159. スペイン語の lo + 形容詞や定冠詞 + 形容詞の意味

目安時間:約 7分

スペイン語では、形容詞を中性的な意味合いに名詞化するときに、冠詞中性形の「lo」を形容詞の前に付けます。また、形容詞の前に定冠詞が付いているときも、その形容詞は名詞化されています。

 

lo + 形容詞

「lo」は直接目的語として使われることもありますが、形容詞の前に付いている場合は直接目的語ではなく、冠詞の中性形としての「lo」となります。同じような使い方に「lo que」があります。

 

「同じこと」や「重要なこと」や「唯一のこと」など、抽象的に「~のこと」と形容詞と組み合わせて言いたいときは「lo」を形容詞の前に置きます。よく使われる表現です。

 

Es lo mismo si compras aquí o en la otra tienda. ここで買っても違うで買っても同じことだよ。
Lo importante es que no se te haga tarde. 重要なこと君が遅れないことだよ。
Lo único que quiero es tu amor. 僕(私)が欲しい唯一のものは君のだ。
Ahora viene lo mejor. 一番いいことが来る(始まる)よ。

 

定冠詞 + 形容詞

スペイン語の定冠詞(el, la, los, las)の次に形容詞が来ている場合は形容詞が名詞化されています。同じ名詞を繰り返し使わないためによく使われます。

 

¿Quiere Ud. el vino blanco? No, el tinto, por favor. 白ワインをお望みですか?いいえ、赤いのお願いします
Fuimos a dos fiestas. La primera nos gustó mucho. 私たちは二つのパーティーに行きました。最初のとても気に入りました。
Los paquetes grandes son para ti. El pequeño es para mí. 大きい包み君あてです。小さいのは私あてです。
Estas flores son para la boda y las otras son para los invitados. これらの花は結婚式用で、他の招待客用です。

 

 

Lo más pronto posible

「lo más」や「lo mejor」は比較級の副詞節となることもあります。

 

Vinieron lo más pronto posible. できるだけ早く彼らは来た。
Hice lo mejor que pude. 私はできうる限りの最善を尽くしました。
Voy a salir de la casa lo más temprano posible. 私はできるだけ早く家を出るつもりです
El señor nos está ayudando lo mejor que puede. その人はできる限り私たちを手伝ってくれています

 

スペイン語の lo + 形容詞・まとめ

「lo + 形容詞」で形容詞が名詞化されます。例えば「lo mismo」と言ったら「mismo(同一の)」という形容詞が名詞化されて「同じこと」という意味になります。「lo」は「こと」と訳せます。

 

「定冠詞 + 形容詞」も形容詞が名詞化されます。こちらは名詞化された「物」や「人」が男性名詞か女性名詞か、単数か複数かによって定冠詞も形容詞も変化します。例えば、「Yo quiero la misma.(私は同じ物が欲しいです)」と言ったら「la misma(同じもの)」とは「la fábrica(布)」かもしれないし、「la pelota(ボール)」かもしれないし、前の人が欲したのと同じ女性名詞のもの、ということになります。

 

「lo más ...」や「lo mejor ...」は比較級の副詞節であることもあるので、こちらの記事に一緒に載せておきました。「lo más pronto posible(できるだけ早く)」などはよく使われる表現です。

 

 

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156. スペイン語の形容詞の位置が名詞の前になるもの

目安時間:約 7分

スペイン語の形容詞が名詞に付く時、名詞の前に来るでしょうか?後ろに来るでしょうか?「白い家」の「白い」のような修飾形容詞の場合、日本語や英語(white house)のようにスペイン語では名詞の前に来ず、「casa blanca(白い家)」の「blanca(白い)」のように、基本的に名詞の後ろに来ます。でも、名詞の前に来る形容詞もあります。今回は、名詞の前に位置する形容詞について説明いたします。

 

スペイン語の形容詞の位置が名詞の前になるもの

  • 「この(este)」、「その(ese)」、「あの(aquel)」などの指示形容詞は名詞の前に置かれます。

 

  • 「私の(mi)」、「君の(tu)」、「あなたの(su)」などの所有形容詞も名詞の前に置かれます(「私たちの(nuestro)」など、所有代名詞にもなるものは、名詞の後ろに来ることもあります)。

 

  • 「一つの(un)」、「100の(cien)」など数形容詞も名詞の前に置かれます。
  • niña pobre(貧しい少女)、 pobre niña (かわいそうな少女)、casa nueva(新しい家)、 nueva casa(今度の家)など形容詞が名詞の前に来ることで意味が変わってくるものも若干あります。

 

  • 不定形容詞(限定形容詞)も通常、名詞の前に置かれます。不定形容詞については以下にて解説いたします。

 

不定形容詞(限定形容詞)

不定形容詞は名詞を、曖昧な言い方、または大よその言い方で形容する時に使われます。

 

