193. comerse のスペイン語の意味など「強調の se」について

目安時間:約 4分

この記事では、comerse のスペイン語の意味など、「強調の se 」について解説しています。

 

強調の se

スペイン語には「強調の se 」というものがあります。comerse のように再帰代名詞が伴われるので再帰動詞といってしまってもいいですが、この「強調の se 」の場合は再帰代名詞を取り除いてしまうこともできます。「強調の se 」と言っていますが、再帰代名詞 me, te, se, nos, se すべてが主語によって強調の意味を持ちます。

 

「強調の se 」は会話に、より豊かな表現を加えることができます。話している物の量を強調したい時に使われます。

 

「強調の se 」は飲み込むことの意味を持つ動詞や知能と関係する動詞とともによく使われます。

 

例えば、comerse を例にとると、「全部食べてしまう」というような、驚きの意味合いや強調の意味合いを、ただの comer「食べる」に付け加えることができます。

とはいえ、再帰代名詞を取り除いたとしても、基本的な意味は同じということになります。

 

「強調の se 」を使う場合は往々にして、強調を助長する形容詞や前置詞、副詞を含んでいることが多いです。

 

 

comerse などの例文

 

Se comió toda la hamburguesa tan grande. ¡Sorprendente! (彼は)そんなにも大きいハンバーガーすっかり食べきった。驚くべき
¿Te la tomaste de trancazo? 君はそれを一気に飲み干したのか?
Me lo aprendí hasta la última página. 私はそれを最後のページまで学びきった。
Ya se lo saben de memoria.※ (彼らは)それを暗記してしまっている。

 

 

※de memoria を付けなくても同じ意味になります。saberse は「暗記してしまっている」という意味になります。

 

 

comerse などの「強調の se 」まとめ

 

この記事では、comerse や aprenderse などの「強調の se 」について解説いたしました。comer や aprender と意味は同じですがニュアンスがちょっと違う感じです。違いは微妙かもしれませんが、よく使われる表現です。

 

 

 

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191. スペイン語の代名動詞で感情などを表すもの

目安時間:約 6分

この記事では代名動詞の中で、感情や精神状態を表す動詞についてみていきます。

 

代名動詞とは

代名動詞とは動詞に、動詞の人称と同じ人称の再帰代名詞が付くもののことを言います。

 

再帰動詞も代名動詞の中に入ります。

 

se の用法で解説しています「お互いに」という意味で使われる se ven (相互動詞)や無人称文としてや受動態としての se usa なども代名動詞です。

 

levantarse(再帰動詞)のように再帰代名詞を取ることができる動詞があります。levantarは「起こす」という意味で、levantarseは「起きる」という意味で、再帰代名詞を取ることで意味が変わっています。

 

代名動詞の中には再帰代名詞を取ることができない動詞があります。arrepentirse「後悔する」などです。これらの動詞は主語の人の中で起こる過程を表現するものとして中間態と呼ばれる文法用語で言い表されます。

 

感情や精神状態を表現する動詞は再帰代名詞を伴うので代名動詞です。動詞の後に前置詞が来ることが多いです。

 

感情を表す代名動詞

では、感情を表す代名動詞をいくつか挙げてみます。

 

interesarse en 関心を持つ
arrepentirse de 後悔する
preocuparse de, por 心配する
alegrarse de 喜ぶ
sorprenderse ante 驚く
aburrirse con 退屈する
atreverse a 思い切って~する
entristecerse ante 悲しむ
molestarse con 不快に思う、労をとる
disgustarse por 腹を立てる
asombrarse de 驚く
apenarse por 悲しむ
extrañarse ante 不審に思う
entusiasmarse por, con 感激してやる気になる
asustarse de ぎょっとする
animarse a 活気づく
divertirse por 楽しむ
enojarse con 怒る
quejarse de 愚痴をこぼす

 

違う前置詞が使われる場合もあります。

 

感情を表す代名動詞の例文

 

いくつかの例文を挙げます。

 

Mis amigos se interesaron mucho en la cultura regional de México. 私の友人たちはメキシコの地域的な文化にとても関心を持った。
Me arrepiento mucho de lo que hice anoche. 私は私が昨夜やったことをとても後悔している。
No te preocupes por esas cosas. 君はそれらのことを心配しないで。
Me alegro mucho de que te haya ido bien. 君がうまくいっていることを私はとてもうれしく思う。
Nunca nos aburríamos con la rutina. 私たちは決して習慣(ルーティン)にあきあきすることはなかった。

 

 

スペイン語の代名動詞で感情などを表すもの・まとめ

この記事では、代名動詞で感情などを表すものをご紹介しました。直接目的語ではなく、前置詞を伴うことが多いです。多くの動詞は再帰代名詞とともに使われます。

 

 

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189. echarse a ~というスペイン語表現など

目安時間:約 9分

この記事では、echarse a ~などのスペイン語の表現をご紹介していきます。

 

echarse a ~「~し始める」などの表現

echarse a ~

動詞の echar は「投げる」、「放り出す」、「注ぐ」、「追い出す」などの意味ですが、echarse a reír で「笑い出す」、 echasrse a correr で「走り出す」で、前置詞 a と不定詞(動詞の原形)とともに、「~し始める」という意味で使います。ほとんど無意識のうちに突然起こる動作を意味します。

 

また、無意識ではないですが、echar a andar el motor で「エンジンをかける」という意味になります。

 

perder と組み合わさって echarse a perder だと「腐る」、「ダメになる」という意味になります。

 

Todos se echaron a reír al oír el chiste. 笑い話を聞いた途端、みんな笑い出しました。
Si me encontrara con un oso, me echaría a correr. に遭遇したら私は走り出すでしょうね。
Eché a andar el coche. 私は車を始動させました。
Se echó a perder la leche. 牛乳は腐りました。
¿Por qué le dijiste eso al director? Echaste a perder todo el plan. 君はどうしてそれをディレクターに言ったんだ?計画全部ダメにしたよ。

 

echar を使ったその他の表現

 

echar を使ったその他のよく使う表現をご紹介します。echar de menos は「いなくて寂しい」など、いないことでダメージを受けているような時に使います。echar ganas は直訳すると「意欲を投げ込む」ですが「頑張る」という意味で使います。echar una mano は「助ける」、echar una mirada は「ちらりと見る」、echarse para atrás は「尻込みする」という意味です。

 

