66. ポキート、デスパシートの意味とスペイン語の縮小語尾

目安時間:約 8分

ポキート、デスパシートの意味やスペイン語の縮小語尾については「Mucho, poquito」の記事でも説明していますが、とてもよく使う表現なので、こちらの記事でも縮小語尾に焦点を当ててみていこうと思います。

 

 

スペイン語の縮小語尾

メキシコではスペイン語の縮小語尾がよく使われます。言葉の語尾を少し変えることで、その物や人が小さいことを表したり、少ないことや時間が短いこと、愛情を表したりすることができます。

 

縮小語尾にはいくつかの種類がありますが、下の表に書かれている語尾が一番よく使われるものです。男性、女性、単数、複数によって変化します。言葉の最後の母音(2重母音の場合は母音一つと数える)を取って以下の語尾を付け加えます。

 

縮小語尾 単数形 複数形
男性形 -ito -itos
女性形 -ita -itas

 

 

ポキート

ポキートは「poquito」と書きます。元の形は「poco」で、「少しの」という形容詞であったり、「少量」という名詞であったり「少し」という副詞であったりします。「poco」だけでも「少し」という意味なのですが、この言葉に縮小語尾を付け加えて「少し」という意味を強調している感じですね。「poco」よりも「poquito」の方がずっとよく使います。

 

「poco」の「o」を取って「poc+ito」にすると、「pocito」になって「ポシート」と発音することになってしまっておかしいので、スペルが「キ」音になるように「poquito」に変わっています。

 

Puedes tomar un poquito más de. もう少しお茶を飲んでもいいですよ。

 

もっと少しと言いたいときは、「poquito」から更に「o」を取って「poquit+ito=poquitito」なんて言うこともあります。「ほんとにちょーっとだけ」なんて言いたいときには「poquititititito」なんて言う場合もあります。

 

同じように、チコという言葉があります。小さいという意味で「chico」と書きますが、これもよく縮小語尾が使われて「chiquito」、「chiquitito」、「chiquititito」などと言ったりします。女性名詞にかかる場合は「chiquita」ですね。

 

「pequeño」、「pequeña」も小さいという意味で「pequeñito」、「pequeñita」はよく使われます。

 

「今」は「ahora」ですが、「たった今」とか「今すぐ」という意味あいを込めて縮小語尾を使って「ahorita」とか「ahoritita」なんて言ったりします。

 

「un momento」というのは「ちょっとの間」という意味で、よく「ちょっと待って」という意味で使われますが、普通は縮小語尾を付け加えた「un momentito」の方が使われます。

 

 

「rato」も「ちょっとの間」という意味で、「al rato」は「あとで」ということですが、「ちょっとあとで」という感じで「al ratito」という言い方もよく使われます。

 

 

猫は「gato」ですが、「子猫」と言いたい時には「gatito」と言うことができます。

 

家は「casa」ですが「小さな家」と言いたいときは、謙遜の場合も含めて「casita」となります。

 

 

デスパシート

デスパシートは「despacio(ゆっくり)」の最後の2重母音「io」を取って「ito」を付けた形「despacito」です。ゆっくりな行為をしている人物などに対しての愛情である場合もあるし、「ゆっくり」と言っている相手に対して愛情を表しているかもしれません。

 

女性の名前「Ana」に縮小語尾を付け加えて「Anita」と呼んだりします。小さな子どもであるかもしれないし、愛情表現なので、大人であっても構いません。

 

男性の名前「José」の愛称は「Pepe」ですが、その愛称にさらに縮小語尾を付け加えて「Pepito」と愛情を込めて呼ぶこともあります。

 

祖父母のことは「Abuelos」と言うより「Abuelitos」と言った方が愛情が感じられます。

 

贈り物のことは「regalo」と言いますが「regalito」と言うと「ささやかな贈り物」という感じで謙遜の意味もあります。

 

コーヒーは「café」でこの言葉は縮小語尾が少し違って「cafecito」となります。「Te invito un cafecito」は「君にコーヒー一杯招待するよ」という意味で、「Te invito un café」よりやわらかい言い回しになります。ちょっとの時間だけだけど、というニュアンスもあります。

 

 

スペイン語の縮小語尾・まとめ

縮小語尾を付け加えてよく使われる言葉を中心に書いてみました。「-ito, -ita, -itos, -itas」の語尾以外の縮小語尾が付いた言葉には、「camión(バス)」⇒「camioneta(小型バス)」、「flor(花)」⇒「florecita(小さな花)」、「nieto(孫)」⇒「nietecito(小さな孫)」などがあります。

 

 

 

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65. スペイン語の前置詞porなどの意味

目安時間:約 12分

ここではスペイン語の前置詞por, a, para, hacia, de, hasta, en, conの主な意味と例文を記載していますので、スペイン語の理解の一助となれば幸いです。

 

前置詞por

前置詞porは本当にたくさんの使い方や意味がありますが、ここではとりあえず、どうしても覚えておいてもらいたいporの使い方と意味を記載しておきます。

 

porの意味 例文 例文の意味
目的(~を探して、~を求めて) Ese gato va por el ratón.

