133. スペイン語の詩(poema)の翻訳、実はメキシコのオトミ族の歌

目安時間:約 6分

スペイン語の詩を翻訳してみました。詩のことはスペイン語で poema と言います。今回はメキシコのオトミ族の歌(詩)です。とてもシンプルでわかりやすい詩です。普通の現在形と点過去しか出てきません。

 

 

スペイン語の詩(poema)の翻訳

La araña(蜘蛛)

 

¿Adónde vas, araña? 蜘蛛さん、どこへ行くの?
Voy a la montaña. 私はへ行きます。
¿A qué vas a la montaña? 何しに山へ行くの?
A traer una rosa. 一輪のバラ持ってくるために。
¿Para qué es la rosa? バラは何のため?
Para ponerla a los pies de la hija. 足元に置くために。
¿Dónde está la hija? 娘さんはどこにいるの?
La mató una serpiente blanca. 白いが彼女を殺した。
¿Dónde está la serpiente blanca? 白い蛇はどこにいるの?
La maté y la enterré en la arena. 私はそれを殺して砂に埋めた

 

¿Dónde está la arena? 砂はどこにあるの?
La puse en un templo viejo. 古い寺院に置いた。
¿Dónde está el templo viejo? 古い寺院はどこにあるの?
Lo tiró un puerco cojo. びっこのがそれを倒した。
¿Dónde está el puerco cojo? びっこの豚はどこにいるの?
Lo maté y me quedé con la piel. それを殺してを取った
¿Dónde está la piel? 皮はどこにあるの?
La vendí. 私はそれを売った
¿Dónde está el dinero? お金はどこにあるの?
Compré esta flauta de carriso. この葦笛買ったんだ。

 

引用元:IMÁGENES Y PALABRAS(Ana María Maqueo y Juan Coronado)

 

 

メキシコのオトミ族の歌

メキシコにはラカンドン族、オトミ族、サポテコ族など、たくさんの土着の民族がいます。オトミ族はメキシコで最も古い民族のうちの一つです。

 

オトミ族はオトミ語を使っていました。オトミの人たちはアステカやマヤのように、建築物などは残しませんでしたが、詩はたくさん残っているので、詩人体質の人たちなのでしょう。

 

「templo」を寺院と訳してしまうと、仏教の寺院を思い浮かべてしまいそうですが、アステカのピラミッドも「templo」と呼ばれていたりします。

 

 

オトミ族の「templo」はびっこの豚が倒すくらいだから、小さな御堂のような感じだったのでしょうか?

 

 

ちなみに、16世紀に今のメキシコ・シティーにあったアステカの「Templo Mayor(大神殿)」はスペイン人等によって破壊されています。まさか、そのことを言っているのではないですよね?。。。

 

 

スペイン語の詩(poema)・まとめ

オトミ族の詩(poema otomí)はいかがでしたでしょうか?

 

不定冠詞(un や una)が使われた後、定冠詞(el や la)が使われていて、定冠詞不定冠詞の勉強にもなるし、直接目的語代名詞の使い方もわかりやすいのではないかと思います。

 

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108. スペイン語のことわざ・名言・言い回し22選(メキシコ版)

目安時間:約 22分

ここではメキシコで聞かれるスペイン語のことわざ・名言・言い回しを22ほどご紹介いたします。意味を説明しますので、文の作り方や語彙を増やすなど、言い回しの楽しさを見るだけでなく、勉強の材料としても活用してもらえるとうれしいです!

 

 

 

 

スペイン語のことわざ・名言

El buen juez por su casa empieza.

直訳:良い裁判官は自分の家あたりから始める。

El buen juez empieza por su casa. とした方がわかりやすくなりますね。

「buen」は「bueno(良い)」の「o」が、男性名詞「juez(裁判官)」の前ではずれています。

 

人にあれをしろ、これをしろ、と言う人に限って、自分自身ができていなかったりします。

人にいろいろ指図する前に自分のことをちゃんとしろ、という意味ですね。

 

日本のことわざだったら、「目くそ鼻くそを笑う」とか、「人の一寸我が一尺」かな。

「人のふり見て我がふり直せ」かな。

 

 

El que a buen árbol se arrima, buena sombra le cobija.

