映画リメンバーミー(原題:Coco)の中に「Un poco loco」という歌があります。今回は、スペイン語「Un poco loco」の意味と、スペイン語の歌詞を日本語に訳したものを載せています。どうぞお楽しみください。
Un poco loco の意味
「Un poco」は「少し」という意味です。「loco」は「頭がおかしい」という意味で使いますが、この歌の場合は好きな人に対して「夢中」とか好きな人のせいで「いかれている状態」という意味です。Héctor(エクトル)が奥さんのために作詞したものです。「Un poco loco(ウン・ポコ・ロコ)」で「少しいかれてる」という意味になります。
主人公のMiguel (ミゲル)とHéctor が死の世界でのコンテストで「Un poco loco」をスペイン語で歌っている動画は下にあります。
VIDEO
「いかれている状態」の人が女性の場合は「Un poco loca」となります。同じような使い方では例えば「少し疲れている」のが男性の場合は「Un poco cansado」、女性の場合は「Un poco cansada」です。「少しお腹いっぱい」な人が男性の場合は「Un poco lleno(ウン・ポコ・ジェノ)」、女性の場合は「Un poco llena(ウン・ポコ・ジェナ)」となります。
「poco」は形容詞などとして使われることもあります。
「poco」についての詳しい記事は↓こちらにありますよ。
「poco」や「mucho」について
Un poco loco の歌詞の日本語訳
Que el cielo no es azul . Ay mi amor , ay mi amor.
空 は青 くないってか、あー僕の愛しの君 、愛しの君。
Que es rojo dices tú . Ay mi amor, ay mi amor.
君は 空が赤い と言う のか、あー僕の愛しの君、愛しの君。
Ves todo al revés . Ay mi amor, ay mi amor.
君は 全部反対に 見える んだね、あー僕の愛しの君、愛しの君。
Creo que piensas con los pies . Ay mi amor, ay mi amor.
君は足 で考えるんだと僕は思う ね、あー僕の愛しの君、愛しの君。
Tú me traes un poco loco. Un poquititito loco.
君は僕を ちょっといかれさせてるよ、ほんのちょっと 。
Estoy adivinando
僕は推測してるんだ、
qué quieres y pa’ cuando .
君が 何を、そしていつまでに 欲っしている かってね。
Y así estoy celebrando .
そして そんな風に 僕は祝っているんだ。
Que me he vuelto un poco loco.
僕が 少しいかれてしまった って 。
Chiflado tú me vuelves
君は 僕をいかれ させる
y eso está un poco loco.
それでそれは ちょっと正気の沙汰じゃないよ。
Tu mente que despega.
君の 束縛されない頭脳 。
Tú siempre con ideas.
いつも アイディアがある君 。
Con mi cabeza juegas .
君は僕の頭(理性) で 遊ぶ。
Todo es un poco loco.
すべて は ちょっといかれてる。
補足1:自分の奥さんや恋人や子供や孫など、愛する人に対して「mi amor (直訳:私の愛)」と呼ぶことは日常茶飯事です。「私の愛」の他にも愛する人を呼ぶ表現はスペイン語圏では無限に存在します。日本にはそういう文化の下地がないので訳し方が難しいです。「愛しの君」というのも、日本では詩にはお目見えしても、面と向かって「愛しの君!」と呼ぶことはあまりないかな、という気がします。
「かわいこちゃん」とか?くらいしか思い浮かびませんが、それすら、「愛」を表現しているかと言えばそういう訳ではないので「ちょっと違うかな(un poco diferente)」。
補足2:「pa'」は前置詞「para」の後ろの「ra」の部分の発音を飛ばしている話し言葉の表現です。
補足3:poquitititititititititititititito などについては縮小語尾の記事をご覧くださいね。
縮小語尾についての記事
Un poco loco の日本語訳・まとめ
「Un poco loco」の意味は「少しいかれてる」です。悪い意味でも使いますが、映画リメンバーミーの歌の中では、好きな女性に対する愛が伝わってくる、ほのぼのとした意味です。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
映画ワイルドスピード7(Fast&Furious7)の中の曲、Fito Blanko の Meneo (メネオ)のスペイン語の部分の和訳を試みました。英語の部分の訳は省略しています。「meneo(メネオ)」または「meneíto(メネイート)」というのは、悩ましい腰の動き、魅惑的な腰の動きを伴った歩き、カリビアン・ダンスの一種のことです。ラテン音楽が好きな方へ。
VIDEO
meneo の歌詞の和訳
Con esa traje cito ,
そのかわいい水着 で
sé que estás lista pa’ mi.
俺のためにおまえは準備ができている のがわかる
Quiero darte algo especial,
おまえに特別な何か をあげたいんだ
inolvidable que te va a gustar .
おまえが気に入る 忘れがたいもの
Si tú me das (si tú me das)
もし 俺にくれるなら
un meneíto lento
緩やかな 腰の動きを
Oh, oh, yo me alegro , oh.
おーおー、うれしい よ、おー
Tan sólo si tú me das (si tú me das)
ただ単に、もし俺に くれるなら
un meneíto lento
緩やかな腰の動きを
yo me alegro.
俺 はうれしい
※繰り返し部分↓
Ay mi vida, dejaría
あー愛しい女、投げ捨てるよ
todo por tu amor.
すべてを 、おまえの愛と引き換えに
Pero esta noche
だけど 今夜
yo me escapo
俺は逃げるよ
pa´ olvidar el dolor .
痛み を忘れるために
Dame un meneo. Dame un meneo.
腰を動かしてくれ、腰を動かしてくれ
Dame un meneo.
腰を動かしてくれ
Dame un meneo (Fito Blanko)
腰を動かしてくれ
Bailando en la pista sudando .
フロアで汗を流して踊りながら
Tú me estás calentando .
おまえは 俺を熱くしている
I just want you to know that I'm feeling you, baby.
We grindin' on the dance floor we whinin'.
Tell the DJ to rewind it.
Cuz I love the feeling of falling in love.
※繰り返し部分↑
Ella tiene tiempo de estar bailando
彼女には踊っている時間がある
el mismo ritmo y desea un cambio.
同じリズムを、そして変化を望んでいる
La música que tú cantabas pasó.
おまえが歌っていた 音楽は過ぎ去った
Se enamoró de un nuevo son.
新しい音楽に恋をした
Una buena canción pa´ bailar pegadito .
ぴったり引っ付いて踊るのにうってつけの歌
En el vip revolcada con Fito.
特別な空間でフィトと 体を折り曲げて
Si te agarro no te voy a dejar.
もしおまえを 掴まえたら離さない
Ella está soltera y por eso vamos allá.
彼女は独り身 、だからあそこへ行くんだ
Yeee y yeee.
イェー イ イェー
Ella sigue bailando
彼女 は踊り続ける
al compás del tambor .
ドラム に合わせて
Su corazón caminando,
彼女のハート は鼓動して
su alma brillando,
魂 は輝き
la luna cantando.
月 は歌っている
Yeee y yeee.
イェー イ イェー
Ella sigue bailando .
彼女は踊り続ける
Que este party no acaba
このパーティ(英語)は終わらない と
hasta la madrugada .
夜明け まで
Porque tu meneíto me llama .
おまえの腰の動きが俺を呼ぶ から
※繰り返し
No te hagas, que tú eres igual que yo (yo sé)
知らないふりするなよ、おまえは俺と 同じ (わかるよ)
igual que yo , oh.
