188.スペイン語の si + 接続法などの条件節について

目安時間:約 9分

ここでは、スペイン語の si(もし)の後が接続法になる場合やそうでない場合など、副詞節の中で、 si から始まる条件節についてみていきます。

 

現在、未来においてありそうもないか不可能な条件節

si(もし) から始まる条件節は文頭に来ても、主節の後に来ても同じです。

 

「もし~なら」という条件節は、現在や未来において、ほとんどありえない、または不可能な場合si の後に接続法過去形主節の動詞を過去未来(可能法)で表すのが基本的な使い方です。口語では、Si vienes conmigo, yo iría. など、接続法過去の代わりに直説法現在が使われることもあります。また、口語では、主節に、過去未来ではなく直説法線過去が使われることもあります(Si estuviera contenta, sí hablaba con él.)。

 

とはいうものの、スペイン語学習者の方は、基本の形、「si+接続法過去と主節の動詞は過去未来(可能法)」を覚えておいてください。

 

Si tuviera tiempo, iría contigo, pero no puedo. 時間があれば君と行くけどできないよ。
Si estuviera, se lo diría, pero no está. (彼が)いればそれを伝えます(言います)けどいないんですよ。
Si me escucharas, te iría bien. 私(のこと)を聞けば君はうまくいくんだろうけどね。

 

 

現在において可能な条件節

「もし~なら」の意味が、現在において可能な(起こりえる)条件節の場合si の後に直説法現在形主節の動詞は直接法現在形、未来形(ir a 不定詞も含む)または命令形が来ます。主節の現在形は未来の意味で使うこともあります。

 

Si tengo COVID, no puedo ir a trabajar. コロナにかかってたら仕事には行けないよ。
Si me invitas a la fiesta, tengo que decirle a Rosa que no voy a poder ir a su casa. 君が私をパーティーに招待してくれるなら、ロサに、彼女の家に行けなくなると言わなければ。
Si te parece bien, entonces lo voy a comprar. もし君にとって良いと思えるなら、それでは私はそれを買いましょう。
Si te duele tanto, ve con el dentista. 君はそんなに痛いなら、歯医者に行きなさい。

 

 

 

実際に起こった過去の条件節

 

「~だったら」という過去の条件節で、実際に起こったことを言っていたり、過去の習慣のことを言っている場合は、si の後は直説法過去形主節の動詞は直説法現在形、過去形または未来形で表すことができます。

 

Si te gustó, ¿por qué no lo compraste? 君は気に入ったんだったらなんでそれを買わなかったのか?
Si me pedían, me quedaba a trabajar hasta muy tarde. 求められたらすごく遅くまで仕事をするため残っていました。
Si fuiste a Guanajuato, ¿me puedes platicar de las momias? 君はグアナフアトに行ったんだったらミイラについて私に話しすることはできますか?
Si estuviste tanto tiempo en México, seguro que vas a querer ir otra vez, ¿verdad?※ 君はそんなに長くメキシコにいたんだったら絶対もう一回行きたくなるだろうね?

 

※seguro que は省くこともできます。

 

過去の非現実的な条件節

 

「もし~だったら」という過去の条件節が過去の事実に反する非現実的なことを言っている場合は、 si の後は接続法過去完了主節の動詞は直説法過去未来完了接続法過去完了、または過去未来形(可能法)になります。

 

Si hubieran sabido que venía Verónica, entonces la hubieran esperado. (彼らは)ベロニカが来るのを知っていたのなら、彼女を待ったでしょう。
Si hubieras trabajado mucho, ahorita no estarías sufriendo. もし君がたくさん働いていたなら、今、君は苦労してないだろう。
Si le hubiera importado, no lo habría tirado. (彼にとって)重要だったら、それを捨てなかっただろう。
Si hubieras ido a la clase, sabrías cómo resolver los problemas. 君がクラスに行っていれば問題をどう解決するかわかるだろうに。

 

スペイン語の si + 接続法?まとめ

ここでは、si (もし)で始まる条件節の後が接続法になる場合や直説法になる場合についてみてみました。わかりやすく説明できていたら良いのですが!

 

 

 

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187.スペイン語の cuando の後は接続法?時の接続詞について

目安時間:約 17分

ここでは cuando などの時の接続詞を使った従属節の中の動詞が接続法になる時と直説法になる時の違いをみていきます。

 

cuando の後ろは接続法?直説法?

cuando は「~の時に」、「~の時は」という意味の時の接続詞です。cuando の後ろが直説法である例文はこちらの記事にたくさんあります。

cuando の後ろが直説法の時は、主節の動詞が現在形か過去形で、従節の中で実際にあった出来事、習慣の出来事について言っています

 

cuando の後ろには接続法が来ることがあります。主節の動詞が未来、または現在形で、従節の動詞がこれからの事について言っている場合に接続法を使います。

 

主節の動詞が未来完了の時も、cuando を使った従節の中で未来の出来事を表現するために接続法を使います。

 

Salí justo cuando empezó a llover. 私はちょうど雨が降り始めた時に出かけました。
Iré al extranjero cuando tenga oportunidad. チャンスがある時に私は外国へ行くでしょう。
Ya habré terminado mi trabajo cuando vengas por mí. 君が私を迎えに来る時にはもう、私の仕事を終えているでしょう。

 

antes de que の後ろは接続法?直説法?

 

antes de (que)~の意味は「~の前に」です。

 

主節と従節の主語が同じ場合は 「antes de + 不定詞(動詞の原形)」となります。

 

主節と従節の主語が違う場合は、antes de que の後ろは常に接続法になります。

 

Siempre leo un libro antes de dormirme. いつも私は寝る前に本を読みます。
La comida tiene que estar servida antes de que empiece la ceremonia. 食事は式典が始まる前に出ていなければなりません。
Mis papás compraron esta casa antes de que yo naciera. 私の両親はこの家を、私が生まれる前に買いました。

 

hasta que の後ろは接続法?直説法?