Voy por ustedes.

Están preguntando por el maestro.

¿Por quién están preguntando?

そのねずみをとりに行くよ。

あなた方私は迎えに行きます。

先生がいるかと聞いています

彼らは誰に会いたいのですか?(誰のことを聞いていますか?)

近辺(~の辺に) Vivimos por la universidad.

¿Por dónde viven ustedes?

私たちは大学の辺に住んでいます

あなた方はどの辺に住んでますか?

理由(~ので) Lo por experiencia.

¿Por qué lo sabes?

経験でそれがわかるんだよ。

何でそれを知っているんですか?

 

前置詞a

前置詞aもたくさんの用法がありますが、以下の意味と使い方は覚えるようにしましょう。

 

aの意味 例文 例文の意味
目的(~を) Visito a mi amigo.

¿A quién visitas?

私は私の友達訪れます

君は誰を訪れますか?

方向(~へ) Quiero ir a la playa.

¿A dónde quieres ir?

私は海岸行きたいです

君はどこへ行きたいですか?

時間(~に) Nos vemos a las ocho.

¿A qué hora nos vemos?

私たちは8時会いましょう

何時に会いましょうか?

 

直接目的語が物の場合は前置詞が要りませんが、人の場合は「a」が必要なことはこちらの記事に書いてあります。「兄弟がいます(兄弟を持っています)」など動詞tener の場合は直接目的語が人でも前置詞「a」は付きません(Tengo 2 hermanos)。

 

「A dónde」は「Adónde」とも書きます。

 

 

前置詞para

前置詞paraも以下の2つの意味を理解してしてみましょう。

 

paraの意味 例文 例文の意味
目的、用途(~のために) Esta caja es para acomodar cosas.

¿Para qué es la caja?

Esta hierba es buena para la salud.

この整理するためです。

箱は何のためですか

この薬草健康のためいいです。

目的地(~へ向かって) Van para el teatro.

¿Para dónde van?

劇場へ向かってます。

どちらへ行くのですか?

 

「~へ向かって」の「para」は前置詞「a」と置き換えて大丈夫です。「Van para el teatro」は「Van al teatro」と言っても同じ意味になります(a+el=al)。

 

「para acomodar」のように「para」の後に動詞の原形が来る場合も「para la salud」のように名詞が来る場合もあります。

 

 

前置詞hacia

haciaの意味 例文 例文の意味
方向(~の方へ) Es necesario ir hacia la derecha. の方へ行く必要があります

 

前置詞de

動詞serとともに使われる前置詞deについてはこちらの記事にも詳しく書いてあります。

 

deの意味 例文 例文の意味
所有(~のもの) Es de Margarita. マルガリータのものです。
出どころ(~から、~で作られた) Es de España. スペイン出身です。スペイン製です。
材質(~でできている) Es de papel. でできています。
やり方(~して) Estoy de pie.

Reza de rodillas en la iglesia.

私は立っています。

教会ひざまずいて祈ります

 

「pie」は「足」という意味です。「rodilla」は「ひざ」という意味です。「de pie(立って)」、「de rodillas(ひざまずいて)」は熟語として覚えてしまった方がいいですね。

 

 

 

前置詞hasta

hastaの意味 例文 例文の意味
限度(~まで) Trabajo hasta las cinco.

Vamos hasta la orilla.

5時まで私は働きます。

まで行きましょう。

 

「Vamos」というのは動詞irの現在形で「私たちは行きます」という意味ですが、「行きましょう」という意味でも使われます。

 

 

前置詞en

enの意味 例文 例文の意味
場所(~に) Vivo en una isla.

¿En dónde vives?

私はに住んでいます。

君はどこに住んでいます

手段(~で) Voy en coche.

¿En qué vas?

私はで行きます。

君は何で行きます

値段(~で) Mi amigo vende su coche en 200 mil pesos.

¿En cuánto vende tu amigo su coche?

私の友達は彼の20万ペソで売っています。

君の友達は彼の車をいくらで売っていますか?

 

前置詞con

conの意味 例文 例文の意味
手段(~で) Comemos con palillos.

¿Con qué comen?

私たちはお箸で食べます。

あなた方は何で食べますか?

同伴(~と一緒に) Quiero café con leche.

¿Con qué quieres café?

ミルク入りコーヒーが欲しいです。

コーヒーにを入れたいですか?

所有(~のある) Tengo una blusa con botones. ボタン付きのブラウスを持ってます。

 

 

スペイン語の前置詞porなどの意味・まとめ

前置詞porはちょっと独特で難しいかもしれません。でもとてもよく使う前置詞なのでじっくり学んで修得していただけたら、と思います。

 

前置詞の「hacia」と「hasta」はすぐ覚えられると思います。「con」も大丈夫かな?