俺 と同じ、おー
Nadie te para los fines de semana.
誰も 週末を止めはしない
No necesita excusas para una parranda.
お祭り騒ぎに口実 はいらない
Tú tienes algo que me gustó .
おまえは俺が気に入った 何かを持っている
Baby préstamelo .
ベイビー(英語)、それを 貸してくれ
Que yo sé guardar un secreto .
俺は秘密 を守れるって
Después de un par de trago,
二口飲んだ後
te lo prometo .
おまえに約束する よ
Sólo si tú me das (si tú me das)
ただ もし俺にくれるなら
pronto .
すぐに
Mami, yo me alegro .
愛しい女、俺はうれしい
Tan sólo
ただ単に
si tú me das (si tú me das)
もし俺にくれるなら
un meneíto lento,
緩やかな腰の動きを
yo me alegro.
俺はうれしい
Ay mi vida, dejaría
あー愛しい女、投げ捨てるよ
todo por tu amor .
すべてを、おまえの愛 と引き換えに
Pero esta noche
だけど今夜
yo me escapo
俺 は逃げるよ
pa´ olvidar el dolor.
痛みを忘れる ために
HIT LEGENDS
SENSEI MUSICA
DJ CHINO
CORONA LEAL
NOTHING BUT HITS
FITO BLANKO
DAME UN MENEO
DAME UN MENEO
DAME UN MENEO
DAME UN MENEO
Fito Blanko の MENEO 和訳・まとめ
カリビアン系のスペイン語の音楽、いかがでしたでしょうか?お楽しみいただけましたら幸いです✨
スペイン語、できるようになりたい!という方は個別相談受け付けております♡
スペイン語個別相談のお申し込みはこちらから
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
または、スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。
「哀しきジョローナ」のスペイン語の歌詞と日本語訳を載せています。タイトルはスペイン語で「La Llorona」です。「泣き女」という意味です。メキシコで何世紀も前から伝わる幽霊にまつわる歌です。
哀しきジョローナのスペイン語の歌詞と日本語訳
以下はリメンバーミーの中の「La llorona」のスペイン語の歌詞と日本語訳です。
※
Ay de mí, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ
Llorona de azul celeste
空色のジョローナ
※繰り返し
☆
Y aunque la vida me cueste, Llorona
そして、たとえ 私の命 を失っても 、ねぇジョローナ
No dejaré de querer te
私はあなたを 好きでいること を止めない
No dejaré de quererte
私はあなたを好きでいることを止めない
Me subí al pino más alto , Llorona
一番高い 松の木に よじ登ったの、ねぇジョローナ
A ver si te divisaba
あなたを見かける かどうか
Como el pino es tierno , Llorona
松の木は優しい から 、ねぇジョローナ
Al ver me llorar , lloraba
わたしが泣く のを見て 木も泣いていた
★
Ay de mí, Llorona, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ、ジョローナ
Llorona de azul celeste
空色のジョローナ
★繰り返し
☆繰り返し
No dejaré de quererte
私はあなたを好きでいることを止めない
No dejaré de quererte
私はあなたを好きでいることを止めない
Ay ay ay
あぁ、あぁ、あぁ
哀しきジョローナの民謡バージョンのスペイン語の歌詞と日本語訳
哀しきジョローナ(La Llorona)の言い伝えは何百年も前からあり、民謡として少しずつ違った歌詞でたくさん歌われています。以下に、 Ángela Aguilar の「 La Llorona」もご紹介しておきます。
全部2 回づつ繰り返しています。
Salías de un templo un día , Llorona
ある日 あなたは教会から 出るところだった、ねぇジョローナ
cuando al pasar , yo te vi
通りすがりに 私があなたを見た時
Hermoso huipil llevabas , Llorona
あなたは 美しい ウイピルの衣装を身に付けていた 、ねぇジョローナ
que la virgen te creí
あなたがマリア様 だと思った
Ay de mí, Llorona, Llorona, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ、ジョローナ、ジョローナ
de un campo lirio
花園の(ジョローナ)
El que no sabe de amores , Llorona
愛 を知らない人 は、ねぇジョローナ
no sabe lo que es martirio
苦しみ が何か を知らないわ
No sé qué tienen las flores , Llorona
花々 が何を感じているのか 知らないけど、ねぇジョローナ
las flores de un campo santo
墓地 の花々が
Que cuando las mueve el viento , Llorona
だって風 が花々を揺らす 時、ねぇジョローナ
parece que están llorando
泣いている ように思える んだもの
Ay de mí, Llorona, Llorona, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ、ジョローナ、ジョローナ
lléva me al río
川へ 私を連れて行って
Tápa me con tu rebozo , Llorona
あなたのベール で私を覆って 、ねぇジョローナ
porque me muero de frío
だって 寒くて 死にそうなんだもの
哀しきジョローナのスペイン語の歌詞・まとめ
Luis González Obregón(1865-1938)というメキシコ人が「La Llorona(泣き女)」について書いたものを読むと、スペイン人たちがメキシコを征服するのを手助けしたマリナ嬢(マリンチェ)が、「La Llorona は私が自分の民族を裏切って外国人に奉仕しているのを罰するために、あの世から来ているのだ」と言っていたことが書いてあります。
夜な夜なメキシコ市の中を泣きながら徘徊して湖に消えていたジョローナの話は一つだけではありません。好きな人と結婚できないまま死んでしまった女性の話やこの世に残した子供たちに会いに来る母親の話などもあります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
セレーナゴメスのスペイン語の歌「De una vez 」の和訳を記載しますのでお楽しみください!
VIDEO
De una vez の和訳
Ya no duele como antes , no
もう 、前のような 痛みはない
La herida de tu amor sanó
あなたの愛の傷 は治った
「no me duele 」ということです。
※
De una vez por todas
もうこれで終わり
Soy más fuerte sola
一人になって私はもっと 強くなった(強い )
Y es que no me arepiento del pasado
そして、だって 過去 を後悔してないもの
Sé que el tiempo a tu lado cortó mis alas
あなたの側に いた時が私の翼 を切ったのはわかっている
Pero ahora este pecho es antibalas
だけど今、この胸 はどんなことにも動じない(防弾 )
「De una vez por todas」で「もうこれで終わり」、「これを最後にきっぱりと」、「これを最後に思い切って」という意味です。「vez」は何回の「回」という意味なので、「una vez」は「一回」という意味ですが、この歌のタイトルの「De una vez」は「De una vez por todas」のことで「これを最後にきっぱりと」という意味になります。
No te tengo a ti
あなたは私のものじゃない
Me tengo a mí
私には私がいる
No es para que pienses que esto es pa' ti (Nah)
これがあなたのためだと あなたが考えるため じゃない(全然)
「a ti」は「te(あなたを)」を強調するためのもので同じ意味です。
「a mí」も「me(私を)」を強調するためのもので同じ意味です。
「pa'」は「para(ために)」で、「Nah」は英語の「No」ですね。セレーナゴメスのスペイン語の歌には時々英語が顔を出します。
Yo me fui para que no se te olvide
あなたが忘れてしまわないために 私は出ていった のよ
De una muerte como tú se revive
あなたのような破滅(死 )から 人は甦るの
Cuando se seque el último mar
最後の 海 が干上がる時、
es cuando pensaré en regresar
その時が戻ること を考える 時
つまり、もう戻らない、ということですね。
Está sobreentendido lo que siento
私が感じている こと は理解できる範囲
Ya no estás , qué bueno es el tiempo
もうあなたはいない 。時が経つことはなんていいことか
Estoy curá de ti
私はあなたから 回復している
Te dije ya
もうあなたに言った
「Estoy curá」は「Estoy curada」です。メキシコではこの言い方はしません。
Ya no te siento
もうあなたを感じない
Aquí no te siento ya
ここ にあなたを感じることはもうない
Nunca supiste
あなたは決して できなかった
No me supiste valorar
あなたは私の価値を見出す ことができなかった
※繰り返し
セレーナゴメスの「 De una vez 」の和訳・まとめ
「De una vez」というタイトルですが、使う時は「De una vez por todas」と使います。「todas」は「全部」という意味ですが、「いろんなことがあってもこれを最後にきっぱりと」が「De una vez por todas」の意味です。
いろんなことがあって、たくさん悩んで、苦しんで、そして最後に出ていく決断をしたのでしょうね。
悲しい歌のような気もしますが、吹っ切れたのだから前に進めて良かったのでしょうね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
スペイン語の詩を翻訳してみました。詩のことはスペイン語で poema と言います。今回はメキシコのオトミ族の歌(詩)です。とてもシンプルでわかりやすい詩です。普通の現在形と点過去しか出てきません。
スペイン語の詩(poema)の翻訳
La araña(蜘蛛)
¿Adónde vas , araña?
