125. 病気の人にかける言葉をスペイン語で何と言う?「お大事に」など

目安時間:約 8分

ここでは、病気の人にかける言葉をスペイン語で何と言うか?について書いています。日本では「お大事に」とか、「早く良くなってね」とか言いますよね。スペイン語ではどんな言い方があるでしょうか?

 

病気の人にかける言葉をスペイン語で

病気の人にかける言葉をスペイン語で何と言うか覚えておくと、とっさの時に役に立つと思います。

 

Me duele mucho el estómago. すごくお腹が痛い。
¿Quieres ir al doctor? 医者に行きたい?
No. Mejor me voy a la casa y me duermo un rato. いや、それより家に帰ってちょっと寝るよ。
Espero que te mejores muy pronto. 早く良くなってね。

 

 

「me voy」は再帰動詞で、「立ち去る」という意味です。

 

「Espero que te mejores muy pronto(早く良くなりますように)」って長すぎて覚えにくいですか?「muy(とても)」を取ってしまってもいいですよ。「Espero(期待する)」を取ってしまってもいいです。「mejorarse」は「良くなる」という意味の再帰動詞なので、「pronto(早く)」を取ってしまってもいいです。「良くなりますように」という意味ですね。

 

Espero que te mejores pronto.
Que te mejores pronto.
Que te mejores.

 

「te mejores」は動詞「mejorarse(良くなる)」の接続法現在の形で主語が仲の良い人に対して使う時などの第二人称になっています。「良くなってもらいたい相手」に馴れ馴れしく言えないような場合や、「お子さんが良くなられますように」と言う時のような第三者のことを言う場合には主語を第三人称に変えてください。「mejorarse」の場合は再帰動詞なので、再帰代名詞も第三人称になって、「Que se mejore pronto」のようになります。

 

 

スペイン語で「お大事に」のその他の言い方

「早くよくなりますように」という意味で、スペイン語ではお相手によって、「Espero que te mejores pronto(君が早く良くなりますように)」や「Espero que se mejore pronto((あなたが、彼が、彼女が)早く良くなりますように)」と言うことをお伝えしましたが、その他にも「お大事に」という感じで使えるスペイン語の表現はいくつかあります。

 

Que te sientas mejor pronto. 早く良く感じられますように。
Que te recuperes pronto. 早く回復しますように。
Que te alivies pronto. 早く治癒しますように。
Que se te pase rápido. 早く(痛みや症状が)なくなりますように。
Cuídate mucho. お体大切に。

 

「se te pase」は軽い症状の時に使います(風邪など)。相手が「あなた」や「彼、彼女」の時は「se le pase」となります。相手が「あなた」などのときは、上から順番に「se sienta」、「se recupere」、「se alivie」となります。一番最後は「Cuídese」(命令形)です。この文は、病気でない人にも使えます。

 

その他にも、病気の人にかける言葉で次のようなものがあります。

 

Lo siento mucho. 悲しいですね。
Lo lamento mucho. とても悲しいですね。
Todo saldrá bien. きっとすべてうまくいきます。
Dime si hay algo en que te pueda ayudar. 何か手伝えることがあれば言ってください

 

「Lo siento mucho」は「ごめんなさい」と謝りたい時にも使えます。「Lo lamento mucho」の方が強い表現です。お葬式などで「お悔み申し上げます」と言いたい時にも使えます。

 

「saldrá」の動詞の原形は「salir」で「出る」という意味ですが「salir bien」で「うまくいく」という表現になります。手術を控えている人などに対して使うことができます。

 

Dime si hay algo en que te pueda ayudar」は、言っている相手が親しい間柄などの場合ですが、ですます調で言った方がいい場合は「Dígame si hay algo en que le pueda ayudar」となります。

 

 

病気の人にかける言葉をスペイン語で・まとめ

言葉って言いたい時に出てこないとほんとに悲しいですよね。病気の人にかける言葉なんかは特にそうです。心から「お大事に」って言いたいのに、言い方を知らないと無言になってしまったりします。