 

hasta (que)~は「~まで」という意味です。

 

主節と従節の主語が同じ場合は 「hasta + 不定詞(動詞の原形)」となります。

 

主節と従節の主語が違う場合は、主節の動詞が過去形で、従節の中で実際にあった出来事について言っているならば、従節の動詞は直説法です。

 

主節と従節の主語が違う場合で、主節の動詞が現在形の場合は、従節の動詞は直説法現在接続法現在両方あり得ます。

習慣的なできごとでも、接続法現在が使われることがあり、私の体感ですが、直説法は100%確実で、接続法の場合はたまに

起こらないことがあるようなニュアンスを醸し出します。

 

主節と従節の主語が違う場合で、主節の動詞が線過去で習慣を表している場合は、従節の動詞に接続法を使う方が自然に聞こえます。

習慣の場合は直説法とは限らず、話し手が過去の時間軸で話す場合は従節の動詞が未来のことになり、

接続法を使う方が自然な場合があります。話し手の傾向によるとも言えます。

 

主節と従節の主語が違う場合で、主節の動詞が未来、または現在形で、従節の動詞がこれからの事について言っている場合には接続法を使います。主節の動詞が過去でも、従節の動詞がまだ起こっていないことである時は接続法を使います

 

主節が否定文の場合は、hasta que と hasta que no が同じ意味で使われます。hasta que no の方がよく使われる傾向にあります。

 

Voy a repetir las palabras hasta memorizarlas. 私は言葉を覚えるまで繰り返すつもりです。
La esperé hasta que se obscureció. 暗くなるまで私は彼女を待ちました。
Siempre espero hasta que llega/llegue mi hijo. いつも私は私の息子が着くのを待ちます。
Siempre jugábamos juntos hasta que nos llamaran mis papás. いつも私たちを(彼らが)呼ぶまで一緒に遊んでいました。
Nada va a cambiar hasta que no cambies tú mismo. 君自身が変わるまで何も変わりません。

 

después de que の後ろは接続法?直説法?

 

después de (que)~の意味は「~の後に」、「~の後で」です。

 

主節と従節の主語が同じ場合は 「después de + 不定詞(動詞の原形)」となります。

 

主節と従節の主語が違う場合は、従節の動詞が未来のことを言う場合は接続法を使います。

 

主節と従節の主語が違う場合、従節の動詞が現在と過去の実際に起こったことを言う場合は、メキシコなどアメリカ大陸では直説法を使うことが多いです。

 

Él se retiró después de dar gracias a todos. 彼は皆にお礼を言った後退いた。
Vamos a comprar la cuna después de que nazca el bebé. 赤ちゃんが生まれた後にベビーベッドを買いましょう。
Nuestra boda fue un poco después de que acabamos la universidad. 私達の結婚式は大学を終えた少し後でした。
Siempre hago la tarea después de que ese programa termina. いつもその番組が終わった後、私は宿題をやります。

 

en cuanto の後ろは接続法?直説法?

 

en cuanto ~の意味は「~するとすぐ」です。

 

従節の動詞が未来のことを言っている場合は接続法で表します。

 

従節の動詞が過去に起きたことをいっている場合は直説法で表します。

 

習慣を表す場合は直説法です。

 

Puedes descansar en cuanto termines de pintar la pared. 君は壁を塗り終えたあとすぐに休むことができます(休んでいいですよ)。
Vine en cuanto me enteré. 私は知ってすぐ来ました。
En cuanto llega el pedido, siempre nos avisan por correo electrónico. 注文品が届くとすぐに、いつも私たちに電子メールで知らせてくれます。

 

tan pronto como の後は接続法?直説法?

 

tan pronto como ~の意味は「~するとすぐ」で en cuanto と同じです。

 

従節の動詞が未来のことを言っている場合は接続法で表します。

 

従節の動詞が過去に起きたことをいっている場合は直説法で表します。

 

習慣を表す場合は直説法です。

 

Avísame tan pronto como llegues al aeropuerto. 君が空港に着いたらすぐ、私に知らせてください。
Tan pronto como regresé del trabajo, ella empezó a quejarse conmigo. 私が仕事から帰るとすぐ、彼女は私に愚痴をこぼし始めました。
Me siento  muy tranquilo(a) tan pronto como oigo su voz. 私は彼(彼女)の声を聞くやいなや、とても落ち着いた気分になります。

 

siempre que の後ろは接続法?直説法?

 

siempre que ~の意味は「~するときはいつも」です。

 

従節の動詞が未来のことを言っている場合は接続法で表します。

 

従節の動詞が現在や過去に起きたことをいっている場合は直説法で表します。

 

Te prestaré mi guitarra siempre que me la pidas. 君が求める時はいつも私のギターを貸してあげるよ。
Te presto mi guitarra siempre que me la pides. 私はいつも君が求める時、私のギターを貸しているよ。
Te prestaba mi guitarra siempre que me la pedías. 私はいつも君が求めていた時、私のギターを貸していたよ。

 

 

 

 

 

mientras の後ろは接続法?直説法?

 

時の接続詞としての mientras の意味は「~の間」です。

 

二つの動作が同時に進行していることを表すので、未来のことでもmientras の後ろは直説法です。

 

mientras の後ろが接続法になる時は主節が未来のことを言っていて、従節が条件や提案の意味合いを含んでいる場合です。

 

また、主節が否定文で従節も接続法の否定文の場合は条件文になっていて mientras no ~は「~しない限りは」と訳すことができます。

この場合の mientras は hasta que に置き換えることができます。

 

Yo me encargaré de hacer la limpieza mientras tú haces la comida. 君が食事を作る間、私は掃除をするのを引き受けましょう。
Vamos a hablar mientras no estén los niños. 子供たちがいないときに話しましょう。
No voy a empezar el trabajo mientras no me paguen. 私に払ってくれない限りは私は仕事を始めないつもりです。

 

mientras についてはこちらの記事にも書いてあります。

 

時の接続詞・まとめ

 

この記事ではスペイン語の「時の接続詞」を使った副詞節の中で、いつ接続法を使うのか?直説法を使うのか?ということについて解説しています。地域によって違う場合があります。接続法を使う場合と直説法を使う場合で意味が似ていることもあり、難しく感じられるかもしれませんが、間違えを恐れずにどんどん使ってみてください。

 

 

 

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185.スペイン語の感情を表す間接目的語の動詞

目安時間:約 9分

この記事では、スペイン語の感情を表す間接目的語の動詞とその使い方をみていきます。間接目的語の動詞については以下の記事等にて詳しく解説しています。

me gusta

間接目的語の動詞(現在形)

