preguntaría si yo supiera. 知っていたらあなたに聞いたりしないでしょうよ。
Si lloviera, no vendríamos aquí. もし雨が降っていたら私たちはここには来ていないでしょうね。
Si escucharas a los demás, sabrías qué hacer. もし君が他の人達の言うことを聞いていたら何をすべきかわかっているでしょうけれどね。

 

 

como si 接続法過去

やはり「事実に反すること」で、como si の後には自動的に接続法過去が来て、「まるで~であるかのように」という慣用句になります。主動詞はいろいろな時制を使えます。

 

Bésame mucho, como si fuera esta noche la última vez. ♪今宵が最後であるかのように私にたくさんキスをして。
Ella habla como si su mamá estuviera aquí. 彼女はまるで彼女のお母さんがここにいるかのように話す。
Él tiró la foto como si no le interesara nada. 彼はまるで全く興味がないかのように写真を捨てた。
Ella veía al muchacho como si le prestara atención. 彼女はまるで注意を向けているかのように青年を見ていた。

 

 

謙虚な願望

人にお願いする時の謙虚な言い回しに接続法過去を使います。

Quisiera pedirle un favor. あなたにお願いをしたいのですが。
Quisiera que me ayudara a resolver este problema. この問題を解くのを手伝っていただきたいのですが。

 

 

可能性の少ない願望

可能性が少ない願望を表す時にも接続法を使います。

Quisiera estar en la playa en este momento. この瞬間に海岸にいたいなぁ。
Ojalá que pudiera volar como las aves. のように飛べたらいいなぁ。

 

 

 

スペイン語の接続法過去・まとめ

スペイン語の接続法過去の活用と用法(時の一致、si 接続法過去、como si 接続法過去、謙虚な願望、可能性の少ない願望)について記載しました。ご理解いただけたら幸いです。

 

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169. スペイン語の接続法現在不規則動詞と規則形及び例文と使い方

目安時間:約 12分

この記事ではスペイン語の接続法現在の規則形や不規則動詞の活用がわかるように、それぞれの記事へのリンクを一覧にしてみました。また、接続法現在の使い方と例文も載せています。

 

スペイン語の接続法現在不規則動詞と規則動詞活用

 

接続法現在規則動詞の活用と一番よく使われる用法(Ojalá ~やQue~など)については

こちらをご覧ください。⇩

接続法現在規則動詞活用と主な使い方

 

 

接続法現在不規則動詞の活用は以下のリンクからご覧いただけます。

 

行く、知っている(saber)、知っている(conocer)、戻る

 

です(ser)、です(estar)、ある、できる

 

与える、寝る(眠る)、遊ぶ、聞く(oir)

 

持つ、見る、する(作る)、欲する

 

来る、持ってくる、出る、言う

 

求める、閉める、~より好む、サービスする

 

雨が降る、雪が降る、地震がある(震える)

 

始まる(始める)、あたためる、失くす(負ける)、点灯する

 

費用がかかる(犠牲を要する)、見つける(遭遇する)、数える(物語る)、返す

 

繰り返す、訂正する、着せる、別れを告げる(解雇する)

 

手に入れる、推測する、世話をする(出席する)、見せる

 

 

接続法現在のいくつかの使い方と例文

「動詞ser + 形容詞 + que + 接続法現在」の使い方と例文については以下のリンクからご覧いただくことができます。

Es mejor que ~

 

また、主節の動詞が意思感情を表す時、従節の動詞に接続法を使います。従節の文は非現実的な、または想像上の仮説を表現しています。接続法の主な特徴は仮定の動作、または実行されていない動作の概念であるということです。

 

主節の動詞が意思を表す時の例文:

Te ordeno que no salgas a la calle con las zapatillas de baile. バレエシューズで道に出ないよう私は君に命令します
Nos han prohibido que estacionemos nuestro coche aquí. 彼らは私たちに、ここに車を駐車するのを禁じています
Te ruego que no llegues tarde a la escuela. 私は君が学校へ遅く着かないよう懇願します
Le deseo que se cure pronto. あなたが早く治りますよう願っています

 

 

主節の動詞が感情を表す時の例文:

Me gusta que él piense lo mismo que yo. 私は彼が私と同じことを考えているのが好きです
Tengo miedo de que me reprueben en el examen extraordinario. 私は追試で不合格になるのではないかと恐れています
Me preocupa que mi hijo salga del país. 私は息子が出国するのが心配です
Me molesta que haya tanto tráfico. 私はこんなにも交通量があることに嫌気がさしています