Cómo te echo de menos. どんなに君がいなくて寂しく思っていることか。
Échale ganas. 君は頑張れよ。
¿Me puedes echar una manita con mi tarea, por favor? 君は私の宿題に手を貸してくれませんか?
Le eché una miradita al gato. 私は猫を一瞥した。(猫は間接目的語になります)
Ya se echó p'atrás. No quiso comprar la motocicleta. (彼は)もう尻込みしたよ。バイクを購入したがらなかった。

 

p'atrás はpara atrás のことです。口語では縮めた形で言うのが普通です。

 

 

ponerse a ~「~し始める」

「~し始める」という意味で ponerse a ~も使えます。無意識でない場合にも使えます。また、 poner manos a la obra で「仕事に着手する」という表現もあります(地域によってponerse  manos a la obraの場合もあります)。

 

Ella vio a su novio y se puso a llorar por alegría. 彼女は彼女の恋人を見て、うれしくて泣き出しました。
Mi amigo se puso a trabajar mientras estudiaba en la universidad. 私の友達は大学で勉強している間(在学中に)に働き始めました。
Bueno, me pongo a escribir ya, si no no me da tiempo. OK、もう私は書き始めるよ、じゃないと間に合わない
Nos pusimos a escuchar música cuando terminamos de cenar. 私たちは夕食が終わった時、音楽を聴き始めました。
Todo el mundo puso manos a la obra para poder terminar antes de la fecha límite. 期限前に終われるよう、皆、仕事に着手しました。

 

empezar a ~「~し始める」

empezar a ~も「~し始める」ですね!empezar の現在形活用はこちらの記事にあります。

 

Empecé a toser anoche. 私は昨夜咳し始めました。
¿Cuándo empiezas a vivir en la provincia vasca? いつ君はバスク地方に住み始めますか?
Me empezó a atraer su cultura cuando visité ese lugar por motivos del trabajo. 私は仕事の理由でその場所を訪れた時、その文化に魅せられ始めました。
No creo que empiecen a construir dentro de un año. 私は1年以内に(彼らが)建設し始めるとは思いません。

 

echarse a ~などのスペイン語の表現・まとめ

 

echarse a reír は「笑い出す」、echarse a correrは「走り出す」で、無意識のうちにとっさに笑い出したり走り出す時に、「echarse a + 不定詞」で「~し始める」という意味で使います。「~し始める」は他に 「ponerse a + 不定詞」や「empezar a + 不定詞」も無意識でない場合も含め、使います。

 

「echarse a + 不定詞」は不定詞の動詞によって「~し始める」以外の意味もあります。echar を使ったよく使うその他の表現についてもご紹介いたしました。ぜひ使ってみてくださいね。

 

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187.スペイン語の cuando の後は接続法?時の接続詞について

目安時間:約 17分

ここでは cuando などの時の接続詞を使った従属節の中の動詞が接続法になる時と直説法になる時の違いをみていきます。

 

cuando の後ろは接続法?直説法?

cuando は「~の時に」、「~の時は」という意味の時の接続詞です。cuando の後ろが直説法である例文はこちらの記事にたくさんあります。

cuando の後ろが直説法の時は、主節の動詞が現在形か過去形で、従節の中で実際にあった出来事、習慣の出来事について言っています

 

cuando の後ろには接続法が来ることがあります。主節の動詞が未来、または現在形で、従節の動詞がこれからの事について言っている場合に接続法を使います。

 

主節の動詞が未来完了の時も、cuando を使った従節の中で未来の出来事を表現するために接続法を使います。

 

Salí justo cuando empezó a llover. 私はちょうど雨が降り始めた時に出かけました。
Iré al extranjero cuando tenga oportunidad. チャンスがある時に私は外国へ行くでしょう。
Ya habré terminado mi trabajo cuando vengas por mí. 君が私を迎えに来る時にはもう、私の仕事を終えているでしょう。

 

antes de que の後ろは接続法?直説法?

 

antes de (que)~の意味は「~の前に」です。

 

主節と従節の主語が同じ場合は 「antes de + 不定詞(動詞の原形)」となります。

 

主節と従節の主語が違う場合は、antes de que の後ろは常に接続法になります。

 

Siempre leo un libro antes de dormirme. いつも私は寝る前に本を読みます。
La comida tiene que estar servida antes de que empiece la ceremonia. 食事は式典が始まる前に出ていなければなりません。
Mis papás compraron esta casa antes de que yo naciera. 私の両親はこの家を、私が生まれる前に買いました。

 

hasta que の後ろは接続法?直説法?

 

hasta (que)~は「~まで」という意味です。

 

主節と従節の主語が同じ場合は 「hasta + 不定詞(動詞の原形)」となります。

 

主節と従節の主語が違う場合は、主節の動詞が過去形で、従節の中で実際にあった出来事について言っているならば、従節の動詞は直説法です。

 

主節と従節の主語が違う場合で、主節の動詞が現在形の場合は、従節の動詞は直説法現在接続法現在両方あり得ます。

習慣的なできごとでも、接続法現在が使われることがあり、私の体感ですが、直説法は100%確実で、接続法の場合はたまに

起こらないことがあるようなニュアンスを醸し出します。

 

主節と従節の主語が違う場合で、主節の動詞が線過去で習慣を表している場合は、従節の動詞に接続法を使う方が自然に聞こえます。

習慣の場合は直説法とは限らず、話し手が過去の時間軸で話す場合は従節の動詞が未来のことになり、

接続法を使う方が自然な場合があります。話し手の傾向によるとも言えます。

 

主節と従節の主語が違う場合で、主節の動詞が未来、または現在形で、従節の動詞がこれからの事について言っている場合には接続法を使います。主節の動詞が過去でも、従節の動詞がまだ起こっていないことである時は接続法を使います

 

主節が否定文の場合は、hasta que と hasta que no が同じ意味で使われます。hasta que no の方がよく使われる傾向にあります。

 

Voy a repetir las palabras hasta memorizarlas. 私は言葉を覚えるまで繰り返すつもりです。
La esperé hasta que se obscureció. 暗くなるまで私は彼女を待ちました。
Siempre espero hasta que llega/llegue mi hijo. いつも私は私の息子が着くのを待ちます。
Siempre jugábamos juntos hasta que nos llamaran mis papás. いつも私たちを(彼らが)呼ぶまで一緒に遊んでいました。
Nada va a cambiar hasta que no cambies tú mismo. 君自身が変わるまで何も変わりません。

 

después de que の後ろは接続法?直説法?

