151. tanto の意味とスペイン語の同等比較やその他の例文

目安時間:約 6分

ここでは「tanto」の意味を説明していきます。「tanto」は名詞の同等比較で使われるのでその解説も例文を交えてしていきます。ちなみに形容詞の同等比較(「同じくらい背が高い」など)はこちらの形容詞の比較級の記事をご覧ください。

 

 

tanto の意味

「tanto」の意味は「そんなにも」、「そんなに」、「こんなに」です。「そんなにも多くの」という意味だと「多くの」という意味の「mucho」と混同しやすいですが、「tanto」というのは比較の対象となるものがあります。歌詞などでは略されている場合も多いですが、「tanto que ~」と「que」の後の文章が比較の対象となり、「~するくらい」という意味になります。文章でない名詞の場合は「tanto como ~」で「~と同じくらいに」という意味になります。

 

また、「tanto 名詞 como」という形の場合は名詞の同等比較になります。詳しくは次のセクションで解説いたします。

「tanto」を使ったよく使う言い回しも例文で上げています。

 

Tanto te quiero que yo hago cualquier cosa por ti. 君のためなら何だってするくらい君が好きだ
Él come tanto como un elefante. 彼はと同じくらい食べるよ。
El taxi va a llegar en quince minutos. Mientras tanto, me voy a cambiar de ropa. タクシーは 15 分で到着する。その間僕は着替えるよ
No tengo dinero. Por lo tanto, no voy a poder ir de viaje. 私はお金がない。だから旅行には行けない。

 

 

「Tanto te quiero」は「Te quiero tanto」と言っても同じです。
「me voy a cambiar」は再帰動詞の「cambiarse」を未来形(ir a 動詞)にしています。

 

スペイン語の名詞の同等比較

形容詞の同等比較は「Soy tan alta como mi mamá.(私はお母さんと同じくらい背が高い)」のように「tan 形容詞 como」となります。

形容詞ではなく、名詞の同等比較の場合は「tanto 名詞 como」になります。が、この場合の「tanto」は上記の四つの例文の「tanto」と違って「形容詞」となるので、名詞の性や数によって次のように変化します。

 

tanto 男性名詞単数形 como」、「tanta 女性名詞単数形 como」、「tantos 男性名詞複数形 como」、「tantas 女性名詞複数形 como」。

 

Tengo tanto miedo como . 私はと同じくらい怖い(怖さを持っている)。
Yo tenía tanta alegría como usted. 私はあなたと同じくらい喜び持っていました
Hay tantos libros en mi recámara como en la sala. 私の寝室には居間と同じくらいがあります。
En la tienda hoy no hubo tantas personas como ayer. 店には今日は昨日ほどがいなかった(と同じくらいの人はいなかった)。

 

tanto の意味とスペイン語の名詞の同等比較・まとめ

「Mientras tanto(その間)」と「Por lo tanto(だから)」はよく使うので覚えておくと便利です。「Te quiero tanto.(そんなにもあなたが好きです)」のように「tanto」が動詞にかかっているような時は「tanto」は副詞なので変化しません。名詞の同等比較の場合は名詞にかかっているので「tanto」は形容詞です。だから、名詞によって「tanto, tanta, tantos, tantas」と変化します。

126. スペイン語の形容詞最上級はめっちゃ使える!絶対上級などまとめ

目安時間:約 11分

 

ここでは、スペイン語の形容詞の最上級などについて解説します。絶対上級(めっちゃ背が高い)や相対最上級(一番背が高い)など使える表現なので、わかりやすくまとめてみました。「より背が高い」などの比較級についてはこちらの記事をご参照ください。副詞の最上級についても、最後のまとめの部分で触れています。

 

 

スペイン語の形容詞最上級はめっちゃ使える!

まず、修飾形容詞についてはこちらの記事に書いてありますので、必要に応じてご覧ください。

 

絶対上級

形容詞を「めっちゃ...」と表したいときに、以下のような絶対上級で表現することがあります。「めっちゃ背が高い」とか、「超重要」とか「すっごい難しい」などと言いたいときですね。

 

¡Aquella girafa es altísima! あのキリンはとてつもなく背が高いよ!
Este asunto es importantísimo. このはすこぶる重要です。
Todos los problemas son dificilísimos. すべての問題はめちゃくちゃ難しいです。
Dicen que el examen está facilísimo. 試験はめっちゃ簡単だと(みんな)言ってます