 

「a」、「para」、「en」、「de」も感覚的に覚えられそう…かな?頑張ってください!

 

 

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60. lo, la, los, las の意味は?スペイン語の直接目的語代名詞

目安時間:約 9分

「lo, la, los, las」の意味は何でしょうか?「la, los, las」は名詞の前に付いているならそれは定冠詞ですね。「los Takahashi」のように、名字の前に「los」が付いている場合は「高橋家」のように「家族」を意味します。では「lo, la, los, las」が動詞の前に来ていたら?または動詞の後にぴったり引っ付いていたら?それは直接目的語代名詞です。

 

 

直接目的語とは

直接目的語とは何でしょうか?直接目的語とは「~を」で表される動詞の行為を受ける物、または人のことです。

 

直接目的語は代名詞でない場合、スペイン語では動詞の後に来ます。直接目的語が「私を」、「「君を」、「私たちを」以外の特定の「人」の場合、「人」の前に前置詞「a」を付けます(動詞tenerには付きません)。

 

Necesito un paraguas. 私はを必要としています。
Necesito a mi esposo. 私は私の必要としています。

 

上記の例の場合、直接目的語は「un paraguas(傘)」と「mi esposo(私の夫)」です。

 

「paraguas」は男性名詞で単数形も複数形も同じ形です。

 

「Necesito a mi esposo」というのは、旦那さんの助けを必要としているということです。結婚していなくて「早く誰かと結婚したい」という意味で「私は夫が必要です」と言いたい場合は「Necesito un esposo」となって前置詞の「a」は使われません。

 

 

 

 

スペイン語の直接目的語代名詞

上記の例文の直接目的語を代名詞に置き換えると以下のようになります。

 

Lo necesito. 私はそれを(傘を)必要としています。
Lo necesito. 私は彼を(私の夫を)必要としています。

 

上の例文の場合、「傘」も「私の夫」も男性名詞の単数形なので、直接目的語代名詞はどちらも「lo」になります。

 

原則的には、直接目的語代名詞は動詞の前に置きます。否定文の場合は「no」が直接目的語代名詞の前になります。

 

直接目的語が「私を」、「君を」、「私たちを」の場合は常に代名詞が使われます。以下に直接目的語代名詞を示します。

 

me 私を
te 君を
nos 私たちを
lo あなた(男性)を、彼を、それ(男性名詞)を
la あなた(女性)を、彼女を、それ(女性名詞)を
los あなた方(男性)を、彼らを、それら(男性名詞)を
las あなた方(女性)を、彼女らを、それら(女性名詞)を

 

これまでに勉強してきた未来形(動詞ir+a+動詞の原形)現在進行形(動詞estarの現在形+現在分詞)に直接目的語代名詞を付ける場合は、二つの動詞の前に置くか、後ろの動詞に連結させます。

 

¿Vas a ver esa película? 君はその映画を見るつもり?
Sí. La voy a ver este fin de semana. うん。それを今週末見るつもりだ。
Sí. Voy a verla este fin de semana. うん。それを今週末見るつもりだ。
¿Estás buscando a los doctores? 君はお医者さんたちを探してるの?
No, no los estoy buscando. いや。彼らを探してはいない
No, no estoy buscándolos. いや。彼らを探してはいない

 

最後の例文の中の「buscándolos」は「buscando」と同じ位置にアクセントが来るようにアクセント記号が入っています。

 

日本語では上の例文のような場合、「それを」や「彼らを」は言わないことが多いので、スペイン語でもつい、言わないで済ませてしまうこともあるかもしれません。直接目的語代名詞を省いても通じたりします。

 

でも、スペイン語圏の人たちはしっかり直接目的語代名詞を使っています。だから代名詞を使わないと何か抜けた感じに聞こえてしまいます。少しずつ使い慣れるように頑張りましょう!

 

lo que, los que, la que, las que

「lo」の後ろに「que」が来ている場合など、「lo que」「los que」「la que」「las que」となっている場合は直接目的語代名詞ではありません。詳しくは関係代名詞についての記事をご覧ください。

 

 

lo, la, los, lasの意味・まとめ

今回は直接目的語代名詞としての「lo, la, los, las」を学びました。その他に「me, te, nos」もあります。

 

日本では省くことが多いですが「愛してる」は「Te amo」で「Amo」だけ言うことはないですね。「好きです」と告白するときも「Quiero」なんて言ったら「何を?」なんて聞かれてしまいます。必ず「Te quiero」と直接目的語代名詞が付きます。

 

「~を」という直接目的語の代名詞、スペイン語では割と大切な脇役です。

 

 

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55. dormir, jugar, dar, oír の意味と現在形活用