 

después de (que)~の意味は「~の後に」、「~の後で」です。

 

主節と従節の主語が同じ場合は 「después de + 不定詞(動詞の原形)」となります。

 

主節と従節の主語が違う場合は、従節の動詞が未来のことを言う場合は接続法を使います。

 

主節と従節の主語が違う場合、従節の動詞が現在と過去の実際に起こったことを言う場合は、メキシコなどアメリカ大陸では直説法を使うことが多いです。

 

Él se retiró después de dar gracias a todos. 彼は皆にお礼を言った後退いた。
Vamos a comprar la cuna después de que nazca el bebé. 赤ちゃんが生まれた後にベビーベッドを買いましょう。
Nuestra boda fue un poco después de que acabamos la universidad. 私達の結婚式は大学を終えた少し後でした。
Siempre hago la tarea después de que ese programa termina. いつもその番組が終わった後、私は宿題をやります。

 

en cuanto の後ろは接続法?直説法?

 

en cuanto ~の意味は「~するとすぐ」です。

 

従節の動詞が未来のことを言っている場合は接続法で表します。

 

従節の動詞が過去に起きたことをいっている場合は直説法で表します。

 

習慣を表す場合は直説法です。

 

Puedes descansar en cuanto termines de pintar la pared. 君は壁を塗り終えたあとすぐに休むことができます(休んでいいですよ)。
Vine en cuanto me enteré. 私は知ってすぐ来ました。
En cuanto llega el pedido, siempre nos avisan por correo electrónico. 注文品が届くとすぐに、いつも私たちに電子メールで知らせてくれます。

 

tan pronto como の後は接続法?直説法?

 

tan pronto como ~の意味は「~するとすぐ」で en cuanto と同じです。

 

従節の動詞が未来のことを言っている場合は接続法で表します。

 

従節の動詞が過去に起きたことをいっている場合は直説法で表します。

 

習慣を表す場合は直説法です。

 

Avísame tan pronto como llegues al aeropuerto. 君が空港に着いたらすぐ、私に知らせてください。
Tan pronto como regresé del trabajo, ella empezó a quejarse conmigo. 私が仕事から帰るとすぐ、彼女は私に愚痴をこぼし始めました。
Me siento  muy tranquilo(a) tan pronto como oigo su voz. 私は彼(彼女)の声を聞くやいなや、とても落ち着いた気分になります。

 

siempre que の後ろは接続法?直説法?

 

siempre que ~の意味は「~するときはいつも」です。

 

従節の動詞が未来のことを言っている場合は接続法で表します。

 

従節の動詞が現在や過去に起きたことをいっている場合は直説法で表します。

 

Te prestaré mi guitarra siempre que me la pidas. 君が求める時はいつも私のギターを貸してあげるよ。
Te presto mi guitarra siempre que me la pides. 私はいつも君が求める時、私のギターを貸しているよ。
Te prestaba mi guitarra siempre que me la pedías. 私はいつも君が求めていた時、私のギターを貸していたよ。

 

 

 

 

 

mientras の後ろは接続法?直説法?

 

時の接続詞としての mientras の意味は「~の間」です。

 

二つの動作が同時に進行していることを表すので、未来のことでもmientras の後ろは直説法です。

 

mientras の後ろが接続法になる時は主節が未来のことを言っていて、従節が条件や提案の意味合いを含んでいる場合です。

 

また、主節が否定文で従節も接続法の否定文の場合は条件文になっていて mientras no ~は「~しない限りは」と訳すことができます。

この場合の mientras は hasta que に置き換えることができます。

 

Yo me encargaré de hacer la limpieza mientras tú haces la comida. 君が食事を作る間、私は掃除をするのを引き受けましょう。
Vamos a hablar mientras no estén los niños. 子供たちがいないときに話しましょう。
No voy a empezar el trabajo mientras no me paguen. 私に払ってくれない限りは私は仕事を始めないつもりです。

 

mientras についてはこちらの記事にも書いてあります。

 

時の接続詞・まとめ

 

この記事ではスペイン語の「時の接続詞」を使った副詞節の中で、いつ接続法を使うのか?直説法を使うのか?ということについて解説しています。地域によって違う場合があります。接続法を使う場合と直説法を使う場合で意味が似ていることもあり、難しく感じられるかもしれませんが、間違えを恐れずにどんどん使ってみてください。

 

 

 

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185.スペイン語の感情を表す間接目的語の動詞

目安時間:約 9分

この記事では、スペイン語の感情を表す間接目的語の動詞とその使い方をみていきます。間接目的語の動詞については以下の記事等にて詳しく解説しています。

me gusta

間接目的語の動詞(現在形)

好きだった、痛かった

その他の間接目的語の動詞(点過去、線過去)

 

感情を表す間接目的語の動詞

感情を表す間接目的語の動詞には以下のようなものがあります。(動詞によって「間接目的語の動詞」としてではない使い方もあります)

 

間接目的語の動詞 どういう意味で使うか
aburrir 退屈だ
alegrar うれしい(良かった)
apenar 申し訳なく思う
avergonzar 恥じ入る(穴があったら入りたい)
dar gusto うれしい
dar pena 恥ずかしい(もじもじ)
disgustar 不機嫌にさせる
divertir 楽しい
doler 痛い
emocionar 感激だ
encantar すごく気に入っている
entristecer 悲しませる
extrañar 意外に思う
fastidiar うんざりだ
gustar 好きだ
importar 重要だ
molestar 嫌だ
preocupar 心配だ
sorprender 驚きだ
tranquilizar 落ち着かせる

 

通常、間接目的語の動詞の後ろに主語である、名詞、不定詞(動詞の原形)、または que の後に文章が来ます。 mucho, cuando ~, al ~等の副詞が先に来ることもあります。

 

間接目的語の動詞の主語が名詞の場合

間接目的語の動詞の主語が名詞の場合の例文は以下の通りです。

 

Me encanta el ambiente de este pueblo. この村の雰囲気が私はすごく好きです。
A mi papá le avergüenza mi pasado. 私の父は私の過去を恥じています。
¿Te molesta el viento? 君はがうっとおしいですか?
Me entristeció esa noticia. そのニュースは私を悲しませました。

 

間接目的語の動詞の主語が動詞の場合

間接目的語の人称が、後ろの動詞の主語と同一である場合は、後ろの動詞を不定詞(動詞の原形)で表現できます。

 

