スペイン語のアルファベットの文字の読み方を音声付きでみていきます。英語のように、それぞれの文字に大文字と小文字があります。
尚、スペイン語の言葉の読み方については、スペイン語の読み方マスター講座の記事に詳しく書いてありますのでそちらを見てください。
アルファベット・A B C D E F G
大文字 |
小文字 |
読み方 |
A |
a |
a |
B |
b |
be |
C |
c |
ce |
D |
d |
de |
E |
e |
e |
F |
f |
efe |
G |
g |
ge |
昔は「Ch」という二つの文字が組み合わさって一つのアルファベットもありました。
アルファベット・H I J K L M N
大文字 |
小文字 |
読み方 |
H |
h |
ache |
I |
i |
i |
J |
j |
jota |
K |
k |
ca |
L |
l |
ele |
M |
m |
eme |
N |
n |
ene |
「i」は「イー」と発音しますが、「y」も単独では同じ発音になるので、違いを付けるために「i latina」と言ったりします。
以前は「Ll」という別の独立したアルファベットがありました。今はアルファベットから外されています。
アルファベット・Ñ O P Q R S T
大文字 |
小文字 |
読み方 |
Ñ |
ñ |
eñe |
O |
o |
o |
P |
p |
pe |
Q |
q |
cu |
R |
r |
ere(erre) |
S |
s |
ese |
T |
t |
te |
スペイン語独特の「Ñ, ñ」というアルファベットがあります。「N」が「エネ」で「Ñ」が「エニェ」というのはわかりやすいですね。この文字考えた人、すごいです!
アルファベット・U V W X Y Z
大文字 |
小文字 |
読み方 |
U |
u |
u |
V |
v |
uve |
W |
w |
doble u |
X |
x |
equis |
Y |
y |
ye |
Z |
z |
zeta |
アルファベットの「Y」は「イグリエガ(i griega)」とも言うことがあります。「griega」というのは「ギリシャ語の」という意味で、先ほどの「I」が「i latina」で「ラテン語のi」となっていたのと区別してです。
スペイン語のアルファベットの読み方・まとめ
いかかでしたか?
名前を聞いたときや地名を聞いたときに、スペルを知りたいかもしれませんよね。スペルを言ってくれるときは、アルファベットで言ってくれるわけですから、そんなときに役に立つでしょうか?
あと、数式なんかではよくアルファベットを使いますよね。「x=vt」は「Equis es igual a ve por te」と読みますから。スペイン語圏で理系に進む人などは必須です。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
スペイン語を上手に発音するためのコツの一つに、アクセントを正しい位置で発音する、ということがあります。アクセントの部分は単語の他の部分より調子を高く発音します。
スペイン語のすごいところは、アクセントの位置が単語のどこになるかというルールがちゃんとあることです。そのルールさえ理解していれば、誰でも単語を見て、どの位置で調子を高くして発音すれば良いのかがわかるのです。
単語の後から数えて2番目の母音にアクセント
単語の後から数えて2番目の母音にアクセントが来る言葉:
単語の最後の文字が母音の「A、E、I、O、U」のどれかであるもの
または、単語の最後の文字が子音の「N、S」のどちらかであるもの
例:
verdura |
野菜 |
calle |
通り |
kaki |
カーキ色 |
supermercado |
スーパー |
margen |
ふち |
lunes |
月曜日 |
2重母音、3重母音が入る場合
母音には強母音(A、E、O)と弱母音(I、U)があります。
強母音どうしが引っ付いている場合は2重母音ではないので、母音を一つづつ数えます。
例:
correo(郵便)では、「e」も「o」も強母音なので独立して数えて、後ろから2番目の母音は「e」になります。
強母音と弱母音、弱母音と強母音、弱母音と弱母音の組み合わせは2重母音となるので、2重母音一つで母音一つと数えます。
例:
secretaria(秘書)では、最後の「ia」が弱母音と強母音の組み合わせで2重母音なので、「後から2番目の母音」は「ta」の「a」になります。
3重母音は弱母音、強母音、弱母音の組み合わせで一つの母音として数えます。 一つの母音であるかのように、素早く発音しますが、3重母音にアクセントが来る場合は、組み合わせの中で強母音のところにアクセントがいきます。
例:
Miau(にゃあ、猫の鳴き声)の「iau」は3重母音なので一気に発音します。
単語の一番後の母音にアクセント
単語の一番後の母音にアクセントが来る言葉:
単語の最後の文字がNとSを除く子音であるもの(Yも含む)
例:
diagonal |
斜め |
reloj |
時計 |
nariz |
鼻 |
coliflor |
カリフラワー |
universidad |
大学 |
¡caray! |
びっくり! |
2重母音,3重母音が入る場合
強母音(A、E、O)と弱母音(I、U)、弱母音(I、U)と強母音(A、E、O)、弱母音(I、U)と弱母音(I、U)の組み合わせで2重母音となって、母音一つと数えることは上で説明した通りです。
2重母音のところにアクセントがいく場合は、強母音を強く発音します。
例:
juez(裁判官)では、「ue」が2重母音で、「e」が強母音なので強く発音します。
単語の最後が「y」でその前に弱母音、強母音が組み合わさっているときは、3重母音とみなされて、3つで一つと数えます。
例:
Uruguay(ウルグアイ) では、「uay」が3重母音で、強母音の「a」を強く発音します。
2重母音の場合も3重母音の場合も、語末の音が「イ」の時は、そこにアクセントがいく場合の例外を除いて、「i」ではなく「y」になります。
アクセント記号のあるところにアクセント
アクセント記号「´」が付いている場合は、上記のルールを無視して、アクセント記号のある母音にアクセントが来ます。
例:
fábrica |
工場 |
café |
コーヒー、茶色 |
jamón |
ハム |
médico |
医者 |
ámbar |
琥珀 |
compás |
コンパス |
アクセント記号がある場合は、弱母音でも強く発音します。
例:
zapatería(靴屋)では「rí」の部分にアクセントを置いて言います。
スペイン語のアクセントの位置・まとめ
いかがでしたか?3重母音はあまりありません(特にメキシコ流では)。でも、2重母音のことはよく理解しておいてほしいです。
特に、強母音どうしだと2重母音ではないけれど、他の組み合わせだと2重母音で母音一つと数えるということを覚えておくと、ルールに従ってどこを強く発音したらいいかがわかってきます。
それともう一つ、アクセント記号は、同じ単語で意味が違うときに違いをつけてわかりやすくするようについている場合もあります。でも今は気にしなくて大丈夫!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。
スペイン語で「que」ってよく出てきますが、読み方わかりますか?「chu」の読み方は?
ここでは、「スペイン語の読み方マスター講座」と題して、この記事を読み終わったらqueの読み方やchuの読み方などわかるようになっているように、スペイン語の読み方をわかりやすく説明します。
スペイン語の読み方
スペイン語は基本的にローマ字読みでオッケーです。少し違う部分もありますので、違うことについて、説明していきますね。
b とv の発音は同じ
スペインの一部の地域など、「v」を下唇をかんで発音する所もありますが、メキシコやその他、大部分のスペイン語圏では「b」と「v」は同じ発音です。普通にバビブベボと発音して大丈夫です。
ca、co、cu はカ、コ、ク
ca、co、cuは、カ、コ、ク、で問題ないですね。
「ci」は「シ」。でも、「shi」となってしまわないよう気を付けてください。「スィ」と書いた方がわかりやすいかもしれませんね。
「ce」は「セ」です。スペインの方では英語の「th」のように、歯の間に舌をはさんで発音しているようですが、メキシコやラテンアメリカは普通に「セ」でオッケー。
chu の読み方・cha,che,chi,cho,chu
cha、che、chi、cho、chu、の読み方はチャ、チェ、チ、チョ、チュ、で問題ないです。
da、de、di、do、du
da、de、di、do、du、はダ、デ、ディ、ド、ドゥ、でこれも問題ないと思いましたが一応、「di」と「du」の発音が日本語にはない音なので書き留めておきます。
よく、単語の最後が「d」で終わって母音が付いていないことがありますが、そんな時は、単語の最後に舌を上の前歯の後に当ててください。
音は聞こえませんが、そうすることで、上手に発音したように聞こえます。「ciudad(シウダッ)」のような場合ですね。「市」という意味です。
g の発音はちょっと要注意
ga、go、gu、はガ、ゴ、グ、で問題ありません。
「ge」と「gi」は「ヘ」と「ヒ」を強めに発音します。こんな風に↓
「gue」は「ゲ」と読みます。
「gui」は「ギ」と読みます。
「güe」は「グエ」と読みます。
「güi」は「グイ」と読みます。
h は発音しない!
