この記事では、メキシコで使うスペイン語の言葉がスペインなどの国と違うものを集めてみました。
結構たくさんありますが、メキシコ人とスペイン人が話をして通じないということはありませんのでご安心ください。
メキシコのスペイン語を学んでいて、スペイン語ができるようになってくると、他のスペイン語圏の映画や本、SNSなども目に付くようになってきます。
いろんな国々の人たちの言っていることがわかってくるのはすばらしいことですね!
その他のメキシコとスペインのスペイン語の違いについても触れています。
スペインのスペイン語と違うメキシコのスペイン語
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
pluma
bolígrafo
ボールペン(plumaは羽という意味も。昔は羽ペンでしたね)
computadora
ordenador
コンピューター(メキシコ:女性名詞、スペイン:男性名詞)
cabello güero
cabello rubio
金髪(rubioもメキシコで使います)
cabello chino
cabello rizado
巻き毛(rizadoもメキシコで使います)
camarón
gamba
エビ
papa
patata
ジャガイモ
durazno
melocotón
桃
jitomate
tomate
トマト(tomateはメキシコでは緑色の小さなトマトです)
limón
lima
ライム
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
departamento
piso, apartamento
アパート(apartamento もメキシコで使います)
botanas
cosas de picar
おつまみ
popote
pajita para beber
ストロー
pendientes
cosas que uno tiene que encargarse
やるべきこと(pendienteは形容詞としても使いますー注意して見ておく)
pastel
tarta, pastel
ケーキ
guajolote
pavo
七面鳥(pavo もメキシコで使います)
camión
autobús
バス(autobúsもメキシコで使います。)
pasto
césped
芝生(césped もメキシコで使います)
manejar
conducir
運転する(conducir もメキシコで使います)
platicar
hablar
おしゃべりする(hablar もメキシコで使います)
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
boleto
billete
切符(billete はメキシコで”お札”という意味です)
chamarra
chaqueta
ジャンパー
mesero
camarero
ウェイター
alberca
piscina
プール
carro
coche
車(coche もメキシコで使います)
agujetas
cordones de zapatos
靴ひも
Me da pena.
Me da vergüenza.
私は恥ずかしい(Me da vergüenza.もメキシコで使います。pena は残念という意味でも使われます)
jugar tenis
jugar al tenis
テニスをする
buró
mesa de noche
ベッドサイドテーブル
estacionamiento
aparcamiento
駐車場
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
banqueta
acera
歩道
cachete
mejilla
ほっぺた(mejillaもメキシコで固めな言い方で使います)
nevería
heladería
アイス屋
cajuela
maletero del coche
車のトランク
chamaco
niño o muchacho
子供(niño や muchachoのこと。ナウアトル語が語源)
padre
estupendo
すばらしい(父や神父の他にすばらしいの意味も)
¿Qué onda?
¿Cómo estás?
どう?元気?(¿Cómo estás?よりだいぶくだけた言い方)
¡Sale!
¡Vale!
OK!
pendejo
imbécil
バカ者(imbécilもメキシコで使います)
jugo
zumo
ジュース
Vosotros, Vosotras
スペインのスペイン語とメキシコのスペイン語の大きな違いに、スペインでは、メキシコで使わない人称、vosotros, vosotras を使っている、というものがあります。
vosotros, vosotras は tú 「君」の複数形なので「君たち」という意味です。女性だけの場合に vosotras になります。
メキシコではtúの複数形は ustedes で、usted「あなた」の複数形と同じです。つまり、親し気に話していいお相手でも、距離感を置いて話したいお相手であってもお相手が複数の場合は同じ形なのですが、スペインでは複数の場合は「君たち」と「あなたたち」で別の言葉になるということです。
人称がスペインの方が一つ多いということは、その分、動詞の活用が時制毎に一つ多いことになります。
例えば動詞tomar 「取る、飲む」の活用は以下のようになります。
yo
tú
usted,él,ella
nosotros,nosotras
vosotros,vosotras
ustedes,ellos,ellas
直説法現在
tomo
tomas
toma
tomamos
tomáis
toman
点過去
tomé
tomaste
tomó
tomamos
tomasteis
tomaron
線過去
tomaba
tomabas
tomaba
tomábamos
tomabais
tomaban
未来
tomaré
tomarás
tomará
tomaremos
tomaréis
tomarán
過去未来
tomaría
tomarías
tomaría
