110. hubo, consiguió, supuso, empezó の意味・点過去不規則動詞

目安時間:約 11分

「hubo」は「ウボ」と発音しますが、どういう意味でしょうか?ここでは、hubo, consiguió, supuso, empezó の意味と、点過去のそれぞれの動詞の活用形をみていきます。全部点過去の不規則動詞です。「empezó」は規則的な活用ですが、「私は」が主語の時に不規則形になるので、不規則動詞になります。

 

また、現在形が不規則動詞のものの中には、過去形では不規則動詞でないものがたくさんあります。例えば、以下の動詞は現在形が不規則動詞で点過去は規則動詞のものです。

 

hubo の意味・点過去不規則動詞

「hubo」の動詞の原形は「haber」で、点過去「hubo」の意味は「あった、いた」になります。「あった」や「いた」という意味で使う場合は第三人称単数形が主語の活用しか使われないので、ここでは活用形一つだけ覚えておけば十分です。主語が単数でも複数でも、「hubo」だけが使われます。ちなみに現在形は Hay です。

 

Hace rato hubo un relámpago. 少し前に稲光がありました。
¿Qué hubo en la fiesta? パーティーには何がありましたか?
Hubo gelatina y pastel. ゼリーケーキがありました。
No hubo lo que yo buscaba. 私が探していたものはありませんでした。

 

「buscaba」は線過去です。

 

 

consiguió の意味・点過去不規則動詞

「consiguió」の動詞の原形は「conseguir」で、点過去「consiguió」の意味は「手に入れた」です。不規則動詞で、活用は以下のようになります。「seguir」の活用形に「con」が付いているだけです。動詞「perseguir(追跡する)」なども、同じように「per」に「seguir」の活用形を付け加えます。

 

conseguí
conseguiste
consiguió
conseguimos
consiguieron

 

「私たちは手に入れた」は「私たちは手に入れる」と同じ形です。conseguir の現在形は seguir と同じで consigo, consigues, consigue, conseguimos, consiguen です。

 

Mi esposo consiguió una información muy buena. 私の夫とても良い情報を手に入れた。
No conseguí nada en esa tienda. 私はその何も手に入れなかった
¿Conseguiste algún trabajo? 君は何か仕事はみつかった?
Conseguimos todos los ingredientes para hacer pastel. 私たちはケーキを作るための材料全部手に入れた。

 

 

supuso の意味・点過去不規則動詞

「supuso」の動詞の原形は「suponer」で、点過去の意味は「推測した」になります。不規則動詞で、活用は以下のようになります。「poner」の活用形に「su」が付いているだけです。動詞「componer(直す、作詩、作曲する)」、「proponer(提案する)」なども、同じように「com」や「pro」に「poner」の活用形を付け加えます。suponer の現在形はsupongo, supones, supone, suponemos, suponen です。

 

supuse
supusiste
supuso
supusimos
supusieron

 

 

Ella supuso lo mismo que yo. 彼女は私と同じことを推測した。
Supuse que eso era la verdad. 私はそれ真実と推測した。
Supusimos que el gato negro era del vecino. 私たちは黒猫隣人の(猫)だと推測した。
Los estudiantes supusieron que iba a haber huelga. 学生たちストライキあるだろうと推測した。

「era」と「iba」は線過去です。

 

 

empezó の意味・点過去不規則動詞

「empezó」の動詞の原形は「empezar」で、点過去の意味は「始めた、始まった」になります。不規則動詞らしからぬ不規則動詞で、「私は」が主語の時の活用形のスペルが、「z」ではなく、「c」になっているというだけです。

 

~し始めた」という表現は、「empezó a ~」と、後ろに「a + 動詞の原形」を加えます。

 

以下、「empezar」の点過去の活用形を示します。

 

empecé
empezaste
empezó
empezamos
empezaron

 

「私たちは始めた」は「私たちは始める」と同じ形です。empezar の現在形は empiezo, empiezas, empieza, empezamos, empiezan です。

 

 

La escuela empezó la semana pasada. 学校先週始まった。
¿Cuándo empezaste a sentirte mal? 君はいつ気分が悪くなり始めたの?
Empezamos a aprender español el año pasado. 私たちは去年スペイン語を学び始めた。
Los novios se empezaron a pelear de repente. 恋人たち突然喧嘩し始めた

