スペイン語の動詞「hacer」の例文を記載します。「hacer」の使い方は「する」や「作る」の他にもたくさんあります。hacer の直説法現在(普通の現在形)の活用はこちらの記事 にあります。hacer の接続法現在の活用はこちらの記事 をご覧ください。hacer の点過去の活用はこちらの記事 に書いてあります。hacer の線過去の活用は規則変化 です。必要に応じてご覧いただけると幸いです。
hacer のスペイン語の例文
¿Cuánto hace que no ves a tu familia ?
どのくらい 前から 君の家族 と会ってない?
Hace un año que no veo a mi familia.
1年 前から私の家族と会っていません。
¿Cuánto tiempo se hace de aquí a tu casa?
ここから 君の家までどのくらい かかる?
Se hacen más o menos veinte minutos en camión .
だいたい バスで 20 分くらいかかります 。
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「tiempo」は「時」という意味なので、「Cuánto tiempo」で「どのくらいの時間」という意味になります。「tiempo」を略して「Cuánto」だけでも、これらの文章の場合には「どのくらいの時間」という意味になります。
「Hace+時の長さ+ que +no普通の現在形」で「...前から~していません」という表現になります。「時の長さ」のところに「mucho」を入れて「ずいぶん前から」と言うこともできます。使える表現ですよね?この「hace」は「前に」という意味です。2 年前であっても「hacen」にはならず、「hace dos años」となります。前置詞のようですが、時制が変わることがあるので動詞なんですね。「~して...経ちます 」と訳すこともできます。
再帰動詞の「hacerse」を使った「Cuánto se hace」の方は「時間がかかる 」という意味で、こちらはかかる時間が複数の場合は「se hacen」と複数形になります。こちらも使える表現ですよね。
hacer caso
Hay que hacerles caso a tus papás .
君の両親の 言うことを聞かなきゃダメだよ。
hacer un favor
¿Puedes hacer me un favor?
私のお願いを聞いてくれる?
hacer falta
Hace falta personal .
職員 が足りない。
hacer escala
Tengo que hacer escala en Los Angeles .
私はロサンジェルス を経由しなければならない。
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「No hace caso」という否定文だと「無視する」という意味で使えます。
hacer la cama
La trabajadora del hogar hace la cama.
お手伝いさん がベッドメイキングをします。
hacer la comida
¿Quieres hacer la comida o quieres salir a cenar ?
食事 を作りたい?それとも夕食に 出かけたい?
hacer la maleta
Ya hice la maleta.
私はもう 荷造りしました。
hacer a mano
Van a hacer todos los adornos a mano.
彼らはすべての 飾り を手作業で作ります。
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「la maleta」というのは「トランク」のことです。
hacer cola
Debemos hacer cola para entrar .
私たちは入る ために 並ばなければなりません。
hacer trampa
Puede que te hagan trampa.
彼らは君に インチキをするかもしれないよ。
hacer daño
No fue mi intención hacerte daño.
君を 傷つけることは私の意図 ではなかった。
hacer +不定詞(動詞の原形)
El maestro de Educación Física siempre nos hace saltar.
体育の先生 はいつも 私たちに飛び跳ねさせる。
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「cola」は「しっぽ」や「列」という意味です。「trampa」は「わな」という意味です。「daño」は「損害」という意味です。hacer+動詞の原形で、「~させる」という意味になります(使役 )。
その他、「Hace calor (暑い)」などの天候や天気 に関する言い回しについてはこちらの記事 をご覧ください。
hacer のスペイン語の例文・まとめ
hacer の意味は「する」や「作る」ですが、その他にもいろんな使い方があります。「どのくらい前から君の家族に会ってない?¿Cuánto hace que no ves a tu familia?」なんて言い方もあります。
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ここではスペイン語の前置詞「para」の意味と「por」の意味をみていきます。「para」と「por」の違いがよくわからない方は必見です!その他の前置詞についてはこちらの記事 にありますので必要に応じてご覧ください。
スペイン語の para の意味
スペイン語の前置詞「para」は主に次のような意味で使われます。
目的(のために)
¿Es para mí ?
