119. スペイン語の間接目的語の動詞の例文・直接目的語との違い

目安時間:約 11分

スペイン語の間接目的語の動詞とは?間接目的語と直接目的語の違いは?日本人にとってちょっと難しい間接目的語の動詞の例文を、今回は、過去形(点過去と線過去)に焦点を絞ってお見せしていきます。現在形の例文がいい方のために、リンクも貼っておきますのでご安心ください!もちろん、文法の説明も!

 

 

スペイン語の間接目的語と直接目的語の違い

そもそも、間接目的語とは

間接目的語とは日本語で「誰々に」や「何々に」というのがそれで、スペイン語では必ず間接目的語代名詞を使います

間接目的語代名詞 意味
me 私に
te 君に
le あなたに、彼に、彼女に、それに
nos 私たちに
les あなた方に、彼らに、彼女らに、それらに

 

それで、「彼に」だけじゃわからないから「弟に」とか「カルロスに」とか、誰にかを明確にしたい場合や、「私には‼」など強調したい場合に、間接目的語代名詞にプラスして、「a 誰々」と、間接目的語の追加情報を加えます。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください→間接目的語代名詞

 

 

直接目的語とは

直接目的語とは日本語で「何々を」や「誰々を」と表されるもので、物の場合は前置詞なしで、人の場合は大抵、「前置詞 a + 誰々」となります(「弟が一人います(Tengo un hermano menor直訳:弟を一人持っています)のように前置詞が入らない場合もあります)。直接目的語代名詞は以下のようになります。

直接目的語代名詞 意味
me 私を
te 君を
lo それ(男性名詞)を、彼を、あなた(男性)を
la それ(女性名詞)を、彼女を、あなた(女性)を
nos 私たちを
los それら(男または男女混合名詞)を、彼らを、あなた方を
las それら(女性名詞)を、彼女らを、あなた方を

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください→直接目的語代名詞

 

「me」と「te」と「nos」は間接目的語代名詞も直接目的語代名詞も同じ形ですね。でも、動詞によって、「私に」か「私を」かはわかるので、心配する必要はありません。

 

 

スペイン語の間接目的語の動詞とは

スペイン語には「間接目的語の動詞」なるものが存在し、それらの動詞には必ず間接目的語代名詞が付きます。日本語では大抵の場合主語となるものが、間接目的語で表されるので、動詞の活用形は第三人称単数形と第三人称複数形の2種類だけです。

 

「こういう言い方をするときは、間接目的語の動詞を使うんだな」というのを覚えてもらえるように、今回は、点過去と線過去の言い方に焦点を絞って例文を載せていきます。

 

現在形の間接目的語の例文はこちらの記事をご覧ください→現在形の間接目的語の動詞の例文

 

こちらの記事では「間接目的語の動詞」についてもうちょっと立ち入って説明しています→「私は好き」

 

 

スペイン語の間接目的語の動詞の例文

1行目と3行目は主語が単数形の時です。

2行目と4行目は主語が複数形の時です。

 

encantar(すっごく気に入っている)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
Me encantó ver a los kanguros. 私はカンガルーを見るのがすっごく気に入った。
Me encantaron ellos. 私は彼らがすっごく気に入った。
Me encantaba visitar a mis primos. 私はいとこたちを訪れるのが大好きだった。
Me encantaban los pasteles y los dulces. 私はケーキやお菓子が大好きだった。

 

agradar(満足する)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
¿Te agradó José? 君はホセが感じいいと思った?
Te agradaron los resultados, ¿verdad? 君は結果に満足したでしょ?
Antes te agradaba pasear en las tardes. 君は午後散歩をするのが好きだったよ。
Antes te agradaban tus vecinos. 以前君は隣人が感じいいと思っていたよ。

 

faltar(足りない)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
A mi hermano le faltó un punto para pasar el examen. 私の兄弟は試験に合格するのに1点足りなかった。
A ella no le faltaron ganas de ir. 彼女行きたいという気持ちが欠けていたわけではない。
Siempre le faltaba dinero a ese muchacho. その青年はいつもお金が欠乏していた。
¡Cuántas cosas le faltaban para ser feliz! 彼(彼女)は幸せになるためにどれだけのものが足りなかったんだ!

 

molestar(嫌だ)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
Nos molestó su actitud. 私たちは彼(彼女)の態度が気に食わなかった。
Nos molestaron los mosquitos. 私たちはが嫌だった。
Nos molestaba ese señor cuando íbamos a la escuela. 私たちが学校へ行くとき、その人が嫌がらせをしていた。
No nos molestaban los ruidos de la calle. 私たちは騒音は気にならなかった。

 

quedar((ある状態に)なる)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
Les quedó muy bien el pastel a ustedes. あなた方はケーキとても上手にできました。
A los niños les quedaron grandes los zapatos. 子供達にはは大きかった。
A mis tías siempre les quedaba muy sabrosa la comida. 私の叔母たちはいつもお料理がとてもおいしくできていた。
A ellos siempre les quedaban chicos los uniformes porque eran muy altos. 彼らはとても背が高かったから、いつも制服が小さかった。

 

 

それぞれ、間接目的語代名詞を変えて文を作ってみてください。

 

 

間接目的語の動詞の例文・まとめ

間接目的語の動詞は他にもあります。もっと勉強したい場合はこちらの記事もご覧ください→関接目的語の動詞過去形間接目的語の動詞「parecer」

 

間接目的語はもちろん、普通の動詞にも使われます。「Yo te digo después君に後で言うよ)」なんて場合ですね。

 

でも、間接目的語代名詞はスペイン語では「間接目的語の動詞」と伴に、頻繁に使われるので、「言い回し」として少しずつ覚えていくと、スペイン語の会話力がついてくるので頑張る甲斐はあります!