 

いざという時のために、「Que te mejores」と「Que se mejore」だけでも覚えておくと重宝します。

 

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124. andar の意味はスペイン語の「歩く」だけじゃない!+現在分詞の例文

目安時間:約 8分

スペイン語の動詞「andar」の意味は「歩く」だけではありません!「歩く」と言いたい時には「caminar」という動詞があって、作文で使う時などはこちらを使えば十分です。でも、「andar」という動詞はとてもよく使われます。特に「andar」+現在分詞という形はよく使われます。中級レベルのスペイン語となります。

 

 

andar の意味はスペイン語の「歩く」だけじゃない!

確かに「andar」という言葉は「歩く」という意味を持っているので、そういう意味で使ってもわかってもらえます。ただ、普通は「caminar」を使う方が多いです。

 

「andar」には「動く」という意味もあるので、「Mi coche anda bien.(私の車は調子いいです、私の車はちゃんと走ります)」なんて言い方もします。日本語では「車が歩く」とは言わず、「車が走る」と言うので、「andar」を使うことに違和感を感じるかもしれませんね。車だけでなく、時計などにも使われます。

 

「andar」には「歩き回る」という意味もあり、「¿Por dónde andas?(どの辺にいるの?)」と電話で聞くようなこともできます。「estar」で代用することもできます。その場合、「¿Por dónde estás?」となります。

 

動詞「estar」と同じような意味で使う例として、「Ando bien mal de dinero.(お金全然ない、経済的にとても悪いです)」などもあります。「Estoy bien mal de dinero.」と言い換えることができます。

 

また、動詞「andar」の後ろに他の動詞の現在分詞が来る言い回しがあります。現在分詞と言えば、動詞「estar」の後ろに来る場合、進行形になることはご存知の方もいらっしゃると思います。「andar」+現在分詞は、「estar」+現在分詞と置き換えてもいい場合もあります。

 

「andar」+現在分詞には二つの用法があります。一つは一時的な状況を表す言い方で、こちらは、「estar」+現在分詞と言い換えても問題ありません。

 

例えば「Mi primo anda vendiendo libros usados.」は「私のいとこは古本を売っています」という意味で、職業として売っているわけではなく、一時的に売っているということです。「anda」の代わりに「está」を使うことができます。

 

「andar」+現在分詞のもう一つの用法は、あっちこっちの場所で「し回っている」という表現の仕方です(「estar」と同じではありません)。例えば「Lupe les anda contando chismes a sus amigas.(ルーペは彼女の友達に陰口を言いふらしている)」という言い方です。

 

 

「andar + 現在分詞」 の例文

 

Carlos anda buscando a su perro. カルロスは彼のを探している。
Ellos andan buscando trabajo. 彼らは仕事を探している。
Mis amigos andan viajando por todo el mundo. 私の友人達世界中を旅して回っている。
Ando repartiendo invitaciones para mi boda. 私は私の結婚式招待状を届けて回っています。

 

動詞 andar の活用

普通の現在形 接続法現在
ando ande
andas andes
anda ande
andamos andemos
andan anden

 

 

点過去(不規則) 線過去
anduve andaba
anduviste andabas
anduvo andaba
anduvimos andábamos
anduvieron andaban

 

 

未来形
andaré
andarás
andará
andaremos
andarán

 

 

現在分詞は「ar動詞」、「er動詞」、「ir動詞」の語尾2文字を取り除いて、それぞれ、「ando」、「iendo」、「iendo」を付け加えます。不規則形のものもありますので詳しくはこちらの記事をご覧ください。ちなみに動詞「andar」の現在分詞は「andando」です。

 