Me dió mucho gusto conocerte. 君とお知り合いになれてとてもうれしかったです。
Nos emocionó mucho recibir esa invitación. その招待状を受け取って、私たちはとても感激しました。
Me fastidia mucho tener que ir a trabajar los domingos. 私は毎日曜日に働きに行かなければならないのに本当にうんざりしています。
Me divierte mucho platicar con mi amiga. 私は私の友達とおしゃべりするのがとても楽しいです。

 

間接目的語の動詞の主語が文章の場合

 

間接目的語の人称が、後ろの動詞の主語と違う場合は、感情を表す間接目的語の動詞の後ろに que を置いて、その後の動詞は通常接続法になります。

 

Siempre nos preocupaba que nuestra hija anduviera con esas personas. いつも私たちは、私たちの娘がその人たちと出歩くのを心配していました。
Me apena mucho que te hayas quedado sin trabajo. 私は、君が職を失ったことをとても残念に思います。
Me sorprendió mucho que el comprador ofreciera mucho dinero. 私は、買い手がたくさんのお金を申し出たことにとてもびっくりしました。
Me extraña que ya no quieras comer más. 私は、君がもうこれ以上食べたくないことを意外に思いますよ。

 

Me gustaría que fuéramos a Acapulco. 私たちがアカプルコへ行けたらうれしいのですが。
A mi nieta le encantaría que la lleváramos a Disneylandia. 私の孫は私たちが彼女をディズニーランドへ連れて行ったら大喜びするでしょうね。

主節が可能法(過去未来)で従節の文が未来のことやまだ終わっていないことを指している場合は、従節の動詞は接続法過去か、接続法現在が使われることもあります。

 

 

スペイン語の感情を表す間接目的語の動詞・まとめ

Me gusta(私は好きです)のように「間接目的語の動詞」として使われることのあるものの中で、感情を表現する動詞を集めてみました。そして、それらの動詞を使った例文をご紹介しました。お気に入りの表現をみつけて使ってみてください!

 

 

 

 

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181. me parece や se me hace のスペイン語の例文

目安時間:約 9分

この記事ではスペイン語の me parece  ~や se me hace  ~といった表現の仕方を例文をご紹介しながら見ていきます。

 

 

me parece ~

me parece ~、 te parece ~、 le parece ~、 nos parece ~、 les parece ~、は間接目的語代名詞を伴って、「~に思える」という意味でよく使われる表現です。「思う本人」を間接目的語代名詞で表します。主語は「思える物」です。後ろには、bien などの副詞、形容詞、名詞、不定詞(動詞の原形)、また que ~と文章が来ることがあります。間接目的語代名詞なしで無人称文として使われることもあります。

 

creer(思う)pensar(考える)、 considerar(考慮する)、 opinar(意見する)などの動詞と意味が似ていますが、それほどしっかりとした思いではないニュアンスがあります。動詞parecer には「見える」など他の意味での使い方もありますが、ここでは「~と思う」という意味での使い方に絞って例文をご紹介いたします。

 

 

点過去me pareció についてはこちらの記事に形容詞と組み合わせた例文が載っています。

 

Me parece que ahorita está haciendo mucho frío allá. 私は、今あっちではすごく寒くなっているように思います。
Me parece haberlo visto en un sueño. 私はで彼(それ)を見たように思います。
Me parece que lo había visto en un sueño. 私は夢で彼(それ)を見たように思います。
A Araceli siempre le parecía ridículo ir caminando tan lejos. アラセリはいつもそんなに遠くへ歩いて行くのはばかばかしいと思っていました。

間接目的語の動詞の場合で、肯定文の時、間接目的語の人称と従文の人称が同じ場合、従文の動詞を不定詞(動詞の原形)で表すか、que で繋いで動詞は直説法で表すことができます。

 

 

¿Qué te parece este cuadro? このを君はどう思いますか?
Me parece bien. いいと思うよ。
No me parece bien. いいとは思えないね。
A mí me parece una buena idea como regalo de cumpleaños. 私にはお誕生日のプレゼントとしてとてもいい案だと思えます。

 

 

¿Qué les parece si vamos de viaje a los Estados Unidos? 私たちがアメリカへ旅行へ行くというのはどうですか?
No nos parece que sea el momento oportuno. 私たちには適当な時であるとは思えません。
Me parece que ya has gastado mucho dinero, ¿no? 私には君がお金をもうたくさん使っちゃってると思えるんだけど?
¿A Ud. le parece bien que todos vayamos en su coche? あなたは私たち皆があなたの車で行くのが良いと思いますか?

提案をするときは si + 直説法で表すことができます。

creerなどの動詞と同じで、主文が否定文の場合は従文は接続法になります。

疑惑を表す疑問文の中でも従文の動詞は接続法を使います。

 

se me hace ~

se me hace ~、se te hace ~、se le hace ~、se nos hace ~、se les hace ~、も me parece ~などと同じような意味で「~な気がする」と、あまり強くない意見として会話でよく使われます。ただ、me parece ~などと全く同じ使われ方をするというわけではなく、「どう思う?」と聞く時は¿Qué te parece?, ¿Qué piensas?, ¿Qué opinas?などを使って  se te hace は使いません。

 

Se me hace que me estás ocultando algo. 私は君が私に何か隠しているような気がします。
A mí se me hace que tú eres el causante de todo esto. 私には君がこれすべての原因であるように思えます。
¿No se te hizo raro al ver que cojeaba él? 君は彼がびっこをひいていたのを見て、変だと思わなかったの?
A Roberto se le hace muy difícil la clase de álgebra. ロベルトは代数の授業がとても難しい気がしています。

 

尚、「~と思う」という意味とは別に、「遅くなる」という意味もあります。

 

Se nos hizo tarde. 私たちは遅くなってしまいました

 

 

me parece などのスペイン語の例文

この記事では、creer や pensar、opinar、considerarの動詞のように、意見を表す動詞だけれど、それほどはっきりとした意見というわけではない me parece や se me hace などの使い方を例文を挙げてご紹介しました。

 

「~だと思います」という言い方がワンパターンにならないよう、いろいろな言い方を使ってみてください。

 

 

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179. スペイン語の知覚動詞+que ~で「意見」を表す、など

目安時間:約 10分

ここでは、「~のようですね」というニュアンスの、知覚動詞+que で「意見」、「思うところ」を相手に示すスペイン語の表現の仕方他、知覚動詞の構文をご紹介します。

 