tomaríamos
tomaríais
tomarían
接続法現在
tome
tomes
tome
tomemos
toméis
tomen
接続法過去
tomara
tomaras
tomara
tomáramos
tomarais
tomaran
命令
toma
tome
tomemos
tomad
tomen
この他にもまだ時制はありますが、一つの動詞に付き、メキシコ流の場合は黄色いマーカーが付いた、vosotros の人称の活用の部分は勉強していません。なぜならネイティブスピーカー自身が使っていないからです。とはいえ、お気付きのように、語尾が少し変わっているだけですので、スペインの人に vosotros の形で話しかけられても理解できますし、文章を読んでも vosotrosが出てくると理解できないということはありません。
発音
スペインと言ってもスペイン南部など、違う場所もありますが、スペインの大部分ではメキシコと違って、ci, ce, や z 音は舌を上下の歯の間に少し挟んで、英語の th の発音をします。メキシコではそのような発音はなく、ci, ce, と z 音はすべて s と同じ発音になるので日本人にとっては容易です。
スペインとメキシコのスペイン語の違い・まとめ
日本は日本でしか日本語が話されていませんが、昔、ブラジルで日本語を日本人並みに流暢に話す台湾の方(私の親位の年齢でした)とたくさん話す機会があり、とてもうれしかったのを覚えています。私はメキシコ流のスペイン語をお教えしていますが、メキシコでしか通じないわけではないのです。メキシコ流のスペイン語ができるようになると、スペインでもアメリカ大陸のスペイン語圏のいろんな国々でも通じるのです。
それはとても素敵な体験になると思います。
ただ、ここにも示しているように、全然違う言葉を使っている場合も時にはありますので、スペインに行く予定がある方で、メキシコ流スペイン語会話講座で学習されている方は上に記載してある言葉の違いをよくみておいてください。どのスペイン語が正しいというわけではなく、スペイン語というのは本当に、いろんなバリエーションがあるのだなぁ、というのがご理解いただけると大変うれしいです。
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ここでは、cuál というスペイン語の疑問詞と、qué との違いについてみていこうと思います。
スペイン語の cuál の例文
スペイン語の疑問詞 cuál 、または複数形の cuáles は「どれ」という意味です。スペイン語の疑問詞 qué は「何」ですから、違いは、cuál 、または複数形の cuáles の場合は、「複数の選択肢の中から選ぶ」という意味ですね。名詞の前に来ると「どの」になります。
また、「ある物を特定の物として他の物と区別する」時にもcuál 、または複数形の cuáles が使われます。この場合は、日本語では「何」と言う時に、スペイン語ではcuál 、または複数形の cuáles が使われることがあります。
¿Cuál es tu coche? El que está enfrente de ti.
君の車はどれ? 君の正面に あるやつ。
¿Cuál es su nombre? Rosario.
あなたの名前は何ですか? ロサリオ。
¿Cuáles son las frutas que más te gustan? Fresas y manzanas.
君が一番好きな果物はどれですか?イチゴとりんご。
¿A cuál montaña rusa subiste? A la que está en el Bosque de Chapultepec.
君はどのジェットコースター に乗ったの? ボスケ・デ・チャプルテペックにあるやつに。
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スペイン語の qué の例文
スペイン語の疑問詞 qué は「何」という意味で、「物や人などの特徴を聞いたり分類したりする」時に使います。物が何かを聞く時の他、人の職業を聞く時や、時間を聞く時なども qué ですね。
また、名詞の前に qué が来ると、「どの(名詞)」という意味で、「特定の選択肢があるわけではなくどれかを聞く」場合に使われます。
¿Qué te parece mi coche? Me parece muy bonito.
私の車を君はどう(何を)思う? とても素敵に思えます。
¿Qué edad tiene ella? Diecinueve.
彼女はどのくらいの年 なの? 19です。
¿Qué tiempo hace por allá? Hace mucho calor.
あっちら辺はどんな天候 なの? すごく暑いです。
¿Qué hay de nuevo? Nada. Todo está bien, ¿y tú?
(何か)お変わりありませんか? 何も。すべて順調です。で、君は?
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スペイン語の疑問詞 cuál とqué の違い
基本的に cuál は「どれ」で qué は「何」なのですが、時々、日本語では「何」なのに、電話番号や名前を聞く時のように、「特定の物として他の物と区別している」ということで cuál だったり、日本語では「どの」や「どんな」なのに qué を使っていたりする場合があります。
これは理屈で考えるより、パターンを覚えてしまった方がいいと思います。
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ここではスペイン語の前置詞「para」の意味と「por」の意味をみていきます。「para」と「por」の違いがよくわからない方は必見です!その他の前置詞についてはこちらの記事 にありますので必要に応じてご覧ください。
スペイン語の para の意味
スペイン語の前置詞「para」は主に次のような意味で使われます。
目的(のために)
¿Es para mí ?