蜘蛛さん、どこへ行くの?
Voy a la montaña .
私は山 へ行きます。
¿A qué vas a la montaña?
何しに 山へ行くの?
A traer una rosa .
一輪のバラ を持ってくる ために。
¿Para qué es la rosa?
バラは何のため?
Para ponerla a los pies de la hija .
娘 の足元 に置くために。
¿Dónde está la hija?
娘さんはどこにいるの?
La mató una serpiente blanca .
白い 蛇が彼女を殺した。
¿Dónde está la serpiente blanca?
白い蛇はどこにいるの?
La maté y la enterré en la arena .
私はそれを殺して砂に 埋めた 。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2021/01/626dbe1201a0cda1e400bead41252609.mp3
¿Dónde está la arena?
砂はどこにあるの?
La puse en un templo viejo .
古い 寺院 に置いた。
¿Dónde está el templo viejo?
古い寺院はどこにあるの?
Lo tiró un puerco cojo .
びっこの 豚 がそれを倒した。
¿Dónde está el puerco cojo?
びっこの豚はどこにいるの?
Lo maté y me quedé con la piel .
それを殺して皮 を取った 。
¿Dónde está la piel?
皮はどこにあるの?
La vendí .
私は それを売った 。
¿Dónde está el dinero ?
お金 はどこにあるの?
Compré esta flauta de carriso .
この葦笛 を買った んだ。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2021/01/f935322e749333a16b0e7e63624ec025.mp3
引用元:IMÁGENES Y PALABRAS(Ana María Maqueo y Juan Coronado)
メキシコのオトミ族の歌
メキシコにはラカンドン族、オトミ族、サポテコ族など、たくさんの土着の民族がいます。オトミ族はメキシコで最も古い民族のうちの一つです。
オトミ族はオトミ語を使っていました。オトミの人たちはアステカやマヤのように、建築物などは残しませんでしたが、詩はたくさん残っているので、詩人体質の人たちなのでしょう。
「templo」を寺院と訳してしまうと、仏教の寺院を思い浮かべてしまいそうですが、アステカのピラミッドも「templo」と呼ばれていたりします。
オトミ族の「templo」はびっこの豚が倒すくらいだから、小さな御堂のような感じだったのでしょうか?
ちなみに、16世紀に今のメキシコ・シティーにあったアステカの「Templo Mayor(大神殿)」はスペイン人等によって破壊されています。まさか、そのことを言っているのではないですよね?。。。
スペイン語の詩(poema)・まとめ
オトミ族の詩(poema otomí)はいかがでしたでしょうか?
不定冠詞(un や una)が使われた後、定冠詞(el や la)が使われていて、定冠詞 と不定冠詞 の勉強にもなるし、直接目的語代名詞 の使い方もわかりやすいのではないかと思います。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
ここでは、スペイン語でタクシーに乗る時の会話を、実際にあったお話の中のフレーズから学んでいきます。お話自体もとてもいいので、良かったらお話と翻訳の部分も全部読んでみてください。
スペイン語でタクシーに乗る時の会話
Un momento.
ちょっと待って(直訳:瞬間)
¿Me podría llevar la maleta al coche ?
車に スーツケース を運んでもらえますか?
Ésta es la dirección .
これ が行先 です。(紙などを見せながら)
¿Puede pasar por el centro , por favor?
セントロ(中央) を通って いっていただけますか?
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/11/d6c15ca487e5febbd1d695cdf15673b2-2.mp3
お話の中では「un momento」ではなく「un minuto(一分)」と言っています。同じように「ちょっと待って」という意味で使っています。ここでは、ところどころ、メキシコでよく使われる表現に変えています。
「podría」というのは可能法という形で、丁寧語としてよく使われます。この動詞の原形は「poder(できる)」です。発音の仕方が難しいとか、まだ可能法を勉強していないから使いたくない、というような場合は現在形の「puede」を使っても構いません。その場合は丁寧な言い方になるように、「por favor(お願いします)」を付けるといいですね。
¿No es la ruta más corta por el centro?
セントロ経由が一番の近道 ではありませんか?
No importa.
いいんです(それは重要ではありません)。
No tengo prisa . Tengo prisa.
急いでません。急いでます。
Prefiero la ruta más corta.
私は一番近いルートがいいです。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/11/626dbe1201a0cda1e400bead41252609-2.mp3
Quiero pasear por la ciudad.
街中を見て回りたいです 。
¿Podría estacionarse frente a la estación del metro ?
地下鉄の駅 前に 駐車してもらえますか?
¿Puede ir más despacio(rápido ), por favor?
もっと ゆっくり(速く )行っていただけますか?
Sigamos, por favor.
(車を)出してください(途中停めてもらっていた後)。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/11/Record-online-voice-recorder.com-42.mp3
¿Podría llevar la maleta hasta la puerta ?
ドア まで トランクを持っていっていただけますか?
¿Cuánto le debo?
おいくらですか?
¿Cuánto me cobra para ir al Museo de Antropología ?
人類学博物館へ 行くのに いくらお支払いしなければなりませんか?
¿Por favor me puede llamar un taxi ?
すみませんがタクシー を呼んでいただけますか?
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/11/Record-online-voice-recorder.com_.mp3
「Cobrar」は「お金を取り立てる」という意味なので、タクシーに乗る前に値段の交渉をするときなど、「Cuánto me cobra (私からいくら集金しますか)」という風に使うことができます。
メキシコなどの国はチップ(propina)を渡す習慣があるので、「Quédese con el cambio .(おつり はとっておいてください)」と言って多めに渡すなどするのもいいと思います。「Quédese」は「ケデセ」と発音します。
とあるタクシー運転手とおばあさんの会話
Una Dulce Lección de Paciencia
Un taxista de New York escribe lo siguiente:
Llegué a la dirección indicada y toqué la bocina. Después de esperar unos cuantos minutos, toqué otra vez.
Dado que ese era mi último viaje ese día, pensé en irme y listo, pero en cambio estacioné en el parque y fui a la entrada y toqué a la puerta.