通常、不定形容詞(限定形容詞)はかかる名詞の前に位置します。

 

名詞の性と数によって変化するものが多いです。

 

不定形容詞には以下のようなものがあります。

otro 他の
todo すべての
mucho たくさんの
poco 少しの
cierto とある
bastante(性変化なし) かなりの

 

男性名詞単数形の前で、後ろの「o」を外すもの

alguno ある
ninguno 誰一人~ない、何一つ~ない

 

名詞の前で後ろの「a」を外すもの

cualquiera どんな

 

不変のもの

cada それぞれの
demás その他の

 

常に複数のもの

ambos 両方の
varios いくつかの

 

不定形容詞を使った例文

Comí muchos dulces. 私はたくさんのお菓子を食べました。
Hay bastante cemento en la bodega. 倉庫かなりのセメントがあります。
¿Dónde están los demás niños? その他の子供たちはどこにいますか?
Deben de estar fabricándolos en cierta fábrica. どこかの工場でそれらを製作しているに違いない。
Cualquier persona puede asistir. どのも参加できます。
Cada año aumenta la producción. 生産が増しています。
Ambos lados son útiles. が使えます。
Hay varias señoras en frente de la tienda. お店の正面に幾人かの婦人がいます。
Algunas calles no están pavimentadas. いくつかのは舗装されていません。
No conozco a ningún ingeniero que me pueda ayudar. 私を手伝ってくれる一人の技師私は知りません
Vamos a pensar en otra cosa. 他のことを考えましょう。
Se fue a toda velocidad. 速力で行ってしまいました
Tengo poco dinero. わずかのお金を持っています(あまりお金がありません)。

 

スペイン語の形容詞の位置・まとめ

修飾形容詞が名詞に付く場合、基本的には名詞の後ろに付きます(強調する場合など、名詞の前に来る場合もあります)。

指示形容詞、所有形容詞、数形容詞、不定形容詞(限定形容詞)は普通、名詞の前に付きます。

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126. スペイン語の形容詞最上級はめっちゃ使える!絶対上級などまとめ

目安時間:約 11分

 

ここでは、スペイン語の形容詞の最上級などについて解説します。絶対上級(めっちゃ背が高い)や相対最上級(一番背が高い)など使える表現なので、わかりやすくまとめてみました。「より背が高い」などの比較級についてはこちらの記事をご参照ください。副詞の最上級についても、最後のまとめの部分で触れています。

 

 

スペイン語の形容詞最上級はめっちゃ使える!

まず、修飾形容詞についてはこちらの記事に書いてありますので、必要に応じてご覧ください。

 

絶対上級

形容詞を「めっちゃ...」と表したいときに、以下のような絶対上級で表現することがあります。「めっちゃ背が高い」とか、「超重要」とか「すっごい難しい」などと言いたいときですね。

 

¡Aquella girafa es altísima! あのキリンはとてつもなく背が高いよ!
Este asunto es importantísimo. このはすこぶる重要です。
Todos los problemas son dificilísimos. すべての問題はめちゃくちゃ難しいです。
Dicen que el examen está facilísimo. 試験はめっちゃ簡単だと(みんな)言ってます

 

「girafa(キリン)」が女性名詞なので「背が高い」は「alta」です。語尾の母音を取って「ísima」を付け加えて絶対上級にしています。「importante(重要な)」の語尾の母音を取って、「asunto(件)」が男性名詞なので「ísimo」を付け加えて「ものすごく重要な」という意味にしています。

 

「problemas(問題)」は「mas」で終わっていますが男性名詞の複数形です。「難しい」の複数形は「difíciles」ですが、単数形が「difícil」で子音で終わっているので、この場合、単数形の「difícil」に「ísimos」を付け加えます(「problemas」が男性複数形なので)。「difícil」に付いていたアクセント記号はなくなって、「dificilísimos」となります。

 

「examen(試験)」は男性名詞単数形です。「fácil(簡単な)」は子音で終わっているので、そのまま「ísimo」を付け加えて絶対上級の形にします。この場合も、「fácil」のアクセントは「ísimo」の「í」に移動して、「facilísimo」になります。

 

「rico(おいしい、金持ちな)」や、「largo(長い)」のように、スペルが変化するものもあります。→「riquísimo」「larguísimo」

 

形容しているものの性や数によって、「ísimo」「ísima」「ísimos」「ísimas」と使い分けます。

 

 

すべての形容詞に「ísimo」をつければいい訳じゃない

じゃあ、「めっちゃ...」と表現したいとき、どの形容詞にでも「ísimo」を付けて、絶対上級にできるかといえば、そうではありません。ですので、「ísimo」を付けていいかどうかわからない時は、形容詞の前に以下のような言葉を付け加えて似たような意味にすることができます。

 

  • muy(とても)

 

  • extremadamente(極端に)

 

  • sumamente(極めて)