目安時間:約 6分

dormir, jugar, dar, oír の意味は何でしょうか?ここでは、4つの不規則動詞の現在形の活用とそれぞれの意味を解説していきます。

 

dormir の動詞の意味と現在形活用

動詞「dormir」は「寝る、眠る」という意味です。不規則動詞です。動詞の現在形の活用は以下のようになります。

 

duermo 私は寝ます
duermes 君は寝ます
duerme あなた(彼、彼女)は寝ます
dormimos 私たちは寝ます
duermen あなた方(彼ら、彼女ら)は寝ます

 

例:Duermo con los perritos adorables. (愛らしい子犬たちと一緒に寝ます)

 

 

jugar の動詞の意味と現在形活用

動詞「jugar」は「遊ぶ、プレーする」という意味です。不規則動詞です。動詞の現在形の活用は以下のようになります。

 

juego 私は遊びます
juegas 君は遊びます
juega あなた(彼、彼女)は遊びます
jugamos 私たちは遊びます
juegan あなた方(彼ら、彼女ら)は遊びます

 

例:Jugamos fútbol en las mañanas.(午前中はサッカーをします)

 

 

dar の動詞の意味と現在形活用

動詞「dar」は「与える」という意味です。不規則動詞です。動詞の現在形の活用は以下のようになります。

 

doy 私は与えます
das 君は与えます
da あなた(彼、彼女)は与えます
damos 私たちは与えます
dan あなた方(彼ら、彼女ら)は与えます

 

例:Ese maestro da la clase de español.(その先生スペイン語授業をします)

 

 

oír の動詞の意味と現在形活用

動詞「oír」は「聞く、聞こえる」という意味です。不規則動詞です。「oír」と「oímos」にはアクセント記号が付きます。動詞の現在形の活用は以下のようになります。

 

 

oigo 私は聞きます
oyes 君は聞きます
oye あなた(彼、彼女)は聞きます
oímos 私たちは聞きます
oyen あなた方(彼ら、彼女ら)は聞きます

 

例:¿Me oyes?(聞こえる?)  Sí te oigo.(聞こえるよ)

 

 

dormir, jugar, dar, oír まとめ

dormimosは「私たちは寝ます」、jugamosは「私たちは遊びます」、damosは「私たちは与えます」、oímosは「私たちは聞きます」という意味です。

 

全部不規則動詞で黄色のマーカーが付いているところが規則的でない部分です。

 

 

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54. cerrar, preferir, pedir, servirの意味と現在形活用

目安時間:約 7分

ここでは、cerrar, preferir, pedir, servirの意味と現在形の活用を説明いたします。全部不規則動詞です。

 

 

cerrarの動詞の意味と現在形活用

動詞「cerrar」は「閉める、閉まる」という意味です。動詞cerrarの現在形活用は以下のようになります。

 

cierro 私は閉めます
cierras 君は閉めます
cierra あなた(彼、彼女)は閉めます、それは閉まります
cerramos 私たちは閉めます
cierran あなた方(彼ら、彼女ら)は閉めます、それらは閉まります

 

 

「¿Cerramos la puerta?(私たちは扉を閉めますか?」、「No te preocupes. La puerta no cierra bien.(君は心配しないで。扉はちゃんと閉まらないんだ」のような感じで使います。

 

 

preferirの動詞の意味と現在形活用

動詞「preferir」は「~をより好む」という意味です。動詞preferirの現在形活用は以下のようになります。

 

prefiero 私は(~を)より好みます
prefieres 君は(~を)より好みます
prefiere あなた(彼、彼女)は(~を)より好みます
preferimos 私たちは(~を)より好みます
prefieren あなた方(彼ら、彼女ら)は(~を)より好みます

 

preferirという動詞は何か比較の対象があるときに使います。「Prefiero ese piano en lugar de aquél.(あれの代わりにそのピアノの方がいいです)」という感じですね。

 

 

pedirの動詞の意味と現在形活用

動詞の原形は「pedir」で「求める」という意味です。pedimosは「私たちは求めます」という意味です。動詞pedirの現在形活用は以下のようになります。

 

pido 私は求めます
pides 君は求めます
pide あなた(彼、彼女)は求めます
pedimos 私たちは求めます
piden あなた方(彼ら、彼女ら)は求めます

 

Les pido disculpas por todos los problemas.(ご迷惑をおかけしてすみません/すべての問題のことであなた方に私はお許しを乞います)」という感じに使います。

 

servirの動詞の意味と現在形活用

動詞「servir」は「奉仕する、(食べ物などを)出す、役立つ」という意味です。動詞servirの現在形活用は以下のようになります。

 

sirvo 私は奉仕します
sirves 君は奉仕します
sirve あなた(彼、彼女)は奉仕します
servimos 私たちは奉仕します
sirven あなた方(彼ら、彼女ら)は奉仕します

 

「¿Ya les servimos  la comida?(もうあなた方にお食事をお出ししますか?)」という感じで使います。

 

 

cerrar,preferir,pedir,servirの意味・まとめ

新しい不規則動詞のcerrar, preferir, pedir, servirの意味とそれぞれの現在形の活用を見てきました。cerramos, preferimos, pedimos, servimosは主語が「私たち」の場合の現在形の形です。

 

主語が「私たち」のときは不規則形になっていませんが、他の主語のときはは、「e」が「ie」に変化したり、「i」に変化したりしていますね。

 

 

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52. 何時?のスペイン語表現・「Es la una」の意味は?

