70. 接続法現在不規則動詞vaya, sepa, conozca, vuelva

目安時間:約 9分

前回は接続法現在について説明しました。ここではvaya, sepa, conozca, vuelvaといった接続法現在不規則動詞の活用をみていきます。

 

 

接続法現在不規則動詞vaya

接続法現在不規則動詞vayaの動詞の原形は「ir(行く)」です。接続法現在の活用は以下のようになります。

 

vaya
vayas
vaya
vayamos
vayan

 

¡Que te vaya bien! お元気で!/君にとって物事がうまくいくように!
¡Que le vaya muy bien! お元気で!/あなたにとって事がとてもよく運びますよう祈ってます!
¡Que les vaya bien! お元気で!/あなた方にとって物事がうまくいくよう願っております!
¿No crees que vayan a la fiesta? 君は彼らがパーティー行くと思っていないの?

 

人と別れるときに、「さようなら」のあと、「お元気で」という風に付け加えて言いたいですよね?「Que te vaya bien」などの表現は挨拶の表現として覚えておくととても便利です。「幸運を!」という意味あいもあります。

 

第一人称単数形が主語のときと、第3人称単数形が主語の場合で両方とも「vaya」ですが、この場合の主語は「物事」とか「人生」なのでいつも第3人称単数形です(「物事」などの言葉は入っていません)。「お元気で」という意味でも使えますし、これからその人が試験場に向かうのであれば、「試験に合格しますように」とか「がんばって」という意味でも使えます。

 

相手の人が親しい間柄などであれば「te vaya」、もうちょっと改まった関係であれば「le vaya」、複数の人たちに向かって言うのであれば「les vaya」になります。

 

 

接続法現在不規則動詞sepa

接続法現在不規則動詞sepaの動詞の原形は「saber(知る、知っている)」です。接続法現在の活用は以下のようになります。

 

sepa
sepas
sepa
sepamos
sepan

 

Queremos que sepas la verdad. 私たちは君が真実を知るよう望んでいる。
Ella espera que yo sepa nadar. 彼女は私が泳げることを期待している。
Puede que sepa español. スペイン語を知っている(できる)かもしれない(彼か彼女は)。
Dudo que sepan ir a tu casa. 私は彼らが君の家へ行ける(行き方を知っている)というのは疑わしいと思う。

 

「sepa nadar」と「sepan ir」は動詞saberが助動詞として使われています。第一人称と第3人称の動詞の形が同じなので、第一人称を主語にしたいときには「yo(私)」を省かない方がいいですね。

 

 

接続法現在不規則動詞conozca

接続法現在不規則動詞conozcaの動詞の原形は「conocer(知る、知っている)」です。上記saberの「知る」との違いはこちらの記事をご覧ください。接続法現在の活用は以下のようになります。

 

conozca
conozcas
conozca
conozcamos
conozcan

 

¡Ojalá que conozcamos las pirámides! 私たちはピラミッドに行ったことがあったらなぁ!
Mi hijo quiere que conozca yo a su novia. 私の息子は私が彼の彼女(恋人)と知り合うことを望んでいます。
Quizás conozcas a Elena. 多分君はエレナを知っているよ。
Ella no cree que yo conozca París. 彼女は私がパリに行ったことがあるのを信じないんだ。

 

 

接続法現在不規則動詞vuelva

接続法現在不規則動詞vuelvaの動詞の原形は「volver(戻る)」です。接続法現在の活用は以下のようになります。

 

vuelva
vuelvas
vuelva
volvamos
vuelvan

 

Deseamos que vuelvas cuanto antes. 私たちは君ができるだけ早く戻ることを願っています。
Que vuelvan sanos y salvos. (あなた方、彼ら)が無事に戻りますように。
Puede que volvamos temprano. 私たちは早く戻るかもしれない。
Dudas que yo vuelva a tiempo, ¿verdad? 君は私が時間に戻ることを疑っているんでしょ?

 

「sanos」というのは「健康な」という意味で「salvos」は「無事な」という意味です。「Puede que(かもしれない)」は無人称の文なので、常に第3人称単数形です。

 

 

vaya, sepa, conozca, vuelva・まとめ

接続法現在、いかがでしたでしょうか?ずっと会話に奥行が出てくる感じですよね?スペイン語の会話が楽しめるようになりますように!

 

vayaー行く、sepaー知っている(知識)、conozcaー知っている(場所、人)、vuelvaー戻る。全部接続法現在の第一人称単数形と第3人称単数形です。不規則動詞です。

 

 

 

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69. スペイン語の接続法現在活用・願望などに使える!

目安時間:約 12分

スペイン語の接続法現在って何でしょうか?今まで勉強してきた現在形は「普通の現在形」です。今回勉強する現在形は「普通じゃないやつ」です。「普通の現在形」のことを「直説法現在」と言っている場合もあります。

 

 

「接続法」は「すごい難しいんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんなこともありません。ただ、動詞の活用形は今までの現在形と違うので覚えなければなりません。

 

「接続法」ができなくてもスペイン語圏に旅行に行ったり生活したりすることはできます。でも、とてもよく使います、特に「接続法現在」。だから「こんなものか」と理解して使っていただけたらなあ、と切に思います。接続法を教えたいがために「メキシコ流スペイン語会話講座」を始めたと言っても過言ではありません。

 

 

スペイン語の接続法現在はどんなときに使う?