 

  • demasiado(過度に)

 

Ella está muy triste. 彼女はとても悲しい
Ellos son extremadamente pobres. 彼らは極端に貧乏だ。
La situación me pareció sumamente lamentable. 状況は私には極めて残念に思われた。
Él es demasiado tímido. 彼はめちゃめちゃ内気だ。

 

相対最上級

形容詞の相対最上級(優等)というのは、「一番...な人(物)」という名詞化された表現です。

 

「定冠詞 + más + 形容詞」で表します。人や物を定冠詞(el, la, los, las)で表します。

 

¡Aquella girafa es la más alta! あのキリンが一番背が高い
Este asunto es el más importante. この件が一番重要だ。
Todos esos problemas son los más difíciles. それらの問題すべてが一番難しい
Ellas son las más pobres de toda la nación. 彼女たちが国中で一番貧しい

 

 

特別な形を持つ6つの最上級

「ísimo」を付け加える形の絶対上級の他に、特別な形を持つ6つの最上級の言葉があります。「ísimo」を付け加えた形の方が使われるので、特に覚えなくてもいいですが、一応記載しておきます。

 

比較級の特別な形は覚える必要があるものなので、一緒に記載しておきます。

 

6つの形容詞 比較級(より良い) 絶対上級(大変良い) 最上級(最良)
良い bueno mejor buenísimo óptimo
悪い malo peor malísimo pésimo
高い alto superior altísimo supremo
低い bajo inferior bajísimo ínfimo
大きい grande mayor grandísimo máximo
小さい pequeño menor pequeñísimo mínimo

 

「máximo」「mínimo」は数学では「最大値」「最小値」などで使われる他、「mínimo」は「最低支払額(mínimo a pagar)」などでも使われます。

 

「bueno(良い)」と「malo(悪い)」の最上級に限っては、「óptimo」や「pésimo」という言い方よりも、「lo mejor」や「lo peor」という言い方の方が使われます(el mejor, la mejor, los mejores, las mejoresも)。

 

他の4つも、最上級の「supremo」「ínfimo」「máximo」「mínimo」という言葉より、相対最上級「el más alto」「el más bajo」「el más grande」「el más pequeño」という言い方の方が一般的です(性や数によって「la más alta」などと変化します)。

 

 

絶対上級などまとめ(副詞の最上級についても)

形容詞の絶対上級(altísimaーめっちゃ背が高い)をみてみましたが、この言い方、副詞にも使われることがあります。「mucho(たくさん)」は「muchísimo(すっごいたくさん)」という意味でよく使われますし、その他にも以下のようなものがあります。

 

rápido (速く)→ rapidísimo

lejos (遠くに)→ lejísimo (不規則形)

tarde (遅く)→ tardísimo

cerca (近く)→ cerquísima (不規則形)

 

ただし、副詞の場合は性や数による変化がありませんので、ご注意ください。

 

また、形容詞と同じように、どの副詞にも「ísimo」を付けられるわけではありませんので、わからないときには「muy bien(とても良く)」のように、副詞の前に、「muy, extremadamente, sumamente, demasiado」を付けるといいと思います。

 

ちなみに、形容詞の相対最上級(優等)は「定冠詞 + más + 形容詞」でしたが、副詞の相対最上級(優等)は、「定冠詞 + que + 動詞 + más + 副詞」になります。「el que corre más rápido(一番早く走る人(物)」のような感じです。

 

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96. スペイン語の優等比較・劣等比較・同等比較(形容詞編)

目安時間:約 8分

ここではスペイン語の形容詞の比較級をみていきます。優等比較、劣等比較、そして同等比較についてです。

 

 

 

スペイン語の形容詞の比較級

スペイン語の形容詞の比較級には三つの種類があります。

 

優等比較:más・・・ que~(~よりもっと・・・)

 

劣等比較:menos・・・que~(~より少なく・・・)

 

同等比較:tan・・・como~(~と同じ位・・・)

 

同等比較は「igual de ・・・que~」と言うこともあります。

 

「・・・」のところに形容詞が入ります。形容詞はかかる名詞の性や数によって変化します。

 

優等比較の方が劣等比較より使用される頻度が高いです。例えば、

 

Este vestido es menos caro que aquél.(この服はあれより安いです)と言うより、

Este vestido es más barato que aquél.(この服はあれより安いです)と言うことの方が普通ということです。

または、Aquel vestido es más caro que éste.(あの服はこれより高いです)と言うかもしれません。

 

 

 

優等比較

以下に形容詞の優等比較を使った例をあげます。

 

Ella es más chica que yo. Ella es menor que yo. 彼女より若い(小さい)です。
Mi papá es mayor que mi mamá. 私のは私のより年上です。
El gato es más grande que el ratón. ねずみより大きいです。
Ese coche es mejor que el mío. その私のよりいいです。

 

 