直訳:良い木に寄り掛かる人は、良い木陰に覆われる。

これも、El que se arrima a buen árbol, buena sombra le cobija.と置き換えるとわかりやすいと思います。

良い人と付き合えば、良い影響を受ける、という意味です。

 

 

Agua que no has de beber, déjala correr.

直訳:飲むべきでない水は流れるままにしておけ。

「has de 動詞の原形」で「君は~すべきでない」という意味です。「déjala」は「それ(水)をそのままにしておけ」という命令形です。

 

自分に関係のないことには関与するな、という意味です。

 

 

De lo perdido, lo que aparezca.

直訳:無くなったと思ってたものが出てきたのならそれで良しとしなきゃ

これは不完全な文ですが、完全な文にするとすれば、「Si ya lo habías perdido, lo que aparezca es la ganancia」という感じになります。

 

出てきたものが完璧ではなかったとしても、それで満足するべきじゃない?ないよりはましなのだから、という意味です。

 

 

Tiene cola que le pisen.

直訳:踏んづけられるしっぽがある。

 

誰かが、バレたら困る秘密を持っている、という時に使います。

 

 

Las paredes oyen.

直訳:壁は聞く。

 

日本のことわざの「壁に耳あり障子に目あり」と同じですね。「人に聞かれるかもしれないから要注意」という意味です。

 

 

Dime con quién andas y te diré quién eres.

直訳:君が誰と付き合ってるか言ってくれたら、君が誰かを言ってあげるよ。

「Dime」は「私に言って」という意味の命令形です。「te diré」は「私は君に言うでしょう」という未来形です。

 

日本のことわざで、「牛は牛連れ、馬は馬連れ」や「類は友を呼ぶ」と同じですね。

 

 

 

Mucho ayuda el que no estorba.

直訳:邪魔しない人は大いに手伝っている。

「El que no estorba ayuda mucho」と言った方がわかりやすいと思います。

 

どいた方がいい、余計なことに顔を突っ込まない方がいいという意味です。

 

 

Aunque la mona se vista de seda, mona se queda.

直訳:サルが絹を身に付けてもサルのまま。

再帰動詞が2種類入っています。

 

日本のことわざだと、「豚に真珠」とか「猫に小判」とかですね。値打ちのあるものを与えても意味がないことのたとえです。

 

 

El comal le dijo a la olla.

直訳:メキシコの主食のトルティージャを焼く調理器具・コマルが鍋に言った。

 

自分のことを棚に上げて人に悪口を言っている、という意味です。この言葉はメキシコの有名な歌い手「クリクリ」の「コマルと鍋」という歌の中に出てくる文です。コマルと鍋の、まるで年配の夫婦の大喧嘩みたいな内容の歌詞で、お互いに似た者同士なのに、口汚く罵り合います。とはいえ、動揺なので、子どもたちに非常に愛されている曲です。

 

調理器具・コマルのことを知りたい場合や、夫婦喧嘩の歌を聞いてみたい方は下のリンクをクリックしてみてください。

El comal y la olla

 

 

 

La barriga llena, el corazón contento.

直訳:腹を満たせば心はハッピー。

直訳のままでいいですね。人はお腹いっぱいになると幸せな気分になりますよね。

 

お腹のことは「el estómago」とも言って、こちらの方がよく使います。

 

 

 

En el pecado lleva la penitencia.

直訳:罪の中に苦行を携行する。

何か悪い事をしたから罰が当たったんだよ、という意味で使います。

 

 

 

Hijo de tigre, pintito.

直訳:虎の子もまだら。

「pintito」は「pinto(まだら)」に縮小語尾が添えられている形です。小さな虎だからです。

 

日本のことわざで似ているのは「蛙の子は蛙」や「瓜のつるになすびはならぬ」です。虎の子どもは親と同じまだら模様がある、ということで、親子がそっくりなときに使われます。良い意味で使ったりもするので、「蛙の子は蛙」と少しニュアンスが違うかもしれません。

 

 

De tal palo, tal astilla.