Te digo para que sepas la verdad .
私にくれるの?(私のためにですか?)
君が真実 を知るために君に言う よ。
用途(のために)
Sirve para eso .
¿Para qué sirve esta herramienta ?
そのためのものだ(それ のために役に立つ )
この道具 は何のために役立つの?
目的地(へ向かって)
Ya se fue para su casa .
もう 彼(彼女)は家へ帰った 。
期限(までに)
Tengo que entregar la tarea para mañana .
明日 までに宿題 を出さなければならない。
能力
Esa cosa no sirve para nada .
そのやつ(物 )は全然 役に立たない。
比較(にしては)
Piensa muy bien para su edad .
年齢 の割にしっかり考えてる 。
意見(にとって)
Para mí , él es un niño chiquito .
私にとっては彼は小さな子供 です。
第一に(empezarと組み合わさって)
Él no puede ser cantante .Para empezar, no sabe cantar .
彼は歌手 ではありえない。だいたい、歌下手だし。
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「のために」という意味で使う場合は、「para」の後に動詞 を付けることもできます。例えば「Para empezar a construir la casa, necesitamos los planos .(家を建て始める ためには、設計図 が必要です。」のようにです。※表の「para empezar」と使い方が違いますね。
「目的地へ向かって」というのは前置詞「a」の方がよく使われます。
能力の「para nada」の反対語は「para todo 」です、「何にでも」という意味です。
「para siempre 」は「永久に」という意味です。
スペイン語の por の意味
スペイン語の前置詞「por」は主に次のような意味で使われます。
目的(を探して、を求めて)
Pregunté por ti ayer .
昨日 僕は 君がいるか聞いた よ。
近辺(の辺に)
Mis llaves deben estar por aquí .
私の鍵 はこの辺にあるはず。
理由(だから)
Por eso te llamé .
だから(それだから)君に電話した んだよ。
対価(につき)
Pagué quinientos yenes por la comida .
食事 に500円払った 。
あいまいな時間(頃)
Ellos vendrán por la mañana .
彼らはだいたい午前中 来るだろう 。
一つずつ
Chequé las letras una por una .
私は文字 を一字ずつチェックした。
置き換え(の代わりに、に)
Ella puede firmar por mí .
Mi mamá va a cambiar este refrigerador por uno nuevo .
彼女は私の代わりにサインする ことができる。
母はこの冷蔵庫 を新しいのに変える つもりだ。
手段(で)
Hablé por teléfono .
私は 電話で話した 。
丁寧語(favorと組み合わさって)
Por favor .
お願いします。
もちろん(supuestoと組み合わさって)
Por supuesto que sí .
もちろん答えは「yes 」だよ。
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「Gracias por todo .(いろいろとありがとう)」などもよく使いますね。
「Este trabajo fue hecho por el profesor.(このワーク は教授によってなされました。)」のような受動態の文では「によって」という意味で使われます。
para と por の違い
「para」と「por」の違いで一番わかりにくいのは両方「ために」と訳せることがあることです。
例えば「Trabajo por mis hijos.」は「私は息子たちのために 働きます。」と訳せます。
「Trabajo para el Señor Hernández.」も「私はエルナンデス氏のために 働きます。」と訳せます。
同じようですが、意味が違います。
「por」の方は「理由」で、「私は子供たちを養うために働きます。」など、子供たちが「働く理由」になっています。
「para」の方は「目的」で、「私はエルナンデス氏に奉仕するために働きます。」など、エルナンデス氏の秘書として働いたり、家事手伝いをするなどしているという意味になります。
スペイン語の para の意味と por の意味・まとめ
「para」も「por」もいろんな使い方があるので、丸暗記は難しいと思いますが、どれもよく使われる表現なので、好きな表現の仕方などありましたら覚えてみてください。
「para」と「por」の後ろに「私」や「君」が来る場合は「mí(アクセント記号付き)」と「ti(アクセント記号なし)」が来て、「para mí 」「para ti 」「por mí 」「por ti 」となります(前置格代名詞)。その他の人称は主語人称代名詞 と同じです。つまり、「para nosotros 」などです。
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ここでは、スペイン語の動詞ser とestar の違いをまとめています。日本語や英語のbe動詞では同じ動詞を使っても、スペイン語では「ser」と「estar」に別れていて、紛らわしいですね。しっかり使い分けできるように見ていきましょう!
ser と estar の違い
スペイン語の動詞「ser」については以下の記事に詳しく書いてあります。
動詞ser
動詞ser-時間
スペイン語の動詞「estar」については以下の記事に詳しく書いてあります。
動詞estar
「ser」と「estar」の違いをまとめると以下のようになります。
動詞ser
例文
意味
動詞serが使われる時
La ciudad es muy bonita .