さて、「más」が付いていない比較級がありますね。比較級で形容詞が変化する場合があるからです。

「chico, chica, chicos, chicas」は大きさが小さいという意味と年齢が小さいという意味があります。年齢がより若いという場合は「más chico, más pequeño, más joven」などとなりますが、比較級の形容詞「menor」を使うこともできます。

 

「menor」の反対語が「mayor」で「より年上」という意味で「más grande」と同じです。

 

また、「良い」という意味の「bueno」は比較級で「mejor」に変化し「より良い」という意味になり、「más bueno」とは言いません。

 

「mejor」の反対語は「peor」で「より悪い」という意味で、これも「más malo」とは言いません。

 

 

劣等比較

以下に形容詞の劣等比較を使った例を挙げます。

 

Este problema es menos complicado que ése. この問題それより複雑でない。
La lechuga es menos nutritiva que la espinaca. レタスほうれん草より栄養が少ない。
Aquí es menos peligroso que allá. ここあっちより危なくない。
Este negocio es menos problemático que aquél. このビジネスあれより問題が少ない。

 

 

同等比較

以下に形容詞の同等比較を使った例を挙げます。

 

Las gallinas son tan productivas como las vacas. 雌鶏め牛と同じ位生産的です。
Diego es tan alto como su hermano. ディエゴは彼の兄弟と同じ位背が高いです。
Los bebés son tan bonitos como los angelitos. 赤ん坊天使のようにかわいいです。
Verónica es igual de inteligente que Gabriela. ベロニカはガブリエラと同じように頭がいいです。

 

 

スペイン語の優等比較・劣等比較・同等比較・まとめ

スペイン語の形容詞の比較級についてでした。

 

Juan es más simpático que Antonio.(フアンはアントニオより感じがいい)

Juan es peor que Antonio.(フアンはアントニオよりひどいです)

 

Juan es menos desagradable que Antonio.(フアンはアントニオよりはましです)

desagradable:嫌な

 

Juan es tan guapo como Antonio.(フアンはアントニオと同じ位ハンサムです)

Juan es igual de alegre que Antonio.(フアンはアントニオと同じに愉快です)

 

「よりもっと~」と言う場合、形容詞が変化して「más」が必要ないものがあるのでそれは覚えてください。

 

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49. otraとla otraの意味は?「また?」ってスペイン語で何て言う?

目安時間:約 7分

ここでは「otra」や「la otra」などの意味と違いをみていきます。それから、「また~!?」なんて言うときの「また」はスペイン語で何と言うかについても勉強します。

 

「otra」と「la otra」の意味と違い

「otra」というのは「他の」とか「もうひとつの」という意味の形容詞で、かかる名詞が女性名詞単数形の場合の言い方です。

 

「la otra」というのはそれが名詞化された形で「他のもの」、「もうひとつのもの」という意味です。「もの」に限りませんが、その「もの」が女性名詞単数形の場合の言い方です。

 

かかる名詞の性や数によって変化するので表にまとめてみました。

他の、もうひとつの 他のもの、もうひとつのもの
男性単数 otro el otro
女性単数 otra la otra
男性複数 otros los otros
女性複数 otras las otras

 

 

 

「otra」と「la otra」を使った例

Mira, aquí hay otra mariposa. 見てここにもう一匹の蝶々いるよ。
¿Vas al cine otra vez? 君はまた映画館に行くの?
¿Quieres esta bolsa? 君はこのバッグが欲しいの?
No, quiero la otra. いいえ、もう一個の方が欲しいの。

 

「al」は「a el」のときには必ずなる形です。

 

「vez」は「~回」の「回」、「~度」の「度」です。「una vez」は「一回」、「dos veces」は「二回」で、「otra vez」は「もう一回、もう一度」という意味です。

 

 

 

「otro」と「el otro」を使った例

¿Te traigo otro pan? 君にもう一つ、パン持ってくる
Regresamos por otro camino. 私たちは他の帰ります
¿Tiene Ud. este libro? あなたはこの持っていますか
No, no lo tengo pero tengo el otro. いいえ、それ持っていないけど他のを持ってます。

 

 

「otras」と「las otras」を使った例

Compro cuadernos y otras cosas. 私はノート他の物(複数)を買います。
Enseñan otras materias. 他の科目(複数)教えます
¿Tomas esta clase? 君はこの授業受けるの
Sí, y también las otras. はい、それと他の(複数)

 

 

「otros」と「los otros」を使った例

Traigo otros vestidos. 私は他の洋服持ってきてます
¿No hay otros hoteles que son mejores? もっといい他のホテルはありませんか?
¿Llevas estos paquetes al correo? 君はこれらの包み郵便局に持っていくんですか
No, llevo los otros que están atrás. いいえ、後ろにある他のを持っていきます

 

 