ここでは、接続法現在が一番よく使われる場合の二つを覚えてください。

 

  • 願うとき

 

  • 疑いがあるとき

 

願うときは以下のような動詞が主節に来ます。そして従節の中の動詞が接続法の活用となります。主節の動詞は普通の現在形です。

 

  • querer(欲する)

 

  • esperar(期待する)

 

  • desear(願う)

 

「querer」の(普通の)現在形活用はこちらに記載してあります。「esperar」と「desear」はーar動詞です。「esperar」は「待つ」という意味もありますが、「期待する」という意味もあります。

 

主節と従節をつなぐために「que」が入ります。

 

また、上記のような動詞ではなく、間投詞が使われることもよくあります。

 

  • Ojalá(どうか~になりますように)

 

これらのような、願うときの文ではしばしば主節の動詞や「Ojalá」が省かれて、「Que」から始まる文になっています。

 

 

 

疑いがあるときは以下のような動詞が主節に来ます。そして従節の中の動詞が接続法の活用となります。主節の動詞は普通の現在形です。

 

  • no creer(思わない)

 

  • poder(かもしれない)

 

  • dudar(疑う)

 

「creer」はーer動詞、「dudar」はーar動詞です。「poder」は「できる」という意味ですが、この場合は「あり得る」、「かもしれない」という意味になります(無人称文)。

 

主節と従節をつなぐために「que」が入ります。

 

また、上記のような動詞ではなく、間投詞が使われることもよくあります。「que」は入りません

 

  • Quizás(たぶん)

 

 

接続法現在の活用形

接続法現在の語尾はーar動詞からは「ar」を取って、ーer動詞からは「er」を取って、-ir動詞からは「ir」を取って、人称代名詞によって以下のような語尾が付け加わります。

 

人称代名詞 ar動詞 er動詞とir動詞
私は ーe ーa
君は ーes ーas
貴方(彼、彼女)は ーe ーa
私たちは ーemos ーamos
貴方達(彼ら、彼女ら)は ーen ーan

 

第一人称を除いて、普通のーar動詞の活用とーer動詞の活用が接続法現在では入れ替わってますよね…

 

 

ーar動詞接続法現在の例

「regresar(帰る)」の接続法現在の活用は以下の通りです。

 

regrese
regreses
regrese
regresemos
regresen

 

Quiero que regrese él pronto. 私は彼が早く帰ってきてほしい。
Espero que él regrese pronto. 私は彼が早く帰るよう期待しています。
Deseo que regrese él pronto. 私は彼が早く帰るよう願います。
Ojalá que él regrese pronto. どうか彼が早くかえりますように。
Que regrese él pronto. 彼が早く帰りますように。
No creo que él regrese pronto. 私は彼が早く帰るとは思いません。
Puede que regrese él pronto. 彼は早く帰るかもしれません。
Dudo que él regrese pronto. 私は彼が早く帰ることは疑わしいと思います。
Quizás regrese él pronto. 多分彼は早く帰ります。

 

人称代名詞は動詞の前に来ても後に来てもいいです。

 

ーer動詞接続法現在の例

「comprender(理解する)」の接続法現在の活用は以下の通りです。

 

comprenda
comprendas
comprenda
comprendamos
comprendan

 

Quiero que comprendas la situación. 君に状況を理解してもらいたい。
Espero que comprendas la situación. 君が状況を理解するよう期待する。
Deseo que comprendas la situación. 君が状況を理解するよう願う。
Ojalá que comprendas la situación. どうか君が状況を理解してくれますように。
Que comprendas la situación. 君が状況を理解しますように。
No creo que comprendas la situación. 君が状況を理解るとは思えない。
Puede que comprendas la situación. 君が状況を理解するということはあり得る。
Dudo que comprendas la situación. 君が状況を理解するということを疑う。
Quizás comprendas la situación. 多分君は状況を理解する。

 

ーir動詞接続法現在の例

「vivir(暮らす、生きる、住む)」の接続法現在の活用は以下の通りです。

 

viva
vivas
viva
vivamos
vivan

 

Queremos que vivan felices. 私たちは(あなた方、彼ら)が幸せに暮らすことを欲します。
Esperamos que vivan felices. 幸せに暮らすことを期待しています。
Deseamos que vivan felices. 幸せに暮らすことを願います。
Ojalá que vivan felices. どうか幸せに暮らしますように。
Que vivan felices. 幸せに暮らしますように。
No creemos que vivan felices. 私たちは(あなた方、彼ら)が幸せに暮らすとは思いません。
Puede que vivan felices. 幸せに暮らすのかもしれません。
Dudamos que vivan felices. 幸せに暮らすとは疑わしいです。
Quizás vivan felices. 多分幸せに暮らします。

 

スペイン語の接続法現在・まとめ

スペイン語の接続法現在は、願うときや、疑いがあるときに使います。

 

活用は普通の現在形とは違いますが、慣れてくれば使えるようになってきます。

 

接続法現在は願うときに使うので、よく、カードや手紙に書く文章として出てきますし、お別れのときなども、お相手の幸せを祈る言葉を言うときに使ったりします。

 

 

 