直訳:この棒からはこの木片。

これも、上の「Hijo de tigre, pintito」と同じような意味です。親と子が何かで似ている、と言いたいときに使われます。いい意味でも悪い意味でも使われます。

 

日本のことわざでは、「この親にしてこの子あり」などもありますね。

 

 

La ociosidad es la madre de todos los vicios.

直訳:ものぐさはすべての悪習の母である。

ものぐさは、すべての悪習の源(始まり)である、という意味です。

 

 

 

 

 

 

 

死に関する言い回し

No tengo ni en qué caerme muerto.

直訳:私は死ぬ場所すらない。

主語が例えば「彼は」だったら、「No tiene ni en qué caerse muerto」となります。バタンと死ぬとき、お金があればベッドの上で死ぬこともできるけれど、家も持ち物もなく、今死んだら野垂れ死にだ、という状況を意味しています。とても貧乏だ、ということです。

 

 

Ya está más p’allá que p’acá.

直訳:もう、こっちより、もっとあっちよりだ。

あっちというのは死の世界で、こっちは現世です。つまり、もう死にそうだ、という意味です。

 

 

 

 

こんな言い回しも

Lo metieron al bote.

直訳:彼はドラム缶に入れられた。

「bote」というのがドラム缶などのことで、「el bote de basura」と言えば「ゴミ入れ」という意味ですが、「Lo metieron al bote」とは、「彼は刑務所に入れられた」という意味になります。メキシコらしい言い方だと思います。

 

 

 

Ya me cayó el veinte.      No me cayó el veinte.

直訳:もう、20センタボが私に落ちた。  私に20センタボが落ちなかった。

どういう意味だと思いますか?「Ya me cayó el veinte」は「私はわかった!」という意味で、「No me cayó el veinte」は「私はわからなかった」という意味です。

 

一昔前、携帯電話なんてなかった時代、人々は外出したときに公衆電話を使いました。日本でも、テレフォンカードが出てくる前に、10円玉を入れて電話をかけたりしていました。

 

メキシコでは20センタボのコインを入れて公衆電話で通話していました。それで、その20センタボのコインは、電話機に入れたあと、通話がつながると落ちたのですね。

 

そこから、話の内容がわからなかったのが、わかるようになったときに「Ya me cayó el 20」と言うようになったのです。

 

それからインフレが激しくなり、1ペソ以下のセンタボがなくなり、公衆電話に入れるお金は5ペソから100ペソまでにもなって、その後、プリペイドカードが導入されるようになりました。それが1980年代終わりごろの話です。

 

今は携帯電話が普及して、公衆電話を使うこともほとんどなくなっています。メキシコの若い人たちも、「もうわかった」とか「わからなかった」という表現にどうして「Ya me cayó el veinte」や「No me cayó el veinte」という言い回しを使うのか、知らない人が沢山いると思います。

 

機会があったら、メキシコ人に、この表現の由来を教えてあげてください。

 

 

 

Como perros y gatos.

直訳:犬や猫のよう。

日本では「犬猿の仲」という言葉があって、犬と猿ですが、スペイン語では犬と猫です。犬と猫のようにいつも喧嘩ばかりしている、という意味です。

 

 

Dile a tu mamá que te dé un tenmeacá.

直訳:お母さんにテンメアカをもらえるように言いなさい。

「Dile」というのは「彼女(彼)に言いなさい」という命令形です。お母さん(tu mamá)の部分はおばあさん(tu abuelita)などに変えることができます。

 

大人が子どもを追い払いたいときに言うセリフです。「tenmeacá(テンメアカ)」という言葉は存在しません。でも、「Tenme acá(テンメ アカ)」という文は「私をこっちに置いておいて」という意味です。子どもはその文をひっつけて言われると、何か「テンメアカ」というおいしいものか面白いものがあるのかと思って、その場を離れるわけです。

 

昔はビデオゲームなど、子どもの気を逸らせておくものがあまりなかったので、大人にまとわりついて、こんなセリフを言われたりしていたのでしょう。こういう言葉はだんだん消えていってしまうかもしれませんね。悲しいです。

 

 

 

Ve a ver si ya puso la totola.