“Un minuto ”, me respondió una voz débil y anciana. Sentí que alguien arrastraba algo por el suelo. Tras una larga pausa, se abrió la puerta. Una viejita de alrededor de unos 90 años se paró ante mí. Llevaba puesto un vestido estampado y un casquete con un velo enganchado con un alfiler, como si hubiera salido directamente de una película de la década de los ’40. Al lado de la anciana había una valijita de nylon. El departamento parecía como si no hubiera sido habitado durante años. Todos los muebles estaban cubiertos de sábanas. No había ningún reloj en la pared ni utensilios en los armarios. En un rincón había una caja de cartón llena de fotos.
La viejita me preguntó: “¿Me podría llevar la valija al auto? ”.
Yo levanté la valijita y volví a la casa, a ayudarla. Ella se apoyó en mi brazo y fuimos caminando despacio al cordón de la vereda. Todo el tiempo ella me dio las gracias por ayudarla. “No es nada”, le dije. “Yo solamente trato a mis pasajeros de la misma manera que a mi mamá le gustaría que la traten”.
“Ay, qué buen chico eres…”, me dijo ella. Cuando subimos al taxi, ella me dio una dirección y me preguntó si podía pasar por el centro. Yo le respondí que por el centro no era la ruta más corta . Ella me miró por el espejo y me dijo: “No importa. No estoy apurada. Estoy yendo al hospicio” . La miré por el espejo. Tenía los ojos brillantes. “Ya no me queda más familia. Y el doctor dice que no me queda mucho tiempo”. Yo en silencio estiré la mano y apagué el taxímetro. “¿Qué ruta prefiere entonces? ”, le pregunté. Durante las dos horas siguientes paseamos por la ciudad. Ella me mostró el edificio en el que alguna vez había trabajado de ascensorista. Viajamos por el barrio en el que ella y su marido habían vivido cuando eran recién casados. Después me hizo estacionar frente a un depósito de muebles que años antes había sido un salón de bailes que solía frecuentar de joven.
Varias veces me pidió que viajara despacio cuando pasaba por un edificio en especial o una esquina en particular y se quedaba mirando completamente absorta, sin decir nada. De repente me dijo: “Ya estoy cansada. Sigamos por favor ”. Y continuamos viajando en silencio a la dirección que me había dado. Era un edificio bajo, como si fuera una clínica de reposo. Apenas estacionamos, vinieron a recibirla dos ordenanzas que al parecer la estaban esperando. Yo llevé la valijita hasta la puerta. La mujer ya estaba sentada en la silla de ruedas. “¿Cuánto le debo? ”, me preguntó, metiendo la mano en el monedero. “Nada”, le respondí. “Pero usted tiene que mantener a su familia”, me dijo. “Tengo otros pasajeros”, le dije. Casi sin darme cuenta, me incliné y le di un abrazo. Ella me abrazó con fuerza. “Le diste a esta anciana unos momentos de alegría. Muchas gracias”, me dijo. Yo le apreté la mano y fui caminando al taxi.
Sentí que detrás de mí se cerró una puerta. Fue como el sonido de una vida cerrándose. Ese día no levanté más pasajeros y seguí conduciendo solo, absorto en mis pensamientos. Durante el resto del día apenas si pude hablar. ¿Qué habría pasado si a la anciana le hubiera tocado un taxista impaciente o enojado? ¿Y qué hubiera pasado si yo mismo me hubiera negado a esperarla y me hubiera ido después del primer bocinazo?
Yo siento que esto fue la cosa más importante que hice en toda mi vida. Se nos condicionó a pensar que la vida gira en torno a “grandes momentos”. Pero muchas veces los grandes momentos nos agarran de improviso. Por experiencia, les digo que conviene estar atentos…
Si les gustó, compartan
Breslev Español
Breslev Español さんの投稿 2020年10月4日日曜日
スペイン語の翻訳
根気よく待つことの優しい教訓
ニューヨークのタクシー運転手が以下のことを書き記しています。
指示された行先に着いてクラクションを鳴らした。何分か待った後、もう一度鳴らした。その日はそれが僕の最後の仕事だったので、帰ろうと思った、それで終わり、と。だけどそうしないで公園に車を停めて、玄関へ行って戸をたたいた。
「ちょっと待って」と、か細くて年老いた声が答えた。誰かが何かを引きずっているように感じた。ずいぶん経ってから戸が開いた。90歳くらいの老婦人が僕の前に立っていた。彼女は、まるで1940年代の映画から直接出てきたような、ピンで留めたベール付きの小さな帽子とプリントの布地のドレスを身にまとっていた。老婦人のそばには、ナイロンの小さなスーツケースがあった。アパートは何年も人が住んでいなかったかのように見えた。すべての家具はシーツがかぶさっていた。壁には時計が一つもなく、棚には台所用品もなかった。隅に、写真でいっぱいの段ボールの箱があった。
老婦人は僕に「スーツケースを車に運んでいただける?」と聞いた。僕はスーツケースを持ち上げて、そして彼女を助けるために家に戻った。彼女は僕の腕につかまって、僕たちは歩道の端をゆっくりと歩いていった。彼女は僕が彼女を助けていることにずっとお礼を言っていた。僕は「何でもありませんよ」と言った。「ただ、僕のお母さんがそうしてほしいだろうことと同じことをお客さんに対してもしているだけです」と。
「まぁ、なんていい子なの…」と彼女は言った。タクシーに乗ると、彼女は僕に行先を告げてから、セントロの辺を通っていけるか聞いた。僕は、セントロを通るのは一番の近道ではないと答えた。彼女はミラーで僕を見て「いいのよ、急いでないから。ホスピスへ向かっているんですもの」と言った。僕は彼女をバックミラーで見た。きらきらとした目をしていた。
「もう私には家族は一人もいないの。それに医者にはもう先が長くないって言われてるの」。僕は静かに手を伸ばしてメーターを止めた。「じゃあ、どのルートがいいですか?」と僕は聞いた。それからの2 時間、街中をドライブした。
彼女はエレベーターガールとして働いたことのある建物を僕に教えてくれた。彼女とご主人が新婚当初住んでいた地区も訪れた。家具置き場となっているところの前に彼女は車を停めさせた。そこは昔、彼女が若いころよく行っていたダンスホールだった。
特別な建物や思い入れのある街角を通る時は何度も、ゆっくり行くよう言われた。そして何も言わずに完全に放心状態で見入っていた。突然「もう疲れたわ。行きましょう」と彼女は言った。そして、沈黙したまま、言われていた行先へと旅をし続けた。老人ホームであるかのような低い建物だった。
車を停めるやいなや、彼女を待っていたらしい二人の使いの者が迎えに来た。僕はトランクをドアのところまで持って行った。女性はもう車いすに座っていた。「おいくらですか?」と、手をお財布にいれながら彼女は聞いた。「何もいりません」と僕は答えた。「でも、あなたは家族を養わなければいけないでしょ」と彼女は言った。「他のお客がいますから」と僕は答えた。
僕は思わずかがんで彼女を抱擁した。彼女も僕を強く抱擁した。「このおばあさんに、あなたは喜びの時間をくれましたよ。どうもありがとう」と彼女は僕に言った。僕は彼女の手を握ってから、タクシーへと歩いて行った。
僕の後ろで扉が閉まるのを感じた。閉まっていく命の音であるかのようだった。その日はそれ以上お客を乗せないで、物思いに耽りながら一人で運転し続けた。その日はそのあとずっと、ほとんどしゃべることもできなかった。老婦人のタクシー運転手が根気よく待てない、または怒りっぽいやつだったらどうなっていただろう?それに、僕自身、最初のクラクションの後、待つことを否定して帰っていたらどうなっていただろう?
