168. スペイン語の過去未来完了の使い方

目安時間:約 7分

ここではスペイン語の過去未来完了の使い方、作り方について解説しています。未来完了と過去未来完了の違いにも触れています。

 

 

スペイン語の過去未来完了の基本的な使い方

過去未来完了形は過去から見た未来のことを言う時に使いますが、それよりさらに未来の時点よりも以前のことである場合です。

 

 

未来完了と似ていますが、未来完了は現在から未来を見ていて更なる未来より以前のことで、過去未来完了は過去から未来を見て更なる未来より以前のことという違いがあります。

 

ちなみに、過去から見た未来だけの場合は過去未来を使います。

 

過去未来完了の形は

動詞haber の過去未来形+過去分詞

です。

 

動詞haber の過去未来形:

私は habría
君は habrías
あなた(彼、彼女)は habría
私たちは habríamos
あなた方(彼ら、彼女ら)は habrían

 

過去分詞の規則的なものの作り方:

例:不定詞 例:過去分詞
ar動詞は語尾を除き-adoを付ける estar(です) estado
er動詞は語尾を除き-idoを付ける ser(です) sido
ir動詞は語尾を除き-idoを付ける ir(行く) ido

 

過去未来完了でも過去分詞は性や数の変化を受けません。

 

過去分詞の不規則形のものについてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

過去未来完了の例文:

La secretaria me dijo que para hoy en la tarde ya habría recibido la respuesta. 秘書は今日の午後までには答えを受け取っているでしょうと私に言いました。
No sabíamos que si para esa hora ya habríamos llegado a la casa. 私たちはその時間までに家に着いているかどうかわかっていませんでした。
Me aseguró el abogado que para el año que entra ya habría solucionado el problema. 弁護士は私に、来年までにはもう問題を解決しているだろうと保証した。
Mi suegro creyó que cuando yo venía, él ya habría terminado de leer el libro. 私の義父は私が来る時にはもう本を読み終えているだろうと思った。

 

過去未来完了のその他の使い方

過去未来完了形は上記の基本的な使い方の他にも使われることがあります。

過去のある動作、または過去のある時点より以前の動作の推測を表現する時です。過去完了の推測、と言った方がわかりやすいかもしれません。

 

¿Quién habría tocado la puerta antes del amanecer? 夜明け前に誰が戸をたたいたんだろう?
¿Qué hora habría sido cuando se fue la luz? になった時、何時だっただろう?

 

過去の推測をスペイン語で表す表現は過去未来や未来完了などいくつかの表し方があります。

過去未来完了の推測としての使い方で、未来完了などの推測としての使い方との違いは「その時の前に~したのだろう?」というような、「その時の前に」という意味合いが加わっていることです。

 

スペイン語の過去未来完了形・まとめ

過去未来完了形は過去から見た未来のことを言う時に使いますが、それよりさらに未来の時点よりも以前のことである場合です。

「動詞haber の過去未来形(可能法)+ 過去分詞」で形成されます。

 

過去のある動作、または過去のある時点より以前の動作の推測を表現する使われ方もあります。その他の用法で、過去の非現実的な条件節において使われることがあります。

 

 

 

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161. スペイン語の過去完了の例文(再帰動詞含む)

目安時間:約 7分

ここではスペイン語の直説法過去完了の作り方とその意味について解説し、例文をご紹介いたします。

 

スペイン語の過去完了は haber の線過去を使います

スペイン語の過去完了は過去のある動作より前に起こった動作を表すことができます。

 

 

作り方は動詞haber の線過去+過去分詞 となります。

 

動詞haber の線過去の活用は以下のようになります。

había
habías
había
habíamos
habían

 

過去分詞の作り方はこちらの現在完了の記事に書いてありますので必要に応じてご覧ください。

 

ちなみに、過去の動作の直前の過去を表すとされる「動詞haber の点過去 +過去分詞」という形は使われていません。

 

 

スペイン語過去完了の例文

過去完了の過去分詞は性と数で変化しません。

Ellas ya habían recibido la noticia cuando les platiqué. 私が話した時には、もう彼女たちは知らせすでに受けていた
Mi amigo ya había salido cuando llegué a la fiesta. 私がパーティーに着いた時には私の友達はもうすでに去っていた
Te dije que te había hecho el desayuno. 君に朝食作ったと私は君に言いました。
Mi hija dijo que no había visto a nadie. 私の娘は誰も見なかったと言いました。

 

platicar=おしゃべりする…メキシコでよく使う表現です。

 

 

再帰動詞を使う時は再帰代名詞はhaber の前に

再帰代名詞や目的語代名詞などが入る場合は動詞 haber の前に置かれます。

¿Te avisaron los trabajadores que se habían quejado con las autoridades? 労働者たち行政当局苦情を訴えたと君に知らせたのか?
Ellos no se habían visto todavía en ese momento. 彼らはそのときにはまだお互いに会っていなかった
¿Ya compraste el libro? No, me dijiste que me lo habías conseguido tú. 君はもう本を買った?いいや、僕にそれを君が手に入れたと言ったよ。
Te dije que me había levantado tarde. 私は遅く起きたんだと君に言ったよ。

 

 

過去のある時間を基準にその時までの継続や経験を表すことも

過去完了は過去のある時間を基準に、その時まで継続している動作を表現することや、「したことがあった」という経験を表現することもあります。

 

La secretaria dijo que el jefe no había llegado todavía. 秘書はチーフがまだ到着していないと言いました。
Hugo pensó que su maestro había ido a Acapulco varias veces. ウゴは先生がアカプルコに何回か行ったことがあると考えた。
Creí que tú no habías venido. 私は君が来ていないと思った。
Supimos que usted había vivido algún tiempo en Japón. 私たちはあなたが日本にある期間住んだことがあることを知りました。

 

スペイン語の過去完了の例文・まとめ

スペイン語の過去完了は過去のある動作より前に起こった動作を表すことができます。

 

形は「動詞haber の線過去+過去分詞」です。

 

例文を載せてみましたのでどんな時に使えるかご理解いただけるとうれしいです。再帰代名詞や目的語代名詞も付く場合は動詞haber の前に置かれます。

 

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142. スペイン語の現在完了についてと点過去との違い、どちらを使うかの解説

目安時間:約 11分

ここではスペイン語の現在完了について詳しく解説いたします。また、点過去との違いについても言及し、現在完了と点過去、どちらを使うかがわかるように説明していきます。

 

スペイン語の現在完了と点過去との違い

 

スペイン語の現在完了の作り方についての説明をする前に、現在完了形が表現できることを、点過去形と比較しながら例文も交えて解説していきます。

 

スペイン語の現在完了 スペイン語の点過去
過去において始まった動作が現在においても継続されている

 

例文:He vivido en esta casa desde 1999.