好きだった、痛かった

その他の間接目的語の動詞(点過去、線過去)

 

感情を表す間接目的語の動詞

感情を表す間接目的語の動詞には以下のようなものがあります。(動詞によって「間接目的語の動詞」としてではない使い方もあります)

 

間接目的語の動詞 どういう意味で使うか
aburrir 退屈だ
alegrar うれしい(良かった)
apenar 申し訳なく思う
avergonzar 恥じ入る(穴があったら入りたい)
dar gusto うれしい
dar pena 恥ずかしい(もじもじ)
disgustar 不機嫌にさせる
divertir 楽しい
doler 痛い
emocionar 感激だ
encantar すごく気に入っている
entristecer 悲しませる
extrañar 意外に思う
fastidiar うんざりだ
gustar 好きだ
importar 重要だ
molestar 嫌だ
preocupar 心配だ
sorprender 驚きだ
tranquilizar 落ち着かせる

 

通常、間接目的語の動詞の後ろに主語である、名詞、不定詞(動詞の原形)、または que の後に文章が来ます。 mucho, cuando ~, al ~等の副詞が先に来ることもあります。

 

間接目的語の動詞の主語が名詞の場合

間接目的語の動詞の主語が名詞の場合の例文は以下の通りです。

 

Me encanta el ambiente de este pueblo. この村の雰囲気が私はすごく好きです。
A mi papá le avergüenza mi pasado. 私の父は私の過去を恥じています。
¿Te molesta el viento? 君はがうっとおしいですか?
Me entristeció esa noticia. そのニュースは私を悲しませました。

 

間接目的語の動詞の主語が動詞の場合

間接目的語の人称が、後ろの動詞の主語と同一である場合は、後ろの動詞を不定詞(動詞の原形)で表現できます。

 

Me dió mucho gusto conocerte. 君とお知り合いになれてとてもうれしかったです。
Nos emocionó mucho recibir esa invitación. その招待状を受け取って、私たちはとても感激しました。
Me fastidia mucho tener que ir a trabajar los domingos. 私は毎日曜日に働きに行かなければならないのに本当にうんざりしています。
Me divierte mucho platicar con mi amiga. 私は私の友達とおしゃべりするのがとても楽しいです。

 

間接目的語の動詞の主語が文章の場合

 

間接目的語の人称が、後ろの動詞の主語と違う場合は、感情を表す間接目的語の動詞の後ろに que を置いて、その後の動詞は通常接続法になります。

 

Siempre nos preocupaba que nuestra hija anduviera con esas personas. いつも私たちは、私たちの娘がその人たちと出歩くのを心配していました。
Me apena mucho que te hayas quedado sin trabajo. 私は、君が職を失ったことをとても残念に思います。
Me sorprendió mucho que el comprador ofreciera mucho dinero. 私は、買い手がたくさんのお金を申し出たことにとてもびっくりしました。
Me extraña que ya no quieras comer más. 私は、君がもうこれ以上食べたくないことを意外に思いますよ。

 

Me gustaría que fuéramos a Acapulco. 私たちがアカプルコへ行けたらうれしいのですが。
A mi nieta le encantaría que la lleváramos a Disneylandia. 私の孫は私たちが彼女をディズニーランドへ連れて行ったら大喜びするでしょうね。

主節が可能法(過去未来)で従節の文が未来のことやまだ終わっていないことを指している場合は、従節の動詞は接続法過去か、接続法現在が使われることもあります。

 

 

スペイン語の感情を表す間接目的語の動詞・まとめ

Me gusta(私は好きです)のように「間接目的語の動詞」として使われることのあるものの中で、感情を表現する動詞を集めてみました。そして、それらの動詞を使った例文をご紹介しました。お気に入りの表現をみつけて使ってみてください!

 

 

 

 

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169. スペイン語の接続法現在不規則動詞と規則形及び例文と使い方

目安時間:約 12分

この記事ではスペイン語の接続法現在の規則形や不規則動詞の活用がわかるように、それぞれの記事へのリンクを一覧にしてみました。また、接続法現在の使い方と例文も載せています。

 

スペイン語の接続法現在不規則動詞と規則動詞活用

 

接続法現在規則動詞の活用と一番よく使われる用法(Ojalá ~やQue~など)については

こちらをご覧ください。⇩

接続法現在規則動詞活用と主な使い方

 

 

接続法現在不規則動詞の活用は以下のリンクからご覧いただけます。

 

行く、知っている(saber)、知っている(conocer)、戻る

 

です(ser)、です(estar)、ある、できる

 

与える、寝る(眠る)、遊ぶ、聞く(oir)

 

持つ、見る、する(作る)、欲する

 

来る、持ってくる、出る、言う

 

求める、閉める、~より好む、サービスする

 

雨が降る、雪が降る、地震がある(震える)

 

始まる(始める)、あたためる、失くす(負ける)、点灯する

 

費用がかかる(犠牲を要する)、見つける(遭遇する)、数える(物語る)、返す

 

繰り返す、訂正する、着せる、別れを告げる(解雇する)

 

手に入れる、推測する、世話をする(出席する)、見せる

 

 

接続法現在のいくつかの使い方と例文

「動詞ser + 形容詞 + que + 接続法現在」の使い方と例文については以下のリンクからご覧いただくことができます。

Es mejor que ~

 

また、主節の動詞が意思感情を表す時、従節の動詞に接続法を使います。従節の文は非現実的な、または想像上の仮説を表現しています。接続法の主な特徴は仮定の動作、または実行されていない動作の概念であるということです。

 

主節の動詞が意思を表す時の例文:

Te ordeno que no salgas a la calle con las zapatillas de baile. バレエシューズで道に出ないよう私は君に命令します
Nos han prohibido que estacionemos nuestro coche aquí. 彼らは私たちに、ここに車を駐車するのを禁じています
Te ruego que no llegues tarde a la escuela. 私は君が学校へ遅く着かないよう懇願します
Le deseo que se cure pronto. あなたが早く治りますよう願っています

 

 

主節の動詞が感情を表す時の例文:

Me gusta que él piense lo mismo que yo. 私は彼が私と同じことを考えているのが好きです
Tengo miedo de que me reprueben en el examen extraordinario. 私は追試で不合格になるのではないかと恐れています
Me preocupa que mi hijo salga del país. 私は息子が出国するのが心配です
Me molesta que haya tanto tráfico. 私はこんなにも交通量があることに嫌気がさしています