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68. シエリトリンドの歌の意味・アイアイアイアイと繰り返す理由

目安時間:約 9分

今回はメキシコの有名な曲、シエリトリンドの歌の意味をひも解いていきます。さびの部分「アイアイアイアイ」と「アイ」を4回も繰り返しているのにはどういう意味があるでしょうか?その説明も後程解説いたします。

 

 

 

シエリトリンドの意味

まずタイトルのシエリトリンドはスペイン語で「Cielito lindo」と書きます。歌詞の中にも頻繁に出てきます。「Cielito」は「Cielo(空)」に縮小語尾が付け加えられている状態です。

 

「Cielo」の最後の「o」を取って縮小語尾「ito」を付け加えて「Cielito」となって愛情が込められた言い方になっています。

 

「lindo」は形容詞で「Cielito(空)」にかかっています。「美しい」とか「かわいい」という意味です。だから「Cielito lindo」で愛情を込めて「美しい空」…

 

でも別に空を見上げて「美しい空よ」なんて言っているわけではありません。この場合、かわいい女性に向かって「Cielito lindo」と呼んでいるのです。スペイン語圏の人たちはかわいい女性を呼ぶときに、ありとあらゆる素敵な修飾形容詞や名詞を使う習性があるんですね…

 

 

シエリトリンドの歌の意味

Ay, ay, ay, ay そんなに泣いて…
Canta y no llores 泣かないで歌を歌ってごらん
Porque cantando se alegran, だって歌を歌えば陽気になるから
Cielito lindo, los corazones がね、かわいい人

 

De la Sierra Morena, モレナ山脈から
Cielito lindo, vienen bajando 下りてくるんだ、かわいい人よ、
Un par de ojitos negros, 黒いつぶらな瞳
Cielito lindo, de contrabando 山賊がね、

 

Ese lunar que tienes, 君のそのほくろ
Cielito lindo, junto a la boca のそばにある、ねえ、かわいい人、
No se lo des a nadie, それを誰にもあげないで
Cielito lindo, que a mí me toca 僕のものだから

 

Ay, ay, ay, ay そんなに泣いて…
Canta y no llores 泣かないで歌を歌ってごらん
Porque cantando se alegran, だって歌を歌えば陽気になるから
Cielito lindo, los corazones がね、かわいい人

 

こちらのブログにアナガブリエルが歌うシエリトリンドを載せてあります(筆者の雑記ブログです)。

 

 

シエリトリンドの歌の意味解説

この歌の状況は、ワンワン泣きじゃくっているかわいい女性に対して、「もうそんなに泣かないで、起こってしまった出来事のことは忘れて、歌でも歌って気を晴らそうよ」となぐさめているという場面です。

 

なんでワンワン泣いているかというと、追剥にやられたんですね、かわいい女性が。お財布も大きな荷物も指輪もネックレスも全部持っていかれてしまったかもしれません。

 

ところはスペインのモレナ山脈(シエラ・モレナ)、荒涼とした山脈は山賊の住み家となっていて、そこを通る旅人はよく、かわいい目をした女の山賊に身ぐるみはがされて泣かされるという事例が昔はあったそうです。

 

シエリトリンドの歌を1882年に世に広めたのはメキシコ人のキリノ・メンドサ(Quirino Mendoza)ですが、彼はスペインに昔からあった歌を拾ってきて、磨きをかけてメキシコで公表したのですね。だから、歌のシナリオはスペインのモレナ山脈なのです。

 

歌詞を訳すときは、「Cielito lindo」を全部消すと意味がわかりやすくなると思います。

 

さて、さびの部分「Ay, ay, ay, ay」の「Ay」は「まあ!」という感じの感嘆詞です。「Ay」一つだけの場合は大抵後に何か文が加わります。「まあ、なんてきれいなお花でしょう」といったいい意味で使われることもありますし、「まあ、なんてひどい話でしょう」といった悪い話にも使われます。

 

「Ay」が連発されている場合(このシエリトリンドのような場合)はいい意味ではなくて、悪い方、「困った」ときに使われます。シエリトリンドの歌のシーンでは、女性が全然泣き止まなくて困ってしまって発せられている言葉です。その他に「痛い!」とか「わー!」とか「ぎゃー!」と言う時にも使われます。

 

ちなみに、別に覚える必要はないですが、「Ay, ay」と2回言うことはないです。「Ay, ay, ay」と3回言うことはあります。「Ay, ay, ay, ay」と4回言うこともあり、「Ay, ay, ay, ay, ay」と5回言うこともあります。「Ay, ay, ay, ay, ay, ay」と6回言うこともあることはあります。それ以上はないでしょう。長すぎます(笑)。「困ったもんだ」という意味です。

 

「Un par de」というのは「一対の」という意味です。目は二つありますから。「ojo」は「目」という意味で二つだから複数になって「ojos」です。それに縮小語尾が付け加わって「ojitos」となります。この場合「小さい目」という意味ではなくて「魅惑的な目」という意味です。

 

「contrabando」というのは「密売」のことですが、ここでは「悪党」や「山賊」と訳す方が適当です。

 

「a mí me toca」というのは「私の番だよ」というときによく使われる表現です。

 

 

シエリトリンドの歌の意味・まとめ

悲嘆にくれている人に「元気を出して」と励ましている素敵な歌です。実際、歌うと元気が出てきます。

 

メキシコの海岸のレストランなどで食事中、マリアッチが寄ってきたら、是非、このシエリトリンドをリクエストして歌ってもらってみてください。自分で歌えればもっと楽しいです!