 

翻訳:1999年から私はこの家に住んでいます(今も住んでいる)。

 

過去において動作が完結している

 

例文:Viví en esta casa desde 1999 hasta 2010.

 

翻訳:1999年から2010年まで私はこの家に住んでいました。

いつと明確にすることなく、過去において経験したことのある動作で、今後も起こる可能性がある

 

例文:¿Has ido a los Estados Unidos?

 

翻訳:アメリカ行ったことある

 

過去の事実を言っているのみ

 

例文:¿Fuiste a los Estados Unidos?

 

翻訳:アメリカに行ったの?(いつの話かわかっている

過去から現在におけるまでの結果

 

例文:Juan no me ha dicho nada.

 

翻訳:フアンは私に何も言ってない現時点で)。

 

過去の事実を言っているのみ

 

例文:Juan no me dijo nada.

 

翻訳:フアンは私に何も言わなかった(いつの話かわかっている)。

現在に近い過去のことで今も続いているか余韻が残っていること

 

例文:Hoy ha llovido mucho.

 

翻訳:今日は雨がたくさん降った(今も)。

 

現在に近いことでも過去のこととしていること

 

例文:Hoy llovió mucho.

 

翻訳:今日は雨がたくさん降った(今は降っていない)。

 

ちなみに、点過去と線過去の違いについてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

 

現在完了で表現する「経験」はスペイン語でとてもよく使われます。日本語で言う「行ったことがある」、「したことがある」、「読んだことがある」、「見たことがある」などの言い方です。「行ったことがある」と「行った」は両方行っていても同じではないですよね?それが点過去との違いです。

 

 

「現在に近い過去のこと」を現在完了で言う場合は「esta mañana(今朝), esta semana(今週), este año(今年), hoy(今日)」などの時の表現とともに使われることがよくあります。

 

 

スペイン語の現在完了の作り方

現在完了の形でどんなことが表現できるかをわかっていただけたところで、現在完了形の作り方をみていきます。

 

現在完了は「動詞 haber の現在形」+「主動詞の過去分詞」で形成されます。

 

動詞 haber の現在形 trabajar(働く)の過去分詞
he trabajado
has trabajado
ha,( hay) trabajado
hemos trabajado
han trabajado

 

動詞haber は、「ある」や「いる」という意味で使う時は、現在形では「hay」一つしかありませんでした。でも、現在完了ではこの「hay」は使いません。現在完了では「he, has, ha, hemos, han」という活用を使います

 

動詞 haber には「持つ」という意味もあって、昔はhaver というスペルだったそうで、英語の have (持つ)と同じ語源です。英語の現在完了も「動詞 have」+「過去分詞」でスペイン語と同じです。英語と関連付けるとわかりやすいかもしれません。

 

尚、完了形の過去分詞は女性や複数形などで変化することはありません

 

また、「me, te, lo, la, nos, los, las, le, les, se」は動詞 haber の前に来ます。再帰代名詞と目的語が組み合わさっている場合は、再帰代名詞、目的語、動詞 haber の順になります

 

 

過去分詞の作り方

過去分詞は、動詞の原形(不定詞)から ar 動詞は語尾(ar)を、 er 動詞は語尾(er)を、ir 動詞は語尾(ir)を取って以下を付け加えます。

 

ar 動詞 er 動詞 ir 動詞
ーado ーido ーido
例:estado 例:leído 例:ido

 

動詞 leer(読む)の場合は「i」にアクセントが来るようにアクセント記号が付きます。

 

次に、不規則の過去分詞でよく使うものを記しておきます。

 

意味 動詞の原形(不定詞) 過去分詞
開ける abrir abierto
かぶせる cubrir cubierto
言う decir dicho
分解する descomponer descompuesto
明らかにする descubrir descubierto
返す devolver devuelto
書く escribir escrito
する、作る hacer hecho
登録する inscribir inscrito
死ぬ morir muerto
置く poner puesto
解決する resolver resuelto
壊す romper roto
見る ver visto
戻る volver vuelto

 

 

hace を使った現在完了に似た表現

過去において始まった動作が現在においても継続されているのを表現するのに、現在完了形を使わなくても普通の現在形を使って表す方法があります。以下のリンク先の記事にも書いてありますが、「hace」を使った表現の仕方です。

hace を使った表現

 

 

Desde hace veinte años que vivo en esta casa. 私がこの家に住んで 20 年になります。
Vivo en esta casa desde hace veinte años. 20 年前から私はこの家に住んでいます。

 

現在完了についてと点過去との違い・まとめ

現在完了という形は日本語にない言い方なので理解するまでちょっと時間がかかるかもしれませんが、基本的には、点過去が完全に過去のことを言っているのに対して、現在完了は過去から現在までのことを言っているということを理解していただけるといいかな。と思います。

 

それと、「~したことがありますか?」、「~に行ったことがありますか?」などの表現は会話でよく使われて現在完了の言い方なので、覚えておくと非常に便利です。

 

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119. スペイン語の間接目的語の動詞の例文・直接目的語との違い

目安時間:約 12分

スペイン語の間接目的語の動詞とは?間接目的語と直接目的語の違いは?日本人にとってちょっと難しい間接目的語の動詞の例文を、今回は、過去形(点過去と線過去)に焦点を絞ってお見せしていきます。現在形の例文がいい方のために、リンクも貼っておきますのでご安心ください!もちろん、文法の説明も!