 

 

 

また、主節の動詞が意見を表すもののいくつかは、それが否定文として使われている場合に、従節に接続法現在が使われます。

No creo que venga el novio de Pilar. 私はピラール(女性の名前)の恋人が来るとは思えません
No te puedo asegurar que la situación esté mejor el próximo mes. 来月、状況が良くなっていると君に保証することはできません
No pienso que el precio siga subiendo. 私は価格が上がり続けるとは考えていません
Él no me asegura que vaya a la fiesta conmigo. 彼は私と一緒にパーティーに行くことを確約はしていません

 

 

 

主節の動詞の目的を表す「para que ~」や「a fin de que ~」(~のために、~するように)の後には接続法現在を使います。

Tenemos que apurarnos para que no lleguemos tarde. 私たちは遅く着かないように急がなければなりません
A fin de que entiendas, te voy a explicar con ilustraciones. 君が理解できるように、私は図解で君に説明しましょう。
Me están llamando para que yo vaya. 彼らは私が行くように呼んでいるのです。
Te doy todos los materiales a fin de que me lo hagas ahorita mismo. 君が私にそれを今すぐ作るように私は君にすべての材料をあげる。

 

 

 

先行詞が否定代名詞、また不定冠詞がついている名詞である場合はその形容詞節の中で接続法現在を使います。先行詞が不定代名詞の時も形容詞節の中で接続法現在が使われることが多いです。また、先行詞が定冠詞の付いた名詞であっても、確認されているもの(または人)でない場合には接続法を使います。

No hay nadie que hable japonés. 日本語を話す人は誰もいません。
Quiero comprar un anillo que tenga forma de serpiente. 蛇の形をした指輪を買いたいです。
Yo no pregunto nada que sea difícil. 私は難しいことは何も質問しません。
¿Hay alguien que sepa tocar la guitarra? ギターを弾ける人は誰かいますか?

 

 

 

接続法現在は未来のことを言っている副詞節の中でもよく使われます。

No lo compres sin que sepa tu mamá. 君のお母さんが知ることなくそれを買わないで。
No te llamaré a menos que sea algo urgente. 緊急の何かでない限り、君に電話はしません。
Ya vamos a regresar antes de que se obscurezca. 暗くなる前にもう帰りましょう。
Voy a aceptar ese trabajo con tal de que me paguen bien. 私にちゃんと払ってくれるのであればその仕事を受けようと思う。
No vas a llegar a tiempo a no ser que pidas un aventón. 乗せてもらうでなければ君は時間に着きませんよ。
Te lo digo cuando lo sepa. それがわかった時に君に言うよ。
En caso de que haya algún problema, avísame, por favor. 何らかの問題がある場合には私に知らせてください

 

 

 

スペイン語の接続法現在・まとめ

スペイン語の接続法現在の活用を規則形と不規則動詞の主なものをリンクでまとめてみました。そして、接続法現在の使い方と例文を載せてみました。お役に立てば幸いです。

 

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88. cuesta, encuentra, cuenta, devuelveの意味と現在形活用

目安時間:約 11分

「cuesta」の意味は?「encuentra」、「cuenta」、「devuelve」の意味は?ここでは、これら四つの動詞の意味と現在形の活用(接続法現在も)、現在進行形などで使う現在分詞についてみていきます。

 

 

cuestaの意味と現在形活用

「cuesta」の動詞の原形は「costar」で「費用がかかる」、「犠牲を要する」という意味の普通の現在形(直説法現在)で主語が第三人称単数の形です。この動詞の意味により、普通、第三人称単数形と第三人称複数形の主語が使われます。

 

動詞「costar」の普通の現在形の活用と接続法現在の活用を以下に示します。不規則動詞です。

 

普通の現在形 接続法現在
cuesta cueste
cuestan cuesten

 

 

現在進行形などで使う現在分詞は「costando」で不規則形ではありません。

 

 

¿Cuánto cuesta para dar una vuelta? 一周するのにいくらかかりますか?
Ojalá que no cueste tanto. そんなに値が張らないといいのだけれど。
Me está costando trabajo dormir. 眠れないんだ(私にとって眠ることが一仕事となっているんだ)。
Los boletos de avión cuestan mucho. 飛行機のチケットすごくお金がかかる。

 

 

encuentraの意味と現在形活用

「encuentra」の動詞の原形は「encontrar」で「見つける」、「遭遇する」という意味の普通の現在形(直説法現在)で主語が第三人称単数の形です。

 

動詞「encontrar」の普通の現在形の活用と接続法現在の活用を以下に示します。不規則動詞です。

 

 

普通の現在形 接続法現在
encuentro encuentre
encuentras encuentres
encuentra encuentre
encontramos encontremos
encuentran encuentren

 

 

現在進行形などで使う現在分詞は「encontrando」で不規則形ではありません。

 

 

Ud. encuentra toda la información en este folleto. このパンフレットの中にあなたはすべての情報を見出しますよ。
Puede que encuetres a alguien en la oficina. オフィスに誰かいるかも(君は誰かをみつけるかも)。
Estoy encontrando una manera de resolver el problema. 私は問題解決する方法を見つけているんです。
Ahorita encuentro tu libro. 今すぐ君のを見つけてあげるよ。

 

 

cuentaの意味と現在形活用

「cuenta」の動詞の原形は「contar」で「数える」、「物語る」という意味の普通の現在形(直説法現在)で主語が第三人称単数の形です。「頼りにする」という意味もあります。

 

動詞「contar」の普通の現在形の活用と接続法現在の活用を以下に示します。不規則動詞です。

 

 

普通の現在形 接続法現在
cuento cuente
cuentas cuentes
cuenta cuente
contamos contemos
cuentan cuenten

 

 

現在進行形などで使う現在分詞は「contando」で不規則形ではありません。

 

 

Ella cuenta el dinero y yo lo anoto. 彼女がお金を数えてそして私がそれを書き留めます
Dudo que te cuente de su vida. 私は彼(彼女)が彼(彼女)の人生について君に語るというのは疑わしいと思う。
Estamos contando el número de los estudiantes. 私たちは生徒を数えています。
Cuento contigo. 私は君を頼りにしてるよ。