 

 

 

また、主節の動詞が意見を表すもののいくつかは、それが否定文として使われている場合に、従節に接続法現在が使われます。

No creo que venga el novio de Pilar. 私はピラール(女性の名前)の恋人が来るとは思えません
No te puedo asegurar que la situación esté mejor el próximo mes. 来月、状況が良くなっていると君に保証することはできません
No pienso que el precio siga subiendo. 私は価格が上がり続けるとは考えていません
Él no me asegura que vaya a la fiesta conmigo. 彼は私と一緒にパーティーに行くことを確約はしていません

 

 

 

主節の動詞の目的を表す「para que ~」や「a fin de que ~」(~のために、~するように)の後には接続法現在を使います。

Tenemos que apurarnos para que no lleguemos tarde. 私たちは遅く着かないように急がなければなりません
A fin de que entiendas, te voy a explicar con ilustraciones. 君が理解できるように、私は図解で君に説明しましょう。
Me están llamando para que yo vaya. 彼らは私が行くように呼んでいるのです。
Te doy todos los materiales a fin de que me lo hagas ahorita mismo. 君が私にそれを今すぐ作るように私は君にすべての材料をあげる。

 

 

 

先行詞が否定代名詞、また不定冠詞がついている名詞である場合はその形容詞節の中で接続法現在を使います。先行詞が不定代名詞の時も形容詞節の中で接続法現在が使われることが多いです。

No hay nadie que hable japonés. 日本語を話す人は誰もいません。
Quiero comprar un anillo que tenga forma de serpiente. 蛇の形をした指輪を買いたいです。
Yo no pregunto nada que sea difícil. 私は難しいことは何も質問しません。
¿Hay alguien que sepa tocar la guitarra? ギターを弾ける人は誰かいますか?

 

 

 

接続法現在は未来のことを言っている副詞節の中でもよく使われます。

No lo compres sin que sepa tu mamá. 君のお母さんが知ることなくそれを買わないで。
No te llamaré a menos que sea algo urgente. 緊急の何かでない限り、君に電話はしません。
Ya vamos a regresar antes de que se obscurezca. 暗くなる前にもう帰りましょう。
Voy a aceptar ese trabajo con tal de que me paguen bien. 私にちゃんと払ってくれるのであればその仕事を受けようと思う。
No vas a llegar a tiempo a no ser que pidas un aventón. 乗せてもらうでなければ君は時間に着きませんよ。
Te lo digo cuando lo sepa. それがわかった時に君に言うよ。
En caso de que haya algún problema, avísame, por favor. 何らかの問題がある場合には私に知らせてください

 

 

 

スペイン語の接続法現在・まとめ

スペイン語の接続法現在の活用を規則形と不規則動詞の主なものをリンクでまとめてみました。そして、接続法現在の使い方と例文を載せてみました。お役に立てば幸いです。

 

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168. スペイン語の過去未来完了の使い方

目安時間:約 7分

ここではスペイン語の過去未来完了の使い方、作り方について解説しています。未来完了と過去未来完了の違いにも触れています。

 

 

スペイン語の過去未来完了の基本的な使い方

過去未来完了形は過去から見た未来のことを言う時に使いますが、それよりさらに未来の時点よりも以前のことである場合です。

 

 

未来完了と似ていますが、未来完了は現在から未来を見ていて更なる未来より以前のことで、過去未来完了は過去から未来を見て更なる未来より以前のことという違いがあります。

 

ちなみに、過去から見た未来だけの場合は過去未来を使います。

 

過去未来完了の形は

動詞haber の過去未来形+過去分詞

です。

 

動詞haber の過去未来形:

私は habría
君は habrías
あなた(彼、彼女)は habría
私たちは habríamos
あなた方(彼ら、彼女ら)は habrían

 

過去分詞の規則的なものの作り方:

例:不定詞 例:過去分詞
ar動詞は語尾を除き-adoを付ける estar(です) estado
er動詞は語尾を除き-idoを付ける ser(です) sido
ir動詞は語尾を除き-idoを付ける ir(行く) ido

 

過去分詞の不規則形のものについてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

過去未来完了の例文:

La secretaria me dijo que para hoy en la tarde ya habría recibido la respuesta. 秘書は今日の午後までには答えを受け取っているでしょうと私に言いました。
No sabíamos si para esa hora ya habríamos llegado a la casa. 私たちはその時間までに家に着いているかどうかわかっていませんでした。
Me aseguró el abogado que para el año que entra ya habría solucionado el problema. 弁護士は私に、来年までにはもう問題を解決しているだろうと保証した。
Mi suegro creyó que cuando yo venía, él ya habría terminado de leer el libro. 私の義父は私が来た時にはもう本を読み終えているだろうと思った。

 

過去未来完了のその他の使い方

過去未来完了形は上記の基本的な使い方の他にも使われることがあります。

過去のある動作、または過去のある時点より以前の動作の推測を表現する時です。過去完了の推測、と言った方がわかりやすいかもしれません。

 

¿Quién habría tocado la puerta antes del amanecer? 夜明け前に誰が戸をたたいたんだろう?
¿Qué hora habría sido cuando se fue la luz? になった時、何時だっただろう?

 

過去の推測をスペイン語で表す表現は過去未来や未来完了などいくつかの表し方があります。

過去未来完了の推測としての使い方で、未来完了などの推測としての使い方との違いは「その時の前に~したのだろう?」というような、「その時の前に」という意味合いが加わっていることです。

 

スペイン語の過去未来完了形・まとめ

過去未来完了形は過去から見た未来のことを言う時に使いますが、それよりさらに未来の時点よりも以前のことである場合です。

「動詞haber の過去未来形(可能法)+ 過去分詞」で形成されます。

 

過去のある動作、または過去のある時点より以前の動作の推測を表現する使われ方もあります。その他の用法は今はほとんど使われていないので、この二つの用法だけ抑えておけば大丈夫です。

 

 

 

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167. 未来完了(スペイン語)のいくつかの用法まとめ

目安時間:約 6分

ここでは未来完了形の作り方やいくつかの用法について記載しています。

 

スペイン語の未来完了

スペイン語の未来完了は、未来の動作を表しますが、さらに未来の動作、またはさらに未来の時点よりも前の動作であることを表現する時に使われる用法です。

 

未来完了の形は

動詞haber の未来形+過去分詞

です。

 

動詞haber の未来形:

私は habré
君は habrás
あなた(彼、彼女)は habrá
私たちは habremos
あなた方(彼ら、彼女ら)は habrán

 

過去分詞の規則的なものの作り方:

例:不定詞 例:過去分詞
ar動詞は語尾を除き-adoを付ける estar(です) estado
er動詞は語尾を除き-idoを付ける ser(です) sido
ir動詞は語尾を除き-idoを付ける ir(行く) ido

 

過去分詞の不規則形のものについてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

未来完了の例文:

Para esta fecha ya habré terminado mi curso intensivo de inglés. この日付までには私は英語の集中コースを終わってしまっているでしょう。
Para Navidad ya habrás recibido la beca, ¿no? クリスマスまでには君は奨学金を受け取っているだろうね?
¿Ya habrán ustedes hecho la tarea para la próxima semana? あなた方は来週までにはもう宿題をやってあるでしょう?
Para las diez de la noche, ya habremos regresado a la casa, ¿verdad? 夜の10 時までには私たちはもう帰宅しているでしょうね?

 

未来完了 その他の用法

未来完了は上記の用法の他に、以下の用法もあります。

  • 過去の推測
  • 現在完了の文の推測

 

未来完了なのに過去の推測で、今度は過去の話になってくるのでちょっとややこしいですね!

 

¿Quién habrá venido? Ha de haber sido nuestro vecino. 誰が来たんだろう?私たちの隣人に違いない。
¿Cuántas veces te habré  pedido disculpas? Me las habrás pedido miles de veces pero todavía no te puedo perdonar. 何回私は君に謝っているのでしょう?君は私に何千回も謝っているのでしょうけれどまだ私は君を許せません。
¿Dónde habrán estacionado el coche? Deben de haberlo estacionado por aquí. 彼らはどこに車を駐車したのだろうか?この辺に駐車したに違いないよ。
¿Cómo supo mi nombre? Le habrá dicho su compañero. 彼は私の名前をどうやって知ったの?クラスメートが彼に言ったのだろう。

 

habrá dicho

ha de haber dicho

debe de haber dicho

上記3つは同じ意味で過去の推測として使えます。

 

 

スペイン語の未来完了・まとめ

スペイン語の未来完了は「~までには~してしまっているでしょう」という意味で使えます。つまり、未来のことを表現しているのですが、ある未来の時点よりも前の動作を表す時です。

 

また、未来完了は過去の推測や、現在完了形で表される文の推測を表すことができます。

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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