 

 

 

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67. También(タンビエン)とTampoco(タンポコ)の意味と使い方

目安時間:約 7分

También(タンビエン)とTampoco(タンポコ)って聞いたことあるでしょうか?ここではTambiénとTampocoの意味と使い方をみていきます。

 

 

También(タンビエン)

Tambiénは、「~も」という意味で、肯定文に対して同調するときに使います。

 

Quiero tomar un jugo de naranja. 私はオレンジジュースが飲みたい。
Yo también.
Yo también quiero tomar uno. 一杯飲みたい。
Yo quiero tomar uno también. 一杯飲みたい。

 

「también」は動詞の前にも後ろにも来ることができます。例文のように、助動詞とともに2つの動詞がある場合は2つの動詞の前か後になります。3つの答え方の中でどれが一番好きですか?「Yo también」ですよね?Yo también.(私もです)。

 

 

Tú también. 君もです。
Ud. también. あなたもです。
Él también. 彼もです。
Ella también. 彼女もです。
Lucero también. ルセロ(女性の名前)もです。
Nosotros también. 私たちもです。
Nosotras también. 私たち(女性のみ)もです。
Ustedes también. あなた方もです。
Ellos también. 彼らもです。
Ellas también. 彼女たちもです。
Jorge y Marcos también. ホルヘとマルコスもです(両方男性の名前)。

 

Tampoco(タンポコ)

Tampocoもまた、「~も」という意味ですが、こちらは否定文に対して同調するときに使います。

 

No vivo cerca de aquí. 私はこの近くに住んでいない
Yo tampoco.
Yo tampoco vivo cerca de aquí. この近くに住んでいない
Yo no vivo cerca de aquí tampoco. この近くに住んでいない

 

tampoco」の場合もまた、動詞の前にも後ろにも来ることができますが、後ろに来る場合には、動詞の前に「no」が来ます

 

 

Tú tampoco. 君も~でないです。
Usted tampoco. あなたも~でないです。
Él tampoco. 彼も~でないです。
Ella tampoco. 彼女も~でないです。
El maestro tampoco. 先生も~でないです。
Nosotros tampoco. 私たちも~でないです。
Nosotras tampoco. 私たち(女性のみ)も~でないです。
Uds. tampoco. あなた方も~でないです。
Ellos tampoco. 彼らも~でないです。
Ellas tampoco. 彼女たちも~でないです。
Las señoritas tampoco. お嬢さんたちも~でないです。

 

「A mí tampoco」という言い方もあります。こちらの記事を参照されてください。

 

TambiénとTampocoの意味と使い方・まとめ

También とTampoco、両方「~もまた」という意味ですが、Tambiénは肯定文のときに同調する場合に使って、Tampocoの方は否定文のときに同調する場合に使う、と使い方が違います。それがわかっていただけたら良かったと思います。是非、スペイン語会話で使ってみてください!

 

 

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66. ポキート、デスパシートの意味とスペイン語の縮小語尾

目安時間:約 8分

ポキート、デスパシートの意味やスペイン語の縮小語尾については「Mucho, poquito」の記事でも説明していますが、とてもよく使う表現なので、こちらの記事でも縮小語尾に焦点を当ててみていこうと思います。

 

 

スペイン語の縮小語尾

メキシコではスペイン語の縮小語尾がよく使われます。言葉の語尾を少し変えることで、その物や人が小さいことを表したり、少ないことや時間が短いこと、愛情を表したりすることができます。

 

縮小語尾にはいくつかの種類がありますが、下の表に書かれている語尾が一番よく使われるものです。男性、女性、単数、複数によって変化します。言葉の最後の母音(2重母音の場合は母音一つと数える)を取って以下の語尾を付け加えます。

 

縮小語尾 単数形 複数形
男性形 -ito -itos
女性形 -ita -itas

 

 

ポキート

ポキートは「poquito」と書きます。元の形は「poco」で、「少しの」という形容詞であったり、「少量」という名詞であったり「少し」という副詞であったりします。「poco」だけでも「少し」という意味なのですが、この言葉に縮小語尾を付け加えて「少し」という意味を強調している感じですね。「poco」よりも「poquito」の方がずっとよく使います。

 

「poco」の「o」を取って「poc+ito」にすると、「pocito」になって「ポシート」と発音することになってしまっておかしいので、スペルが「キ」音になるように「poquito」に変わっています。

 

Puedes tomar un poquito más de. もう少しお茶を飲んでもいいですよ。

 

もっと少しと言いたいときは、「poquito」から更に「o」を取って「poquit+ito=poquitito」なんて言うこともあります。「ほんとにちょーっとだけ」なんて言いたいときには「poquititititito」なんて言う場合もあります。

 

同じように、チコという言葉があります。小さいという意味で「chico」と書きますが、これもよく縮小語尾が使われて「chiquito」、「chiquitito」、「chiquititito」などと言ったりします。女性名詞にかかる場合は「chiquita」ですね。

 