 

 

スペイン語の間接目的語と直接目的語の違い

そもそも、間接目的語とは

間接目的語とは日本語で「誰々に」や「何々に」というのがそれで、スペイン語では必ず間接目的語代名詞を使います

間接目的語代名詞 意味
me 私に
te 君に
le あなたに、彼に、彼女に、それに
nos 私たちに
les あなた方に、彼らに、彼女らに、それらに

 

それで、「彼に」だけじゃわからないから「弟に」とか「カルロスに」とか、誰にかを明確にしたい場合や、「私には‼」など強調したい場合に、間接目的語代名詞にプラスして、「a 誰々」と、間接目的語の追加情報を加えます。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください→間接目的語代名詞

 

 

直接目的語とは

直接目的語とは日本語で「何々を」や「誰々を」と表されるもので、物の場合は前置詞なしで、人の場合は大抵、「前置詞 a + 誰々」となります(「弟が一人います(Tengo un hermano menor直訳:弟を一人持っています)のように前置詞が入らない場合もあります)。直接目的語代名詞は以下のようになります。

直接目的語代名詞 意味
me 私を
te 君を
lo それ(男性名詞)を、彼を、あなた(男性)を
la それ(女性名詞)を、彼女を、あなた(女性)を
nos 私たちを
los それら(男または男女混合名詞)を、彼らを、あなた方を
las それら(女性名詞)を、彼女らを、あなた方を

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください→直接目的語代名詞

 

「me」と「te」と「nos」は間接目的語代名詞も直接目的語代名詞も同じ形ですね。でも、動詞によって、「私に」か「私を」かはわかるので、心配する必要はありません。

 

 

スペイン語の間接目的語の動詞とは

スペイン語には「間接目的語の動詞」なるものが存在し、それらの動詞には必ず間接目的語代名詞が付きます。日本語では大抵の場合主語となるものが、間接目的語で表されるので、動詞の活用形は第三人称単数形と第三人称複数形の2種類だけです。

 

「こういう言い方をするときは、間接目的語の動詞を使うんだな」というのを覚えてもらえるように、今回は、点過去と線過去の言い方に焦点を絞って例文を載せていきます。

 

現在形の間接目的語の例文はこちらの記事をご覧ください→現在形の間接目的語の動詞の例文

 

こちらの記事では「間接目的語の動詞」についてもうちょっと立ち入って説明しています→「私は好き」

 

 

スペイン語の間接目的語の動詞の例文

1行目と3行目は主語が単数形の時です。

2行目と4行目は主語が複数形の時です。

 

encantar(すっごく気に入っている)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
Me encantó ver a los kanguros. 私はカンガルーを見るのがすっごく気に入った。
Me encantaron ellos. 私は彼らがすっごく気に入った。
Me encantaba visitar a mis primos. 私はいとこたちを訪れるのが大好きだった。
Me encantaban los pasteles y los dulces. 私はケーキやお菓子が大好きだった。

 

agradar(満足する)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
¿Te agradó José? 君はホセが感じいいと思った?
Te agradaron los resultados, ¿verdad? 君は結果に満足したでしょ?
Antes te agradaba pasear en las tardes. 君は午後散歩をするのが好きだったよ。
Antes te agradaban tus vecinos. 以前君は隣人が感じいいと思っていたよ。

 

faltar(足りない)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
A mi hermano le faltó un punto para pasar el examen. 私の兄弟は試験に合格するのに1点足りなかった。
A ella no le faltaron ganas de ir. 彼女行きたいという気持ちが欠けていたわけではなかった。
Siempre le faltaba dinero a ese muchacho. その青年はいつもお金が欠乏していた。
A los vecinos les faltaban muchas cosas para arreglar su casa. 隣人たちは家を直すためにたくさんの物が足りなかった。

 

 

molestar(嫌だ)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
Nos molestó su actitud. 私たちは彼(彼女)の態度が気に食わなかった。
Nos molestaron los mosquitos. 私たちはが嫌だった。
Nos molestaba ese señor cuando íbamos a la escuela. 私たちが学校へ行くとき、その人が嫌がらせをしていた。
No nos molestaban los ruidos de la calle. 私たちは騒音は気にならなかった。

 

quedar((ある状態に)なる)

 

最初2文は点過去・後ろ2文は線過去 日本語
Les quedó muy bien el pastel a ustedes. あなた方はケーキとても上手にできました。
A los niños les quedaron grandes los zapatos. 子供達にはは大きかった。
A mis tías siempre les quedaba muy sabrosa la comida. 私の叔母たちはいつもお料理がとてもおいしくできていた。
A ellos siempre les quedaban chicos los uniformes porque eran muy altos. 彼らはとても背が高かったから、いつも制服が小さかった。

 

 

それぞれ、間接目的語代名詞を変えて文を作ってみてください。

 

 

間接目的語の動詞の例文・まとめ

間接目的語の動詞は他にもあります。もっと勉強したい場合はこちらの記事もご覧ください→間接目的語の動詞過去形間接目的語の動詞「parecer」

 

間接目的語はもちろん、普通の動詞にも使われます。「Yo te digo después君に後で言うよ)」なんて場合ですね。

 

でも、間接目的語代名詞はスペイン語では「間接目的語の動詞」と伴に、頻繁に使われるので、「言い回し」として少しずつ覚えていくと、スペイン語の会話力がついてくるので頑張る甲斐はあります!