「また?」ってスペイン語で何て言う?まとめ

「また?」の「また」はスペイン語で「otra vez」と言います。「他の」や「もうひとつの」という形容詞はかかる名詞の性と数によって「otro、otra、otros、otras」と使い分けてください。

 

「他のもの」や「もう一つのもの」という意味で使う場合は定冠詞を付けて「el otro、la otra、los otros、las otras」となります。

 

 

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33. スペイン語・所有形容詞(私の~)

目安時間:約 7分

今回は所有形容詞を勉強します。「私の~」とか「彼の~」とかいうやつですね。これも使い勝手多いです。

スペイン語の所有形容詞

所有形容詞も形容詞ですから、かかる名詞が単数か複数かによって変化します。かかる名詞の性によっては「私たちの~」の場合だけ変化します。他はかかる名詞が女性でも男性でも同じ形です。

名詞の性などについての記事もありますので、必要に応じてご覧ください。

かかる名詞が⇒ 男性単数 女性単数 男性複数 女性複数
私の~ mi~ mi~ mis~ mis~
君の~ tu~ tu~ tus~ tus~
あなたの~
あなた方の~
彼の~
彼らの~
彼女の~
彼女らの~
su~ su~ sus~ sus~
私たちの~ nuestro nuestra nuestros nuestras

所有形容詞は名詞の前に来ます。実は、名詞の後に来る場合もあるのですが、そのときは、違う形だったりして紛らわしいので、この記事の最後に記載します。

どうでしょう。楽勝で覚えられそうですか?この所有形容詞、意外と難しかったりします。

あなた方のお父さん」って、「あなた方」が複数だから「sus」ってなりそうだけれど、「お父さん」が1人だから「su」になって、「su papá」なんですよね。

また、「あなたの」は「あなた」が単数だから「su」って言いそうですけれど、「両親が複数だから「sus」になって、「sus papás」が正解です。

じゃあ、「あなたのお父さん」はどうでしょう?これも「su papá」でさっきの「あなた方のお父さん」と同じ言い方なんですね。

彼のお父さん」も「彼女のお父さん」も「彼らのお父さん」も「彼女らのお父さん」もみ~んな「su papá」です。


「私の~」という言い方

mi libro    私の本(一冊)

mis libros   私の本(二冊以上)

mi prima   私の従姉妹(1人)

mis primas  私の従姉妹たち

「君の~」という言い方

tu papá   君のお父さん

tus papás  君の両親

tu casa   君の家(一軒)

tus casas  君の家(複数)

「papá」は男性名詞です。

「私たちの~」という言い方

nuestro departamento  私たちのアパート(一つ)

nuestros departamentos 私たちのアパート(複数)

nuestra hija       私たちの娘(1人)

nuestras hijas      私たちの娘たち

「あなたの~」という言い方

su hermano   あなたの兄弟(1人)

sus hermanos  あなたの兄弟たち

su hermana   あなたの姉妹(1人)

sus hermanas  あなたの姉妹たち

「あなた方の~」という言い方

su coche   あなた方の車(一台)

sus coches  あなた方の車(二台以上)

su amiga   あなた方の女友達(1人)

sus amigas  あなた方の女友達(二人以上)

「彼の~」という言い方

su tío    彼のおじさん

sus tíos   彼のおじさんたち

su clase   彼のクラス(一つ)

sus clases  彼のクラス(二つ以上)

「彼らの~」という言い方

su cuarto   彼らの部屋(一つ)

sus cuartos  彼らの部屋(複数)

su nieta    彼らの孫娘(1人)

sus nietas   彼らの孫娘たち

「彼女の~」という言い方

su abuelito   彼女の祖父

sus abuelitos  彼女の祖父母

su carta    彼女の手紙(一つ)

sus cartas   彼女の手紙(複数)

「彼女たちの~」という言い方

su perro   彼女たちの犬(一匹)

sus perros  彼女たちの犬(複数)

su mamá   彼女たちのお母さん

sus mamás  彼女たちのお母さんたち

所有形容詞が名詞の後ろに付く場合は、所有代名詞を使います。

¡Dios mío! (我が神よ!)のような場合です。

 

所有形容詞まとめ

スペイン語の所有形容詞は普通、名詞の前に来ます。かかる名詞が単数のときは「mi、tu、su、nuestro(男性形)、nuestra(女性形)」という所有形容詞を使います。

かかる名詞が複数のときは「mis、tus、sus、nuestros(男性形)、nuestras(女性形)」という所有形容詞を使います。

 

 

 

 

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31. esta、esa、aquellaの意味と使い方

目安時間:約 5分

esta、esa、aquellaの意味は何でしょうか?ésta、ésa、aquéllaと同じでしょうか?違うでしょうか?estáは?似てるけど違うかな?

esta、esa、aquellaの意味

esta、esa、aquellaは「この」、「その」、「あの」という意味の指示形容詞です。

ésta、ésa、aquéllaというのは発音は同じだけれど、「これ」、「それ」、「あれ」という意味の指示代名詞なので、同じではありません。

estáというのは、アクセントが最後の「タ」に来て発音が違いますし、これは動詞estarの第三人称単数形の形です。

今回はスペイン語の指示形容詞をみていきたいと思います。形容詞なので、かかる名詞の性や数によって変化します。esta、esa、aquellaというのはかかる名詞が女性単数形の場合の形です。

では、かかる名詞が男性形だったり複数形だったらどう変化するでしょうか?