「pequeño」、「pequeña」も小さいという意味で「pequeñito」、「pequeñita」はよく使われます。

 

「今」は「ahora」ですが、「たった今」とか「今すぐ」という意味あいを込めて縮小語尾を使って「ahorita」とか「ahoritita」なんて言ったりします。

 

「un momento」というのは「ちょっとの間」という意味で、よく「ちょっと待って」という意味で使われますが、普通は縮小語尾を付け加えた「un momentito」の方が使われます。

 

 

「rato」も「ちょっとの間」という意味で、「al rato」は「あとで」ということですが、「ちょっとあとで」という感じで「al ratito」という言い方もよく使われます。

 

 

猫は「gato」ですが、「子猫」と言いたい時には「gatito」と言うことができます。

 

家は「casa」ですが「小さな家」と言いたいときは、謙遜の場合も含めて「casita」となります。

 

 

デスパシート

デスパシートは「despacio(ゆっくり)」の最後の2重母音「io」を取って「ito」を付けた形「despacito」です。ゆっくりな行為をしている人物などに対しての愛情である場合もあるし、「ゆっくり」と言っている相手に対して愛情を表しているかもしれません。

 

女性の名前「Ana」に縮小語尾を付け加えて「Anita」と呼んだりします。小さな子どもであるかもしれないし、愛情表現なので、大人であっても構いません。

 

男性の名前「José」の愛称は「Pepe」ですが、その愛称にさらに縮小語尾を付け加えて「Pepito」と愛情を込めて呼ぶこともあります。

 

祖父母のことは「Abuelos」と言うより「Abuelitos」と言った方が愛情が感じられます。

 

贈り物のことは「regalo」と言いますが「regalito」と言うと「ささやかな贈り物」という感じで謙遜の意味もあります。

 

コーヒーは「café」でこの言葉は縮小語尾が少し違って「cafecito」となります。「Te invito un cafecito」は「君にコーヒー一杯招待するよ」という意味で、「Te invito un café」よりやわらかい言い回しになります。ちょっとの時間だけだけど、というニュアンスもあります。

 

 

スペイン語の縮小語尾・まとめ

縮小語尾を付け加えてよく使われる言葉を中心に書いてみました。「-ito, -ita, -itos, -itas」の語尾以外の縮小語尾が付いた言葉には、「camión(バス)」⇒「camioneta(小型バス)」、「flor(花)」⇒「florecita(小さな花)」、「nieto(孫)」⇒「nietecito(小さな孫)」などがあります。

 

 

 

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65. スペイン語の前置詞porなどの意味

目安時間:約 12分

ここではスペイン語の前置詞por, a, para, hacia, de, hasta, en, conの主な意味と例文を記載していますので、スペイン語の理解の一助となれば幸いです。

 

前置詞por

前置詞porは本当にたくさんの使い方や意味がありますが、ここではとりあえず、どうしても覚えておいてもらいたいporの使い方と意味を記載しておきます。

 

porの意味 例文 例文の意味
目的(~を探して、~を求めて) Ese gato va por el ratón.

Voy por ustedes.

Están preguntando por el maestro.

¿Por quién están preguntando?

そのねずみをとりに行くよ。

あなた方私は迎えに行きます。

先生がいるかと聞いています

彼らは誰に会いたいのですか?(誰のことを聞いていますか?)

近辺(~の辺に) Vivimos por la universidad.

¿Por dónde viven ustedes?

私たちは大学の辺に住んでいます

あなた方はどの辺に住んでますか?

理由(~ので) Lo por experiencia.

¿Por qué lo sabes?

経験でそれがわかるんだよ。

何でそれを知っているんですか?

 

前置詞a

前置詞aもたくさんの用法がありますが、以下の意味と使い方は覚えるようにしましょう。

 

aの意味 例文 例文の意味
目的(~を) Visito a mi amigo.

¿A quién visitas?

私は私の友達訪れます

君は誰を訪れますか?

方向(~へ) Quiero ir a la playa.

¿A dónde quieres ir?

私は海岸行きたいです

君はどこへ行きたいですか?

時間(~に) Nos vemos a las ocho.

¿A qué hora nos vemos?

私たちは8時会いましょう

何時に会いましょうか?

 

直接目的語が物の場合は前置詞が要りませんが、人の場合は「a」が必要なことはこちらの記事に書いてあります。「兄弟がいます(兄弟を持っています)」など動詞tener の場合は直接目的語が人でも前置詞「a」は付きません(Tengo 2 hermanos)。

 

「A dónde」は「Adónde」とも書きます。

 

 

前置詞para

前置詞paraも以下の2つの意味を理解してしてみましょう。

 

paraの意味 例文 例文の意味
目的、用途(~のために) Esta caja es para acomodar cosas.

¿Para qué es la caja?

Esta hierba es buena para la salud.

この整理するためです。

箱は何のためですか

この薬草健康のためいいです。

目的地(~へ向かって) Van para el teatro.

¿Para dónde van?

劇場へ向かってます。

どちらへ行くのですか?