目安時間:約 7分

「Es la una」の意味は何でしょうか?「Es」は「~です」ですよね?それに定冠詞の「la」と不定冠詞の「una」が引っ付いている!?これは、時間の表現なんですね。ここでは、「何時?」や「何時に?」など、スペイン語の時間の表現を解説します。

 

Es la una の意味と時間の表現

「Es la una」の意味は「1時です」です。「~時です」という時間を表すときは「動詞ser定冠詞数字という文章になります。

 

「una」は数字「1」の女性形です。「一つの」という意味の不定冠詞や形容詞と同じ形ですね。「1」だけが女性形になります。2時から12時(または24時)までの数字は男女の差がないので同じ形です。

 

なぜ女性形なのかというと、時間という言葉がスペイン語で「la hora」と言って女性名詞だからです。

 

「Es」というのは動詞serの第三人称単数形の形です。「1時」のときだけこの「Es」になります。「2時」以降は第三人称複数形の「Son」を使います。定冠詞も「1時」以外は女性複数形の「las」になります。

 

Es la una de la mañana. 午前1時です。
Son las dos de la tarde. 午後2時です。
Son las tres en punto. 3時ちょうどです。
Son las cuatro p.m. 午後4時です。
Son las cinco a.m. 午前5時です。
Son las seis. 6時です。
Son las siete de la noche. 夜の7時です。
Son las ocho y media. 8時です。
Son las nueve y cuarto. 9時15分です。
Son las diez y cinco. 10時5分です。
Son las once veinte. 11時20分です。
Son las doce del día.  Es mediodía. 昼の12時です。正午です。
Son las doce de la noche. Es medianoche. 夜の12時です。深夜です。

 

「 la tarde」というのは正午から午後6時台の時間帯です。「la noche」は午後7時から深夜零時までの時間帯を指します。

 

「分」は「~時」の後に「y(と)+数字」となりますが、15分以降は大抵「y」は省かれます。そして、30分、または35分以降は通常、「~時~分前」という表現が使われます。この表現の仕方については、次の章で説明します。

 

「30分」は普通、半分という意味の「media」が使われます。「15分」も普通、4分の1という意味の「cuarto」が使われます。

 

 

「~時~分前」という時間の表現

日本では「5分前」や「10分前」はよく使われますが、「1時25分前」などという表現は使わないですよね?スペイン語では、30 分、もしくは35分を過ぎると「~時~分前」という表現が使われるのが一般的です。

 

Son veinticinco para la una. 1時25分前です。
Son veinte para las dos. 2時20分前です。
Es cuarto para las tres. 3時15分前です。
Son diez para las cuatro. 4時10分前です。
Son cinco para las cinco. 5時5分前です。

 

「~時~分前」というのは、「動詞ser+数字(またはcuarto)+para+la(las)数字」で、最初の数字が「~分前」の数字、後の数字が「~時」の数字になります。

 

 

何時? 何時に?

¿Qué hora es? ですか?
¿A qué hora llega el avión? 飛行機何時に着きますか
Llega a las seis. 6時着きます。
¿A qué hora es la película? 映画何時にですか
Es a las siete. 7時です。
A las ocho. 8時に。

 

「Es la una」の意味は?まとめ

「何時ですか?」は「¿Qué hora es?」です。「1時です」は「Es la una」ですね。

 

「何時に?」は「¿A qué hora?」で、「1時に」は「A la una」です。

 

 

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49. otraとla otraの意味は?「また?」ってスペイン語で何て言う?

目安時間:約 7分

ここでは「otra」や「la otra」などの意味と違いをみていきます。それから、「また~!?」なんて言うときの「また」はスペイン語で何と言うかについても勉強します。

 

「otra」と「la otra」の意味と違い

「otra」というのは「他の」とか「もうひとつの」という意味の形容詞で、かかる名詞が女性名詞単数形の場合の言い方です。

 

「la otra」というのはそれが名詞化された形で「他のもの」、「もうひとつのもの」という意味です。「もの」に限りませんが、その「もの」が女性名詞単数形の場合の言い方です。

 

かかる名詞の性や数によって変化するので表にまとめてみました。

他の、もうひとつの 他のもの、もうひとつのもの
男性単数 otro el otro
女性単数 otra la otra
男性複数 otros los otros
女性複数 otras las otras

 

 

 