知覚動詞+que ~

知覚動詞とは、ver(見る)、oír(聞く)、sentir(感じる)などの五感を表す動詞です。その動詞の後ろに que が来て、その後ろに従属節を伴って、知覚動詞の主語となる人の意見、思うところを相手に表すことができます。五感を通しての気づきを相手に対して表明、伝えることなので、第一人称が主語であることが多いです。

 

例えば、日本語で言うと、このようなニュアンスの違いです。

①「もう君はとても上手に踊れる」

②「もう君はとても上手に踊れるようだ」

同じようですが、②の文の方が、「踊っているのを見て、そういう印象を持った」という時に使われる感じですよね。

①の文の方がもっと多くの状況で使える感じです。例えば、「もう何年も踊りを習っているのだから上手なはず」と想像を働かせて言うときなど。

 

「知覚動詞+que ~」を使って、このようなニュアンスで相手に自分の思うことを伝えることができます。

Veo que ya sabes bailar muy bien. もう君はとても上手に踊れるようですね。(見てわかる)
Vi que ellos estaban contentos. 彼らは満足していたようでした。(私は見ました)
Siento que cada día te extraño más. 私は日に日にあなたを恋しく思うようです。(そう感じます)
He oído que Maru se ha casado con Juan. マルはフアンと結婚したようです。(そう聞いています)

 

主節が肯定文の場合は従属節は直説法です。

 

 

No 知覚動詞+ que ~

 

知覚動詞が入った主節が否定文になっている場合は、通常従属節の動詞は接続法になります。

 

No veo que estés estudiando. 君は勉強しているようには見えませんね。
No vi que ustedes estuvieran contentos. あなた方が満足していたようには見えませんでした。
No siento que me quieras ayudar. 君が私を手伝いたいようには感じられません。
No oímos que mis vecinos nos estén llamando. 私の隣人たちが私たちを呼んでいるようには思えません。

 

 

知覚動詞の主語がお相手の場合の否定文

 

「知覚動詞が入った主節が否定文になっている場合は、従属節の動詞は接続法になります」と上記で言いましたが、主節が否定文でも、知覚動詞の主語がお相手の場合は、従属節の動詞は直説法になります。この場合は相手に伝えたいことが従属節にありますね。相手の五感を通して、気づいてもらいたい(たかった)時に言うフレーズです。

 

¿No ves que tengo cosas que hacer ahorita? 君は私が今やることがあるってわからない?
¿No viste que ya no había nadie? もう誰もいなかったって気が付かなかった?
¿No sientes que siempre te he apoyado? いつも私は君を支えてきたってわからない?
No oye usted que lo están llamando, ¿verdad? あなたを彼らが呼んでいるのをあなたは聞こえないですね?

 

知覚動詞+動詞の原形、知覚動詞+現在分詞

 

知覚動詞+que ではなくて、知覚動詞+動詞の原形(不定詞)や知覚動詞+現在分詞 という文があります。これは多くの場合、目的語の人称が不定詞や現在分詞のアクションを行っているのを、知覚動詞の主語が見たり、聞いたりする(した)という意味になります。sentir は使われることがほとんどないので、例文を挙げませんでした。

 

動詞の原形の場合と、現在分詞とは、だいたい同じような意味ですが、現在分詞の方が「動き」のニュアンスが加わっている感じです。

 

Lo vi caminando enfrente del parque. 私は彼が公園の前を歩いているのを見ました。
Mi suegra la vio entrar. 私の義母は、彼女が入るのを見ました。
Lo oí decir eso. (Le oí decir eso. と言う場合もあります) 私は彼がそれを言うのを聞きました。
Oigo cantar a los pájaros en las mañanas. 私は午前中、鳥たちがさえずるのを聞きます。

 

 

知覚動詞+形容詞/過去分詞

 

知覚動詞+形容詞という用法もあります。また、過去分詞は形容詞としても使われるので、知覚動詞+過去分詞 という構文もあります。こちらも、目的語がある場合は目的語の人称が形容詞/過去分詞の状態であるのを知覚動詞の主語が見たり感じたりする(した)ということを伝えることができます。bien/mal が使われることもあります。「聞く」の場合は、目的語の人や物の「声」や「音」がどのように、知覚動詞の主語によって聞こえたかを伝えることができます。目的語がない場合は、知覚動詞の主語が形容詞などの状態であるということです。

 

La veo tranquila. 彼女は落ち着いているように見えるね。
Lo vi sentado. 私は彼が座っているのを見ました。
Lo sentí calientito. 私は彼(それ)が温かいのを感じました。
Me acerqué a mi papá y lo oí muy bien. 私は父に近づいて、そして彼の声がとてもよく聞こえました。

 

 

スペイン語の知覚動詞を使った表現・まとめ

知覚動詞+que ~という表現や、知覚動詞+動詞の原形(不定詞)、知覚動詞+現在分詞、知覚動詞+形容詞(過去分詞)などについてご紹介しました。言葉っておもしろいと思いませんか?!

 

 

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169. スペイン語の接続法現在不規則動詞と規則形及び例文と使い方

目安時間:約 12分

この記事ではスペイン語の接続法現在の規則形や不規則動詞の活用がわかるように、それぞれの記事へのリンクを一覧にしてみました。また、接続法現在の使い方と例文も載せています。

 

スペイン語の接続法現在不規則動詞と規則動詞活用

 

接続法現在規則動詞の活用と一番よく使われる用法(Ojalá ~やQue~など)については

こちらをご覧ください。⇩

接続法現在規則動詞活用と主な使い方

 

 

接続法現在不規則動詞の活用は以下のリンクからご覧いただけます。

 

行く、知っている(saber)、知っている(conocer)、戻る

 

です(ser)、です(estar)、ある、できる

 

与える、寝る(眠る)、遊ぶ、聞く(oir)

 

持つ、見る、する(作る)、欲する

 

来る、持ってくる、出る、言う

 

求める、閉める、~より好む、サービスする

 

雨が降る、雪が降る、地震がある(震える)

 

始まる(始める)、あたためる、失くす(負ける)、点灯する

 

費用がかかる(犠牲を要する)、見つける(遭遇する)、数える(物語る)、返す

 

繰り返す、訂正する、着せる、別れを告げる(解雇する)

 

手に入れる、推測する、世話をする(出席する)、見せる

 

 