 

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118. A mí tampoco me pareció interesante のスペイン語の意味

目安時間:約 12分

「A mí tampoco me pareció interesante」というスペイン語の意味は何でしょうか?ここでは、「tampoco」の意味と使い方、そして「parecer(思える)」という「間接目的語の動詞」の点過去と線過去の使い方も同時に見ていきます。

 

以下の記事も必要に応じて参照してください。

tampoco と también

間接目的語の動詞について

間接目的語の動詞の過去形

点過去と線過去について

 

 

A mí tampoco のスペイン語の意味

「tampoco」については以前、解説したことがありますが、「否定文に対して同調するとき」に使います。

 

例えば、「Yo ya no quiero comer.(はもう食べたくない)」と誰かが言って、「私も」と同調したい場合は、前の文が否定文なので「Yo tampoco.」となります。(「私はもう食べたい」と言われて「私も」と肯定文に同調する場合は「Yo también」です)

 

では「A mí tampoco」のスペイン語の意味は?…これも否定文に同調する場合の「私も」です(肯定文に同調する場合は「A mí también」です)。「私にも」と訳していいときもあります。「私にもくれない」などの時ですね。

 

でも今回は、「間接目的語の動詞」を使った否定文に対して「私も」と言う時に、「A mí tampoco」を使いますよ、ということをみていきます。

 

 

Me pareció interesante のスペイン語の意味

「me pareció interesante」のスペイン語の意味は「私にとって面白かった」です。この場合、主語は単数形です。「何が面白かったか」は「interesante(面白い)」の後に付け加えることができます(「me」の前に置くこともできます)。

 

「pareció」の動詞の原形は「parecer(思える)」で「間接目的語の動詞」の点過去の形です。「間接目的語の動詞」の場合は主語が第三人称単数形か複数形だけなので、活用は点過去で2種類、線過去で2種類だけです。

 

主語が単数(仕事 主語が複数(それらの本
点過去 Me pareció interesante el trabajo. Me parecieron interesantes esos libros.
線過去 Me parecía interesante el trabajo. Me parecían interesantes esos libros.

 

この間接目的語の動詞「parecer」は修飾形容詞や副詞のbien「良く」などとともに使われます(複文になる場合もあります)。修飾形容詞は主語の性や数によって変化します。「interesante(面白い)」は男女、同じ形で、複数形の時に語尾に「s」が加わります。

 

 

他の修飾形容詞を組み合わせた例:

Me pareció simpática esa señora. 私にはその婦人感じよく思えました。
¿Te pareció importante hablar de ese asunto? 君はその件について話すことが重要だと思ったの?
A mí me pareció muy buena tu opinión. 私には君の意見とても良いものに思えました。
A ti te parecieron baratas aquellas artesanías, ¿verdad? 君はあの土産物安く思えたんでしょ?
Antes a David le parecía agradable dormir en ese rincón. 昔ダビッドはその隅っこで寝るのが心地よいと思っていた。
Nos parecían bonitas estas piedras cuando éramos niños. 子供の頃は、私たちにはこれらの石が美しく思えていた。
El año pasado a Uds. les pareció difícil estudiar español, ¿no? 去年あなた方はスペイン語を勉強するのが難しく思えてましたね?

 

「A mí」や「A ti」などについてはこちらの記事に詳しく書いてあります。

 

 

A mí tampoco me pareció interesante

「tampoco」が動詞の前に来た場合は文が否定文になります。だから「A mí tampoco me pareció interesante」の意味は「私も面白いと思わなかった」

です。「tampoco」が動詞の後に来る場合は、動詞の前に「no」が来ます。「A mí no me pareció interesante tampoco」となります。

 

¿Qué te pareció el trabajo? 仕事、どう思った
No me pareció interesante. Y a ti, ¿te pareció interesante? 私は面白いとは思わなかった。それで君は面白いと思った?
No, a mí tampoco. いいえ、私も面白いと思わなかった。

 

このように、「tampoco」という言葉は「también」同様、誰かが言ったことに対して同調するときに使うことが多い言葉なので、スペイン語会話の中で、よく相槌を打つ形で使われます。使い方をしっかり覚えておくと会話で重宝します。

 

他の修飾形容詞を組み合わせた例:

Tampoco me pareció simpática esa señora. 私にもその婦人感じよく思えなかった。
¿No te pareció importante hablar de ese asunto tampoco? 君もその件について話すことが重要だと思わなかったの?
A mí tampoco me pareció muy buena tu opinión. 私にも君の意見とても良いものには思えなかった。
A ti no te parecieron baratas aquellas artesanías tampoco, ¿verdad? 君もあの土産物安い思えなかったんでしょ?
Antes, a David tampoco le parecía agradable dormir en ese rincón. 昔ダビッドもその隅っこで寝るのが心地よいとは思ってはいなかった。
No nos parecían bonitas estas piedras tampoco cuando éramos niños. 子供の頃は、私たちもこれらの石が美しく思えなかった。
El año pasado,a Uds. tampoco les pareció difícil presentar en la conferencia, ¿verdad? 去年あなた方も講演で発表するのが難しいとは思いませんでしたね?

 

例えば「No nos parecían bonitas estas piedras tampoco cuando éramos niños.」の文は状況によって「私たちが子供の頃は、これらの石も美しいとは思えなかった」と訳すこともできます。

 

 

「A mí tampoco me pareció interesante」の意味-まとめ

まとめると以下のようになります。

否定文 私も。
普通の動詞 No quise ir a la fiesta.(パーティー行きたくなかったんだ) Yo tampoco.
間接目的語の動詞 No me pareció interesante la película.(映画は面白いと思えなかった) A mí tampoco.

 

最後までお読みいただきありがとうございました。ちょっと難しかったかもしれませんが、ご理解いただけたらうれしいです!