hは発音しないんですねー。
ha、he、hi、ho、hu、はア、エ、イ、オ、ウ と発音します。
hはないに等しいわけですが…
「c」の後に「h」が来て「ch」となっているときは、「h」を無視して「cha」を「カ」なんて発音しないでくださいね。この場合は「h」はちゃんと存在しているので「チャ」と発音してあげてください!
j はちょっと特有の発音です
ja、je、ji、jo、ju、は、ハ、ヘ、ヒ、ホ、フ、を強く発音してください。 「je」は「ge」と、「ji」は「gi」と同じ発音です。「ju」は「fu」より強く発音するので同じではありません。
ja、je、ji、jo、ju、j、はこんな感じで発音します↓
l の発音は英語と同じ
la、le、li、lo、lu、の発音はラ、レ、リ、ロ、ル、と書いてしまいますが、ご存知のように、ra、re、ri、ro、ru、とは違います。
違うけれど、悲しいかな、日本人はこの「l」音を聞かずに育つので、「l」と「r」を聞き分けることができないのですね。同じに聞こえます。
でも、スペイン語圏の人たちも英語圏の人たちも「全然違う音」として「l」と「r」を聞いています。だから、「l」はちゃんと発音しないと通じなくなってしまいます。
とはいえ、私たちは、聞き分けられなくても「l」をちゃんと発音することができるのでご安心ください。舌の先を上の前歯の裏に付けて「ラリルレロ」を発音すればいいのです。
単語の最後や途中に母音(アイウエオ)なしで、「l」だけがある場合もありますが、音として出なくても、舌の先を上の前歯に付ければオッケーです。
例えば「sal」というのは「塩」という意味ですが「サ」を言った後、すぐ舌の先を上の前歯の裏に付けるのです。
日本語で「サル」と書いてしまいますが、「saru」と「sal」では全然発音が違いますよね?それがわかれば、もうだいぶ、スペイン語の読み方、マスターしてきてます!
ll の発音
この「l」が二つ引っ付いた「ll」という文字群、昔は独立したアルファベットとなっていただけのことはあって、スペイン語特有の発音です。
lla、lle、lli、llo、llu、の発音は「ジャ行とヤ行の間位の発音」で、こんな感じの発音になります↓
難しいですか?大丈夫です!ジャ、ジェ、ジ、ジョ、ジュ、と言ってしまっても通じます!ヤ行のヤ、ユ、ヨ、で言ってしまっても通じます。「lle」は「ィエ」、「lli」は「イ」と言ってしまっても通じます。
通じるけど、ちょっと、「ジャ」と「ヤ」の中間の発音というのもトライしてみてくださいね。
ña、ñe、ñi、ño、ñuの読み方は?
エヌの上にふにゃふにゃっとしたものが付いています。何て読むでしょうか?
ña、ñe、ñi、ño、ñu、はニャ、ニェ、ニィ、ニョ、ニュ、と読みます。
que の読み方、qui の読み方
「que」の読み方やっと出てきました。
「que」は「ケ」、「qui」は「キ」と発音します!
r の発音、2種
ra、re、ri、ro、ru、はラ、レ、リ、ロ、ルと発音します。が。
「r」が語頭に来る場合は強く発音(巻き舌)します。 ra、re、ri、ro、ru、 は語頭に来た場合、こんな風に発音します↓
「r」の後に母音(a、e、i、o、u)が付かない場合は、音として聞こえなくても巻き舌をする要領で、舌を息で少し震わせる位の方がいいと思います。
「amor」というのは「愛」という意味ですが、スペイン語の歌によく出てくる単語です。機会がありましたら、最後の「r」の発音をよく聞いてみてください。
巻き舌は毎日練習しているとできるようになってきます。
rr は?