 

andar の意味はスペイン語の「歩く」だけじゃない!まとめ

スペイン語の動詞「andar」には「歩く」という意味の他に「動く」とか、動詞estarと同じように状態を表す意味で使われることもよくあります。andar の後に他の動詞の現在分詞が来て、「一時的に何かをしている」という状態を表したり、「あちらこちらで何かをし回っている」と言い表したりして使うこともよくあります。

 

「Ándale」という言葉もよく使われます。これは、命令形なのですが、「そうだね」という意味の相槌として使われたり、「早く!」と急かす時に使われたりします。別れ際に「Ándale, que te vaya bien.」と、相手の言ってくれたことに返答する形で「行っていいよ、元気でね」という感じでもよく使われます。褒めるときに、「¡Ándale, qué bien!(わぁ、すごいね!)」と使われることもあります。

 

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123. seguir+現在分詞のスペイン語の意味と使い方

目安時間:約 7分

ここでは、「seguir+現在分詞」のスペイン語の意味と使い方をみていきます。「estar+現在分詞」は進行形で似た形ですね。「seguir」の動詞の活用もみていきます。

 

 

「seguir+現在分詞」のスペイン語の意味

「seguir+現在分詞」のスペイン語の意味は「し続ける」です。何をし続けるのかというと、現在分詞の動詞の行為をです。主語は動詞「seguir」で表します。動詞「seguir」だけの意味は「続ける」や「後をついていく」です。

 

 

El gato sigue mirando al pescadito. お魚を見続けている。
El gato siguió mirando al pescadito. 猫はお魚を見続けた。
El gato seguía mirando al pescadito cuando yo me levanté. 私が立ち上がった、猫は小魚を見続けていた。
El gato seguirá mirando al pescadito porque es muy curioso. 猫は好奇心旺盛だから小魚を見続けるだろうね。
No quiero que el gato siga mirando al pescadito. 私は猫がお魚を見続けていてほしくない

 

動詞「mirar」は「見る」や「眺める」という意味です。この動詞は「ーar動詞」なので現在分詞は語尾の「ar」を取り除いて「ando」を付け加えた「mirando」になります(規則動詞)。

 

「al」は前置詞「a」と定冠詞「el」が引っ付いた形です。

 

お魚の「el pescadito」は「魚」という意味の「el pescado」に縮小語尾が付け加わった形で、「お魚」とか「小魚」という意味あいを表現しています。

 

 

 

「seguir」の動詞の活用

普通の現在形 接続法現在
sigo siga
sigues sigas
sigue siga
seguimos sigamos
siguen sigan

 

 

点過去 線過去
seguí seguía
seguiste seguías
siguió seguía
seguimos seguíamos
siguieron seguían

 

 

未来形
seguiré
seguirás
seguirá
seguiremos
seguirán

 

現在分詞は「ar動詞」、「er動詞」、「ir動詞」の語尾2文字を取り除いて、それぞれ、「ando」、「iendo」、「iendo」を付け加えます。不規則形のものもありますので詳しくはこちらの記事をご覧ください。ちなみに「seguir」の現在分詞も不規則形で「siguiendo」となります。

 

 

seguir+現在分詞=「し続ける」の使い方

Sigue lloviendo muy fuerte. 雨がとても激しく降り続いています。
Sigo estudiando en la misma escuela. 私は同じ学校勉強を続けています。
Todavía lo sigo amando. 私はまだ彼を愛し続けています。
Sigo extrañándote. 私は君がいなくてずっと寂しいです。

 

※「seguir」は形容詞と組み合わさることもあります。例:「Ella sigue enferma.(彼女はまだ病気だ)」

 

 

「seguir+現在分詞」の意味・まとめ

現在分詞は形容詞と違って男性か女性かや、数によって語尾が変化することはありません。

 

その現在分詞の前に動詞「estar」が来ると進行形を表します。

 

現在分詞の前に動詞「seguir」が来ると「し続ける」という意味になります。よく使われる表現なので、いろんな時制や主語、違う動詞の現在分詞などを使って文を作ってみてください。

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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