 

 

 

devuelveの意味と現在形活用

「devuelve」の動詞の原形は「devolver」で「返す」、「戻す」という意味の普通の現在形(直説法現在)で主語が第三人称単数の形です。

 

動詞「devolver」の普通の現在形の活用と接続法現在の活用を以下に示します。不規則動詞です。

 

 

普通の現在形 接続法現在
devuelvo devuelva
devuelves devuelvas
devuelve devuelva
devolvemos devolvamos
devuelven devuelvan

 

 

現在進行形などで使う現在分詞は「devolviendo」で不規則形ではありません。

 

 

Marco Antonio devuelve los libros a tiempo. マルコ・アントニオはを返却日までに返します。
No creo que Francisco Javier me devuelva mi dinero. フランシスコ・ハビエルが私のお金を返してくれるとは思えません。
Estoy devolviendo las botellas de vidrio para reciclar. 私はリサイクルするためガラスビンを戻しています。
¿Me puedes prestar tus zapatos?Te los devuelvo mañana. 私にを貸してくれる?明日返すから。

 

「a tiempo」というのは「時間に」という意味です。

 

靴は両足あるので普通、複数形になります。

 

 

cuesta, encuentra, cuenta, devuelveの意味・まとめ

「cuesta」の動詞の原形は「costar」で「お金がかかる」という意味なので「いくらですか?」というときによく使われる動詞です。お金だけでなく、「労力がかかる」という意味でも「cuesta trabajo」とよく使われる表現なので覚えておくといいと思います。現在形は接続法を含めて不規則活用となります。

 

「encuentra」の動詞の原形は「encontrar」で「見つける」という意味なので、現在形より未来形で使われることの方が多いかと思います。しかしながら、現在形で言うときや、接続法現在のときは不規則動詞なので活用形を覚えておいてください。

 

「cuenta」の動詞の原形は「contar」で、「数える」、「物語る」、「頼りにする」という意味で、どれもよく使われます。上記と同じように普通の現在形のときも接続法現在のときも、主語が「私たち」のときを除いて「o」が「ue」になる不規則動詞です。

 

「devuelve」の動詞の原形は「devolver」で「返す」という意味です。この動詞も現在形は不規則動詞です。

 

  

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87. empieza, calienta, pierde, enciendeの意味は?接続法は?

目安時間:約 11分

「empieza」の意味は何でしょうか?「calienta」の意味は?「pierde」、「enciende」の意味は?これらは全部、普通の現在形の不規則動詞です。これらの動詞の意味と、普通の現在形と接続法現在の活用形、現在進行形などで使われる現在分詞の形なども勉強していきます。

 

 

empiezaの意味と現在形の活用

「empieza」の動詞の原形は「empezar」で「始まる」、「始める」という意味です。そして「empieza」は普通の現在形(直説法現在)の主語が第三人称単数形(丁寧な言い方の第二人称含む)の形です。

 

以下に動詞「empezar」の普通の現在形と接続法現在の活用を示します。不規則動詞です。

 

普通の現在形 接続法現在
empiezo empiece
empiezas empieces
empieza empiece
empezamos empecemos
empiezan empiecen

 

現在分詞は「empezando」で不規則形ではありません。

 

 

Hoy empieza la aventura. 今日冒険が始まる。
¡Que empiece la fiesta! パーティーが始まるように!
Ya está empezando la función. もう映画(劇etc)が始まっています。
¿Cuándo empiezas a aprender el japonés? いつ日本語を学び始めるの?

 

 

「la función」というのは「上演」のことで、映画や劇、コンサートなどのことです。

 

 

 

calientaの意味と現在形の活用

「calienta」の動詞の原形は「calentar」で「暖める」、「温める」という意味です。そして「calienta」は普通の現在形(直説法現在)の主語が第三人称単数形(丁寧な言い方の第二人称含む)の形です。

 

以下に動詞「calentar」の普通の現在形と接続法現在の活用を示します。不規則動詞です。

 

普通の現在形 接続法現在
caliento caliente
calientas calientes
calienta caliente
calentamos calentemos
calientan calienten

 

現在分詞は「calentando」で不規則形ではありません。

 

Él calienta la comida en el horno de microondas. 彼は食事電子レンジ温める。
Quiero que María caliente las tortillas. マリアにトルティーヤを温めてもらいたい。
Estoy calentando la leche para mi café. 私はコーヒーのために牛乳を温めています。
¿Ya te caliento tu cena? もう君に夕食を温める?

 

 

特にメキシコ市などは乾燥していて、物が腐りにくいので、スープやライス、メインディッシュやビーンズなど一日の始めに作っておいて、お昼や夜、食べるときに温めて出したりしています。

 

 

 

 

pierdeの意味と現在形の活用

「pierde」の動詞の原形は「perder」で「失う」、「負ける」という意味です。そして「pierde」は普通の現在形(直説法現在)の主語が第三人称単数形(丁寧な言い方の第二人称含む)の形です。

 

以下に動詞「perder」の普通の現在形と接続法現在の活用を示します。不規則動詞です。

 

 

普通の現在形 接続法現在
pierdo pierda
pierdes pierdas
pierde pierda
perdemos perdamos
pierden pierdan

 

現在分詞は「perdiendo」で不規則形ではありません。

 

No importa si pierde. もし負けてもどうでもいいんだ。
No creo que pierda ese equipo. そのチームが負けるとは思わない。
Estoy perdiendo la paciencia. 我慢も限界だ(私は我慢を失っている)。
Siempre pierdo dinero cuando viajo. いつも私は旅行するときお金を失くす。

 

 

 

enciendeの意味と現在形の活用

「enciende」の動詞の原形は「encender」で「明かりをつける」、「火をつける」という意味です。そして「enciende」は普通の現在形(直説法現在)の主語が第三人称単数形(丁寧な言い方の第二人称含む)の形です。

 

以下に動詞「encender」の普通の現在形と接続法現在の活用を示します。不規則動詞です。

 

 

普通の現在形 接続法現在
enciendo encienda
enciendes enciendas
enciende encienda
encendemos encendamos
encienden enciendan

 

 

 

現在分詞は「encendiendo」で不規則形ではありません。

 

 