直訳:七面鳥の雌がもう卵を産んだか見に行ってきなさい。

こちらも上の「テンメアカ」の文と同じように、まとわりついている子どもを追い払うときに言うセリフです。

鳥を飼っていなくても使うとのことです。「あっち行きなさい」とダイレクトに言うより、こういう言い方をした方がやんわりしているのかもしれません。昔は本当に七面鳥を飼っていたのでしょうけれど。

 

 

 

スペイン語のことわざ・名言・言い回し・まとめ

メキシコでよく聞かれたスペイン語のことわざや名言、言い回しを22個ほどご紹介しました。

 

 

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早口言葉についての記事もありますので併せてご覧下さい。

 

こちらのスペイン語の詩は全部点過去形と普通の現在形だけです。メキシコのオトミ族の詩です。

こちらのブログにもスペイン語のことわざなど載せていますので見てみてください!↓

スペイン語のことわざ

 

 

90. メキシコの教育システムや科目をスペイン語で何と言うか?

目安時間:約 7分

ここではメキシコの教育システムや科目をスペイン語で何と言うかについてまとめています。

 

 

メキシコの教育システムをスペイン語で

Preescolar

Kinder

Jardín de niños

幼稚園 3~5歳(3年)
Primaria 小学校 6~12歳(6年)
Secundaria 中学校 12~16歳(3年)
Preparatoria

Bachillerato

高等学校 15~18歳(2~3年)
Educación Media Superior 後期中等教育(高校レベル)
Educación Superior 高等教育(大学レベル)
Universidad 大学
Instituto Tecnológico 工科学院
Licenciatura 学士課程
Especialidad 専攻
Maestría 修士課程
Doctorado 博士課程
Sistema educativo 教育システム
Escuela 学校
Turno vespertino 夜間部
Turno matutino 朝の部

 

 

「preparatoria」のことを略して「prepa」と言います。

 

中学、高校は二部制で夜間部がある学校もあります。ちなみに私も公立中学の夜間部に聴講生として通ったことがあります。働いている子たちも学校に行けるようなシステムになっているんだと思います。

 

 

メキシコの科目などをスペイン語で

Español スペイン語(メキシコでは国語)
Matemáticas 算数、数学
Ciencias Naturales 理科、科学
Ciencias Sociales 社会
Historia 歴史
Geografía 地理
Biología 生物
Física 物理
Química 化学
Lengua Extranjera 外国語

 

 

Música 音楽
Artes visuales 美術
Danza ダンス
Teatro 演劇
Educación Física 体育
Materia 科目
Examen extraordinario 追試
Beca 奨学金
Tesis 卒論
Título 学位

 

 

 

スペイン語会話

¿Qué estudias? 何を勉強してるの(専攻は何ですか)?
La prepa. 高校です(高校生です)。
¿Qué materias llevas? 何の科目をとっているの?
Inglés, matemáticas, formación cívica y ética... 英語、数学、道徳市民の育成
¿Qué es eso de formación cívica y ética? その道徳と市民の育成って何?
En esa materia estudiamos la importancia de la autoestima, los derechos humanos, las características de la democracia y otros temas. その科目では、自己肯定の重要性人間の権利民主主義の特徴その他のテーマについて勉強します。
¿Qué vas a estudiar después? その後(将来)は何を勉強するつもりですか?
Voy a estudiar arquitectura en la UNAM. ウナムで建築学を勉強するつもりです。

 

 

「UNAM」は「Universidad Nacional Autónoma de México」の略で「メキシコ国立自治大学」のことです。

 

 

メキシコの教育システムや科目をスペイン語で・まとめ

メキシコの教育システムは日本のそれと似ているのでわかりやすいと思います。義務教育は幼稚園から中学までです。

 

入学の時期は日本と違って9月(Septiembre)です。大学によっては入学の時期が1年に複数回ある場合もあります。

 

 

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57. レストランで使うスペイン語・メキシコの食事

目安時間:約 11分

ここでは、レストランで使うスペイン語会話を学びます。メキシコの食事で出くわすスペイン語の単語も載せておきますので、覚えておくと、レストランのメニューを見て、何を頼んだらいいかがわかりやすくなると思います!