 

「~へ向かって」の「para」は前置詞「a」と置き換えて大丈夫です。「Van para el teatro」は「Van al teatro」と言っても同じ意味になります(a+el=al)。

 

「para acomodar」のように「para」の後に動詞の原形が来る場合も「para la salud」のように名詞が来る場合もあります。

 

 

前置詞hacia

haciaの意味 例文 例文の意味
方向(~の方へ) Es necesario ir hacia la derecha. の方へ行く必要があります

 

前置詞de

動詞serとともに使われる前置詞deについてはこちらの記事にも詳しく書いてあります。

 

deの意味 例文 例文の意味
所有(~のもの) Es de Margarita. マルガリータのものです。
出どころ(~から、~で作られた) Es de España. スペイン出身です。スペイン製です。
材質(~でできている) Es de papel. でできています。
やり方(~して) Estoy de pie.

Reza de rodillas en la iglesia.

私は立っています。

教会ひざまずいて祈ります

 

「pie」は「足」という意味です。「rodilla」は「ひざ」という意味です。「de pie(立って)」、「de rodillas(ひざまずいて)」は熟語として覚えてしまった方がいいですね。

 

 

 

前置詞hasta

hastaの意味 例文 例文の意味
限度(~まで) Trabajo hasta las cinco.

Vamos hasta la orilla.

5時まで私は働きます。

まで行きましょう。

 

「Vamos」というのは動詞irの現在形で「私たちは行きます」という意味ですが、「行きましょう」という意味でも使われます。

 

 

前置詞en

enの意味 例文 例文の意味
場所(~に) Vivo en una isla.

¿En dónde vives?

私はに住んでいます。

君はどこに住んでいます

手段(~で) Voy en coche.

¿En qué vas?

私はで行きます。

君は何で行きます

値段(~で) Mi amigo vende su coche en 200 mil pesos.

¿En cuánto vende tu amigo su coche?

私の友達は彼の20万ペソで売っています。

君の友達は彼の車をいくらで売っていますか?

 

前置詞con

conの意味 例文 例文の意味
手段(~で) Comemos con palillos.

¿Con qué comen?

私たちはお箸で食べます。

あなた方は何で食べますか?

同伴(~と一緒に) Quiero café con leche.

¿Con qué quieres café?

ミルク入りコーヒーが欲しいです。

コーヒーにを入れたいですか?

所有(~のある) Tengo una blusa con botones. ボタン付きのブラウスを持ってます。

 

 

スペイン語の前置詞porなどの意味・まとめ

前置詞porはちょっと独特で難しいかもしれません。でもとてもよく使う前置詞なのでじっくり学んで修得していただけたら、と思います。

 

前置詞の「hacia」と「hasta」はすぐ覚えられると思います。「con」も大丈夫かな?

 

「a」、「para」、「en」、「de」も感覚的に覚えられそう…かな?頑張ってください!

 

 

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64. スペイン語で個人情報を記入する方法

目安時間:約 6分

スペイン語で所定の書式で個人情報を記入しなければならない場合があると思います。ここではそんなときに出てくるスペイン語の単語や、記入する言葉を説明します。

 

Nombre

「Nombre」は「氏名」のことです。まず名前を書いて次に名字を書きます。

 

「Apellido」は「名字」という意味なので、「Nombre」と別にある場合は、「Apellido」の欄に「名字」を記入します。

 

「Apellido」の欄が二つあるときは、最初の名字のところに父方の名字(Apellido paterno)を、2番目のところに母方の名字(Apellido materno)を書きます。メキシコなどでは女性は結婚した後もこの父方の名字、母方の名字は消えずに残り、結婚すると、その後ろに「de 夫の名字」という風に名字が増えます。

 

 

Nacionalidad

「Nacionalidad」は「国籍」という意味です。女性名詞なので「日本の」国籍など、女性形の形容詞「japonesa」と記入します。「国籍」にかかっているので、男性の方でも「japonesa」になります。

 

 

Sexo

「Sexo」は「性」という意味です。「男性」は「masculino」、女性は「femenino」と記入します。

 

 

Edad

「Edad」は「年齢」という意味です。「30歳」でしたら「30 años」と記入します。赤ちゃんの場合は「6か月」だったら「6 meses」となります。

 

 

Estado civil

「Estado civil」というのは「婚姻状況」という意味です。婚姻状況の言葉には以下のようなものがあります。

 

婚姻状況 男性 女性
既婚 casado casada
離婚 divorciado divorciada
別居 separado separada
独身 soltero soltera
妻または夫を亡くしている viudo viuda

 

Domicilio

「Domicilio」は「住所」という意味です。「País」は「国」です。「日本」だったら「Japón」ですね。

 

 

Estatura

「Estatura」は「身長」という意味です。「168cm」などと記入すれば良いわけですね。

 

 

Ocupación

「Ocupación」は「職業」という意味です。いろいろな職業のスペイン語での言い方はこちらの記事をご参照ください。

 

 

Lugar de nacimiento

「Lugar de nacimiento」は「出生地」という意味です。日本だったら「Japón」と記入してください。

 

 

Fecha de nacimiento

「Fecha de nacimiento」は「出生年月日」という意味です。「日にち/月/年」という順番になります。例えば2000年2月24日は「24 de febrero de 2000」と書くこともできます。「febrero」は「2月」という意味です。以下、月のスペイン語での言い方を記載しておきます。

 

1月 enero
2月 febrero
3月 marzo
4月 abril
5月 mayo
6月 junio
7月 julio
8月 agosto
9月 septiembre
10月 octubre
11月 noviembre
12月 diciembre