¿Quién enciende la luz en la companía? 会社電気をつけますか?
Espero que el señor encienda la luz pronto. その男の人早く電気をつけてくれることを期待する。
El sacerdote está encendiendo la veladora. 僧侶宗教儀式用ろうそくを灯している。
Por lo general enciendo la chimenea en el invierno. 普通、私はには暖炉に火をつけます。

 

 

empieza,calienta,pierde,enciendeの意味・まとめ

「empieza」は「始まる」や「始める」という意味、「calienta」は「暖める」や「温める」という意味、「pierde」は「失う」や「負ける」という意味、「enciende」は「明かりをつける」や「火をつける」という意味の現在形で主語が第三人称単数形(丁寧な言い方の第二人称含む)の場合です。

 

全部不規則動詞で、動詞の原形の「e」が活用するとき「ie」となっています(主語が「私たち」のとき以外)。

 

接続法現在の活用も同じように主語が「私たち」以外のときは「e」が「ie」となる不規則動詞です。

 

 

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75. pida, cierre, prefiera, sirvaの意味(接続法現在)

目安時間:約 9分

pida, cierre, prefiera, sirvaはそれぞれ動詞の原形pedir(求める), cerrar(閉める), preferir(~より好む), servir(サービスする)の接続法現在第一人称単数形または第三人称単数形です。意味は接続法現在なので、願いを表す文では「~するように」となったり、疑問を表す文では「~かもしれない」、「~とは疑わしい」となったりします。接続法現在についての記事はこちらをご覧ください。

 

 

pidaの意味(接続法現在)

pidaの意味は願いを表す文の中で使われる場合、「求めるよう願います」です。疑いを表す文の中で使われる場合は「求めるかもしれません」や「求めるとは思えません」となります。pedir(求める)の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

pida
pidas
pidas
pidamos
pidan

 

Espero que Pepe le pida la mano. ぺぺが彼女に求婚するよう期待しています。
Deseo que Pepe le pida la mano. ペペが彼女に結婚を申し込んでくれるよう願います。
Dudo que Pepe le pida la mano. ペペが彼女に求婚するとは疑わしい。
Quizás Pepe le pida la mano. 多分ペペは彼女に求婚するのかも。

 

ぺぺというのは「José(ホセ)」という男性の名前の愛称です。「mano」は「手」という意味の女性名詞です。「pedir la mano」で「求婚する」という意味になります。

 

 

cierreの意味(接続法現在)

cierreの意味は願いを表す文の中で使われる場合、「閉めるよう願います」です。疑いを表す文の中で使われる場合は「閉めるかもしれません」や「閉めるとは思えません」となります。cerrar(閉める)の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

cierre
cierres
cierre
cerremos
cierren

 

Él quiere que cierre yo la puerta. 彼は私がを閉めてほしい。
Que cierren las ventanas. を閉めるように。
No creo que cierren el camino. を通行止めにするとは思えません。
Quizás cierren la tienda  a las cinco. 多分お店5時に閉めるかもしれない。

 

 

prefieraの意味(接続法現在)

prefieraの意味は願いを表す文の中で使われる場合、「~より好むよう願います」です。疑いを表す文の中で使われる場合は「~より好むかもしれません」や「~より好むとは思えません」となります。preferir(~より好む)の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

prefiera
prefieras
prefiera
prefiramos
prefieran

 

¡Ojalá que prefiera  ella el nuevo vestido! 彼女新しい洋服の方を好みますように!
Espero que prefieras ir en avión. 私は君が飛行機行く方を望むことを期待する。
Puede que prefiramos comprar otra cosa. 私たちは他の買う方をより望むかもしれない。
Dudan que prefieras tomar una copa. 彼らは君がお酒飲むことをより望むことを疑問視している。

 

preferirは助動詞としても使われます。「una copa」というのは「さかずき一杯」という意味です。

 

 

 

sirvaの意味(接続法現在)

sirvaの意味は願いを表す文の中で使われる場合、「サービスするよう願います」です。疑いを表す文の中で使われる場合は「サービスするかもしれません」や「サービスするとは思えません」となります。servir(サービスする)の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

sirva
sirvas
sirva
sirvamos
sirvan

 

¡Que sirvan la cena! 夕食を出すように!
Quiero que el dinero sirva de algo. お金何か役に立ってほしい。
No creo que sirvan la comida temprano. 私は早く食事を出してくれるとは思いません。
Dudo que esta llave sirva para abrir. この開けるため役立つとは疑わしい。

 

servirは「役立つ」という意味もあります。「奉仕する」、「給仕する」という意味もあります。

 

 

pida, cierre, prefiera, sirvaの意味・まとめ

pida, cierre, prefiera, sirvaは接続法現在の形なので、意味は願いの文の中ではそれぞれ「求めるように」、「閉めるように」、「~より好むように」、「サービスするように」となります。

 

疑いを表す文の中ではそれぞれ「求めるかも、求めるとは疑わしい」、「閉めるかも、閉めるとは疑わしい」、「~より好むかも、~より好むとは疑わしい」、「サービスするかも、サービスするとは疑わしい」という意味になります。

 

 

 

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74. venga, traiga, salga, digaの意味は?(接続法現在)

目安時間:約 10分

vengaの意味を知っていますか?traiga, salga, digaの意味は?命令形として使われることもありますが、ここではスペイン語のvenir, traer, salir, decirの接続法現在の活用と意味を見ていきます。全部不規則動詞です。

 

 

vengaの意味は?

vengaの動詞の原形はvenir(来る)です。vengaはvenirの接続法現在(第一人称単数形または第三人称単数形)の形で「来てほしい」というような願いを表すときや、「来るかも」、「来るとは思えない」などの「必ず来るとは思っていない」ような意味を表現するときに多く使われます。

 

venir の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

venga
vengas
venga
vengamos
vengan

 

Deseo que venga un príncipe azul. 青い(白馬の)王子様が来ることを望みます。
Ojalá que venga rápido un taxi. 早くタクシーが来てくれたらいいのだけれど。
Quizás vengan a cenar mis amigos el fin de semana. 多分私の友人たちは週末に夕食しに来ます。
Dudo que venga un camión a esta hora porque ya es muy tarde. 私は、もうとても遅いからこの時間にバスが来ることは疑わしいと思います。

 