接続法現在のいくつかの使い方と例文

「動詞ser + 形容詞 + que + 接続法現在」の使い方と例文については以下のリンクからご覧いただくことができます。

Es mejor que ~

 

また、主節の動詞が意思感情を表す時、従節の動詞に接続法を使います。従節の文は非現実的な、または想像上の仮説を表現していることが多いです。接続法の特徴は仮定の動作、または実行されていない動作の概念であることが主です。

 

主節の動詞が意思を表す時の例文:

Te ordeno que no salgas a la calle con las zapatillas de baile. バレエシューズで道に出ないよう私は君に命令します
Nos han prohibido que estacionemos nuestro coche aquí. 彼らは私たちに、ここに車を駐車するのを禁じています
Te ruego que no llegues tarde a la escuela. 私は君が学校へ遅く着かないよう懇願します
Le deseo que se cure pronto. あなたが早く治りますよう願っています

 

 

主節の動詞が感情を表す時の例文:

Me gusta que él piense lo mismo que yo. 私は彼が私と同じことを考えているのが好きです
Tengo miedo de que me reprueben en el examen extraordinario. 私は追試で不合格になるのではないかと恐れています
Me preocupa que mi hijo salga del país. 私は息子が出国するのが心配です
Me molesta que haya tanto tráfico. 私はこんなにも交通量があることに嫌気がさしています

 

 

 

また、主節の動詞が意見を表すもののいくつかは、それが否定文として使われている場合に、従節に接続法現在が使われます。

No creo que venga el novio de Pilar. 私はピラール(女性の名前)の恋人が来るとは思えません
No te puedo asegurar que la situación esté mejor el próximo mes. 来月、状況が良くなっていると君に保証することはできません
No pienso que el precio siga subiendo. 私は価格が上がり続けるとは考えていません
Él no me asegura que vaya a la fiesta conmigo. 彼は私と一緒にパーティーに行くことを確約はしていません

 

 

 

主節の動詞の目的を表す「para que ~」や「a fin de que ~」(~のために、~するように)の後には接続法現在を使います。

Tenemos que apurarnos para que no lleguemos tarde. 私たちは遅く着かないように急がなければなりません
A fin de que entiendas, te voy a explicar con ilustraciones. 君が理解できるように、私は図解で君に説明しましょう。
Me están llamando para que yo vaya. 彼らは私が行くように呼んでいるのです。
Te doy todos los materiales a fin de que me lo hagas ahorita mismo. 君が私にそれを今すぐ作るように私は君にすべての材料をあげる。

 

 

 

先行詞が否定代名詞、また不定冠詞がついている名詞である場合はその形容詞節の中で接続法現在を使います。先行詞が不定代名詞の時も形容詞節の中で接続法現在が使われることが多いです。また、先行詞が定冠詞の付いた名詞であっても、確認されているもの(または人)でない場合には接続法を使います。

No hay nadie que hable japonés. 日本語を話す人は誰もいません。
Quiero comprar un anillo que tenga forma de serpiente. 蛇の形をした指輪を買いたいです。
Yo no pregunto nada que sea difícil. 私は難しいことは何も質問しません。
¿Hay alguien que sepa tocar la guitarra? ギターを弾ける人は誰かいますか?

 

 

 

接続法現在は未来のことを言っている副詞節の中でもよく使われます。

No lo compres sin que sepa tu mamá. 君のお母さんが知ることなくそれを買わないで。
No te llamaré a menos que sea algo urgente. 緊急の何かでない限り、君に電話はしません。
Ya vamos a regresar antes de que se obscurezca. 暗くなる前にもう帰りましょう。
Voy a aceptar ese trabajo con tal de que me paguen bien. 私にちゃんと払ってくれるのであればその仕事を受けようと思う。
No vas a llegar a tiempo a no ser que pidas un aventón. 乗せてもらうでなければ君は時間に着きませんよ。
Te lo digo cuando lo sepa. それがわかった時に君に言うよ。
En caso de que haya algún problema, avísame, por favor. 何らかの問題がある場合には私に知らせてください

 

 

 

スペイン語の接続法現在・まとめ

スペイン語の接続法現在の活用を規則形と不規則動詞の主なものをリンクでまとめてみました。そして、接続法現在の使い方と例文を載せてみました。お役に立てば幸いです。

 

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165. darse cuenta などスペイン語 dar の使い方

目安時間:約 6分

ここでは darse cuenta など、スペイン語の動詞 dar を使ったいろいろなよく使う表現を集めてみました。

 

darse cuenta などの意味

darse cuenta 気が付く
dar una vuelta 一周する
dar vuelta 曲がる、回す
dar un paseo 散歩する
dar de alta 退院させる
dar de baja やめさせる
dar un paso 一歩を踏み出す
dar una patada 蹴りを入れる

 

例文

Me doy cuenta de muchas cosas. 私はたくさんのこと気が付いています。
El taxi dio vuelta en Insurgentes. タクシーはインスルヘンテスで曲がった。
El hospital dio de alta al paciente. 病院は患者を退院させた。
La companía lo dio de baja porque ya no se presentó a trabajar. 会社は彼がもう出勤しなかったので彼をやめさせた。

 

Insurgentes はメキシコシティの道の名前です。

 

dar を使った表現

ここでは、「me gusta」のように、間接目的語代名詞とともに、通常第三人称単数形か複数形が主語で使われる dar を使った表現をご紹介します。

 

dar ganas de 動詞の原形 ~したい
dar frío 寒くなる
dar pena 恥ずかしい、残念だと思う
dar calor 熱くなる
dar envidia うらやましい
dar hambre お腹がすく
dar asco 吐き気がするくらい嫌だ
dar dolor 痛む
dar lo misimo どちらでも同じ
dar igual どちらでも同じ
dar tristeza 悲しくなる
dar risa 笑える
dar vergüenza 恥ずかしい※
dar miedo 怖い
dar gusto うれしく思う
dar coraje 頭に来る
dar pánico パニックになる

 

※dar vergüenza はdar pena より強い感情です。

 

例文

Me dan ganas de llorar. 私は泣きたいです。
¿Te dio pena hablar en frente de todos? 君はみんなの前で話すのが恥ずかしかった?
¿Nunca te ha dado miedo subir a la montaña rusa? 君はジェットコースターに乗るのが怖いと思ったことはないの?
Me da igual si voy o no voy. 私は行っても行かなくてもどっちでもいい。

 

 

darse cuenta などスペイン語のdar の使い方・まとめ

スペイン語dar を使ったいろいろな表現をご紹介しました。
気に入った表現がありましたでしょうか?