 

スペイン語で個人情報を記入する方法・まとめ

職業で技師の場合、大学を出ている方は「Ingeniero」になります。「Técnico」も日本語に訳すと「技師」ですが、こちらは大学レベルではありません。仕事やビザ関係の書類提出の際にはご注意ください。

 

 

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63. こわいってスペイン語で何て言う?動詞tenerを使った表現10選

目安時間:約 9分

ここでは動詞tenerを使った表現10選をご紹介いたします。「こわい」とか「急いでる」とか「眠い」、「寒い」、「暑い」、「お腹が空いた」、「喉が渇いた」、「的を射てる」、「時間がある」、「欲しい」という表現です。

 

 

動詞tener の現在形活用

不規則動詞tener の現在形の活用を復習します。

 

tengo 私は持っています
tienes 君は持っています
tiene あなた(彼、彼女)は持っています
tenemos 私たちは持っています
tienen あなた方(彼ら、彼女ら)は持っています

 

 

動詞tener を使った表現10選

「動詞tener +特定の名詞」で以下のような表現になります。

 

1 Tengo miedo. 私はこわいです(おそれを持っています)。
2 Tengo prisa. 私は急いでいます(急ぎを持っています)。
3 Tengo sueño. 私は眠いです(眠気を持っています)。
4 Tengo frío. 私は寒いです(寒さを持っています)。
5 Tengo calor. 私は暑いです(暑さを持っています)。
6 Tengo hambre. 私はお腹が空いています(飢えを持っています)。
7 Tengo sed. 私は喉が渇いています(渇きを持っています)。
8 Tengo razón. 私が言うこと(やること)は的を射ています(理由を持っています)。
9 Tengo tiempo. 私は時間があります(時間を持っています)。
10 Tengo ganas de un helado. 私はアイスを食べたいです(アイス欲求を持っています)。

 

気候が寒い、暑いという場合には「Hace frío.」、「Hace calor.」と言います。

 

 

量を表す形容詞と形容詞句

上記の動詞tenerを使った表現には量を表す形容詞や形容詞句を付け加えることができます。例によって形容詞の「mucho」と「poco」はかかる名詞が女性か男性か、単数か複数かによって語尾が変わります。形容詞句の「un poco de」と「algo de」は変化しません。どれも名詞の前に置かれます。

 

たくさんの mucho miedo

sueño

frío

calor

tiempo

たくさんの mucha prisa

hambre

sed

razón

たくさんの muchas ganas
いくらかの un poco de

algo de

miedo

prisa

sueño

frío

calor

hambre

sed

razón

tiempo

ganas

少しの poco miedo

sueño

frío

calor

tiempo

少しの poca prisa

hambre

sed

razón

少しの pocas ganas

 

「hambre(飢え)」は定冠詞が付く時は言いやすさのため「el hambre」となりますが女性名詞です。

 

「un poco de」と「algo de」は同じ意味で「poco」などより量的に少し多い感じですが、「poco」、「poca」、「pocas」はこれらの表現にはあまり使われないので、「少しの」という意味で「un poco de」や「algo de」を覚えておくといいと思います。

 

 

こわいってスペイン語で何て言う?

Tengo mucho miedo. 私はすごくこわいです。
Tengo un poco de miedo.

Tengo algo de miedo.

私は少しこわいです。
Casi no tengo miedo. 私はほとんどこわくないです。
No tengo miedo. 私はこわくないです。

 

名詞の後に前置詞+動詞が付くことも

「miedo」などの名詞の後に前置詞+動詞が付くこともあります。

 

Tengo miedo de perderla. それ(彼女)を失うのがこわいんだ。
Tengo prisa para llegar al aeropuerto. 空港に着くのに急いでるんだ。
Tengo tiempo de hablar contigo. 君と話すための時間があるよ。
Tengo ganas de hacer pipí/popó. おしっこ/うんこしたい

 

直接目的語代名詞が動詞の原形に付く場合は動詞に連結します(perderla)。

「pipí」と「popó」は幼児語なので、普通は「Tengo ganas de ir al baño.(トイレに行きたい)」と言ってください。「Tengo ganas de...」と言ったら一番に思いついてしまったので教えてしまいました…

 

 

動詞tenerを使った表現10選・まとめ

第一人称単数形の私はの主語で例文を載せていますので、他の主語でも言って練習してみてください。

 

動詞tenerはこれら10選の他にも、「友達、恋人、旦那さん(奥さん)、兄弟」がいます( amigos, novio(a), esposo(a), hermanos)というときにも使うし、「授業、仕事、パーティー、興味、望み」があります(clase, trabajo, fiesta, interés, deseos)なんてときにも使います。

 

 

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62. スペイン語の助動詞pensar,poder,querer,deber,saber,necesitar,preferir

目安時間:約 10分

スペイン語の動詞には助動詞としての役割を果たすものがあります。pensar, poder, querer, deber, saber, necesitar, preferir は、後ろにメインの動詞の原形が来ることで、助動詞として働きます。

 

 

スペイン語の助動詞pensar

「pensar」は「考えます」という意味の不規則動詞です。助動詞としては、「意図すること」の意味をメインの動詞に付け加えます。

 

「pensar+メインの動詞の原形」で「~しようと考えています」という意味になります。

 

Pienso

Piensas

Piensa

Pensamos

Piensan

ir a la peluquería al rato. あとで床屋行こうと考えています

 

スペイン語の助動詞poder

「poder」は「できます」という意味の不規則動詞です。助動詞としては「能力があること」や「許可されていること」や「可能性」の意味をメインの動詞に付け加えます。

 

「poder+メインの動詞の原形」で「~することができます」や「~してもいいです」、「~かもしれません」※という意味になります。

 

Puedo

Puedes

Puede

Podemos

Pueden

caminar al hotel.

reclamarle al maestro.

