言い回し
190.スペイン語のメキシコとスペインでの違い
2024.06.23
2025.12.13
目安時間
17分
この記事では、メキシコで使うスペイン語の言葉がスペインなどの国と違うものを集めてみました。
結構たくさんありますが、メキシコ人とスペイン人が話をして通じないということはありませんのでご安心ください。
メキシコのスペイン語を学んでいて、スペイン語ができるようになってくると、他のスペイン語圏の映画や本、SNSなども目に付くようになってきます。
いろんな国々の人たちの言っていることがわかってくるのはすばらしいことですね!
その他のメキシコとスペインのスペイン語の違いについても触れています。
スペインのスペイン語と違うメキシコのスペイン語
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
pluma
bolígrafo
ボールペン(plumaは羽という意味も。昔は羽ペンでしたね)
computadora
ordenador
コンピューター(メキシコ:女性名詞、スペイン:男性名詞)
cabello güero
cabello rubio
金髪(rubioもメキシコで使います)
cabello chino
cabello rizado
巻き毛(rizadoもメキシコで使います)
camarón
gamba
エビ
papa
patata
ジャガイモ
durazno
melocotón
桃
jitomate
tomate
トマト(tomateはメキシコでは通常緑色の小さなトマトです)
limón
lima
ライム
スペインのスペイン語
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
departamento
piso, apartamento
アパート(apartamento もメキシコで使います)
botanas
cosas de picar
おつまみ
popote
pajita para beber
ストロー
pendientes
cosas que uno tiene que encargarse
やるべきこと(pendienteは形容詞としても使いますー注意して見ておく)
pastel
tarta, pastel
ケーキ
guajolote
pavo
七面鳥(pavo もメキシコで使います)
camión
autobús
バス(autobúsもメキシコで使います。)
pasto
césped
芝生(césped もメキシコで使います)
manejar
conducir
運転する(conducir もメキシコで使います)
platicar
hablar
おしゃべりする(hablar もメキシコで使います)
Son veinticinco para las tres.
Son las tres menos veinticinco.
3時25分前です。
スペインのスペイン語
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2024/06/luvvoice.com-20251212-f0psOL.mp3
メキシコのスペイン語
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
boleto
billete
切符(billete はメキシコで”お札”という意味です)
chamarra
chaqueta
ジャンパー
mesero
camarero
ウェイター
alberca
piscina
プール
carro
coche
車(coche もメキシコで使います)
agujetas
cordones de zapatos
靴ひも
Me da pena.
Me da vergüenza.
私は恥ずかしい(Me da vergüenza.もメキシコで使います。pena は残念という意味でも使われます)
jugar tenis
jugar al tenis
テニスをする
buró
mesa de noche
ベッドサイドテーブル
estacionamiento
aparcamiento
駐車場
Me levanté a las cinco hoy.
Me he levantado a las cinco hoy.
私は今日、5時に起きました。(スペインでは今日や昨日など直近の過去のことを現在完了で言い表していますが、メキシコでは普通、点過去を使います)
スペインのスペイン語
メキシコのスペイン語
スペインのスペイン語
日本語
banqueta
acera
歩道
cachete
mejilla
ほっぺた(mejillaもメキシコで固めな言い方で使います)
nevería
heladería
アイス屋
cajuela
maletero del coche
車のトランク
chamaco
niño o muchacho
子供(niño や muchachoのこと。ナウアトル語が語源)
padre
estupendo
すばらしい(父や神父の他にすばらしいの意味も)
¿Qué onda?
¿Cómo estás?
どう?元気?(¿Cómo estás?よりだいぶくだけた言い方)
¡Sale!
¡Vale!
OK!