 

 

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163. スペイン語不規則動詞のtener, salir, hacer等

目安時間:約 23分

ここではスペイン語の不規則動詞でtener やsalir などのように「g」が加わるもの、conocer のように「zc」が入るもの、語根(動詞の語尾ーar, ーer, ーir を除去した部分)の母音が違う母音に変化するもの、語根の母音が二重母音に変わるもの、語根に y が加わるものの不規則形の部分をまとめてみました。

 

直説法現在第一人称単数形がーgo で終わる不規則動詞

直説法現在第一人称単数形
atraer引き付ける atraigo
caer落ちる caigo
componer直す、作曲する compongo
convenir適当である convengo
decir言う digo
deshacerとりこわす deshago
detener引き留める detengo
hacerする、作る hago
oír聞く oigo
poner置く pongo
salir出る salgo
satisfacer満足させる satisfago
tener持つ tengo
traer持ってくる traigo
valer価値がある valgo
venir来る vengo

 

 

 

tener」を例にとると、命令形は「ten, no tengas, tenga, tengan」で、「君」に対しての肯定命令以外は「g」が入っています。他の動詞もこのように「君」に対しての肯定命令以外は「g」が入って変化します。接続法現在は「tenga, tengas, tenga, tengamos, tengan」となって同じように「g」が入ります。他の動詞も接続法現在では同じような変化をします

 

「tener」は「g」以外でも不規則変化しますので、以下のリンクから必要に応じて不規則活用形をご覧ください。

tener直説法現在、 点過去、 未来形、 可能法

接続法過去は「tuviera, tuvieras, tuviera, tuviéramos, tuvieran 」になります。

detener」も「tener」と同じ形で変化します。

 

 

traer」の点過去

接続法過去は「tuviera, tuvieras, tuviera, tuviéramos, tuvieran」となります。

atraer」も「traer」と同じ形で変化します。

 

 

caer」の点過去は第三人称が「cayó」と「cayeron(複数)」で

現在分詞は「cayendo」、過去分詞は「caído」になります。

接続法過去は「cayera, cayeras, cayera, cayéramos, cayeran」になります。

 

 

 

poner」の点過去、 未来形、 可能法、 命令形、 過去分詞

接続法過去は「pusiera, pusieras, pusiera, pusiéramos, pusieran」となります。

componer」も「poner」と同じ形で変化します。

 

 

venir」の直説法現在、 点過去、 未来形可能法、 命令形、 現在分詞

接続法過去は「viniera, vinieras, viniera, viniéramos, vinieran」となります。

convenir」も「venir」と同じ形で変化します。

 

 

decir」の直説法現在、 点過去、 未来形、 可能法、 命令形、 現在分詞、 過去分詞

接続法過去は「dijera, dijeras, dijera, dijéramos, dijeran」となります。

 

 

hacer」の点過去、 未来形、 可能法、 命令形、 過去分詞

接続法過去は「hiciera, hicieras, hiciera, hiciéramos, hicieran」となります。

「deshacer」も「hacer」と同じ形で変化します。

 

 

oír」の直説法現在、 点過去、 命令形は「oye, no oigas, oiga, oigan」です。

現在分詞、接続法過去は「oyera, oyeras, oyera, oyéramos, oyeran」となります。

 

 

salir」の命令形

 

 

satisfacer」の点過去は「satisfice, satisficiste, satisfizo, satisficimos, satisfisieron」、

未来形は「satisfaré, satisfarás, satisfará, satisfaremos, satisfarán」、

可能法は「satisfaría, satisfarías, satisfaría, satisfaríamos, satisfarían」、

命令形は「satisfaz, no satisfagas, satisfaga, satisfagan」、過去分詞は「satisfecho」、

接続法過去は「satisficiera, satisficieras, satisficiera, satisficiéramos, satisficieran」

 

 

valer」の未来形、 可能法、 命令形は「vale, no valgas, valga, valgan」となります。

 

 

直説法現在第一人称単数形がーzco で終わる不規則動詞

直説法現在第一人称単数形
agradecer感謝する agradezco
amanecer夜が明ける、朝を迎える amanezco
anochecer日が暮れる anochezco(この人称では使いません)
aparecer現れる aparezco
carecer不足する carezco
conocer知っている conozco
crecer成長する crezco
empobrecer貧乏にする empobrezco
engrandecer大きくする engrandezco
envejecer老ける、年をとる envejezco
establecer設立する establezco
merecer価値がある、に値する merezco
obedecer従う obedezco
permanecer留まる permanezco
pertenecer属する pertenezco
reconocer認める reconozco

 

conocer」を例にとると、命令形は「conoce, no conozcas, conozca, conozcan」で、「君」に対しての肯定命令以外は「zc」が入っています。他の動詞もこのように「君」に対しての肯定命令以外は「zc」が入って変化します。接続法現在は「conozca, conozcas, conozca, conozcamos, conozcan」となって同じように「zc」が入ります。他の動詞も接続法現在では同じような変化をします

 

 

語根の母音が違う母音に変化する不規則動詞

語根の母音が第三人称の点過去と現在分詞で違う母音に変化する不規則動詞があります。それらの不規則動詞は直説法現在の第一人称複数形を除く現在形においても違う母音に変化、または二重母音に変化します。

現在分詞
conseguir手に入れる consiguiendo
convertir改造する convirtiendo
decir言う diciendo
despedir見送る despidiendo
dormir寝る durmiendo
impedir妨げる impidiendo
mentir嘘をつく mintiendo
morir死ぬ muriendo
pedir求める pidiendo
reír笑う riendo
repetir繰り返す repitiendo
seguir追う siguiendo
servir奉仕する sirviendo
teñir染める tiñendo
vestir着せる vistiendo

 

seguir」を例にとると、直説法現在形は「sigo, sigues, sigue, seguimos, siguen」で、「私たち」以外は語根の母音が変化しています。他の動詞もこのように「私たち」以外は語根の母音が変化します。 点過去の第三人称単数形と複数形は「siguió, siguieron」となって同じように語根の母音が変化します。他の動詞も点過去の第三人称単数形と複数形では同じような変化をします。