僕はこれが、僕の今までの人生でしたことの中で、一番いいことだったと思う。僕たちは、人生は「素晴らしい瞬間」が最も意味あるものだと考えがちだ。とはいえ、往々にして、「素晴らしい瞬間」は突然やってくる。経験からして、親切であることは有益なことだと言えるよ…
スペイン語でタクシーに乗る時の会話・まとめ
タクシーに乗る時、行先が有名なところであれば、行先を言って「Por favor(お願いします)」と言えばいいですね。そうでなければ、行先を書いた紙などを渡して「Ésta es la dirección.(これが住所です)」と言ってもいいです。
「ここでいいです」と言いたい時は「Aquí está bien.(アキ・エスタビエン)」と言ってください。「ありがとう」は「Gracias.」です!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
リメンバーミーの歌詞のスペイン語版とその意味に迫ります!リメンバーミー、すごくいい映画ですよね。日本では「リメンバーミー」という映画の中の曲がタイトルになっていますが、オリジナルのタイトルは「Coco」といって、映画の主人公ミゲル(Miguel)のひーおばあさんの名前です。「リメンバーミー」のスペイン語版は「Recuérdame」です。カタカナ表記も記載してあります。
リメンバーミーの歌詞のスペイン語版・Recuérdame
Recuérda me
僕のことを思い出して
Hoy me tengo que ir , mi amor
ココちゃん、今日 僕は行ってしまわなければならない けれど
Recuérdame
僕のことを思い出して
No llores , por favor
お願い だから泣かないで
Te llevo en mi corazón y cerca me tendrás
ココはいつも僕の心に いるしお父さんもココの近くに いるんだよ
A solas yo te cantaré
一人で ココのために歌うからね
soñando en regresar
帰る ことを夢見ながら
「mi amor」は直訳すると「私の愛」ですが、愛する人に対しての呼びかけとして使われます。大人だけでなく、子供に対してもよく使われる表現です。今回の場合は娘の「Coco」に対してなので「ココちゃん」と訳しました。
「Te llevo」は「君を連れていく」という意味です。
Recuérdame
僕のことを思い出して
Aunque tenga que emigrar
たとえ 遠くへ移り住まなければならないとしても
Recuérdame
僕のことを思い出して
Si mi guitarra oyes llorar ,
もし 僕のギターが泣く のが聞こえたら
ella, con su triste canto te acompañará
その悲しい歌声とともに ギターがココと一緒にいてくれる よ
hasta que en mis brazos estés
お父さんの腕 にココがいてくれるときまで
Recuérdame
僕のことを思い出して
リメンバーミーの歌詞のスペイン語版のカタカナ表記
ご要望がありましたので、カタカナ表記もしておきますね。
レクエルダメ
オイ メ テンゴ ケ イール、ミ アモール
レクエルダメ
ノー ジョーレス ポル ファボール
テ ジェボ エン ミ コラソン イ セルカ メ テンドラス
ア ソラス ヨ テ カンタレ
ソニャンド エン レグレサール
レクエルダメ
アウンケ テンガ ケ エミグラール
レクエルダメ
シ ミ ギターラ オージェス ジョラール
エジャ コン ス トゥリステ カント テ アコンパニャラ
アスタ ケ エン ミス ブラソス エステス
レクエルダメ
スペイン語の読み方についてはこちらの記事 をご覧ください。
Recuérdame の歌詞の意味・まとめ
ちなみに、私の主人も小さいとき、「Coco」と呼ばれていました。この歌は、彼女のお父さんが遠くへ旅立つときに歌った歌ですが、死んでしまっているお父さんが娘さん(ミゲルのひーおばあさん)にも忘れられかけていて、死の世界からも消えかかっているときに「思い出して」と歌う歌としてもマッチしています。
最終的に、ひーおばあさんは、遠い昔のお父さんとの記憶を思い出して、お父さん(ミゲルのひーひーおじいさん)も、死の世界で消えずにすんで、死者の日に現世に訪れることができてハッピーエンドといういいお話です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
ここではメキシコで聞かれるスペイン語のことわざ・名言・言い回しを22ほどご紹介いたします。意味を説明しますので、文の作り方や語彙を増やすなど、言い回しの楽しさを見るだけでなく、勉強の材料としても活用してもらえるとうれしいです!
スペイン語のことわざ・名言
El buen juez por su casa empieza.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/d6c15ca487e5febbd1d695cdf15673b2-5.mp3
直訳:良い裁判官は自分の家あたりから始める。
El buen juez empieza por su casa. とした方がわかりやすくなりますね。
「buen」は「bueno(良い)」の「o」が、男性名詞「juez(裁判官)」の前ではずれています。
人にあれをしろ、これをしろ、と言う人に限って、自分自身ができていなかったりします。
人にいろいろ指図する前に自分のことをちゃんとしろ、という意味ですね。
日本のことわざだったら、「目くそ鼻くそを笑う」とか、「人の一寸我が一尺」かな。
「人のふり見て我がふり直せ」かな。
El que a buen árbol se arrima, buena sombra le cobija.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/626dbe1201a0cda1e400bead41252609-5.mp3
直訳:良い木に寄り掛かる人は、良い木陰に覆われる。
これも、El que se arrima a buen árbol, buena sombra le cobija.と置き換えるとわかりやすいと思います。
良い人と付き合えば、良い影響を受ける、という意味です。
Agua que no has de beber, déjala correr.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/f935322e749333a16b0e7e63624ec025-5.mp3
直訳:飲むべきでない水は流れるままにしておけ。
「has de 動詞の原形」で「君は~すべきでない」という意味です。「déjala」は「それ(水)をそのままにしておけ」という命令形です。
自分に関係のないことには関与するな、という意味です。
De lo perdido, lo que aparezca.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/3d00db8cd85dac0e30b8829c62505a34-5.mp3
直訳:無くなったと思ってたものが出てきたのならそれで良しとしなきゃ
これは不完全な文ですが、完全な文にするとすれば、「Si ya lo habías perdido, lo que aparezca es la ganancia」という感じになります。
出てきたものが完璧ではなかったとしても、それで満足するべきじゃない?ないよりはましなのだから、という意味です。
Tiene cola que le pisen.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/4d93db0f6bb591f618f7ebfdbb521fae.mp3
直訳:踏んづけられるしっぽがある。
誰かが、バレたら困る秘密を持っている、という時に使います。
Las paredes oyen.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/4a13bacbf13e50fca9d783e099be0aaf.mp3
直訳:壁は聞く。
日本のことわざの「壁に耳あり障子に目あり」と同じですね。「人に聞かれるかもしれないから要注意」という意味です。
Dime con quién andas y te diré quién eres.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/d6c15ca487e5febbd1d695cdf15673b2-6.mp3
直訳:君が誰と付き合ってるか言ってくれたら、君が誰かを言ってあげるよ。
「Dime」は「私に言って」という意味の命令形です。「te diré」は「私は君に言うでしょう」という未来形です。
日本のことわざで、「牛は牛連れ、馬は馬連れ」や「類は友を呼ぶ」と同じですね。
Mucho ayuda el que no estorba.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/626dbe1201a0cda1e400bead41252609-6.mp3
直訳:邪魔しない人は大いに手伝っている。
「El que no estorba ayuda mucho」と言った方がわかりやすいと思います。
どいた方がいい、余計なことに顔を突っ込まない方がいいという意味です。
Aunque la mona se vista de seda, mona se queda.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/f935322e749333a16b0e7e63624ec025-6.mp3