スペイン語の指示形容詞この、その、あの

  この その あの
男性単数 este ese aquel
女性単数 esta esa aquella
男性複数 estos esos aquellos
女性複数 estas esas aquellas

男性単数形の名詞にかかる場合

Este libro es muy interesante. このとても面白い

Ese libro es muy interesante. その本はとても面白い。

Aquel libro es muy interesante. あの本はとても面白い。

「es」は動詞serの第三人称単数形の形です。

女性単数形の名詞にかかる場合

Esta mariposa es muy bonita. この蝶々とてもきれいです。

Esa mariposa es muy bonita. その蝶々はとてもきれいです。

Aquella mariposa es muy bonita. あの蝶々はとてもきれいです。

「bonita」は「きれいな」、「かわいい」という修飾形容詞ですが、修飾形容詞もかかる名詞の性や数によって変化します。

男性複数形の名詞にかかる場合

Estos niños son japoneses. この子たち日本人です。

Esos niños son japoneses. その子たちは日本人です。

Aquellos niños son japoneses. あの子たちは日本人です。

「son」は動詞serの第三人称複数形の形です。

女性複数形の名詞にかかる場合

Estas blusas son muy grandes. これらのブラウスすごく大きい

Esas blusas son muy grandes. それらのブラウスはすごく大きい。

Aquellas blusas son muy grandes. あれらのブラウスはすごく大きい。

esta、esa、aquellaの意味・まとめ

estaは「この」、esaは「その」、aquellaは「あの」という意味の指示形容詞です。でも、日本語と違って、「この」も「その」も「あの」もかかる名詞が男性か女性か、単数か複数かによってそれぞれ4種類あるのですね。

慣れるしかないです。何度も口に出して言っているうちに慣れてきます!

 

 

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カテゴリ:形容詞  [コメント:0]

22. muchoのスペイン語の意味、 poquitoや despacitoも!

目安時間:約 9分

Mucho(ムーチョ)、 poquito(ポキート)、 despacito(デスパシート)って聞いたことありますか?どんな意味で、どんなときに、どんな風に使うでしょうか?女性形や複数形ってある?

「いっぱい」という意味のmucho

「いっぱいの、沢山の」という意味で形容詞として使われるmucho は、かかる名詞の性や数によって次のように変化します。名詞の前に置かれます。

  単数形 複数形
男性形 mucho muchos
女性形 mucha muchas

例文を挙げます。動詞は「-ar規則動詞」を使っています。

Tomo mucho café.

¿Mandas mucha ropa?

Sí, mando mucha.

Enrique compra muchos dulces.

Estudiamos muchas materias.

意味:
私は沢山コーヒーを飲みます。

君は沢山の衣類を送りますか?

はい、沢山送ります。

エンリーケ(男性の名前)は沢山のお菓子を買います。

私達は沢山の科目を勉強します。

説明:
コーヒーや衣類という言葉のように、量が沢山でも複数形にならない名詞があります。La leche(牛乳)や El agua(水・女性名詞)などがそうです。

「いっぱい」という意味で副詞として「mucho」を使う場合は、男性単数形の形を使います。

Ellos trabajan mucho.

意味:
彼らは沢山働きます。

説明:
「mucho」は「彼ら」にかかるのではなくて、「働く」にかかっているのですね。

「ちょっと」という意味のpoquito

「ちょっとの、少しの」という意味で形容詞として使われる「poquito」 は、かかる名詞の性や数によって次のように変化します

  単数形 複数形
男性形 poquito(poco) poquitos(pocos)
女性形 poquita(poca) poquitas(pocas)

Yo necesito poquito dinero.

¿Prepara Ud. poquita carne?

No, preparo mucha.

Usamos poquitos materiales.

Ellas toman poquitas medicinas.

意味:
私は少しのお金が必要です。

あなたは少しのおを用意しますか?

いいえ、沢山用意します。

私達は少しばかりの材料を使います。

彼女たちは少しだけのを飲みます。

「ちょっと」という意味で副詞として「poquito」(またはpoco)を使う場合は、男性単数形の形を使います

Fumo poquito.

意味:
私はタバコを少し吸います。

「un」を付けた「un poquito」(またはun poco)という名詞化された形は上記の副詞としての「poquito」と同じ意味でよく使われます。

Nado un poquito.