命令形は「sigue, no sigas, siga, sigan」で、語根の母音が変化しています。他の動詞も命令形では同じような変化をします。

接続法現在は「siga, sigas, siga, sigamos, sigan」で、やはり、語根の母音が変化しています。他の動詞も接続法現在では同じような変化をします。接続法過去も「siguiera, siguieras, siguiera, siguiéramos, siguieran」で語根の母音が変化しています。他の動詞も接続法過去では同じような変化をします。

 

 

decir」は点過去ではすべての人称で語根が変化します。未来形可能法もすべての人称で変化します。

命令形過去分詞

接続法現在も「diga, digas, diga, digamos, digan」、接続法過去も「dijera, dijeras, dijera, dijéramos, dijeran」で同じように語根の母音が変化します。

 

 

dormir」の場合は直説法現在形は「duermo, duermes, duerme, dormimos, duermen」と「私たち」以外は語根の母音が二重母音に変化しています。 点過去の第三人称単数形と複数形「durmió, durmieron」となって同じように語根の母音が変化します。

命令形は「duerme, no duermas, duerma, duerman」で、語根の母音が二重母音に変化しています。

接続法現在は「duerma, duermas, duerma, durmamos, duerman」で、「私たち」の時だけ語根の母音が変化して、他の人称の時は二重母音に変化しています。接続法過去は「durmiera, durmieras, durmiera, durmiéramos, durmieran」で語根の母音が変化しています。

 

 

mentir」も「dormir」と同じような変化をします。ただし、この場合は母音の変化は「e」が「i」に、二重母音になる時は「e」が「ie」になります。

 

 

morir」も「dormir」と同じような変化をします。

 

語根の母音が二重母音に変化する不規則動詞

語根の母音「e」が二重母音「ie」に変化する場合と、語根の母音「o」が「ue」に変化する不規則動詞があります。

直説法現在第三人称単数形
acertar当てる acierta
atender世話する atiende
atravesar横切る atraviesa
calentar暖める calienta
cerrar閉める cierra
comenzar始める comienza
defender守る defiende
despertar目覚めさせる despierta
empezar始める empieza
encender火をつける、明かりをつける enciende
entender理解する entiende
negar否定する niega
pensar考える piensa
perder失う pierde
preferirより好む prefiere
querer欲する quiere
sentarse座る se sienta
sentirse感じる se siente
temblar震える tiembla
acordarse思い出す se acuerda
acostarse横になる se acuesta
apostar賭ける apuesta
aprobar承認する aprueba
contar数える、語る cuenta
costar費用がかかる cuesta
demostrar証明する demuestra
doler痛む duele
llover雨が降る llueve
mostrar示す muestra
poderできる puede
probar試みる prueba
recordar思い出す recuerda
rodar転がる rueda
soltar放つ suelta
soñar夢みる sueña
volar飛ぶ vuela
volver戻る vuelve

 

atender」を例にとると、直説法現在形は「atiendo, atiendes, atiende, atendemos, atienden」で、「私たち」以外は語根の母音が二重母音に変化しています。他の動詞もこのように「私たち」以外は語根の母音が二重母音に変化します。 

命令形は「atiende, no atiendas, atienda, atiendan」で、語根の母音が二重母音に変化しています。他の動詞も命令形では同じような変化をします。

接続法現在は「atienda, atiendas, atienda, atendamos, atiendan」で「私たち」以外の時は語根の母音が二重母音に変化しています。他の動詞も接続法現在では同じような変化をします。

 

 

preferir」の点過去の第三人称単数形と複数形は「prefirió, prefirieron」、接続法現在の第一人称複数形は「prefiramos」で語根の母音が変化します。

 

 

querer」の点過去、 未来形、 可能法

 

 

sentirse」の第三人称単数形と複数形の点過去は「se sintió, se sintieron」、接続法現在の第一人称複数形は「nos sintamos」、接続法過去は「me sintiera, te sintieras, se sintiera, nos sintiéramos, se sintieran」、現在分詞は「sintiendo」で語根の母音が変化します。

 

 

poder」の点過去、 未来形、 可能法現在分詞

接続法過去は「pudiera, pudieras, pudiera, pudiéramos, pudieran」となります。

 

 

語根に y を付け加える不規則動詞

音的に聞こえがいいように語根に「y」を付け加える不規則動詞は主に以下のものになります。

直説法現在第三人称単数形
concluir決定する concluye
constituir形成する constituye
construir建築する construye
contribuir貢献する contribuye
destituir免職する destituye
destruir破壊する destruye
distribuir分配する distribuye
excluir除外する excluye
huir逃げる huye
incluir含める incluye
influir影響を与える influye
instruir教える instruye

 

huir」を例にとると、直説法現在形は「huyo, huyes, huye, huimos, huyen」で、「私たち」以外は語根に y が付け加わっています。他の動詞もこのように「私たち」以外は語根に y が付け加わります。 点過去の第三人称単数形と複数形は「huyó, huyeron」となってi が y に変化しています。他の動詞も点過去の第三人称単数形と複数形では同じような変化をします。

命令形は「huye, no huyas, huya, huyan」で、y が入った変化をしています。他の動詞も命令形では同じような変化をします。

接続法現在は「huya, huyas, huya, huyamos, huyan」で、やはり、同じように y が入って変化しています。他の動詞も接続法現在では同じような変化をします。接続法過去も「huyera, huyeras, huyera, huyéramos, huyeran」で y が入って変化しています。他の動詞も接続法過去では同じような変化をします。 現在分詞は「huyendo」でやはり i が y になっています。他の動詞でも同じような変化をします。

 

 

スペイン語不規則動詞のtener, salir, hacer等・まとめ

覚え方としては、直説法現在第一人称単数形がーgoで終わるものは、命令形は「君」に対しての肯定命令以外は同じように「g」が入って変化し、接続法現在も同じように「g」が入って変化します。

 

直説法現在第一人称単数形にーzcが入るものは、命令形は「君」に対しての肯定命令以外は同じように「zc」が入って変化し、接続法現在も同じように「zc」が入って変化します。

 

語根の母音が「私たち」以外で直説法現在と接続法現在で二重母音に変化するものは、命令形でも同じように変化します。

 

語根の母音が「私たち」以外で直説法現在で違う母音に変化するものは、同じように第三人称単数形と複数形の点過去、命令形、接続法現在、接続法過去、現在分詞でも変化します。

 

直説法現在の「私たち」以外で y が加わる不規則動詞は、第三人称単数形と複数形の点過去では i の代わりに y が加わった不規則変化形となり、命令形、接続法現在、接続法過去、現在分詞でも同じような変化をします。

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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