 

「girafa(キリン)」が女性名詞なので「背が高い」は「alta」です。語尾の母音を取って「ísima」を付け加えて絶対上級にしています。「importante(重要な)」の語尾の母音を取って、「asunto(件)」が男性名詞なので「ísimo」を付け加えて「ものすごく重要な」という意味にしています。

 

「problemas(問題)」は「mas」で終わっていますが男性名詞の複数形です。「難しい」の複数形は「difíciles」ですが、単数形が「difícil」で子音で終わっているので、この場合、単数形の「difícil」に「ísimos」を付け加えます(「problemas」が男性複数形なので)。「difícil」に付いていたアクセント記号はなくなって、「dificilísimos」となります。

 

「examen(試験)」は男性名詞単数形です。「fácil(簡単な)」は子音で終わっているので、そのまま「ísimo」を付け加えて絶対上級の形にします。この場合も、「fácil」のアクセントは「ísimo」の「í」に移動して、「facilísimo」になります。

 

「rico(おいしい、金持ちな)」や、「largo(長い)」のように、スペルが変化するものもあります。→「riquísimo」「larguísimo」

 

形容しているものの性や数によって、「ísimo」「ísima」「ísimos」「ísimas」と使い分けます。

 

 

すべての形容詞に「ísmo」をつければいい訳じゃない

じゃあ、「めっちゃ...」と表現したいとき、どの形容詞にでも「ísmo」を付けて、絶対上級にできるかといえば、そうではありません。ですので、「ísmo」を付けていいかどうかわからない時は、形容詞の前に以下のような言葉を付け加えて似たような意味にすることができます。

 

  • muy(とても)

 

  • extremadamente(極端に)

 

  • sumamente(極めて)

 

  • demasiado(過度に)

 

Ella está muy triste. 彼女はとても悲しい
Ellos son extremadamente pobres. 彼らは極端に貧乏だ。
La situación me pareció sumamente lamentable. 状況は私には極めて残念に思われた。
Él es demasiado tímido. 彼はめちゃめちゃ内気だ。

 

相対最上級

形容詞の相対最上級(優等)というのは、「一番...な人(物)」という名詞化された表現です。

 

「定冠詞 + más + 形容詞」で表します。人や物を定冠詞(el, la, los, las)で表します。

 

¡Aquella girafa es la más alta! あのキリンが一番背が高い
Este asunto es el más importante. この件が一番重要だ。
Todos esos problemas son los más difíciles. それらの問題すべてが一番難しい
Ellas son las más pobres de toda la nación. 彼女たちが国中で一番貧しい

 

 

特別な形を持つ6つの最上級

「ísimo」を付け加える形の絶対上級の他に、特別な形を持つ6つの最上級の言葉があります。「ísimo」を付け加えた形の方が使われるので、特に覚えなくてもいいですが、一応記載しておきます。

 

比較級の特別な形は覚える必要があるものなので、一緒に記載しておきます。

 

6つの形容詞 比較級(より良い) 絶対上級(大変良い) 最上級(最良)
良い bueno mejor buenísimo óptimo
悪い malo peor malísimo pésimo
高い alto superior altísimo supremo
低い bajo inferior bajísimo ínfimo
大きい grande mayor grandísimo máximo
小さい pequeño menor pequeñísimo mínimo

 

「máximo」「mínimo」は数学では「最大値」「最小値」などで使われる他、「mínimo」は「最低支払額(mínimo a pagar)」などでも使われます。

 

「bueno(良い)」と「malo(悪い)」の最上級に限っては、「óptimo」や「pésimo」という言い方よりも、「lo mejor」や「lo peor」という言い方の方が使われます(el mejor, la mejor, los mejores, las mejoresも)。

 

他の4つも、最上級の「supremo」「ínfimo」「máximo」「mínimo」という言葉より、相対最上級「el más alto」「el más bajo」「el más grande」「el más pequeño」という言い方の方が一般的です(性や数によって「la más alta」などと変化します)。

 

 

絶対上級などまとめ(副詞の最上級についても)

形容詞の絶対上級(altísimaーめっちゃ背が高い)を勉強しましたが、この言い方、副詞にも使われることがあります。「mucho(たくさん)」は「muchísimo(すっごいたくさん)」という意味でよく使われますし、その他にも以下のようなものがあります。

 

rápido (速く)→ rapidísimo

lejos (遠くに)→ lejísimo (不規則形)

tarde (遅く)→ tardísimo

cerca (近く)→ cerquísima (不規則形)

