「私は日本人です」ってスペイン語で何て言うでしょうか?今回は主語人称代名詞についてと、動詞serの現在形についてもみていきます。
メキシコ流主語人称代名詞
主語となる人称代名詞を表にしてみました。
主語人称代名詞 | 意味 |
yo | 私 |
tú | 君 |
usted( Ud.) él ella |
あなた 彼 彼女 |
nosotros nosotras |
私たち(男性のみか男女混合) 私たち(女性のみ) |
ustedes(Uds.) ellos ellas |
あなたたち、君たち 彼ら 彼女ら |
なぜ第二人称の「あなた」が第三人称の「彼」や「彼女」と一緒になっているか?複数形もそうですね。なぜ「あなたたち」が第三人称になってしまっているか?
なぜなら、スペイン語の動詞は主語によって変化するのですが、「あなた、彼、彼女」が主語の場合は同じ形で、「あなたたち、彼ら、彼女ら」の場合も同じ形だからです。
じゃあ、「君」と「あなた」はどう違うのか?違いを付けるためにこれからは「tú」を「君」と、「usted」またはその略「 Ud.」を「あなた」と訳していくことにします。
「tú」は相手が親しい間柄であったり、初対面であっても学生同士 など、「ですます調」で話す必要がないと判断される場合、子どもである場合などに使われます。
「usted」またはその略「 Ud.」 は、相手に対して敬意を表したいときや、あまり馴れ馴れしくしない方がいいと思うときに使います。日本語だと、「ですます調」で話すようなときの相手に対してなので、丁寧な言い方だと言うことができます。
で、メキシコ流(アメリカ大陸)の場合は、 「tú」 の複数形と 「usted」またはその略「 Ud.」 の複数形は同じで「 ustedes(Uds.) 」となります。「お前ら」も「あなた方」も同じ言い方なのかって?そうです。
ところが、スペインの方には「お前ら」とか「君たち」という 「tú」 の複数形は「vosotros, vosotras」という形で別にあって、動詞の変化形もメキシコ流が5個なのに対して6個と一つ多いのです。暗記しなければならない変化形が多くなるわけですね。
「vosotros, vosotras」 はメキシコなどでは使わないので関係ありませんが、スペインへ行く人でも勉強してなくても特に困ることはないと思います。言うときは「 ustedes(Uds.) 」 を使えばいいわけですし、語尾が変化しているだけなので、お相手が言っていることがわからないということはありません。
「私は日本人です」ってスペイン語で何て言う?
「私は日本人です」という表現はこういう言い方もできます。Soy de Japónという言い方です。形容詞の所で出てきた「日本の」、「日本人の」という意味の「japonés」または女性であれば「japonesa」という言葉を使っても同じ意味になります。
男性だったら「Soy japonés」、女性だったら「Soy japonesa」で「私は日本人です」という意味です。
「Soy」というのは「私は~です」という意味で、国籍を言うときにはこの動詞を使います。動詞の原形は「ser」です。主語によって現在形は5つに変化します。
次に、動詞「ser」の現在形の主語による変化形をみてみましょう。
動詞serの現在形
soy | 私は~です |
eres | 君は~です |
es | あなた(彼、彼女)は~です |
somos | 私たちは~です |
son | あなたたち(彼ら、彼女ら)は~です |
主語は人ではなく物の場合もあるので、「es」と「son」はもうすでに出てきましたね。
スペイン語の動詞はこのように、主語によって変化しているので主語は省かれることが多いです。
「私は日本人です」をスペイン語で何て言う?まとめ
スペイン語の主語人称代名詞について説明しました。そして主語によって、動詞は5つの形に変化することもわかっていただけたかと思います。
今回はとても重要な動詞serの現在形の5つの変化形をみてみました。動詞serは、国籍を言うときに使うので、「私は日本人です」と言いたいときにはこの動詞を使って「Soy japonés(男性の場合)」、「Soy japonesa(女性の場合)」または「Soy de Japón」と言います。
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