意味:
私は少し泳ぎます。

また、名詞の前に「un poquito de」を置くと、「少しの」という形容詞になって、4種類の形容詞(poquito、 poquita、 poquitos、 poquitas)の代わりに使うことができます。

Necesito un poquito de dinero.

意味:
私は少しのお金が必要です。

説明:
特に、名詞に他の形容詞が既にある場合は、「un poquito de」を使う方がきれいなスペイン語になります。

ちなみに、「沢山」の場合は、un mucho とは言わずに、「un montón」と言います。

despacitoやpoquitoって

実は、「mucho 」の反対語は「poco」なんです。では、「poquito」は何かって言うと、「poco」に縮小語尾が付いている形なのです。

縮小語尾にはいろいろな形がありますが、「poquito」の場合は「poco」の最後の母音「o」が取れて、「ito」が付きます。音が自然な「キ音」になるようにスペルが「c」から「qu」に変わっています。

縮小語尾をなぜ付けるかというと、「小さい」とか「少ない」という意味合いを添えたり、「かわいい」という愛情表現のニュアンスを出したりするためです。

また、柔らかい、優しい表現を表せたりもします。

「poco」という言葉自体が「少ない」という意味を持っているわけですが、「poquito」と言うことで、もっと少ないということを表すこともできるしまた、言い方が優しく聞こえるので、「poquito」の方がよく使われます。

例えば、「despacio(ゆっくりと)」という副詞があります。この言葉から最後の母音「io(2重母音)」を取って縮小語尾「ito」を付けると「despacito」になります。そうです。ルイス・フォンシのヒット曲のタイトルですね。

歌詞が、女性をゆっくりと愛撫するという内容なので、愛情表現たっぷりの言葉になっています。

でも、ゆっくりする相手が女性ではなくてネジくぎであったとしても、「ゆっくりと回すんだよ」と言っている相手に対して、優しく語りかけるなら、この縮小語尾の表現はおあつらえ向けです。

Ella camina despacito. 彼女はゆっくりと歩く。

「Ella camina despacio.」と言ったときより、彼女に対する愛情が感じられます。

また、例えば、第三者の外見について、悪く言わなければならないとき、でも、その第三者の人に対していい思いがある場合なども、縮小語尾を使ってその人の性格の良さを表したり、その人に対する愛情や敬意を表したりすることができます。

例:
feo(醜い)⇒feito(ちょっとそれほど良くないけど)
gordo(太っている)⇒gordito(ぽっちゃりしている)
viejo(年寄)⇒viejito(おじいちゃん)

縮小語尾に対して、増大語尾というのもあります。でも、こちらの方は、「大きい」という意味あいを言葉に添えるほか、軽蔑の意味を含むことも多々あるので、縮小語尾の方を積極的に使うようにしてください。

Mucho、 poquito、 despacitoの意味・まとめ

Muchoや poquito、 despacitoの意味がわかっていただけましたでしょうか?言葉のニュアンスってとても大切だと思います。そして、スペイン語初心者の方でも、最初からそういうニュアンス的なことを学んだ方がいいのではないかと思っています。



 

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20. blancaの意味は?いろんな色をスペイン語で何と言うか

目安時間:約 6分

blancaの意味は何でしょうか?Casa blancaとか聞いたことあるような?今回はいろんな色をスペイン語で何と言うかをみていきます。さあ、blancaは何色でどんなときに使うでしょうか?

いろんな色をスペイン語で何と言うか

blancaというのは形容詞で女性単数形なので、かかる名詞が女性単数形なのです。例えば「Casa(家)」の色を言う場合は色の形容詞も女性単数形になります。

いろんな色(複数形の場合は最後に「s」を付けるもの):

男性単数形 女性単数形 意味
amarillo amarilla 黄色い
anaranjado anaranjada オレンジ色の
blanco blanca 白い
dorado dorada 金色の
morado morada 紫色の
negro negra 黒い
plateado plateada 銀色の
rojo roja 赤い
café café 茶色の
lila lila 藤色の
rosa rosa ピンク色の
verde verde 緑色の

最後の4つは男性形と女性形が同じです。「blanca」は「白い」ですね。「Casa blanca」は「白い家」という意味です。

「白」と、名詞として使いたい場合は、「色」が「color」で男性名詞なので、「白い」の男性単数形「blanco」と言えば良いです。

複数形の場合、最後に「es」を付ける色:

単数形(男女共通) 複数形 意味
azul azules 青色の
gris grises 灰色の

その他、肌の色や髪の色で使う言葉:

男性単数形 女性単数形 意味
moreno morena 肌の色が浅黒い
pálido pálida 肌の色が蒼白い
canoso canosa 白髪の多い
castaño castaña 栗色の
pelirrojo pelirroja 赤毛の
rubio rubia 金髪の
güero güera 金髪の(茶髪の)

白髪は「blanco」を使うこともできます。髪の毛が「pelo」なので「pelo blanco」ですね。

金髪が二つありますが、「güero」の方が良く使われます。

何色ですか?