「otra」と「la otra」を使った例

Mira, aquí hay otra mariposa. 見てここにもう一匹の蝶々いるよ。
¿Vas al cine otra vez? 君はまた映画館に行くの?
¿Quieres esta bolsa? 君はこのバッグが欲しいの?
No, quiero la otra. いいえ、もう一個の方が欲しいの。

 

「al」は「a el」のときには必ずなる形です。

 

「vez」は「~回」の「回」、「~度」の「度」です。「una vez」は「一回」、「dos veces」は「二回」で、「otra vez」は「もう一回、もう一度」という意味です。

 

 

 

「otro」と「el otro」を使った例

¿Te traigo otro pan? 君にもう一つ、パン持ってくる
Regresamos por otro camino. 私たちは他の帰ります
¿Tiene Ud. este libro? あなたはこの持っていますか
No, no lo tengo pero tengo el otro. いいえ、それ持っていないけど他のを持ってます。

 

 

「otras」と「las otras」を使った例

Compro cuadernos y otras cosas. 私はノート他の物(複数)を買います。
Enseñan otras materias. 他の科目(複数)教えます
¿Tomas esta clase? 君はこの授業受けるの
Sí, y también las otras. はい、それと他の(複数)

 

 

「otros」と「los otros」を使った例

Traigo otros vestidos. 私は他の洋服持ってきてます
¿No hay otros hoteles que son mejores? もっといい他のホテルはありませんか?
¿Llevas estos paquetes al correo? 君はこれらの包み郵便局に持っていくんですか
No, llevo los otros que están atrás. いいえ、後ろにある他のを持っていきます

 

 

「また?」ってスペイン語で何て言う?まとめ

「また?」の「また」はスペイン語で「otra vez」と言います。「他の」や「もうひとつの」という形容詞はかかる名詞の性と数によって「otro、otra、otros、otras」と使い分けてください。

 

「他のもの」や「もう一つのもの」という意味で使う場合は定冠詞を付けて「el otro、la otra、los otros、las otras」となります。

 

 

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48. ¿verdad?の意味とスペイン語の動詞現在形復習

目安時間:約 11分

ここでは、¿verdad?の意味と使い方をみていきます。動詞の現在形の復習もしちゃいましょう!

 

¿verdad?の意味

 

verdadは「真実」という意味です。女性名詞なので「la verdad」です。

 

でもよく、文章の最後に「verdad」が来て、しかも質問文のようにイントネーションが上がり調子になっています。この「¿verdad?」は「でしょ?」、「そうですよね?」、「確かだよね?」という意味で、相手に同意を求めるときに使います。

 

覚えてしまうととても便利な言い回しで、「こーだよね?」「あーだよね?」とやたらと使いたくなってしまうかもしれません。

 

今回はスペイン語の動詞の現在形の復習を兼ねて、この記事を読み終わった頃には、「そーだよね?」という言い方が身についてしまっているようにしたいと思います。

 

 

動詞ser

動詞serの記事はこちらです。

 

Él es brasileño, ¿verdad? 彼はブラジル人ですよね?
Ella no es grosera, ¿verdad? 彼女は意地悪ではないですよね?
Usted es empleado de aquí, ¿verdad? あなたはここ会社員ですよね?
Este coche es de Alemania, ¿verdad? このドイツ製ですよね?
Ese reloj es de oro, ¿verdad? その時計でできてますよね?
Esta bebida es mía, ¿verdad? この飲み物は私のですよね?

 

動詞estar

動詞estarの記事はこちらです。

 

Mi abuelita está bien, ¿verdad? 私のおばあちゃん元気でしょ?
Por fin, estás contenta, ¿verdad? やっと君は満足したんだね?
Manuel y Jesús todavía están allá, ¿verdad? マヌエルヘススはまだあっちにいるんでしょ?

 

動詞haber

Hayの動詞の原形はhaberでした。

 

Hay pocos jugadores, ¿verdad? プレーヤー少ないんですよね?

 

―ar規則動詞

ーar規則動詞についてはこちらの記事に書いてあります。

 

Esperamos aquí, ¿verdad? 私たちはここで待ちましょうかね?

 

ーer規則動詞

ーer規則動詞についてはこちらの記事に書いてあります。

 

Me prometes, ¿verdad? 君は私に約束するね?

 

ーir規則動詞

ーir規則動詞についてはこちらの記事に書いてあります。

 

Ustedes suben por la escalera, ¿verdad? あなた達は階段登るんですね?

 

ver, hacer, querer, tener

不規則動詞ver, hacer, querer, tenerについてはこちらの記事を見てください。

 

Usted ve la televisión después de la cena, ¿verdad? あなたは夕食の後テレビを見るんですね?
Tu vecino hace mucho ruido, ¿verdad? 君の隣人騒音たくさんたてるんでしょ?
Usted no quiere café, ¿verdad? あなたはコーヒーいらないんですね?
Tenemos clase hoy, ¿verdad? 私たちは今日授業があるよね?