 

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117. 好きだった、痛かった、興味を持ったなどをスペイン語に翻訳

目安時間:約 11分

「好きだった」とか、「痛かった」とか、「興味を持った」をスペイン語に翻訳するとどういう言い方になるでしょうか?実はこれらの言い方は「間接目的語の動詞」を使っています。「間接目的語の動詞って何?」という場合は、こちらの「間接目的語の動詞の現在形」の方の記事も見ておいてくださいね!「好きだ」について詳しく書いてある記事はこちらです。

 

以下の動詞は全部、規則動詞です。

 

「好きだった」をスペイン語に翻訳

さて、「好きだった」って過去形ですが、スペイン語に2種類ある「点過去」と「線過去」、両方の「好きだった」を見ていきます。「点過去と線過去の違い」についてはこちらの記事に書いてありますのでご覧になってください。

 

それから、「好き」の動詞「gustar」は「間接目的語の動詞」なので、基本的に活用は2種類だけ、つまり主語が第3人称単数形と第3人称複数形の時だけです。

 

「私が好き」の「私」は「Yo」ではなくて、「間接目的語代名詞」の「Me」で表すのが「間接目的語の動詞」の決まりでした。「好きなもの」が主語になります。

 

主語が単数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 私が旅行に行った時、自然を見ているのが好きだった。 Me gustó estar viendo la naturaleza cuando fui de viaje.
線過去 私がメキシコに住んでいた時、タコス屋に行くのが好きだった。 Me gustaba ir a las taquerías cuando vivía en México.
主語が複数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 私はパーティーにあったケーキ全部好きでした。 Me gustaron todos los pasteles en la fiesta.
線過去 私はサツマイモが好きでした。 Antes me gustaban los camotes.

 

 

「痛かった」をスペイン語に翻訳

以下、「痛かった」ものが「単数形」だった場合と、「複数形」だった場合の言い方、点過去と線過去の言い方を示します。今回は「痛かった」人が「君(親しい間柄や子どもに対して)」の場合を例にしてみます。

 

動詞の原形は「doler」です。

 

主語が単数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 君は昨夜が痛かった? ¿Te dolió la cabeza anoche?
線過去 君はいつも背中が痛かったでしょ? Te dolía la espalda siempre, ¿verdad?
主語が複数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 君は泳いだ後が痛かった? ¿Te dolieron los ojos después de nadar?
線過去 君は箱を持ち運ぶ前からが痛がってたよ。 Te dolían los hombros desde antes de cargar las cajas.

 

 

「興味を持った」をスペイン語に翻訳

以下、「興味を持った」ものが「単数形」だった場合と、「複数形」だった場合の言い方、点過去と線過去の言い方を示します。今回は「興味を持った」と感じた人が「彼」や「彼女」や「あなた(フォーマルな言い方)」の場合を例にしてみます。

 

動詞の原形は「interesar」です。

 

主語が単数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 彼はそのテーマに興味を持った。 A él le interesó ese tema.
線過去 彼女は子どもの時兄弟と遊ぶことに興味がなかった。 A ella no le interesaba jugar con sus hermanos cuando era niña.
主語が複数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 あなたはオファーされた事業に興味を持ちましたか? ¿A Ud. le interesaron los negocios que le ofrecieron?
線過去 私の息子は普通スポーツに興味を持っていた。 A mi hijo por lo general le interesaban los deportes.

 

 

「重要だった」をスペイン語に翻訳

以下、「重要だった」ものが「単数形」だった場合と、「複数形」だった場合の言い方、点過去と線過去の言い方を示します。今回は「重要だった」と感じた人が「私達」の場合を例にしてみます。

 

動詞の原形は「importar」です。

 

主語が単数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 高いことは私達にとって重要ではなかった。ホテルはすごく良かったのだから。 No nos importó que era caro, el hotel era muy bueno.
線過去 あの頃、私達にとっては審議会の意見は重要でした。 En aquel entonces, nos importaba la opinión del consejo.
主語が複数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 それらのは私達にとって重要ではなかった。 Esas cosas no nos importaron.
線過去 私達が学生だった頃は学校のことが重要だった。 Nos importaban los asuntos escolares cuando éramos estudiantes.

 

 

「退屈だった」をスペイン語に翻訳

以下、「退屈だった」ものが「単数形」だった場合と、「複数形」だった場合の言い方、点過去と線過去の言い方を示します。今回は「退屈だった」と感じた人が「彼ら」、「彼女ら」、「あなた方」の場合を例にしてみます。

 

動詞の原形は「aburrir」です。

 

主語が単数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 あなた方、その映画は退屈でしたか? ¿Les aburrió esa película?
線過去 彼らはいとこ達の所へ行くのに退屈していた。 Les aburría ir con sus primos.
主語が複数形の場合 スペイン語に翻訳
点過去 生徒たちはそれらのに退屈した。 Les aburrieron esas pláticas a los alumnos.
線過去 いつも彼らはそれらの授業に退屈していた。 Siempre les aburrían esas clases.

 

 

好きだった、痛かった、興味を持った、重要だった、退屈だった

「好きだった」とか「痛かった」とか「興味を持った」とか「重要だった」とか「退屈だった」とかって、言いたくなるときって必ずあると思います。

 

でも、スペイン語の場合、これらの言い方は「間接目的語の動詞」を使っているので、日本語とはちょっと違った文の形になります。いざという時にこういう言い方ができるようになるためには、例文を繰り返し言ってみたり、書いてみたりするのがいいと思います。

 

こういった「間接目的語の動詞」を使った過去形の言い方は他にもあるので、他の記事でまたご紹介しています!

 

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112. スペイン語の点過去と線過去の違い・使い分けがあっと言う間に分かる

目安時間:約 13分

ここでは、スペイン語の点過去と線過去の違いや使い分けが、あっと言う間に分かるように、解説していきます。

 

 

 

スペイン語の点過去と線過去の違い

スペイン語の点過去と線過去の違いを黄色のマーカーとピンクのマーカーで分かりやすいように分けてみました。黄色が点過去で、ピンクが線過去です。

 

動詞によっては、意味が瞬間的な動作や、始まりから終わりまでが短い時間である動作に関するものがあります。過去において、瞬間的な動作や完結している動作を表すときに、点過去(el pretérito)を使います。

 

Un ciclista se cayó durante la competencia. サイクリスト競技転んだ
Se murió el pájaro anoche. 昨夜死んだ
Choqué contra una camioneta. 私はトラックぶつかった
¿Te rompiste el dedo ? 君は折ったのか?
Cerré la puerta con llave. 私は閉めた
Las visitas llegaron tarde. 訪問客遅く着いた

 