直訳:サルが絹を身に付けてもサルのまま。
再帰動詞が2種類入っています。
日本のことわざだと、「豚に真珠」とか「猫に小判」とかですね。値打ちのあるものを与えても意味がないことのたとえです。
El comal le dijo a la olla.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/3d00db8cd85dac0e30b8829c62505a34-6.mp3
直訳:メキシコの主食のトルティージャを焼く調理器具・コマルが鍋に言った。
自分のことを棚に上げて人に悪口を言っている、という意味です。この言葉はメキシコの有名な歌い手「クリクリ」の「コマルと鍋」という歌の中に出てくる文です。コマルと鍋の、まるで年配の夫婦の大喧嘩みたいな内容の歌詞で、お互いに似た者同士なのに、口汚く罵り合います。とはいえ、動揺なので、子どもたちに非常に愛されている曲です。
調理器具・コマルのことを知りたい場合や、夫婦喧嘩の歌を聞いてみたい方は下のリンクをクリックしてみてください。
El comal y la olla
La barriga llena, el corazón contento.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/4d93db0f6bb591f618f7ebfdbb521fae-1.mp3
直訳:腹を満たせば心はハッピー。
直訳のままでいいですね。人はお腹いっぱいになると幸せな気分になりますよね。
お腹のことは「el estómago」とも言って、こちらの方がよく使います。
En el pecado lleva la penitencia.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/4a13bacbf13e50fca9d783e099be0aaf-1.mp3
直訳:罪の中に苦行を携行する。
何か悪い事をしたから罰が当たったんだよ、という意味で使います。
Hijo de tigre, pintito.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/d6c15ca487e5febbd1d695cdf15673b2-7.mp3
直訳:虎の子もまだら。
「pintito」は「pinto(まだら)」に縮小語尾 が添えられている形です。小さな虎だからです。
日本のことわざで似ているのは「蛙の子は蛙」や「瓜のつるになすびはならぬ」です。虎の子どもは親と同じまだら模様がある、ということで、親子がそっくりなときに使われます。良い意味で使ったりもするので、「蛙の子は蛙」と少しニュアンスが違うかもしれません。
De tal palo, tal astilla.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/626dbe1201a0cda1e400bead41252609-7.mp3
直訳:この棒からはこの木片。
これも、上の「Hijo de tigre, pintito」と同じような意味です。親と子が何かで似ている、と言いたいときに使われます。いい意味でも悪い意味でも使われます。
日本のことわざでは、「この親にしてこの子あり」などもありますね。
La ociosidad es la madre de todos los vicios.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/f935322e749333a16b0e7e63624ec025-7.mp3
直訳:ものぐさはすべての悪習の母である。
ものぐさは、すべての悪習の源(始まり)である、という意味です。
死に関する言い回し
No tengo ni en qué caerme muerto.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/4a13bacbf13e50fca9d783e099be0aaf-2.mp3
直訳:私は死ぬ場所すらない。
主語が例えば「彼は」だったら、「No tiene ni en qué caerse muerto」となります。バタンと死ぬとき、お金があればベッドの上で死ぬこともできるけれど、家も持ち物もなく、今死んだら野垂れ死にだ、という状況を意味しています。とても貧乏だ、ということです。
Ya está más p’allá que p’acá.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/d6c15ca487e5febbd1d695cdf15673b2-8.mp3
直訳:もう、こっちより、もっとあっちよりだ。
あっちというのは死の世界で、こっちは現世です。つまり、もう死にそうだ、という意味です。
こんな言い回しも
Lo metieron al bote.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/626dbe1201a0cda1e400bead41252609-8.mp3
直訳:彼はドラム缶に入れられた。
「bote」というのがドラム缶などのことで、「el bote de basura」と言えば「ゴミ入れ」という意味ですが、「Lo metieron al bote」とは、「彼は刑務所に入れられた」という意味になります。メキシコらしい言い方だと思います。
Ya me cayó el veinte. No me cayó el veinte.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/f935322e749333a16b0e7e63624ec025-8.mp3
直訳:もう、20センタボが私に落ちた。 私に20センタボが落ちなかった。
どういう意味だと思いますか?「Ya me cayó el veinte」は「私はわかった!」という意味で、「No me cayó el veinte」は「私はわからなかった」という意味です。
一昔前、携帯電話なんてなかった時代、人々は外出したときに公衆電話を使いました。日本でも、テレフォンカードが出てくる前に、10円玉を入れて電話をかけたりしていました。
メキシコでは20センタボのコインを入れて公衆電話で通話していました。それで、その20センタボのコインは、電話機に入れたあと、通話がつながると落ちたのですね。
そこから、話の内容がわからなかったのが、わかるようになったときに「Ya me cayó el 20」と言うようになったのです。
それからインフレが激しくなり、1ペソ以下のセンタボがなくなり、公衆電話に入れるお金は5ペソから100ペソまでにもなって、その後、プリペイドカードが導入されるようになりました。それが1980年代終わりごろの話です。
今は携帯電話が普及して、公衆電話を使うこともほとんどなくなっています。メキシコの若い人たちも、「もうわかった」とか「わからなかった」という表現にどうして「Ya me cayó el veinte」や「No me cayó el veinte」という言い回しを使うのか、知らない人が沢山いると思います。
機会があったら、メキシコ人に、この表現の由来を教えてあげてください。
Como perros y gatos.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/3d00db8cd85dac0e30b8829c62505a34-8.mp3
直訳:犬や猫のよう。
日本では「犬猿の仲」という言葉があって、犬と猿ですが、スペイン語では犬と猫です。犬と猫のようにいつも喧嘩ばかりしている、という意味です。
Dile a tu mamá que te dé un tenmeacá.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/3d00db8cd85dac0e30b8829c62505a34-7.mp3
直訳:お母さんにテンメアカをもらえるように言いなさい。
「Dile」というのは「彼女(彼)に言いなさい」という命令形です。お母さん(tu mamá)の部分はおばあさん(tu abuelita)などに変えることができます。
大人が子どもを追い払いたいときに言うセリフです。「tenmeacá(テンメアカ)」という言葉は存在しません。でも、「Tenme acá(テンメ アカ)」という文は「私をこっちに置いておいて」という意味です。子どもはその文をひっつけて言われると、何か「テンメアカ」というおいしいものか面白いものがあるのかと思って、その場を離れるわけです。
昔はビデオゲームなど、子どもの気を逸らせておくものがあまりなかったので、大人にまとわりついて、こんなセリフを言われたりしていたのでしょう。こういう言葉はだんだん消えていってしまうかもしれませんね。悲しいです。
Ve a ver si ya puso la totola.
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/05/4d93db0f6bb591f618f7ebfdbb521fae-2.mp3
直訳:七面鳥の雌がもう卵を産んだか見に行ってきなさい。
こちらも上の「テンメアカ」の文と同じように、まとわりついている子どもを追い払うときに言うセリフです。
鳥を飼っていなくても使うとのことです。「あっち行きなさい」とダイレクトに言うより、こういう言い方をした方がやんわりしているのかもしれません。昔は本当に七面鳥を飼っていたのでしょうけれど。
スペイン語のことわざ・名言・言い回し・まとめ
メキシコでよく聞かれたスペイン語のことわざや名言、言い回しを22個ほどご紹介しました。
ところで、スペイン語をめひ・ここと一緒に学んでみませんか?