Ella es muy bonita .
町はとても きれい だ。
彼女はとても かわいい。
人や物の特徴や性質 を表して「~です」
Soy arquitecto(arquitecta) .
私は建築家 です。
職業 が「~です」
Soy japonés(japonesa) .
私は日本人 です。
国籍 が「~です」
Es de Guanajuato.
グアナファト製です。
出所 を表して「どこ製です」
¿De qué son las casas ?
家々 は何でできていますか?
材質 を表して「何製です」
Es mío(mía) .
私のです。
所有 を表して「誰々のです」
Es la una.
一時です
時間 を表して「~時です」
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動詞estar
例文
意味
動詞estarが使われる時
¿Cómo está Usted?
あなたはお元気ですか?
「元気です」といったあいさつ
El jefe está ocupado .
El baño está ocupado .
上司は 忙しい。
トイレ は 使用中。
人や物の一時的な状態 を言う時
Mi amigo está en Guanajuato de vacaciones .
Guanajuato está en México.
私の友達は 休暇で グアナファトにいる。
グアナフアトはメキシコ にある。
人の居場所 や物のある場所を言う時
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スペイン語の動詞serとestarの使い分け
動詞ser
意味
動詞estar
意味
¿Cómo es la ropa ?
服 はどんなですか?
¿Cómo está la ropa?
服はどうですか?
Es grande.
Es bonita.
Es gris.
大きいです。
素敵です。
グレーです。
Está limpia.
Está sucia.
está planchada.
きれい(洗ってある)。
汚い。
アイロンをかけてある。
¿Qué es el ron?
ロン(ラム酒)とは何ですか?
¿Cómo está el ron?
ロンはどうですか?
El ron es una bebida fermentada .
Es una bebida alcohólica.
Es de la caña de azúcar .
ロンは発酵させた 飲み物です。
アルコール飲料です。
砂糖 きびでできています。
Está muy bueno.
Está fuerte.
Está ligero.
とてもおいしい。
強いです。
軽い、飲みやすい
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スペイン語のser とestar の違い・まとめ
スペイン語の動詞serとestarの違いをまとめてみました。わかっていただけたでしょうか?
あと、「何人いる」とか「いくつある」という時は「Hay(動詞の原形haber) 」を使って「Hay una mesa.(テーブルが一つあります)」などと言います。
また、「寒い」、「暑い」、「お腹が空いている」などと言うときは、「動詞tener(持つ) 」を使って、「Tengo frío.」、「Tengo calor.」、「Tengo hambre.」などと言います。
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ここでは、スペイン語の点過去と線過去の違いや使い分けが、あっと言う間に分かるように、解説していきます。
スペイン語の点過去と線過去の違いを黄色のマーカーとピンクのマーカーで分かりやすいように分けてみました。黄色が点過去で、ピンクが線過去です。
動詞によっては、意味が瞬間的な動作 や、始まりから終わりまでが短い時間である動作 に関するものがあります。過去において、瞬間的な動作や完結している動作を表すときに、点過去 (el pretérito)を使います。
Un ciclista se cayó durante la competencia .
サイクリスト は競技 中 に転んだ 。
Se murió el pájaro anoche .
鳥 は昨夜 死んだ 。
Choqué contra una camioneta .
私は トラック に ぶつかった 。
¿Te rompiste el dedo ?
君は 指 を折った のか?
Cerré la puerta con llave .
私は 鍵 で 戸 を閉めた 。
Las visitas llegaron tarde .
訪問客 は遅く 着いた 。
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↓不規則動詞
CAERSE(転んだ、落ちた)
MORIRSE(死んだ)
CHOCAR(ぶつかった)
LLEGAR(着いた)
me caí
me morí
choqué
llegué
te caíste
te moriste
chocaste
llegaste
se cayó
se mu rió
chocó
llegó
nos caímos
nos morimos
chocamos
llegamos
se caye ron
se mu rieron
chocaron
llegaron
「romperse(折れる、割れる)」は再帰動詞 です。「romperse」、「cerrar(閉める)」は規則動詞 です。
しかしながら、上記のような、意味が瞬間的な動作や、始まりから終わりまでが短い時間である動作に関する動詞であっても、過去における習慣や繰り返しを表す場合は線過去 (el copretérito)を使います。
Él siempre se caía durante las competencias .
彼 はいつも 競技中 転んでいた 。
Armando se moría de risa muy seguido .
アルマンドはしょっちゅう 笑いころげていた(笑い で死にそうになっていた )。
Los coches a veces chocaban en esa glorieta .