↓不規則動詞

CAERSE(転んだ、落ちた) MORIRSE(死んだ) CHOCAR(ぶつかった) LLEGAR(着いた)
me caí me morí choqué llegué
te caíste te moriste chocaste llegaste
se ca se murió chocó llegó
nos caímos nos morimos chocamos llegamos
se cayeron se murieron chocaron llegaron

 

「romperse(折れる、割れる)」は再帰動詞です。「romperse」、「cerrar(閉める)」は規則動詞です。

 

 

しかしながら、上記のような、意味が瞬間的な動作や、始まりから終わりまでが短い時間である動作に関する動詞であっても、過去における習慣や繰り返しを表す場合は線過去(el copretérito)を使います。

 

Él siempre se caía durante las competencias. いつも競技中転んでいた
Armando se moría de risa muy seguido. アルマンドはしょっちゅう笑いころげていた(笑い死にそうになっていた)。
Los coches a veces chocaban en esa glorieta. 時々そのロータリー衝突していた
Cada rato se me rompían los lentes. しょっちゅうメガネを壊していた(私にとってメガネが壊れていた)。
Por lo general cerraba yo la puerta con llave. 普通鍵で戸を閉めていた
Ellos nunca llegaban tarde. 彼ら決して遅刻しなかった遅く着かなかった)。

 



 

 

また、動詞によっては、意味が過去の継続した動作や、情景、状況など、時の流れと関係するものがあります。そのような動詞は線過去で表現することができます。

 

Vivíamos en México. 私たちはメキシコに住んでいた
Llovía mucho. 雨が沢山降っていた
Yo esperaba su regreso. 彼の(彼女の)帰り待っていた

 

しかしながら、上記のような、意味が過去の継続した動作や、情景、状況など、時の流れと関係する動詞であっても、過去の一定期間内である言葉を使ったり、動作の始まりや終わりで限定される場合は、点過去を使います。

 

Vivimos en México en 1999. 1999年にメキシコに住んでいました
Llovió toda la noche. 夜中雨が降っていました
Lo esperé dos horas. 私は彼を2時間待ちました

 

 

過去の描写の場合は基本的に線過去を使います。

La camiseta era muy grande. Tシャツとても大きかった

 

スペイン語の点過去と線過去の使い分け(中断)

スペイン語の点過去と線過去を使い分けるとき、以下の例文のように、一つの動作が、もう一つの過去において継続している動作を中断しているかのように見える時は、継続している動作に線過去を使い、中断する動作に点過去を使います。

 

Hablábamos con el rector cuando sonó el teléfono. 電話鳴ったとき、私達は学長話していた
Llegó la señorita mientras cenábamos. 私達が夕食をとっていた娘さん着いた

 

スペイン語の点過去と線過去の使い分け(するつもりだった)

「IR+a+動詞の原形」で、動詞IRが現在形の時は、未来を表すことができました。「~するつもりです」という文章ですね。

 

この動詞IRを線過去(不規則動詞)にすると、「IR+a+動詞の原形」で「~するつもりでした」という文章になります。普通、「するつもりだったけど、しなかった」という意味で使い、「しなかった」理由は現在形でも、点過去でも、未来形でも表すことができます。(「~しに行っていた」という意味で使われる場合もあります)

 

また、動詞IRを点過去(不規則動詞)にすると、「IR+a+動詞の原形」で「~しに行った」という意味になります。

 

動詞IRを現在形に 動詞IRを線過去に 動詞IRを点過去に
Voy a preguntarle al maestro. Iba a preguntarle al maestro. Fui a preguntarle al maestro.
先生に質問するつもりだ。 先生に質問するつもりだった 先生に質問しに行った

「preguntarle」の「le」は間接目的語代名詞で、この場合「先生に」を意味しています。現在形の場合も「~しに行く」と訳した方がいい場合もあります。

 

 

スペイン語の点過去と線過去の使い分け(言ったこと)

複合文にて、主節動詞が点過去で、「言ったこと」などが現在形であった場合、その現在形で言った内容を従節文の中では線過去で表します

 

主節動詞が点過去 言った事(現在、未来も) 従節動詞は線過去
Dijo:言った: ”Necesito dinero”「お金が要る」 Dijo que necesitaba dinero.

お金が要る言った

Preguntó:聞いた: ”¿Cuándo vas a ir?”「いつ行く?」 Preguntó que cuándo ibas a ir.

いつ君が行くつもりなのか聞いた

Opinó:意見した: ”Hay que estudiar”「勉強しなきゃ」 Opinó que había que estudiar.

勉強すべきだ意見した

Avisó:知らせた: ”Me siento mal”「気分が悪い」 Avisó que se sentía mal.

気分が悪い知らせた

Pensó:考えた: ”Es buena idea”「いい考え」 Pensó que era buena idea.

いい考え考えた

 

スペイン語の点過去と線過去が分かる・まとめ

スペイン語の点過去と線過去の違い・使い分けがあっと言う間に分かるように、まとめてみました。もし、分からないことがあったら、コメントいただけますか?分かってもらえるまで、説明いたします!

 

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111. repitió, corrigió, se vistió, se despidióの意味・スペイン語の点過去4種

目安時間:約 10分

ここでは、スペイン語の点過去の不規則動詞4種、「repitió」、「corrigió」、「se vistió」、「se despidió」の意味や活用、例文をみていきます。点過去と線過去の違いについてはこちらの記事をご覧ください。

 

これら、4種類の動詞の現在形の活用はこちらの記事に書いてあります。「私たち」が主語の時は、この4つの動詞は普通の現在形(直説法)と点過去の活用が同じです。

 

 

 

repitió の意味と活用

「repitió」の動詞の原形は「repetir」で、点過去「repitió」の意味は「繰り返した」です。この不規則動詞の活用は以下のようになります。

 

repetí
repetiste
repitió
repetimos
repitieron

 

Por más que repitió la maestra, los niños no hicieron caso. 先生いくら繰り返しても子どもたちは無視した。
Repetí el año porque reprobé el examen final. 私は最終の試験不合格だったので、留年した。
¿Repetiste los ejercicios muchas veces? 君は練習何回も繰り返した?
Repetimos lo mismo al día siguiente. 私たちは翌日同じことを繰り返した。