 

「sentirte」は再帰動詞です。「sentirse mal」は「気分が悪い」という意味です。

 

 

hubo, consiguió, supuso, empezóの意味・まとめ

「あった」とか「いた」と言うときは、「hubo」と言います。現在形の「ある」とか「いる」も活用形は一つだけで、「hay」でした。

 

動詞「conseguir」は「con」に「seguir」の活用形が付いて、「consiguió」は「あなたは手に入れた」、や「彼は手に入れた」などの意味になります。

 

動詞「suponer」は「su」に「poner」の活用形が付いて、「supuso」は「あなたは推測した」、や「彼は推測した」などの意味になります。

 

「empezó」は「あなたは始めた」、や「それは始まった」、「彼は始めた」などの意味になります。後に「a」と他の動詞の原形を付けると、「あなたは~し始めた」などの意味になります。

 

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71. sea, esté, haya, puedaの意味(接続法現在)

目安時間:約 9分

ここでは、sea, esté, haya, puedaの意味をみていきます。全部接続法現在で不規則動詞です。

 

 

sea の意味

sea の動詞の原形は「ser(~は~です)」です。「sea」は動詞serの接続法現在で、第一人称単数形または第三人称単数形の形です(もちろんご存知のように第三人称単数形の中には丁寧な言い方の第二人称も含まれます)。動詞serの接続法現在の活用は不規則動詞なので以下のようになります。

 

sea
seas
sea
seamos
sean

 

Espero que seas feliz. 私は君が幸せであることを望みます。
Ojalá que sea pronto. 早ければいいと思うのですが。
No creo que sea la mentira. だとは私は思わない。
Dudo que sean profesionales. プロの連中だとは疑わしい。

 

「皆様のご多幸をお祈りいたします」みたいな年賀状に書くような文の場合は「esperar(希望する、望む、期待する、待つ)」はいい言葉だと思います。「Quiero que」の「querer(欲する、好き)」を使うと「Quiero que seas feliz(僕は君に幸せになってもらいたいんだ)」のような感じでもっとダイレクトな意味合いになるので。

 

ちなみに複数の人の幸せを願う場合は「Espero que sean felices.」となります。

 

 

esté の意味

esté の動詞の原形は「estar(~は~です、います)」です。「esté」は動詞estarの接続法現在で、第一人称単数形または第三人称単数形の形です(もちろんご存知のように第三人称単数形の中には丁寧な言い方の第二人称も含まれます)。動詞estarの接続法現在の活用は不規則動詞なので以下のようになります。

 

esté
estés
esté
estemos
estén

 

Deseo que esté usted mejor. あなたが良くなっていることを願います。
Quiero que estés conmigo. 私は君に一緒にいてほしい。
Puede que el maestro esté enfermo. 先生病気なのかもしれない。
Quizás yo esté equivocado(a). 多分私は間違っています

 

 

「conmigo」は「私と一緒に」という意味です。「君と一緒に」は「contigo」と言います。あとは「con 誰々」で「誰々と一緒に」という風に表せます。

 

「私」が男性の場合は「equivocado」、女性の場合は「equivocada」ですね。

 

 

haya の意味

haya の動詞の原形は「haber(ある)」です。「haya」は動詞haberの接続法現在の形です。この動詞の性質上、今の時点ではとりあえず、第三人称単数形だけ覚えておきましょう。動詞haberの接続法現在の第三人称単数形の活用は不規則動詞なので以下のようになります。

haya
hayas
haya
hayamos
hayan

 

Que no haya ningún problema. 何も問題ありませんように。
Esperamos que haya mucha gente. たくさんの人々がいることを期待しています。
Puede que no haya luz. 電気がない(停電)かもしれません。
No creo que haya una junta hoy. 今日会議があるとは思えません。

 

「problema」は男性名詞です。女性名詞にかかる場合は「ningún」ではなく、「ninguna」になります。「gente(人々)」は女性名詞単数形です。「luz」は「光」という意味です。「電気がある」というときは「Hay luz」という表現を使います。