車 は時々 そのロータリー で衝突していた 。
Cada rato se me rompían los lentes .
しょっちゅう メガネ を壊していた(私にとって メガネが壊れていた )。
Por lo general cerraba yo la puerta con llave .
普通 、私 は鍵で戸を 閉めていた 。
Ellos nunca llegaban tarde .
彼ら は決して 遅刻しなかった (遅く 着かなかった )。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/06/Record-online-voice-recorder.com-12.mp3
また、動詞によっては、意味が過去の継続した動作 や、情景、状況など、時の流れと関係するもの があります。そのような動詞は線過去 で表現することができます。
Vivíamos en México .
私たちは メキシコに 住んでいた 。
Llovía mucho .
雨が 沢山 降っていた 。
Yo esperaba su regreso .
私 は彼の(彼女の) 帰り を待っていた 。
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しかしながら、上記のような、意味が過去の継続した動作や、情景、状況など、時の流れと関係する動詞であっても、過去の一定期間内である言葉を使ったり、動作の始まりや終わりで限定される場合は、点過去 を使います。
Vivimos en México en 1999 .
1999年に メキシコに住んでいました 。
Llovió toda la noche .
夜中 雨が降っていました 。
Lo esperé dos horas .
私は彼を2時間 待ちました 。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/06/3d00db8cd85dac0e30b8829c62505a34-1.mp3
過去の描写の場合は基本的に線過去 を使います。
La camiseta era muy grande.
Tシャツは とても大きかった 。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/06/Record-online-voice-recorder.com_-1.mp3
スペイン語の点過去と線過去の使い分け(中断)
スペイン語の点過去と線過去を使い分けるとき、以下の例文のように、一つの動作が、もう一つの過去において継続している動作を中断しているかのように見える時は、継続している動作に線過去 を使い、中断する動作に点過去 を使います。
Hablábamos con el rector cuando sonó el teléfono .
電話 が鳴った とき、私達は 学長 と話していた 。
Llegó la señorita mientras cenábamos .
私達が夕食をとっていた 間 に娘さん が着いた 。
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スペイン語の点過去と線過去の使い分け(するつもりだった)
「IR+a+動詞の原形」で、動詞IRが現在形の時は、未来を表す ことができました。「~するつもりです」という文章ですね。
この動詞IRを線過去 (不規則動詞) にすると、「IR+a+動詞の原形」で「~するつもりでした」 という文章になります。普通、「するつもりだったけど、しなかった」という意味で使い、「しなかった」理由は現在形でも、点過去でも、未来形でも表すことができます。(「~しに行っていた」という意味で使われる場合もあります)
また、動詞IRを点過去 (不規則動詞) にすると、「IR+a+動詞の原形」で「~しに行った」 という意味になります。
動詞IRを現在形に
動詞IRを線過去に
動詞IRを点過去に
Voy a preguntarle al maestro.
Iba a preguntar le al maestro.
Fui a preguntar le al maestro.
先生に質問するつもりだ。
先生に質問するつもりだった 。
先生に質問しに行った 。
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「preguntarle」の「le」は間接目的語代名詞で、この場合「先生に」を意味しています。現在形の場合も「~しに行く」と訳した方がいい場合もあります。
スペイン語の点過去と線過去の使い分け(言ったこと)
複合文にて、主節動詞が点過去 で、「言ったこと」などが現在形であった場合、その現在形で言った内容を従節文の中では線過去 で表します 。
主節動詞が点過去
言った事(現在、未来も)
従節動詞は線過去
Dijo:言った:
”Necesito dinero”「お金が要る」
Dijo que necesitaba dinero.
お金が要る と言った 。
Preguntó:聞いた:
”¿Cuándo vas a ir?”「いつ行く?」
Preguntó que cuándo ibas a ir.
いつ君が行くつもり なのか聞いた 。
Opinó:意見した:
”Hay que estudiar”「勉強しなきゃ」
Opinó que había que estudiar.
勉強すべきだ と意見した 。
Avisó:知らせた:
”Me siento mal”「気分が悪い」
Avisó que se sentía ma l .
気分が悪い と知らせた 。
Pensó:考えた:
”Es buena idea”「いい考え」
Pensó que era buena idea.
いい考えだ と考えた 。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/06/2f41ff74bfc054ecb7dba83329099eb5.mp3
スペイン語の点過去と線過去が分かる・まとめ
スペイン語の点過去と線過去の違い・使い分けがあっと言う間に分かるように、まとめてみました。もし、分からないことがあったら、コメントいただけますか?分かってもらえるまで、説明いたします!
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