初心者のためのスペイン語オンラインコース「スペイン語俱楽部」にご興味のある方は、下からメルマガ会員登録をしていただけると、詳しい説明が7 日間に渡って届くようになっています。
スペイン語俱楽部メルマガ会員登録はこちらです↓
早口言葉についての記事 もありますので併せてご覧下さい。
こちらのスペイン語の詩 は全部点過去形と普通の現在形だけです。メキシコのオトミ族の詩です。
こちらのブログにもスペイン語のことわざなど載せていますので見てみてください!↓
スペイン語のことわざ
心がほっとするスペイン語のお話を読んでみてください。日本語訳は下に記載しています。
雲と砂丘・スペイン語のお話
LA NUBE Y LA DUNA. Paulo Coelho.
Una joven nube nació en mitad de una gran tempestad en el mar Mediterráneo. Pero ni siquiera tuvo tiempo de crecer allí: un fuerte viento empujó todas las nubes hacia África. Sólo que, al llegar al continente, el clima cambió: un sol generoso brillaba en el cielo y debajo se extendía la arena dorada del desierto del Sahara.
Como a las nubes jóvenes les ocurre lo mismo que a los jóvenes humanos, nuestra nube decidió separarse de sus padres y de sus amigos de infancia para correr mundo.
- ¿Qué estás haciendo? -se quejó el viento-. ¡El desierto es siempre igual! ¡Vuelve a la formación y vamos al centro de África, donde hay montañas y árboles deslumbrantes!
Pero la joven nube, rebelde por naturaleza, no obedeció; después de mucho pasear, se dio cuenta de que una de las dunas le sonreía. Vio que también ella era joven, recién formada por el viento que acababa de pasar. En ese mismo instante se enamoró de su cabellera dorada.
- Buenos días -le dijo-. ¿Cómo es la vida allí abajo?
- Tengo la compañía de las otras dunas, del sol, del viento y de las caravanas que de vez en cuando pasan por aquí. A veces hace mucho calor, pero se puede aguantar. ¿Y cómo se vive por ahí arriba?
- También están el viento y el sol, pero la ventaja es que puedo pasear por el cielo y conocer muchas cosas.
- Para mí, la vida es corta -dijo la duna-. Cuando el viento regrese de los bosques, desapareceré.
- ¿Y eso te entristece?
- Me da la impresión de que no sirvo para nada.
- A mí me pasa lo mismo. En cuanto sople un viento nuevo, me marcharé hacia el sur y me transformaré en lluvia. En cualquier caso, ése es mi destino.
La duna caviló un poco y, al cabo, dijo:
- ¿Sabías que, aquí en el desierto, nosotros llamamos a la lluvia "el Paraíso"? He escuchado varias leyendas de las que cuentan las viejas dunas. Ellas dicen que, después de la lluvia, nosotras nos quedamos cubiertas de hierba y de flores. Pero nunca sabré lo que es eso, porque en el desierto es muy raro que llueva.
- Si quieres, yo puedo cubrirte de lluvia. Aunque acabo de llegar, ya estoy enamorada de ti, y me gustaría quedarme aquí para siempre.
- Nada más verte por primera vez en el cielo, yo también me enamoré -dijo la duna-, pero si transformas tu linda cabellera blanca en lluvia, acabarás muriendo.
- El amor nunca muere -dijo la nube-. Apenas se transforma; y yo quiero mostrarte el Paraíso.
Y se puso a acariciar a la duna con pequeñas gotas, durante mucho tiempo, hasta que apareció el arco iris. Al día siguiente, la pequeña duna estaba cubierta de flores. Otras nubes que pasaban en dirección al centro de África pensaban que eso era parte del bosque que estaban buscando y dejaban caer más lluvia. Veinte años más tarde, aquella duna se había transformado en un oasis, donde los viajeros se refrescaban a la sombra de los árboles.
Todo porque, un día, una nube enamorada no había tenido miedo de dar su vida por amor.
Paulo Coelho
引用元:LA NUBE Y LA DUNA
La nube y la duna (雲 と 砂丘 )日本語訳
Una joven nube nació en mitad de una gran tempestad en el mar Mediterráneo.
若々しい雲が地中海で大嵐の中、生まれた。
Pero ni siquiera tuvo tiempo de crecer allí:
しかし、そこで育つ暇すらなかった。
un fuerte viento empujó todas las nubes hacia África.
強風がすべての雲をアフリカの方へ押しやった。
Sólo que, al llegar al continente, el clima cambió:
ただ、大陸へ着くと気候が変わった。
un sol generoso brillaba en el cielo
寛容な太陽が空に輝き、
y debajo se extendía la arena dorada del desierto del Sahara.
下にはサハラ砂漠の金色の砂が広がっていた。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Record-online-voice-recorder.com-30.mp3
Como a las nubes jóvenes les ocurre lo mismo que a los jóvenes humanos,
若い雲も、人間の若者と同じことを思いつくので、
nuestra nube decidió separarse de sus padres y de sus amigos de infancia para correr mundo.
私たちの雲も世界を旅するために、親や幼い頃からの友達と別れる決心をした。
- ¿Qué estás haciendo? -se quejó el viento-.
何をしてるの?と風が不平を言った。
¡El desierto es siempre igual!
砂漠はいつも同じだよ!
¡Vuelve a la formación y vamos al centro de África,
みんなの所に戻って、アフリカの中央に行こうよ!
donde hay montañas y árboles deslumbrantes!
輝かしい山々や木々のあるところへ!
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-004-1.mp3
Pero la joven nube, rebelde por naturaleza, no obedeció;
しかし、生まれつき聞かん気の強い、若い雲は言うことを聞かなかった。
después de mucho pasear, se dio cuenta de que una de las dunas le sonreía.
沢山見て歩いた後、砂丘の一つが微笑んでいることに気が付いた。
Vio que también ella era joven,
彼女もまた若者であるのが見てとれた、
recién formada por el viento que acababa de pasar.
通り過ぎたばかりの風によって形成されたばかりの。
En ese mismo instante se enamoró de su cabellera dorada.
その瞬間、彼女の金色の髪に恋をした。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-005-1.mp3
- Buenos días -le dijo-.
おはよう、と彼女に言った。
¿Cómo es la vida allí abajo?
そっちの下の方の暮らしはどんななの?
- Tengo la compañía de las otras dunas, del sol, del viento
私は他の砂丘や太陽、風と一緒です、
y de las caravanas que de vez en cuando pasan por aquí.
時折この辺りを通る旅人の一団とも。
A veces hace mucho calor,
時々すごく暑いです、
pero se puede aguantar.
でも我慢できます。
¿Y cómo se vive por ahí arriba?
それで、そっちの上の方ではどのような暮らしですか?
- También están el viento y el sol,
風と太陽はこちらにもいるよ、
pero la ventaja es que puedo pasear por el cielo
だけど、こちらのいい所は空を散歩できて、
y conocer muchas cosas.
沢山のことを知れることかな。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-006-1.mp3
- Para mí, la vida es corta -dijo la duna-.
私にとって命は短いです、と砂丘が言った。
Cuando el viento regrese de los bosques, desapareceré.
森から風が戻ってきたら、私は消えてしまうでしょう。
- ¿Y eso te entristece?
それで、そのことが君を悲しませるの?
- Me da la impresión de que no sirvo para nada.