お伽話に出てくるような白馬の王子様(プリンス・チャーミング)のことを「青い王子様(el príncipe azul)」と言います。

 

 

traigaの意味は?

traigaの動詞の原形はtraer(持ってきている、持ってくる)です。traigaはtraerの接続法現在(第一人称単数形または第三人称単数形)の形で「持ってきてほしい」というような願いを表すときや、「持ってくるかも」、「持ってくるとは思えない」などの「必ず持ってくるとは思っていない」ような意味を表現するときに多く使われます。

 

traer の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

traiga
traigas
traiga
traigamos
traigan

 

Quiero que traigas los libros para estudiar. 勉強するためにを持ってきて欲しい。
Que traigas a tu familia. 君の家族連れてくるよう。
Puede que yo traiga a los niños. 私は子供たちを連れてくるかもしれない。
No creo que él traiga una carta de recomendación. 私は推薦状を持ってくるとは思わない。

人の場合は「連れてくる」という意味になりますね。

 

 

 

salgaの意味は?

salgaの動詞の原形はsalir(出る、出かける)です。salgaはsalirの接続法現在(第一人称単数形または第三人称単数形)の形で「出てほしい」というような願いを表すときや、「出るかも」、「出るとは思えない」などの「必ず出るとは思っていない」ような意味を表現するときに多く使われます。

 

salir の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

salga
salgas
salga
salgamos
salgan

 

Espero que salgamos juntos. 一緒にでかけることを私は期待します。
Ojalá que yo salga para Cancún ahorita mismo. 今すぐカンクンへ向けて出発できたらいいのですが。
No creo que salgamos del trabajo temprano. 私は私たちが仕事を早く出るとは思いません。
Quizás yo salga de compras después. 多分私は後で買い物に出かけます

 

 

digaの意味は?

digaの動詞の原形はdecir(言う)です。digaはdecirの接続法現在(第一人称単数形または第三人称単数形)の形で「言ってほしい」というような願いを表すときや、「言うかも」、「言うとは思えない」などの「必ず言うとは思っていない」ような意味を表現するときに多く使われます。

 

decir の接続法現在の活用は以下のようになります。

 

diga
digas
diga
digamos
digan

 

Que te digan la verdad. 君に彼らが本当の事を言うように祈っている。
¿Esperas que te diga la respuesta? 君に私が答えを言うのを期待しているの?
Dudo que le diga ella algo a usted. 私は彼女があなたに何か言うとは疑わしい。
Puede que me digan que. 彼らは私にうん言うかもしれない。

 

venga, traiga, salga, diga まとめ

venga, traiga, salga, diga は接続法現在の形なので、願いのときはそれぞれ「来てほしい」、「持ってきてほしい」、「出かけてほしい」、「言ってほしい」という感じの意味になり、疑いを表すときはそれぞれ「来るかも、来るとは思えない」、「持ってくるかも、持ってくるとは思えない」、「出かけるかも、出かけるとは思えない」、「言うかも、言うとは思えない」というような意味のときによく使われます。

 

命令形はまだ勉強していませんが接続法現在の形が使われることもあるので「diga」などは「言ってください」という命令形として耳にすることもあると思います。

 

 

 

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73. 接続法現在tenga, vea, haga, quieraの意味と活用

目安時間:約 9分

ここでは接続法現在のtenga, vea, haga, quieraの意味と活用をみていきます。全部不規則動詞です。接続法現在が初めての方はまずこちらの接続法現在についての記事をご覧ください。

 

 

接続法現在tengaの意味と活用

接続法現在tengaの動詞の原形は「tener(持つ)」です。接続法なので、「持つように」という願いを込めた意味になったり、「持つかもしれない」、「持つとは思えない」などの確実性がない意味あいとなったりします。

 

動詞tenerの接続法現在の活用は以下のようになります。

tenga
tengas
tenga
tengamos
tengan

 

¡Que tenga usted suerte! 幸運を!(あなた幸運を持ちますように)
Esperamos que tengas suerte. 私たちは君の幸運を期待します。
Puede que yo tenga suerte. は運に恵まれるかもしれない。
Quizás tengamos suerte. 多分私たちは運がいいのかもしれない。

 

第一人称単数形と第三人称単数形の形が同じなので、「私」が主語の場合は人称代名詞「yo」を入れた方がわかりやすいです。

 

 

接続法現在veaの意味と活用

接続法現在veaの動詞の原形は「ver(見る)」です。接続法なので、「見るように」という願いを込めた意味になったり、「見るかもしれない」、「見るとは思えない」などの確実性がない意味あいとなったりします。

 

動詞verの接続法現在の活用は以下のようになります。

vea
veas
vea
veamos
vean

 

Ojalá que veamos el cometa. 彗星を私たちは見れるといいのだけれど。
Deseo que veas a tu mamá lo más pronto posible. 私は君が一刻も早くお母さんに会うよう願います。
No creo que veamos los fuegos artificiales desde aquí. 私たちがここから花火を見れるとは私は思わない。
Dudo que no vea nada ella. 彼女何も見えないとは疑わしい。

 

彗星「cometa」は男性名詞です。

 

接続法現在hagaの意味と活用

接続法現在hagaの動詞の原形は「hacer(する)」です。接続法なので、「するように」という願いを込めた意味になったり、「するかもしれない」、「するとは思えない」などの確実性がない意味あいとなったりします。

 

動詞hacerの接続法現在の活用は以下のようになります。

haga
hagas
haga
hagamos
hagan

 

Quiero que hagas de otra manera. 君は違う方法やってほしい。
Ojalá que hagan la comida rápido. 早く食事を作ってくれるよう切に願ってます。
Puede que hagan la limpieza en la mañana. 午前中に掃除をするのかもしれない。
¿Dudas que haga frío allá? あそこ寒いということを君は疑うの?