 

「hicieron」は「hacer」の点過去です。「hacer caso」は「言うことを聞く」という意味です。

「reprobé」は「reprobar」の点過去です。

 

 

corrigió の意味と活用

corrigióの動詞の原形は「corregir」で、点過去「corrigió」の意味は「直した、訂正した」です。この不規則動詞の活用は以下のようになります。

 

corregí
corregiste
corrigió
corregimos
corrigieron

 

Mi tío me corrigió mi pronunciación. 私の叔父は私の発音を私に直した。
Lo corregiste muy bien. 君はそれをとても良く直したよ。
Corregimos algunos errores en el reporte. 私たちはレポートいくつかの間違いを訂正した。
Los papás corrigieron los malos hábitos de sus hijos. 息子たち悪い習慣を正した。

 

 

se vistió の意味と活用

se vistióの動詞の原形は「vestirse」で、点過去「se vistió」の意味は「着た」です。これは再帰動詞ですね。再帰動詞でない、「 vistió」は「着せた」という意味になります。この不規則動詞の活用は以下のようになります。

 

再帰代名詞 動詞vestir
me vestí
te vestiste
se vistió
nos vestimos
se vistieron

 

Marcela se vistió muy bonita para ir a la fiesta. マルセラはパーティーへ行くためとてもかわいく装いました。
La verdad es que me vestí muy mal. 実は私の着こなしがとてもひどかったのです。
Nos vestimos de negro para ir al funeral. 私たちはお葬式へ行くために喪服を着ました(を身に付けました)。
Las mamás vistieron a sus hijos con uniforme para ir al desfile. お母さん方はパレードに行くために、子どもたちに制服を着せました。

 

 

se despidió の意味と活用

se despidióの動詞の原形は「despedirse」で、点過去「se despidió」の意味は「別れを告げた」です。これも再帰動詞ですね。「despidió」の意味は「別れを告げた、解雇した」となります。両方「別れを告げた」ですが、別れを告げた相手のことを言う場合、再帰動詞のときは前置詞「de」を使い、再帰動詞でない場合は前置詞「a」を使います。

 

この不規則動詞の活用は以下のようになります。「pedir(求める)」の活用に「des」が付いただけですね!

 

再帰代名詞 動詞despedir
me despedí
te despediste
se despidió
nos despedimos
se despidieron

 

Ella se despidió de mí como a las ocho. 彼女は8時私に別れを告げました。
Lo despedí porque era muy flojo. 私は彼がとても怠け者だったので彼を解雇しました。
Te despediste de tu jefe? 君の上司に別れの挨拶をした?
Ellos se despidieron en la estación. 彼らさよならしました。

 

 

repitió, corrigió, se vistió, se despidióの意味・まとめ

「repitió」、「corrigió」、「se vistió」、「se despidió」はそれぞれ「繰り返した」、「直した」、「着た」、「別れを告げた」という意味のスペイン語の点過去で、これらのように、主語が「あなた」や「彼」、「彼女」などのときに「e」が「i」になって不規則形です。

 

また、主語がその複数形で「あなた方」、「彼ら」、「彼女ら」の時も同じように不規則形になって「repitieron」、「corrigieron」、「se vistieron」、「se despidieron」となります。

 

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110. hubo, consiguió, supuso, empezó の意味・点過去不規則動詞

目安時間:約 11分

「hubo」は「ウボ」と発音しますが、どういう意味でしょうか?ここでは、hubo, consiguió, supuso, empezó の意味と、点過去のそれぞれの動詞の活用形をみていきます。全部点過去の不規則動詞です。「empezó」は規則的な活用ですが、「私は」が主語の時に不規則形になるので、不規則動詞になります。

 

また、現在形が不規則動詞のものの中には、過去形では不規則動詞でないものがたくさんあります。例えば、以下の動詞は現在形が不規則動詞で点過去は規則動詞のものです。

 

hubo の意味・点過去不規則動詞

「hubo」の動詞の原形は「haber」で、点過去「hubo」の意味は「あった、いた」になります。「あった」や「いた」という意味で使う場合は第三人称単数形が主語の活用しか使われないので、ここでは活用形一つだけ覚えておけば十分です。主語が単数でも複数でも、「hubo」だけが使われます。ちなみに現在形は Hay です。

 

Hace rato hubo un relámpago. 少し前に稲光がありました。
¿Qué hubo en la fiesta? パーティーには何がありましたか?
Hubo gelatina y pastel. ゼリーケーキがありました。
No hubo lo que yo buscaba. 私が探していたものはありませんでした。

 

「buscaba」は線過去です。

 

 

consiguió の意味・点過去不規則動詞

「consiguió」の動詞の原形は「conseguir」で、点過去「consiguió」の意味は「手に入れた」です。不規則動詞で、活用は以下のようになります。「seguir」の活用形に「con」が付いているだけです。動詞「perseguir(追跡する)」なども、同じように「per」に「seguir」の活用形を付け加えます。

 

conseguí
conseguiste
consiguió
conseguimos
consiguieron

 

「私たちは手に入れた」は「私たちは手に入れる」と同じ形です。conseguir の現在形は seguir と同じで consigo, consigues, consigue, conseguimos, consiguen です。

 

Mi esposa consiguió una información muy buena. 私の妻とても良い情報を手に入れた。
No conseguí nada en esa tienda. 私はその何も手に入れなかった
¿Conseguiste algún trabajo? 君は何か仕事はみつかった?
Conseguimos todos los ingredientes para hacer pastel. 私たちはケーキを作るための材料全部手に入れた。

 

 

supuso の意味・点過去不規則動詞

「supuso」の動詞の原形は「suponer」で、点過去の意味は「推測した」になります。不規則動詞で、活用は以下のようになります。「poner」の活用形に「su」が付いているだけです。動詞「componer(直す、作詩、作曲する)」、「proponer(提案する)」なども、同じように「com」や「pro」に「poner」の活用形を付け加えます。suponer の現在形はsupongo, supones, supone, suponemos, suponen です。