 

レストランで使うスペイン語

¿Me permite el menú, por favor? メニューをいただけますか?
¿Nos puede traer agua, por favor? 私たちにを持ってきてもらえますか?
¿Me podría dar otra pieza de pan, por favor? パンをもう一ついただけますか?
¿Me podría dar 2 tortillas más, por favor? トルティージャをもう2枚いただけますか?
¿Me puede traer el postre, por favor? デザートを持ってきてもらえますか?
La cuenta, por favor. お勘定、お願いします。
Gracias. ありがとう。

 

パンやトルティージャは主食なので、テーブルの上に置かれていて、なくなったらおかわりを頼むことができます。チリなどで作ったソースのことを「salsa」と言い、それもテーブルに置かれているのでなくなったら「más salsa」と言ってもっともらうことができます。

 

メキシコは労働賃金が低いので、帰り際にはテーブルにお勘定とは別に、給仕にチップ(心づけーpropina)を置いていってあげてください。

 

 

メキシコの食事

desayuno 朝食
jugo de naranja/jitomate/zanahoria オレンジ/トマト/にんじんジュース
cereal シリアル
avena オートミール
huevos estrellados con tocino 目玉焼きベーコン
huevos revueltos con jamón 炒り卵ハム
pan tostado con mantequilla y mermelada トーストバタージャム

 

 

almuerzo 昼食前の軽食
hamburguesa ハンバーガー
sándwich サンドイッチ
hot dog ホットドッグ
papas fritas フライドポテト
torta de pierna/queso blanco/queso amarillo ローストポーク/白チーズ/チーズのトルタ
refresco 清涼飲料水

 

メキシコではメインの食事は夕食ではなく昼食で、午後2時位にフルコースの食事をとるのが一般的です。朝食から昼食までの時間が長いので、お腹が空いたときは「almuerzo」といって、間食をとることもあります。

 

サンドイッチは外来語なので「sángwich」と発音している人もいます。

 

「パパ」は「じゃが芋」という意味です。「お父さん」の場合は後の「パ」にアクセントで「papá」となりますのでご注意ください。

 

「torta」というのはメキシコ式のサンドイッチのことでとてもおいしいのでおすすめです。「Bolillo」という上の画像のパンを使って作ります。半分に切って中のやわらかい白いパンの部分を取って、油で焼きます。その後、間に煮豆やアボガド、玉ねぎ、トマトなどと一緒にお好みのハムやチーズなどをはさんでもらいます。

 

 

comida 昼食、食べ物
coctel de camarones/ostiones エビ/牡蠣のカクテル
sopa del día 本日のスープ
sopa de fideo/verduras/mariscos/cebolla スパゲッティ/野菜//玉ねぎのスープ
caldo 肉汁(スープ)
consomé コンソメスープ
arroz 米、ピラフ
ensalada サラダ
carne de res/cerdo/puerco/pollo ///
pescado
frijoles 豆、メキシカンビーンズを煮込んだもの
postre デザート
gelatina ゼリー
flan プリン
helado de vainilla/chocolate バニラ/チョコレートアイス
pastel ケーキ
nieve シャーベット

 

フルコースはスープ、ピラフ、メインディッシュ、煮豆、デザートです。「sopa de fideo」というのは「スパゲッティのスープ」と訳しましたが、普通のスパゲッティよりずっと細いもので、スパゲッティのことは「fideo」とは言わず、「espagueti」と言います。

 

 

cena 夕食
café con leche/café solo コーヒー牛乳/ブラックコーヒー
chocolate ココア
お茶
pan dulce 菓子パン
tostadas トスターダ(揚げたトルティージャ)
tacos タコス

 

夕食は簡単に済ませます。菓子パンとコーヒー牛乳、みたいな感じですね。「café con leche」といったら、コーヒーにミルクを少し入れるとかではなくて、大量の牛乳にコーヒーを入れる、という感じです。まあ、カフェラッテなんでしょうけれど、家で飲むものはそんなおしゃれな感じじゃないので、コーヒー牛乳とさせていただきました。

 

「solo」というのは「それだけ」という意味です。ブラックコーヒーは「café negro」と言ってもいいです。「negro」は「黒」という意味です。

 

「tostadas」というのは揚げたトルティージャが売っているので、それに残り物でも何でも載せて食べる食べ物のことです。

 