 

ただし、副詞の場合は性や数による変化がありませんので、ご注意ください。

 

また、形容詞と同じように、どの副詞にも「ísimo」を付けられるわけではありませんので、わからないときには「muy bien(とても良く)」のように、副詞の前に、「muy, extremadamente, sumamente, demasiado」を付けるといいと思います。

 

ちなみに、形容詞の相対最上級(優等)は「定冠詞 + más + 形容詞」でしたが、副詞の相対最上級(優等)は、「定冠詞 + que + 動詞 + más + 副詞」になります。「el que corre más rápido(一番早く走る人(物)」のような感じです。

 

 

96. スペイン語の優等比較・劣等比較・同等比較(形容詞編)

目安時間:約 7分

ここではスペイン語の形容詞の比較級を学んでいきます。優等比較、劣等比較、そして同等比較についてです。

 

 

 

スペイン語の形容詞の比較級

スペイン語の形容詞の比較級には三つの種類があります。

 

優等比較:más・・・ que~(~よりもっと・・・)

 

劣等比較:menos・・・que~(~より少なく・・・)

 

同等比較:tan・・・como~(~と同じ位・・・)

 

同等比較は「igual de ・・・que~」と言うこともあります。

 

「・・・」のところに形容詞が入ります。形容詞はかかる名詞の性や数によって変化します。

 

優等比較の方が劣等比較より使用される頻度が高いです。例えば、

 

Este vestido es menos caro que aquél.(この服はあれより安いです)と言うより、

Este vestido es más barato que aquél.(この服はあれより安いです)と言うことの方が普通ということです。

または、Aquel vestido es más caro que éste.(あの服はこれより高いです)と言うかもしれません。

 

 

 

優等比較

以下に形容詞の優等比較を使った例をあげます。

 

Ella es más chica que yo. Ella es menor que yo. 彼女より若い(小さい)です。
Mi papá es mayor que mi mamá. 私のは私のより年上です。
El gato es más grande que el ratón. ねずみより大きいです。
Ese coche es mejor que el mío. その私のよりいいです。

 

 

さて、「más」が付いていない比較級がありますね。比較級で形容詞が変化する場合があるからです。

「chico, chica, chicos, chicas」は大きさが小さいという意味と年齢が小さいという意味があります。年齢がより若いという場合は「más chico, más pequeño, más joven」などとなりますが、比較級の形容詞「menor」を使うこともできます。

 

「menor」の反対語が「mayor」で「より年上」という意味で「más grande」と同じです。

 

また、「良い」という意味の「bueno」は比較級で「mejor」に変化し「より良い」という意味になり、「más bueno」とは言いません。

 

「mejor」の反対語は「peor」で「より悪い」という意味で、これも「más malo」とは言いません。

 

 

劣等比較

以下に形容詞の劣等比較を使った例を挙げます。

 

Este problema es menos complicado que ése. この問題それより複雑でない。
La lechuga es menos nutritiva que la espinaca. レタスほうれん草より栄養が少ない。
Aquí es menos peligroso que allá. ここあっちより危なくない。
Este negocio es menos problemático que aquél. このビジネスあれより問題が少ない。

 

 

同等比較

以下に形容詞の同等比較を使った例を挙げます。

 

Las gallinas son tan productivas como las vacas. 雌鶏め牛と同じ位生産的です。
Diego es tan alto como su hermano. ディエゴは彼の兄弟と同じ位背が高いです。
Los bebés son tan bonitos como los angelitos. 赤ん坊天使のようにかわいいです。
Verónica es igual de inteligente que Gabriela. ベロニカはガブリエラと同じように頭がいいです。

 

 

スペイン語の優等比較・劣等比較・同等比較・まとめ

スペイン語の形容詞の比較級の勉強でした。

 

Juan es más simpático que Antonio.(フアンはアントニオより感じがいい)

Juan es peor que Antonio.(フアンはアントニオよりひどいです)

 

Juan es menos desagradable que Antonio.(フアンはアントニオよりはましです)

desagradable:嫌な

 

Juan es tan guapo como Antonio.(フアンはアントニオと同じ位ハンサムです)

Juan es igual de alegre que Antonio.(フアンはアントニオと同じに愉快です)

 

「よりもっと~」と言う場合、形容詞が変化して「más」が必要ないものがあるのでそれは覚えてください。

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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