 

supuse
supusiste
supuso
supusimos
supusieron

 

 

Ella supuso lo mismo que yo. 彼女は私と同じことを推測した。
Supuse que eso era la verdad. 私はそれ真実と推測した。
Supusimos que el gato negro era del vecino. 私たちは黒猫隣人の(猫)だと推測した。
Los estudiantes supusieron que iba a haber huelga. 学生たちストライキあるだろうと推測した。

「era」と「iba」は線過去です。

 

 

empezó の意味・点過去不規則動詞

「empezó」の動詞の原形は「empezar」で、点過去の意味は「始めた、始まった」になります。不規則動詞らしからぬ不規則動詞で、「私は」が主語の時の活用形のスペルが、「z」ではなく、「c」になっているというだけです。

 

~し始めた」という表現は、「empezó a ~」と、後ろに「a + 動詞の原形」を加えます。

 

以下、「empezar」の点過去の活用形を示します。

 

empecé
empezaste
empezó
empezamos
empezaron

 

「私たちは始めた」は「私たちは始める」と同じ形です。empezar の現在形は empiezo, empiezas, empieza, empezamos, empiezan です。

 

 

La escuela empezó la semana pasada. 学校先週始まった。
¿Cuándo empezaste a sentirte mal? 君はいつ気分が悪くなり始めたの?
Empezamos a aprender español el año pasado. 私たちは去年スペイン語を学び始めた。
Los novios se empezaron a pelear de repente. 恋人たち突然喧嘩し始めた

 

「sentirte」は再帰動詞です。「sentirse mal」は「気分が悪い」という意味です。

 

 

hubo, consiguió, supuso, empezóの意味・まとめ

「あった」とか「いた」と言うときは、「hubo」と言います。現在形の「ある」とか「いる」も活用形は一つだけで、「hay」でした。

 

動詞「conseguir」は「con」に「seguir」の活用形が付いて、「consiguió」は「あなたは手に入れた」、や「彼は手に入れた」などの意味になります。

 

動詞「suponer」は「su」に「poner」の活用形が付いて、「supuso」は「あなたは推測した」、や「彼は推測した」などの意味になります。

 

「empezó」は「あなたは始めた」、や「それは始まった」、「彼は始めた」などの意味になります。後に「a」と他の動詞の原形を付けると、「あなたは~し始めた」などの意味になります。

 

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109. prefirió, pidió, sirvió の意味・スペイン語の点過去不規則動詞

目安時間:約 8分

 

ここでは、スペイン語の点過去不規則動詞「prefirió」、「pidió」、「sirvió」の意味やその活用形についてみていきます。「preferir(より好む)」、「pedir(求める)」、「servir(奉仕する)」は現在形も点過去も不規則動詞です。「cerrar(閉める)」のように、現在形は不規則動詞でも過去形は規則動詞であるものもあります。

 

 

 

 

Prefirió の意味と活用

「prefirió」の動詞の原形は「preferir」です。点過去での意味は「より好んだ」で、後ろに他の動詞の原形を付けることで「~することの方を好んだ」という文を作ることができます。「prefirió」の主語は「あなた、彼、彼女」などになります。

 

動詞「preferir」の点過去の活用は以下のようになります。

 

preferí
preferiste
prefirió
preferimos
prefirieron

「preferimos」は現在形と同じです。

 

 

El gatito prefirió jugar afuera. 子猫遊ぶ方が良かった。
Preferí estudiar en el curso nocturno. 私は夜間コース勉強する方を選んだ。
¿Preferiste ése que aquél? 君はあれよりそれの方が好きだったの?(男性単数のものを指して)
Preferimos quedarnos en el hotel anoche. 昨夜、私たちはホテルに残るのを好みました。

 

Pidió の意味と活用

「pidió」の動詞の原形は「pedir」です。点過去での意味は「求めた」です。「pidió」の主語は「あなた、彼、彼女」などになります。

 

動詞「pedir」の点過去の活用は以下のようになります。

 

pedí
pediste
pidió
pedimos
pidieron

「pedimos」は現在形と同じです。

 

 

María Elena le pidió dinero prestado a su hermana. マリア・エレナは姉(妹)にお金を借りた
¿Pediste la mano de Patricia? 君はパトリシアにプロポーズしたの
Pedimos un aumento de sueldo el mes pasado. 私たちは先月お給料値上げを要求した。
Los muchachos le pidieron perdón al señor. 若者たちは男性に許しを求めた謝った)。

「la mano」は「手」という意味の女性名詞です。「手を求める」で、「求婚する」という意味になります。

 

 

Sirvió の意味と活用

「sirvió」の動詞の原形は「servir」です。点過去での意味は「サービスした、役に立った」です。「sirvió」の主語は「あなた、彼、彼女」などになります。

 

動詞「servir」の点過去の活用は以下のようになります。

 

serví
serviste
sirvió
servimos
sirvieron

「servimos」は現在形と同じです。

 

Esta máquina no sirvió para nada. この機械何の役にも立たなかった
Ya serví la comida. 私はもう食事を出した。
Les servimos dos chocolates calientes. 私たちは彼らに温かい2杯のココアを出しました。
Las nuevas herramientas nos sirvieron mucho. 新しい道具類私たちにとってとても役に立った。

 

「chocolate」は「チョコレート」という意味もあります。

 

 

prefirió, pidió, sirvió の意味・まとめ

prefirió, pidió, sirvió の三つとも同じように、第三人称単数とあなた、そして第三人称複数とあなた方が主語のときに、「e」が「i」に変わるという不規則動詞でした。

 

意味は、「prefirió」は「こっちの方が良かった」というようなときに使います。「pidió」は「求めた」という意味で、「pidió dinero prestado」は「お金を借りた」だし、「pidió la mano」は「プロポーズした」という意味で、「pidió perdón」は「謝った」など、使い勝手の多い動詞です。「sirvió」は「役に立った」や「(食べ物、飲み物を)出した」という意味でよく使われる動詞です。

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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