 

 

puedaの意味

pueda の動詞の原形は「poder(できる)」です。「pueda」は動詞poderの接続法現在で、第一人称単数形または第三人称単数形の形です(もちろんご存知のように第三人称単数形の中には丁寧な言い方の第二人称も含まれます)。動詞poderの接続法現在の活用は不規則動詞なので以下のようになります。

 

pueda
puedas
pueda
podamos
puedan

 

Ojalá que puedan comprar esa casa. どうか彼らがそのを買えますように。
Espero que puedas ir a la fiesta. 君がパーティーに行けることを私は期待します。
Dudo que pueda ella caminar tanto. 彼女がそんなに歩けるということは疑わしいと思う。
Quizás podamos arreglar el coche. 多分を私たちは修理できるよ。

 

sea, esté, haya, puedaの意味・まとめ

seaは動詞serの、estéは動詞estarの、hayaは動詞haber(hay)の、そしてpuedaは動詞poderの接続法現在の活用形でした。接続法現在についての記事はこちらにあります。

 

 

 

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19.動詞のhay・スペイン語で「9人います」って何て言う?

目安時間:約 5分

9人います、9つあります、9匹います、1人います、何個かあります、何頭かいます、なんて言いたいときは動詞のhay(アイ)を使います。男性、女性、単数複数関係なく!

存在を表す動詞「hay」

存在を表す動詞「hay」の動詞の原形は「haber」です。「h」は発音しません。「hay」は「haber」の現在形の形ですが、主語によって5つに変化したりしません。主語が何であろうと「hay」です。

Hay nueve jugadores de fútbol en el parque. 公園9人のサッカープレーヤーがいます。
Hay un alumno en la escuela. 学校1人の生徒がいます。
Hay una caja en la mesa. テーブルが一つあります。
Hay unos coches en la calle. 何台かのがあります。
Hay unas llaves en el piso. いくつかのがあります。
Hay pelotas en el campo. フィールドボール(複数)があります。
Hay dinero en el banco. 銀行お金があります。

動詞の「Hay」が始めに来て、その後に存在するものが来るわけですが、定冠詞は付きません

不定冠詞数字が来ます。

複数形の場合は不定冠詞を略すことができます。また、単数形であっても、その意味が複数であるものの場合も不定冠詞を略すことができます。例えばお金(dinero)や紙(papel)などです。

hayを使った質問文・否定文

¿Qué hay en la pared? 壁に何がありますか?
Hay un reloj y un cuadro. 時計一つと額縁の絵が一つあります。
¿Hay un perro en el jardín? 庭にが一匹いますか?
No, no hay un perro. いいえ。犬はいません
¿Cuántos libros hay? 何冊ありますか?
Nueve. 9冊です。
¿Cuántas pelotas hay? いくつボールがありますか?
Hay dos. 二つあります。

「¿Qué hay?」で「「何がありますか?」という表現です。

「~がありますか?」、「~がいますか?」と聞きたい場合は肯定文と同じ文を文末を上げて言えばいいだけです。疑問詞が付いた質問文の場合は、文末は上げても下げてもどちらでも良いです。

否定文の場合は「no」が動詞の前に来ます。今回の場合「no hay」が「ない」という意味です。「no hay」を早く言ってみてください。「ノーアイ」⇒「ナイ」となって覚えやすくないですか(笑)?実際には早く言う必要ないですよ!

「いくつの~が」と言うときは、かかる名詞が男性名詞か女性名詞かによって「Cuántos」か「Cuántas」に変わります。

「9人います」ってスペイン語で何て言う?まとめ

スペイン語は動詞の活用形をおぼえるのが大変ですよね。でも、この「hay」は主語が何かに関わらずこれだけなのがいいですね。

しかも、スペイン語は日本語のように、人や物や動物などによって、「9人」、「9冊」、「9匹」、「9羽」など変わらないのが楽ですよね。「匹」だけとっても「いっぴき」、「にひき」「さんびき」と変わるので日本語勉強する人は大変です。

「一つの」のときや「いくつかの」のときは、男性名詞か女性名詞によって「un~」、「una~」、「unos~」、「unas~」に変わりますががんばってみましょう!

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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