私は何の役にも立たないという気がするんです。
- A mí me pasa lo mismo.
僕にも同じことが起こるよ。
En cuanto sople un viento nuevo,
新しい風が吹いたらすぐに
me marcharé hacia el sur
僕は南の方へ立ち去るだろう、
y me transformaré en lluvia.
そして僕は雨になるんだ。
En cualquier caso, ése es mi destino.
どっちにしろ、それが僕の運命なんだ。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-007-1.mp3
La duna caviló un poco y, al cabo, dijo:
砂丘は少し物思いに耽ってからついに言った:
- ¿Sabías que, aquí en el desierto,
あなたは知っていますか?ここ、砂漠では、
nosotros llamamos a la lluvia "el Paraíso"?
私たちは雨のことを「楽園」と呼ぶのですよ。
He escuchado varias leyendas de las que cuentan las viejas dunas.
私は、年老いた砂丘たちが語るいくつかの伝説を聞いたことがあります。
Ellas dicen que, después de la lluvia,
彼女達が言うには、雨の後、
nosotras nos quedamos cubiertas de hierba y de flores.
私たちは草と花に覆われるのです。
Pero nunca sabré lo que es eso,
でも、それがどんなものかを私が知ることは決してありません、
porque en el desierto es muy raro que llueva.
なぜなら、砂漠で雨が降るのはとてもまれだからです。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-008-1.mp3
- Si quieres, yo puedo cubrirte de lluvia.
君が欲するなら、僕は君を雨で覆うことができるよ。
Aunque acabo de llegar,
来たばかりだけど、
ya estoy enamorada de ti,
もう僕は君に恋してるんだ、
y me gustaría quedarme aquí para siempre.
だからずっとここにとどまることができればと思う。
- Nada más verte por primera vez en el cielo,
空にあなたを初めて見ただけで、
yo también me enamoré -dijo la duna-,
私も恋に落ちました、と砂丘が言った。
pero si transformas tu linda cabellera blanca en lluvia,
でも、あなたの素敵な白い髪を雨に変身させたら、
acabarás muriendo.
あなたは死んでしまうでしょう。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-009-1.mp3
- El amor nunca muere -dijo la nube-.
愛は決して死なないよ、と雲が言った。
Apenas se transforma;
変身してすぐ;
y yo quiero mostrarte el Paraíso.
それで僕は君に楽園を見せてあげたいんだ。
Y se puso a acariciar a la duna con pequeñas gotas, durante mucho tiempo,
そして長い間、小さな雨のしずくで砂丘を愛撫した、
hasta que apareció el arco iris.
虹が出るまで。
Al día siguiente, la pequeña duna estaba cubierta de flores.
翌日、小さな砂丘は花で覆われていた。
Otras nubes que pasaban en dirección al centro de África
アフリカの中央へ向かって通り過ぎていく他の雲たちは、
pensaban que eso era parte del bosque que estaban buscando
それが、彼らが探していた森の一部だと思って
y dejaban caer más lluvia.
更なる雨を落としていった。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-010-1.mp3
Veinte años más tarde,
それから20年後、
aquella duna se había transformado en un oasis,
あの時の砂丘はオアシスに変身していた、
donde los viajeros se refrescaban a la sombra de los árboles.
木陰で旅人達が涼をとるオアシスに。
Todo porque, un día,
それがなぜかと言えば、とある日に、
una nube enamorada no había tenido miedo de dar su vida por amor.
恋をした雲が、愛のために自分の命を捧げることを恐れなかったから。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/04/Voice-011-1.mp3
La nube y la dunaの日本語訳・まとめ
日本語訳は直訳にせず、日本語でのお話の流れがきれいになるように気を付けて訳しました。
作者のPaulo Coelhoはブラジルの人で、ポルトガル語圏の方です。「La nube y la duna」のスペイン語はとてもわかりやすいです。
使える表現もあるのでスペイン語会話の参考にもなりますね。ちなみに、「cabellera(髪)」というのは、メキシコでは使わず、「cabello」という言葉を使います。
「雲と砂丘」のお話、お楽しみいただけたら幸いです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
スペイン語の早口ことば7選です。早く言えてもいえなくても楽しんでください!巻き舌の早口ことばもあるし、スペイン語の勉強になるはずです。
Trの発音の練習
Tres tristes tigres
3 頭の悲しい 虎たち が
tragan trigo en un trigal .
小麦畑 で 小麦 を貪り食う。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/01/Voice-004-online-audio-converter.com-1.mp3
ミママメミマ
Mi mamá me mima
私の お母さん は私を 甘やかす
y yo mimo a mi mamá.
そして 私 は私のお母さんを 甘やかす。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/01/Voice-005-1.mp3
mimarは「かわいがる」という意味もあります。
巻き舌の練習
El perro de San Roque
サン・ロケ の 犬 は
no tiene rabo
しっぽ がない
porque Ramón Ramírez
なぜなら ラモン・ラミーレスが
se lo ha cortado .
切っちゃった から。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/01/Voice-008-1.mp3
San Roqueというのは地名です。
かばのしゃっくり
El hipopótamo Hipo
かば のイポは
está con hipo .
しゃっくり をしている。
¿Quién le quita el hipo
誰 がしゃっくりを取る の?
al hipopótamo Hipo?
かばのイポから。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/01/Voice-009.mp3
早口ことば
Un trabalengüista
1人の早口ことば士
muy trabalenguado
とても早口ことばに長けた人が
creó un trabalenguas
一つの早口ことば を創った
muy trabalenguoso.
とても 難しいのを。
Ni el mejor trabalengüista
一番すごい 早口ことば士も
ni el más trabalenguado
早口ことばに一番 長けている人も
pudo trabalengüear
早口ことばができなかった
aquel trabalenguas
あの 早口ことば
tan trabalenguoso.
そんなにも 難しいものを。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/01/Voice-010.mp3
早口ことばのことをスペイン語で「trabalenguas」と言います。他の言葉「早口ことば士」や「早口ことばに長けた」、「難しい」などと訳してあるものは言葉遊びで創作されたものです。
「Ni~ni~pudo」は「~も~もできなかった」という意味です。
lの発音の練習
Nadie silba como silba Silvia,
誰も シルビアが口笛を吹く ように は吹けない
y si alguien silba como silba Silvia,
それで もし 誰か がシルビアが口笛吹くように吹いたら
es porque Silvia le enseñó a silbar .
それは シルビアが口笛を吹くことを 教えた からだ 。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/01/Voice-011.mp3
じゃが芋
Pepe Pecas pica papas con un pico ,
ぺぺ・ペカスはつるはし で じゃが芋 を切り刻む 、
con un pico pica papas Pepe Pecas.
つるはしでじゃが芋を切り刻む、ペペ・ペカスは。
Si Pepe Pecas pica papas con un pico,
もし ペペ・ペカスがつるはしでじゃが芋を切り刻むなら、
¿dónde está el pico con que
そのつるはしはどこにあるんだ?
Pepe Pecas pica papas?
ペペ・ペカスがじゃが芋を切り刻むそれは。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2020/01/Voice-012.mp3
Pecasというのは「そばかす」という意味ですが、ここでは名字として扱われています。「Pepe」というのは男性の名前「José」の愛称です。
スペイン語の早口ことば7選・まとめ
スペイン語の早口ことば7選、いかがでしたでしょうか?楽しんでいただけましたでしょうか?どれか好きなのはあったでしょうか?どれが難しかったでしょうか?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。