夜はお昼の残り物など、簡単に済ませますが、外で食べる場合はタコスが多いですね。夜になるとあちこちのタコス屋さんが店を開けます。タコス一つの場合は「taco」と言います。「Quiero un taco, por favor.(タコ一つください)」なんて言うわけです。

 

 

レストランで使うスペイン語・メキシコの食事・まとめ

食べ物のことに関してはいっくらでも書くことありますが、とりあえず、これだけ知っていればメキシコで食にありつけるかな、という基本的な言葉を並べてみました。あ、それから、「乾杯!」は「¡Salud!」です。「salud」は「健康」という意味です。

 

おいしいもののこと、メキシコで「antojitos」と言ったりします。メキシコに行く機会がありましたら、おいしいものたくさん食べてくださいね!

 

 

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53. メキシコでの電話の受け答えの仕方

目安時間:約 7分

今はコミュニケーションの手段が多様化してきていて、「電話する」こと自体が少なくなってきているのかもしれませんが、メキシコでも、まだまだ「電話する」ことはあるので、ここではスペイン語での電話の受け答えについての例文を挙げてみます。家の電話にかけているという想定です。

 

向こうからかかってきた場合

¿Bueno? もしもし?
¿A dónde hablo? どこにかかってますか?
¿Qué número marcó usted? どの番号かけましたか?
Está usted equivocado. 間違いです。
, ¿en qué le puedo servir? はい、ご用件は何でしょうか?
¿Está el señor Tanaka? 田中さんはいらっしゃいますか?
¿De parte de quién? どちら様ですか?
De Carlos. カルロスです。
Un momentito, por favor. 少々お待ちください。

 

「向こうからかかってきた場合」と「こちらからかける場合」の違いですが、「もしもし」の後の「¿A dónde hablo?」のために分けました。向こうからかけておいて、「もしもし?」と電話に出たら「hablo」は「私は話す」という意味だから、「私はどこにしゃべってますか?」と言っているわけで、ずいぶん失礼ですよね。

 

よく使われる表現なのでその質問への答え方を記載していますが、「この表現を使ってください」という意味ではありません。「A la casa de la familia Ito(伊藤です)」とか電話番号を言って答えてもいいのですが、質問文で返してもいいです。「どの番号にかけましたか?」という風にです。

 

相手の人が番号を言うので、違っていたら、相手が男性の場合は「Está usted equivocado」と言って、女性の場合は「Está usted equivocada」になります。

 

番号が合っていたら、「ご用件はなんでしょうか?( ¿en qué le puedo servir?)」ってもう、フレーズで覚えてしまった方がいいです。「servir」は「奉仕する」という意味で、「puedo」は「私はできる」という意味です。直訳すると、「私はあなたにどんなことでご奉仕できますか?」という風になります。

 

「田中さん」は「el señor Tanaka」は大人の男性の田中さんで、「la señora Tanaka」だと奥様のこと、「la señorita Tanaka」だと未婚女性の田中さんになります。その人と仲がいい場合などは名前を呼び捨てで「¿Está Yuta?」などとなります。

 

「¿De parte de quién?(どちら様ですか?)」や「Un momentito, por favor(ちょっとお待ちください)」もフレーズとして覚えておくと便利です。

 

 

 

こちらからかける場合

¿Bueno? もしもし?
Perdone, ¿es la casa de la familia García? すみません、ガルシアさんお宅ですか?
Sí, con quién quiere usted hablar? はい、誰と話したいですか
Con Pilar, por favor. ピラールをお願いします
No se encuentra. ¿Quiere Ud. dejarle un recado? いないんですよ。彼女に伝言を残しますか?
Sí, por favor. Dígale que llamó Mai. はい、お願いします。まいが電話した伝えてください

 

「la familia ~」というのは「~家」という意味です。

 

ピラールというのは女性の名前です。「いない」という意味の「No se encuentra」は「no está」ということもできます。

 

スマホなど(celularと言います)にかける場合は、「Bueno」の後、「Hola」と普通の会話に入ると思うので省略いたします。

 

 