 

「hacer ruido」で「うるさくする」という意味です。

 

ir, volver, conocer, saber

不規則動詞ir, volver, conocer, saberについてはこちらの記事を見てください。

 

Voy ahorita mismo, ¿verdad? 私は今すぐ行くでしょ?
Vuelves a tu pueblo, ¿verdad? 君は君の戻るんでしょ?
Conoces a Sandra, ¿verdad? 君はサンドラ知ってるよね?
Sabes quién es esta muchacha, ¿verdad? 君はこの若い女性誰か知っているでしょ?

 

venir, traer, salir, decir

不規則動詞venir, traer, salir, decirについてはこちらの記事を見てください。

 

Vienes a la fiesta, ¿verdad? 君はパーティー来ますよね?
Traes las herramientas, ¿verdad? 君は工具を持ってきてるよね?
Ellos salen temprano, ¿verdad? 彼らは早くに出るんですよね?
Digo que , ¿verdad? 私は「はい言うでしょ(OKした方がいいでしょ)?

 

¿verdad?の意味と動詞現在形復習・まとめ

¿verdad?ってスペイン語会話で使えますよね、¿verdad?。ついでに動詞の現在形の復習もしてみました。だいぶ、生きたスペイン語になってきましたよね!答えるときは、「Sí(はい)」とか「No(いいえ)」とか「Creo que sí(そう思います)」とか「No creo(そうは思わない)」とか言うわけですね。

 

 

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47. メキシコの誕生日の歌「ラス・マニャニータス」の歌詞と意味

目安時間:約 7分

ここでは、メキシコの誕生日の歌「ラス・マニャニータス(Las Mañanitas)」の歌詞とその意味を見ていきます。メキシコでは、お誕生日には普通、ケーキを食べる前に歌います。

 

ラス・マニャニータス(Las Mañanitas)の歌詞と意味

 

Éstas son las mañanitas これらはすがすがしい朝の歌
que cantaba el rey David. ダビデ歌っていた
Hoy, por ser día de tu santo, 今日君の誕生だから
te las cantamos a ti. 僕たちは君にそれを歌うよ
Despierta, mi bien, despierta. 目を覚まして、愛する人、目を覚まして
Mira que ya amaneció. 見てごらん、ほらもう夜は明けたんだよ
Ya los pajaritos cantan. もう小鳥たちは歌っている
La luna ya se metió. はもう沈んでしまったよ

 

「La mañana」というのは「朝」という意味です。「La mañanita」というのは「朝」に縮小語尾が付け加えられた形でこの場合、朝に対して愛情が込められています。「Las mañanitas」というのは、その複数形です。

 

「これらは、ダビデ王が歌っていたラス・マニャニータスです」ということで、ここではラス・マニャニータスを「すがすがしい朝の歌」と訳しました。歌の状況としては、好きな女性のお誕生日の朝に、女性の窓辺に来て歌を捧げている(セレナーデ)という感じです。ちなみにセレナーデのことをスペイン語ではserenata(セレナータ)と言います。

 

好きな女性のお誕生日の朝に、マリアッチの楽団を率いて彼女の窓辺に歌を捧げにきている男性を想像していただけるとありがたいです。ついでに、メキシコの家の窓には泥棒が入らないように鉄格子(rejas)が付いているのも想像していただけますか?

 

さて、ダビデ王とは、紀元前1,000年位の聖書に出てくるイスラエルの王様のことですよね?メキシコで最もポピュラーな歌に、なんでイスラエルの王様が出てくるのでしょうか?

 

ダビデ王のときは王国も繁栄して、理想的な王様だったそうですが、それだけでなく、この王様、詩も書いて、詩を書いたら家来たちに毎朝歌っていたとか。でも、ラス・マニャニータスを歌っていたかどうかは疑わしいですよね。

 

この「Las mañanitas」という歌、19世紀には確かにあった形跡が残っていて、でもそのときには歌詞に「el rey David」は入っていなかったそうです。

 

その後、1914年、メキシコ人のManuel Ponceがこの歌を編曲して世に広めることに貢献したようで、このManuel Ponceが歌詞を変えたんじゃないかという意見もあってありえるかな、と思っています。

 

それから、お誕生日のことはスペイン語で「cumpleaños」と言います。「día de tu santo」というのは「君の聖人の日」です。キリスト教圏の人たちは大抵、聖人(santo)の名前が付いています。自分の名前の日というのがあって、(例えばdía de San Pedroとか día de San Angel とかdía de Santa Martaなど)お祝いをします。

 

昔は、生まれた日の聖人の名前をその赤ちゃんの名前にしていたのかもしれません。だからお誕生日と名前の日が同じ日だったのかもしれません。今はお誕生日と名前の日と両方祝う人もいますが、お誕生日だけ祝う人の方が大半だと思います。

 