rra、rre、rri、rro、rru、は巻き舌で「ラ、レ、リ、ロ、ル」です。
先述した、語頭の「r」の巻き舌と同じです↓
rra、rre、rri、rro、rru、 は語頭に来ることはありません。以前は「rr」は「r」とは別のアルファベットだったこともあるんですよ。
si はshiにならないように
sa、se、si、so、su、はサ、セ、シ、ソ、スですが、「si」だけ「shi」にならないように「スィ」と考えておいた方がいいかもしれません。
ti は「ティ」、tuは「トゥ」
ta、te、ti、to、tu、はタ、テ、ティ、ト、トゥ、で問題ないとは思いますが、一応、「ti」と「tu」の発音が日本語にないので記載しておきました。
u はウ
「u」は「ウ」ですが、日本語の「ウ」より多少「オ」に近い感があります。でも、あんまり気にしなくてオッケー!
w は外来語だけ
スペイン語には「w」は使われません。Volkswagenの「ワーゲン」を「バーゲン」と「b」音で発音したり、Wáshingtonは「ワッシントン」と「w」音で発音したりしています。
x の発音、Méxicoの発音など
「x」の発音は基本的に「ks」と発音しますが、メキシコでは、地名や人の名前、料理の名前などで、「j」の発音や「s」や「sh」の発音となる言葉が多くあります。
例:
México (Méjico) メキシコ
examen (eksamen) 試験
Xochimilco (Sochimilco) ソチミルコーメキシコ市にある観光地
Uxmal (Ushmal) ウシュマルーメキシコのユカタン州にあるマヤ遺跡
このような発音になります↓
y はllと同じ発音と思っていいです
ya、ye、yi、yo、yu、は先述した、lla、lle、lli、llo、llu、の発音と同じだと思っていただいていいです。つまり、こんな感じですね↓
ya、ye、yi、yo、yu、は、「ジャ、ジェ、ジ、ジョ、ジュ」と「ヤ、ィエ、イ、ヨ、ユ」の間位を狙って発音してみてください。
もし、あなたの名前に「ヤ」や「ユ」や「ヨ」が入っていたら、スペイン語圏の人が読んだら、「ジャ」とか「ジュ」とか「ジョ」と発音されているように聞こえるかもしれません。
「やよい」という名前だったら「じゃじょい」と発音されているように聞こえるかも。 「やまだ」さんは「じゃまだ」さんとか。あなたの名前に、「や、ゆ、よ」は入っていますか?
z はsと同じ
za、ze、zi、zo、zu、は、サ、セ、シ、ソ、ス、と発音して「s」と全く同じです。
とはいえ、大半のスペインでは舌を噛んで「th」で発音してるとのこと。メキシコ流の方がいいですよね?メキシコ流は「舌噛み」一切なしです(笑)
スペイン語の読み方マスター講座・まとめ
いかがでしたでしょうか?スペイン語が読めるようになったと感じてもらえましたでしょうか?
英語と違って、スペイン語はルールさえわかれば読むことがすぐにできるようになります。日本人にとっては、とっつきやすい言語だと思います。
一番練習しなければならないのは巻き舌ですね。これはちょっと頑張ってもらわなければなりません。「よーし、がんばるぞー!」となって下さる方がいたら、こんなにうれしいことはありません。
また、スペイン語を読む時、どの位置にアクセントを置いて読むかというルールもあります。これがわかれば、スペイン語の発音の仕方がわかるようになります。ご興味のある方は下の記事もご一読ください!
スペイン語のアクセントの位置
スペイン語が好きな人が増えますように!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
★スペイン語が話せるようになりたいと思いませんか?スペイン語俱楽部メルマガ会員に登録すると、初心者のためのスペイン語オンラインコースについての情報が 7 日間に渡ってメールで届きます。ご登録は↓ こちらからできます。スペイン語を既に勉強されている方も、ご相談に応じることができますので、ご登録されてからお気軽にお問合せください。