「何色ですか?」は「¿De qué color?」と言います。

¿De qué color es la bolsa? バッグは何色ですか?
Blanca. 白です。
¿De qué color son los zapatos? は何色ですか?
Son cafés. 茶色です。

単数の物の色を聞く場合は「es」を、複数の物が主語の場合は「son」を付けてから主語が来ます。「es」と「son」については動詞serについての記事をご覧ください。

主語が女性か男性か、単数か複数かによって色の語尾が変わってきます。

靴は一足でも複数形扱いになります。

blancaの意味は?まとめ

blancaは「白い」という意味ですが、blanco、 blancas、 blancos、も皆「白い」という意味になります。

今回はいろんな色をスペイン語で何と言うかをみてみました。色の言い方は「黄金郷 El dorado」とか、結構映画のタイトルや地名にも入っていたりするので探してみると楽しいかもしれません。



 

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18.動詞estarの現在形と形容詞・「Está buena」の意味

目安時間:約 7分

「Está buena」の意味は何でしょうか?「buena」は「良い」という意味なので「良いです」と訳せるのですが、「Es buena」も「良いです」です。どう違うの?今回はそんな動詞estar とそれに伴って使われる形容詞についてみていきます!

動詞estarの現在形

動詞estar は人や物のいる(ある)場所を言うときに使われることもあります。

また、動詞estar は挨拶の時にも使われます

今回は、形容詞と組み合わさって一時的な状態を表す動詞estarの説明をします。

動詞の原形はestarですが、主語によって5つに変化します。では、動詞estarの現在形の主語による変化形をみてみましょう。

estar (動詞の原形)
estoy 私は~の状態です
estás 君は~の状態です
está あなた(彼、彼女)は~の状態です
estamos 私達は~の状態です
están あなた達(彼ら、彼女ら)は~の状態です

主語が物の場合は第3人称単数形の「está」か第3人称複数形の「 están」を使います。

動詞estar+状態を表す形容詞=「~の状態です」という意味になります。

つまり、「Está buena」は「(女性名詞単数形の物が)良い状態です」という意味です。

でも、この「buena」という形容詞、「動詞ser+形容詞で人や物の特徴や性質を表す」形容詞にも出てきます。「Es buena」は「良いです」という意味のはず。では「Está buena」と「 Es buena」はどう違うのでしょうか?

Está buenaと Es buenaの違い

動詞estar+形容詞と動詞ser+形容詞の違いをわかりやすいように例題を挙げて説明します。

La leche está buena.

意味:牛乳はまだ大丈夫、腐ってない。
・・・という意味の「牛乳は良いです」です。

一時的な状態を言っています。今は腐ってないけど、5時間後にはどうかな?という感じですね。


La leche es buena.

意味:牛乳は体にいいよ。
・・・という意味の「牛乳は良いです」です。

こっちのメーカーの牛乳はいいよ、なんて言いたいときなどにもes buena、使います。

また、人が主語の時は「es buena」は「いい人(女性)だよ」という、性格を言った意味になります。

うまく説明できたかな?

要するに、動詞estarは一時的な状態を表す形容詞と組み合わさります。でもたまに、「buena」のように、動詞serにも動詞estarにも両方に使われる場合もあって、そのときは意味がちょっと違ってくるので注意してください。

人の一時的な状態を表す形容詞

男性単数形 女性単数形 意味
aburrido aburrida 退屈な
contento contenta 満足した
nervioso nerviosa 神経質な
cansado cansada 疲れた
enfermo enferma 病気の
borracho borracha 酔っぱらった
triste triste 悲しい
enojado enojada 怒った
feliz feliz 幸せな
ocupado ocupada 忙しい
sentado sentada 座った
parado parada 立った
tranquilo tranquila 落ち着いた

「feliz」の複数形は「felices」です。

物の一時的な状態を表す形容詞

男性単数形 女性単数形 意味
caliente caliente 熱い
abierto abierta 開いている
cerrado cerrada 閉まっている
frío fría 冷たい
mojado mojada 濡れた
seco seca 乾いた
atrasado atrasada 遅れた
roto rota 壊れた
limpio limpia きれいな
sucio sucia 汚い
vacío vacía 空の
lleno llena いっぱいの
ocupado ocupada 使用中の(トイレなど)

「ocupado」は人に使う場合と物に使う場合で意味が違いますね。

動詞estarの現在形と形容詞・まとめ

動詞estarの現在形、(estoy、 estás、 está、 estamos、 están)覚えてくださいね。それで、形容詞と組み合わさって、「~の状態です」という意味になります。動詞serとの違いもわかっていただけたでしょうか?

動詞estarと形容詞を組み合わせて文章を作って楽しんでください!

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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