 

「hacer la comida」は「食事を作る」という意味です。

 

接続法現在quieraの意味と活用

接続法現在quieraの動詞の原形は「querer(欲する)」です。接続法なので、「欲するように」という願いを込めた意味になったり、「欲するかもしれない」、「欲するとは思えない」などの確実性がない意味あいとなったりします。

 

動詞quererの接続法現在の活用は以下のようになります。

quiera
quieras
quiera
queramos
quieran

 

Espero que me quieras también. 私は君私のことを好きであることを期待している。
Deseo que Alicia quiera casarse con Roberto. 私はアリシアがロベルトと結婚するのを欲することを願います。
Quizás ellos quieran todo. 多分彼らは全部欲しいんだ。
No creo que ellos quieran regresar pronto. 彼らが早く帰りたいとは私は思わない。

 

 

tenga, vea, haga, quieraの意味と活用・まとめ

接続法現在のtengaは動詞tenerの第一人称単数形と第三人称単数形の活用で、「持つように願う」や「持っているかも」、「持っているとは思えない」という意味のときなどに使われます。

 

接続法現在のveaは動詞verの第一人称単数形と第三人称単数形の活用で、「見る(見れる、会う)ように願う」や「見る(見れる、会う)かも」、「見る(見れる、会う)とは思えない」という意味のときなどに使われます。

 

接続法現在のhagaは動詞hacerの第一人称単数形と第三人称単数形の活用で、「する(作る)ように願う」や「する(作る)かも」、「する(作る)とは思えない」という意味のときなどに使われます。

 

接続法現在のquieraは動詞quererの第一人称単数形と第三人称単数形の活用で、「欲するように願う」や「欲しているかも」、「欲しているとは思えない」という意味のときなどに使われます。

 

 

 

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72. dé, duerma, juegue, oigaの意味(接続法現在不規則動詞)

目安時間:約 10分

「dé 」の意味は何でしょうか?前置詞ではありません。アクセント記号が付いていますから。duermaの意味は?juegueとoigaの意味は?これらは全部接続法現在です。

 

déの意味

「dé」の動詞の原形は「dar(与える)」です。「dé」は接続法現在なので、希望を表すときに使われる場合は「与えるように」という意味で、疑いを表す文章の中では「与えるかも」、「与えるとは(思えない)」などの意味になります。接続法現在についての記事はこちらをご覧ください。

 

「dar(与える)」の接続法現在は以下のような活用になって第一人称と第三人称にアクセント記号がつきます。

 

des
demos
den

 

¡Ojalá que mi papá me suficiente dinero para el viaje! 父が旅行のために十分なをくれますように!
Espero que mi papá me suficiente dinero para el viaje. 私のが旅行に十分なお金をくれるよう期待する。
No creo que mi papá me suficiente dinero para el viaje. 父が私に旅行に十分なお金をくれるとは思わない。
Dudo que mi papá me suficiente dinero para el viaje. 父が旅行に十分なお金をくれるとは疑わしい。

希望や疑いではなく確かな事実を言うときは、接続法現在ではなく、普通の現在形を使います。

 

Mi papá me da suficiente dinero para el viaje. 私の父は私に旅行のために十分なお金をくれます。

 

 

 

duermaの意味

「duerma」の動詞の原形は「dormir(寝る、眠る)」です。「duerma」は接続法現在なので、希望を表すときに使われる場合は「眠るように」という意味で、疑いを表す文章の中では「眠るかも」、「眠るとは(思えない)」などの意味になります。接続法現在についての記事はこちらをご覧ください。

 

「dormir(寝る、眠る)」の接続法現在の活用は以下のようになって、普通の現在形のように不規則動詞です。

 

duerma
duermas
duerma
durmamos
duerman

 

¡Que duermas bien! 君がよく眠れるように!
Deseamos que el niño duerma tranquilamente. 子ども落ち着いて眠ることを私たちは願います。
Quizás no durmamos hoy. 多分私たちは今日寝ません。
Puede que yo no duerma hoy. 今日は寝ないかもしれない。

希望や疑いではなく確かな事実を言うときは、接続法現在ではなく、普通の現在形を使います。

 

El niño duerme tranquilamente. 子どもは落ち着いて眠ります。

 

 

 

juegueの意味

「juegue」の動詞の原形は「jugar(遊ぶ)」です。「juegue」は接続法現在なので、希望を表すときに使われる場合は「遊ぶように」という意味で、疑いを表す文章の中では「遊ぶかも」、「遊ぶとは(思えない)」などの意味になります。

接続法現在についての記事はこちらをご覧ください。

 

「jugar(遊ぶ)」の接続法現在の活用は以下のようになって、不規則動詞です。

 

juegue
juegues
juegue
juguemos
jueguen

 

Quiero que jueguen ustedes con la pelota. 私はあなた方ボール遊んでほしい。
No quiero que jueguen ustedes con la pelota. あなた方にはボールで遊んでほしくない。
No creo que España juegue contra México. スペインがメキシコ対戦するとは思いません。
Puede que Japón juegue contra Alemania. 日本ドイツと対戦するかもしれない。

希望や疑いではなく確かな事実を言うときは、接続法現在ではなく、普通の現在形を使います。

 

Japón juega contra México. 日本はメキシコと対戦します。

 

 

 

oigaの意味

「oiga」の動詞の原形は「oír(聞く)」です。「oiga」は接続法現在なので、希望を表すときに使われる場合は「聞くように」という意味で、疑いを表す文章の中では「聞くかも」、「聞くとは(思えない)」などの意味になります。

接続法現在についての記事はこちらをご覧ください。

 

「oír(聞く)」の接続法現在の活用は以下のようになって、普通の現在形のように不規則動詞です。

 

oiga
oigas
oiga
oigamos
oigan

 

Quiero que oigas esto. 私は君に(君が)これを聞いて欲しいんだ。
Que no oigas lo que dice la gente. 人々言っていることを聞かないように。
Quizás alguien oiga mis gritos. きっと誰か私の叫びを聞くよ。
No creo que te oiga ella. 彼女が聞こえる(君に耳を貸す)とは思えないよ。

希望や疑いではなく確かな事実を言うときは、接続法現在ではなく、普通の現在形を使います。

 

Ella te oye. 彼女は君の言うことを聞く(言うことが聞こえる)。

 

 

dé, duerma, juegue, oigaの意味・まとめ

dé, duerma, juegue, oigaの意味、わかりましたでしょうか?全部接続法現在なので、希望を表すときや疑いを表すときなどに使われます。希望や疑いではなく、確かな事実を言うときには接続法現在ではなく、普通の現在形が使われるので、その例題も載せておきましたので比較してみてください。

 

不規則動詞なので、一つ一つ覚えてください!

 

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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