pendejo
imbécil
バカ者(imbécilもメキシコで使います)
jugo
zumo
ジュース
スペインのスペイン語
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2024/06/luvvoice.com-20251212-cEJfW2.mp3
メキシコのスペイン語
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2024/06/luvvoice.com-20251212-r0UbcY.mp3
Vosotros, Vosotras
スペインのスペイン語とメキシコのスペイン語の大きな違いに、スペインでは、メキシコで使わない人称、vosotros, vosotras を使っている、というものがあります。
vosotros, vosotras は tú 「君」の複数形なので「君たち」という意味です。女性だけの場合に vosotras になります。
メキシコではtúの複数形は ustedes で、usted「あなた」の複数形と同じです。つまり、親し気に話していいお相手でも、距離感を置いて話したいお相手であってもお相手が複数の場合は同じ形なのですが、スペインでは複数の場合は「君たち」と「あなたたち」で別の言葉になるということです。
人称がスペインの方が一つ多いということは、その分、動詞の活用が時制毎に一つ多いことになります。
例えば-ar動詞tomar 「取る、飲む」、-er動詞comer「食べる」、-ir動詞vivir「住む、生きる」の vosotros, vosotras の活用は以下のようになります。
tomar
comer
vivir
直説法現在
tom áis
coméis
vivís
点過去
tom asteis
comisteis
vivisteis
線過去
tom abais
comíais
vivíais
未来
tomar éis
comeréis
viviréis
過去未来
tomar íais
comeríais
viviríais
接続法現在
tom éis
comáis
viváis
接続法過去
toma rais
comierais
vivierais
命令
toma d
comed
vivid
黄色いマーカーの部分が vosotros の場合の語尾になります。
直説法現在、点過去、接続法現在の時は nosotros の時の語根(語尾の隣の音節)に vosotros の活用語尾を加えます。
つまり、直説法現在は(áis, éis, ís)、点過去は(asteis, isteis, isteis)、接続法現在は(éis, áis, áis)を-ar動詞か -er動詞か -ir動詞かによって加えます。
線過去の時は ar, er, ir を取った語根に (abais, íais, íais)を加えます。
未来形と過去未来(可能法)の時は動詞の原形(不定詞)に vosotros の活用語尾を加えます。
つまり、未来形は(éis, éis, éis)、過去未来(可能法)は(íais, íais, íais)を加えます。
接続法過去の時は直説法点過去の第三人称複数形の語尾 3 文字(ron)を取って、(rais, rais, rais) を付け加えます。
肯定命令は動詞の原形(不定詞)の語尾 r だけを取って (d, d, d) を付け加えます。
否定命令の場合は接続法現在形となります。(例:no toméis, no comáis, no viváis)
肯定命令に直接目的語代名詞や間接目的語が付く場合は
他の人称の命令形と同じで後ろに連結されますが、
再帰代名詞の「os」が加わる場合は d が取れます。
例:Levantad la mano. 「手を上げなさい」
Levantadla. 「それを上げなさい」
¡Levantaos!「起きなさい」
ただし、irse の場合は例外で、d が取れないまま os を加えます。
Idos. 「行ってしまいなさい」
口語では Iros. と言うこともあります。
※「os 」は、「君たち」の再帰代名詞の他に、直接目的語代名詞の「君たちを」、間接目的語代名詞の「君たちに」、の意味もあります。
不規則形には以下のようなものがあります。
直説法現在:
ser-sois
ir-vais
haber-habéis
dar-dais
ver-veis
線過去:
ser-erais
ir-ibais
ver-veíais
一つの動詞に付き、メキシコ流の場合はvosotros の人称の活用は学んでいません。なぜならネイティブスピーカー自身が使っていないからです。とはいえ、お気付きのように、語尾が少し変わっているだけですので、スペインの人に vosotros の形で話しかけられても理解できますし、文章を読んでも vosotrosが出てくると理解できないということはありません。
発音
スペインと言ってもスペイン南部など、違う場所もありますが、スペインの大部分ではメキシコと違って、ci, ce, や z 音は舌を上下の歯の間に少し挟んで、英語の th の発音をします。メキシコではそのような発音はなく、ci, ce, と z 音はすべて s と同じ発音になるので日本人にとっては容易です。
スペインとメキシコのスペイン語の違い・まとめ
日本は日本でしか日本語が話されていませんが、昔、ブラジルで日本語を日本人並みに流暢に話す台湾の方(私の親位の年齢でした)とたくさん話す機会があり、とてもうれしかったのを覚えています。私はメキシコ流のスペイン語をお教えしていますが、メキシコでしか通じないわけではないのです。メキシコ流のスペイン語ができるようになると、スペインでもアメリカ大陸のスペイン語圏のいろんな国々でも通じるのです。
それはとても素敵な体験になると思います。
ただ、ここにも示しているように、全然違う言葉を使っている場合も時にはありますので、スペインに行く予定がある方で、メキシコ流スペイン語会話講座で学習されている方は上に記載してある言葉の違いをよくみておいてください。どのスペイン語が正しいというわけではなく、スペイン語というのは本当に、いろんなバリエーションがあるのだなぁ、というのがご理解いただけると大変うれしいです。
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