Te digo para que sepas la verdad .
私にくれるの?(私のためにですか?)
君が真実 を知るために君に言う よ。
用途(のために)
Sirve para eso .
¿Para qué sirve esta herramienta ?
そのためのものだ(それ のために役に立つ )
この道具 は何のために役立つの?
目的地(へ向かって)
Ya se fue para su casa .
もう 彼(彼女)は家へ帰った 。
期限(までに)
Tengo que entregar la tarea para mañana .
明日 までに宿題 を出さなければならない。
能力
Esa cosa no sirve para nada .
そのやつ(物 )は全然 役に立たない。
比較(にしては)
Piensa muy bien para su edad .
年齢 の割にしっかり考えてる 。
意見(にとって)
Para mí , él es un niño chiquito .
私にとっては彼は小さな子供 です。
第一に(empezarと組み合わさって)
Él no puede ser cantante .Para empezar, no sabe cantar .
彼は歌手 ではありえない。だいたい、歌下手だし。
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「のために」という意味で使う場合は、「para」の後に動詞 を付けることもできます。例えば「Para empezar a construir la casa, necesitamos los planos .(家を建て始める ためには、設計図 が必要です。」のようにです。※表の「para empezar」と使い方が違いますね。
「目的地へ向かって」というのは前置詞「a」の方がよく使われます。
能力の「para nada」の反対語は「para todo 」です、「何にでも」という意味です。
「para siempre 」は「永久に」という意味です。
スペイン語の por の意味
スペイン語の前置詞「por」は主に次のような意味で使われます。
目的(を探して、を求めて)
Pregunté por ti ayer .
昨日 僕は 君がいるか聞いた よ。
近辺(の辺に)
Mis llaves deben estar por aquí .
私の鍵 はこの辺にあるはず。
理由(だから)
Por eso te llamé .
だから(それだから)君に電話した んだよ。
対価(につき)
Pagué quinientos yenes por la comida .
食事 に500円払った 。
あいまいな時間(頃)
Ellos vendrán por la mañana .
彼らはだいたい午前中 来るだろう 。
一つずつ
Chequé las letras una por una .
私は文字 を一字ずつチェックした。
置き換え(の代わりに、に)
Ella puede firmar por mí .
Mi mamá va a cambiar este refrigerador por uno nuevo .
彼女は私の代わりにサインする ことができる。
母はこの冷蔵庫 を新しいのに変える つもりだ。
手段(で)
Hablé por teléfono .
私は 電話で話した 。
丁寧語(favorと組み合わさって)
Por favor .
お願いします。
もちろん(supuestoと組み合わさって)
Por supuesto que sí .
もちろん答えは「yes 」だよ。
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「Gracias por todo .(いろいろとありがとう)」などもよく使いますね。
「Este trabajo fue hecho por el profesor.(このワーク は教授によってなされました。)」のような受動態の文では「によって」という意味で使われます。
para と por の違い
「para」と「por」の違いで一番わかりにくいのは両方「ために」と訳せることがあることです。
例えば「Trabajo por mis hijos.」は「私は息子たちのために 働きます。」と訳せます。
「Trabajo para el Señor Hernández.」も「私はエルナンデス氏のために 働きます。」と訳せます。
同じようですが、意味が違います。
「por」の方は「理由」で、「私は子供たちを養うために働きます。」など、子供たちが「働く理由」になっています。
「para」の方は「目的」で、「私はエルナンデス氏に奉仕するために働きます。」など、エルナンデス氏の秘書として働いたり、家事手伝いをするなどしているという意味になります。
スペイン語の para の意味と por の意味・まとめ
「para」も「por」もいろんな使い方があるので、丸暗記は難しいと思いますが、どれもよく使われる表現なので、好きな表現の仕方などありましたら覚えてみてください。
「para」と「por」の後ろに「私」や「君」が来る場合は「mí(アクセント記号付き)」と「ti(アクセント記号なし)」が来て、「para mí 」「para ti 」「por mí 」「por ti 」となります(前置格代名詞)。その他の人称は主語人称代名詞 と同じです。つまり、「para nosotros 」などです。
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