「cantamos」と「cantan」が出てきますね。動詞cantar(歌う)の現在形です。

 

「pájaro」というのは鳥のことで、その言葉に縮小語尾が付いた形が「pajarito」です。この場合、「小さい」という意味が加わって「小鳥」という意味になります。

 

「mi bien」というのは「愛する人」と訳しましたが、普段は使われません。

 

「se metió」というのは「入り込んだ」という意味です。

 

 

メキシコの誕生日の歌・まとめ

メキシコではお誕生日にはこの「Las mañanitas」の歌を歌います。点過去や線過去なども出てきますが、どんな意味なのかわかっていただけたならうれしいです。

 

 

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46. venir, traer, salir, decirの意味と現在形活用

目安時間:約 9分

新しい不規則動詞を勉強します。venir, traer, salir, decirの意味は何でしょうか?これら4つの動詞の意味と現在形の活用を覚えて使ってみましょう!

 

venirの動詞の意味と現在形活用

動詞の原形「venir」は「来る」という意味です。動詞venirの現在形活用は以下のようになります。

 

vengo 私は来ます
vienes 君は来ます
viene あなた(彼、彼女)は来ます
venimos 私たちは来ます
vienen あなた方(彼ら、彼女ら)は来ます

 

「Vengo de una fiesta del día de muertos.」は「私は死者の日お祭りから来ます。」と言っています。上の画像のような場面で、日本語でこういう言い方はしないですね。「私は死者の日のお祭りに行ってきたんです。」とか「死者の日のお祭りに行った帰りです。」と言うのが自然ですね。「私は死者の日のお祭りに行きました。」とスペイン語の「行く」の過去形で言うこともできます。

 

でも、「行って帰ってきたところです」というような意味で、この「venir」の現在形を使った言い方はよく使われます。それから、「~から来る」の「から」は前置詞「de」を使います。前置詞「de」は「の」という意味でも使われますが、「venir de~」といったら、「~から来る」という意味です。

 

 

traerの動詞の意味と現在形活用

動詞の原形「traer」は「持ってきている、持ってくる」という意味です。動詞traerの現在形活用は以下のようになります。

 

traigo 私は持ってきています
traes 君は持ってきています
trae あなた(彼、彼女)は持ってきています
traemos 私たちは持ってきています
traen あなた方(彼ら、彼女ら)は持ってきています

 

「Traemos dinero.」というのは「お金を持ってきてます。」という意味です。この例の場合は「Tenemos dinero.(お金を持ってます)」といっても同じような意味ですが、Traerは動きが伴う動詞なので「Traemos dinero del banco.(銀行からお金を持ってきます。または、銀行からお金を持ってきています。)」というように、前置詞「de」もよく使われます。

 

「持ってくる」という意味で現在形で使う場合は近い未来を表すことになりますね。「Te traigo dinero al rato.」で「君に私はちょっとあとでお金を持ってきます」という意味になります。

 

 

salirの動詞の意味と現在形活用

動詞の原形「salir」は「出る、出かける」という意味です。動詞salirの現在形活用は以下のようになります。

 

salgo 私は出ます
sales 君は出ます
sale あなた(彼、彼女)は出ます
salimos 私たちは出ます
salen あなた方(彼ら、彼女ら)は出ます

 

Siempre salimos tarde del trabajo.」と言ったら「私たちはいつも仕事から遅く出ます。」という意味です。動詞salirも「~から出る」と言うときに、前置詞「de」を使います。「de+定冠詞el=del」になっていますね。

 

また、動詞salirは「de」と組み合わさって「~から」という意味だけでなく、他の表現にもなります。例えば

 

  • Salimos de vacaciones pronto.」は「もうすぐ休暇になります。」という意味です。
  • Salgo de compras los lunes.」は「毎月曜日私は買い物に出かけます。」という意味です。

 

 

decirの動詞の意味と現在形活用

動詞の原形「decir」は「言う」という意味です。動詞decirの現在形活用は以下のようになります。

 

digo 私は言います
dices 君は言います
dice あなた(彼、彼女)は言います
decimos 私たちは言います
dicen あなた方(彼ら、彼女ら)は言います

 

「No decimos mentiras.」は「私たちはウソは言いません。」という意味です。

 

 

venir, traer, salir, decir まとめ

 

全部第一人称が主語のときに、「go」で終わる不規則動詞でした。「decimos」は「私たちは言う」で問題ないですね。「salimos」も「私たちは出る」で問題ないですね。「買い物に出かける」と「休暇になる」という表現に動詞salirを使うのを覚えてください。

 

「traemos」は「これから持ってくる」と言っている場合と、「もうすでに持ってきている」という場合があるということでした。

 

「venimos」は「私たちは明日mañana)来ます」なんて場合は問題ないですが、「venimos de~」となると、「わたしたちは~に行ってきたところなんですよ」なんてニュアンスになって、ちょっと難しいでしょうか?

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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