メキシコでの電話の受け答えの仕方・まとめ

固定電話で電話を受けたときや電話を固定電話にかけたときの言い方の例を挙げてみました。役に立つことがあればうれしいです。

 

 

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47. メキシコの誕生日の歌「ラス・マニャニータス」の歌詞と意味

目安時間:約 7分

ここでは、メキシコの誕生日の歌「ラス・マニャニータス(Las Mañanitas)」の歌詞とその意味を見ていきます。メキシコでは、お誕生日には普通、ケーキを食べる前に歌います。

 

ラス・マニャニータス(Las Mañanitas)の歌詞と意味

 

Éstas son las mañanitas これらはすがすがしい朝の歌
que cantaba el rey David. ダビデ歌っていた
Hoy, por ser día de tu santo, 今日君の誕生だから
te las cantamos a ti. 僕たちは君にそれを歌うよ
Despierta, mi bien, despierta. 目を覚まして、愛する人、目を覚まして
Mira que ya amaneció. 見てごらん、ほらもう夜は明けたんだよ
Ya los pajaritos cantan. もう小鳥たちは歌っている
La luna ya se metió. はもう沈んでしまったよ

 

「La mañana」というのは「朝」という意味です。「La mañanita」というのは「朝」に縮小語尾が付け加えられた形でこの場合、朝に対して愛情が込められています。「Las mañanitas」というのは、その複数形です。

 

「これらは、ダビデ王が歌っていたラス・マニャニータスです」ということで、ここではラス・マニャニータスを「すがすがしい朝の歌」と訳しました。歌の状況としては、好きな女性のお誕生日の朝に、女性の窓辺に来て歌を捧げている(セレナーデ)という感じです。ちなみにセレナーデのことをスペイン語ではserenata(セレナータ)と言います。

 

好きな女性のお誕生日の朝に、マリアッチの楽団を率いて彼女の窓辺に歌を捧げにきている男性を想像していただけるとありがたいです。ついでに、メキシコの家の窓には泥棒が入らないように鉄格子(rejas)が付いているのも想像していただけますか?

 

さて、ダビデ王とは、紀元前1,000年位の聖書に出てくるイスラエルの王様のことですよね?メキシコで最もポピュラーな歌に、なんでイスラエルの王様が出てくるのでしょうか?

 

ダビデ王のときは王国も繁栄して、理想的な王様だったそうですが、それだけでなく、この王様、詩も書いて、詩を書いたら家来たちに毎朝歌っていたとか。でも、ラス・マニャニータスを歌っていたかどうかは疑わしいですよね。

 

この「Las mañanitas」という歌、19世紀には確かにあった形跡が残っていて、でもそのときには歌詞に「el rey David」は入っていなかったそうです。

 

その後、1914年、メキシコ人のManuel Ponceがこの歌を編曲して世に広めることに貢献したようで、このManuel Ponceが歌詞を変えたんじゃないかという意見もあってありえるかな、と思っています。

 

それから、お誕生日のことはスペイン語で「cumpleaños」と言います。「día de tu santo」というのは「君の聖人の日」です。キリスト教圏の人たちは大抵、聖人(santo)の名前が付いています。自分の名前の日というのがあって、(例えばdía de San Pedroとか día de San Angel とかdía de Santa Martaなど)お祝いをします。

 

昔は、生まれた日の聖人の名前をその赤ちゃんの名前にしていたのかもしれません。だからお誕生日と名前の日が同じ日だったのかもしれません。今はお誕生日と名前の日と両方祝う人もいますが、お誕生日だけ祝う人の方が大半だと思います。

 

「cantamos」と「cantan」が出てきますね。動詞cantar(歌う)の現在形です。

 

「pájaro」というのは鳥のことで、その言葉に縮小語尾が付いた形が「pajarito」です。この場合、「小さい」という意味が加わって「小鳥」という意味になります。

 

「mi bien」というのは「愛する人」と訳しましたが、普段は使われません。

 

「se metió」というのは「入り込んだ」という意味です。

 

 

メキシコの誕生日の歌・まとめ

メキシコではお誕生日にはこの「Las mañanitas」の歌を歌います。点過去や線過去なども出てきますが、どんな意味なのかわかっていただけたならうれしいです。

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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