 

 

 

100. スペイン語の過去形2種・点過去と線過去

目安時間:約 9分

ここでは、スペイン語の過去形についてみていきます。スペイン語の過去形は2種類あります。点過去と線過去です。二つの過去形の違いや、それぞれの活用を学んでみましょう!

 

 

 

点過去と線過去の違い

スペイン語の過去形は2種類あります。点過去と線過去です。以下にそれぞれの違いを示します。

 

点過去 線過去
  • 継続していない、終了している動作
  • 過去の一定の期間内の動作、過去の限定された時が指定されている動作
  • 過去の継続している動作
  • 過去の習慣を表す動作
  • 過去の繰り返しの動作
  • 過去の情景描写や状況表現

 

 

以下に、点過去の時に使われる時の表現と、線過去の時に使われる時の表現の例を示します。

 

点過去 線過去
anoche(昨夜)

ayer(昨日)

antier(おととい)

la semana pasada(先週)

el mes pasado(先月)

el año pasado(去年)

esta mañana(今朝)

siempre(いつも)

nunca(決して~ない)

a veces(時々)

seguido(よく)

frecuentemente(しばしば)

antes(昔)

todos los días(毎日)

 

 

点過去の規則動詞

では次に、点過去の規則動詞の活用形をみていきます。er動詞とir動詞は同じ活用になります。ar動詞、er動詞、ir動詞ともに、動詞の原形の語尾のそれぞれ、ar, er, irを取って、主語によって以下の活用語尾が付け加えられます。

 

ar動詞 er動詞 ir動詞
é í í
aste iste iste
ó
amos imos imos
aron ieron ieron

 

ar動詞とir動詞の主語が「私たち」の時の活用にマーカーが引いてあります。これらは現在形と同じ形なんですね。

 

さて、それでは点過去の活用になっている規則動詞の例を挙げてみます。

 

TOMAR(飲んだ、取った) CONOCER(知った) RECIBIR(受け取った)
tomé conocí recibí
tomaste conociste recibiste
tomó conoció recibió
tomamos conocimos recibimos
tomaron conocieron recibieron

 

 

「conocer」は現在形では不規則動詞でしたが、過去形では規則動詞になります。

 

 

Tomé mucho tequila anoche. 昨夜私はたくさんテキーラを飲みました。
¿Cuándo la conociste? 君はいつ彼女と出会った(彼女を知った)の?
Ella recibió muchos regalos en su cumpleaños. 彼女は誕生日にたくさんのプレゼントを受け取った。
Terminamos el trabajo a las once de la noche. 私たちはの11時に仕事終えました
No regresaron ayer. 彼らは昨日帰らなかった

 

 

線過去の規則動詞

線過去の規則動詞の活用形の語尾をみていきましょう。線過去も、er動詞とir動詞は同じ活用になります。

 

ar動詞 er動詞 ir動詞
aba ía ía
abas ías ías
aba ía ía
ábamos íamos íamos
aban ían ían

 

 

第一人称単数形と第三人称単数形(丁寧な「あなた」含む)が同じ形ですよね?だから、誰のことを言っているのかはっきりさすために、人称代名詞「yo(私)」などはよく付随して使われます。

 

線過去の活用になっている規則動詞の例を挙げてみます。

 

TOMAR(飲んでいた、取っていた) CONOCER(知っていた) RECIBIR(受け取っていた)
tomaba conocía recibía
tomabas conocías recibías
tomaba conocía recibía
tomábamos conocíamos recibíamos
tomaban conocían recibían

 

 

Antes yo tomaba licor después de la cena. 以前、私は夕食お酒を飲んでいました。
En aquel entonces ya me conocías. その頃既に君は私を知っていたよ。
José nunca recibía llamadas de su hermano. ホセは全然兄弟から電話(の呼び出し)をもらってなかった。
Siempre vivíamos en la ciudad. いつも私たちは街中住んでいました。
Las ventanas estaban abiertas cuando entré al cuarto. 私が部屋に入った時は開いていました。

 

「entré(私は入った)」は点過去で「estaban」はestar動詞の線過去です。

 

 

スペイン語の過去形2種・まとめ

スペイン語の過去形2種・点過去と線過去の違いと、規則動詞の活用を学びました。

 

点過去と線過去の違いはざっくりと「~した」と「~していた」の違いだと覚えておくとわかりやすいかもしれません。必ずしも訳すときに、そうなるとは限りませんが、上記のように覚えておくと理解しやすいです。

 

今回、規則動詞の活用を学びましたが、もちろん、それぞれ不規則動詞というものがあります。またこの次に不規則動詞もやりますので楽しみにしていてください!

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学医用工学部に入学、卒業後は医用工学技士としてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。メキシコ大好き、スペイン語大好きなめひ・ここです!

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