 

ホテルまで歩けます

先生に異議を申立ててもいいのです

※La abeja te puede picar.「蜂が君を刺すかもしれない」

 

le は「彼に」という意味の間接目的語代名詞です。

スペイン語の助動詞querer

「querer」は「好きです」や「欲しいです」という意味の不規則動詞です。助動詞としては「意欲があること」の意味をメインの動詞に付け加えます。

 

「querer+メインの動詞の原形」で「~したいです」という意味になります。

 

Quiero

Quieres

Quiere

Queremos

Quieren

estudiar francés. フランス語勉強したいです

 

スペイン語の助動詞deber

「deber」は「借りがあります」という意味のーer動詞です。助動詞としては「義務があること」の意味をメインの動詞に付け加えます。

 

「deber+メインの動詞の原形」で「~すべきです」という意味になります。

 

Debo

Debes

Debe

Debemos

Deben

descansar más. もっと休養すべきです

 

 

スペイン語の助動詞saber

「saber」は「知っています」という意味の不規則動詞です。助動詞としては「知識があること」の意味をメインの動詞に付け加えます。

 

「saber+メインの動詞の原形」で「~することができます」という意味になります。

 

Sabes

Sabe

Sabemos

Saben

llegar a la estación. 着くことができます(駅への行き方を知っています)。

 

 

スペイン語の助動詞necesitar

「necesitar」は「必要としています」という意味のーar動詞です。助動詞としては「必要性があること」の意味をメインの動詞に付け加えます。

 

「necesitar+メインの動詞の原形」で「~する必要があります」という意味になります。

 

Necesito

Necesitas

Necesita

Necesitamos

Necesitan

llamar al médico. 医者を呼ぶ必要があります

 

 

スペイン語の助動詞preferir

「preferir」は「より~を好みます」という意味の不規則動詞です。助動詞としては「好みであること」の意味をメインの動詞に付け加えます。

 

「preferir+メインの動詞の原形」で「~する方がいいです」という意味になります。

 

Prefiero

Prefieres

Prefiere

Preferimos

Prefieren

rentar que vender. 売るより貸す方がいいです

 

否定文

否定文の場合は「no」が助動詞の前に来ます。

例: No necesitas llamar al médico.(君は医者を呼ぶ必要はありません。)

 

 

直接目的語代名詞

直接目的語代名詞は助動詞の前に来るか、またはメインの動詞の後に連結します。

 

No lo necesitas llamar. 君は彼を呼ぶ必要はありません。
No necesitas llamarlo. 君は彼を呼ぶ必要はありません。

 

スペイン語の助動詞まとめ

助動詞の後に動詞の原形「~」が来ると以下のような表現ができるようになります。

  • 「Pienso ~」で「~しようと考えています」

 

  • 「Puedo ~」で「~することができます(能力)」や「~してもいいです」

 

  • 「Quiero ~」で「~したいです」

 

  • 「Debo ~」で「~すべきです」

 

  • 「Sé ~」で「~することができます(知識)」

 

  • 「Necesito ~」で「~する必要があります」

 

  • 「Prefiero ~」で「~する方がいいです」

 

全部主語が「私」になっていますが、他の主語でも練習してみてください!

 

 

 

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61. スペイン語の疑問文50選・De dónde eres など

目安時間:約 9分

ここでは¿De dónde eres?など、スペイン語会話で使う基本的な疑問文50選を記載しています。スペイン語圏の人に聞かれて意味がわかったり、ご自分で質問するときに役立てられるといいと思います。

 

質問文の最初には「¿」のマークが付きます。この逆さクエッションマークの入力方法などは「何歳ですか?」の記事の最後の方に書いてあります。質問文の最後にもクエッションマーク「?」がつきます。

 

¿De dónde eres?

¿De dónde eres? 君はどちらの出身ですか?
¿Cómo te llamas? 君の名前は何ですか?
¿Tienes hermanos? 君は兄弟はいますか?
¿Estudias o trabajas? 学生さんですか?それとも仕事してるんですか?
¿Qué estudias? 何を勉強してるんですか?
¿En qué trabajas? 何のお仕事をされてるんですか?
¿Dónde vives? どこに住んでるんですか?
¿Con quién vives? 誰と住んでるんですか?
¿Cuántos años tienes? 君は何歳ですか?
¿Hablas inglés? 英語は話せますか?
¿Conoces Japón? 日本に行ったことはありますか?
¿Te gusta aquí? 君はここ好きですか?

 

「あなたはここが好きですか?」とお相手との距離をとって言う場合は「¿Le gusta aquí?」となります。

 

¿Qué es?

¿Qué es? (それは)何ですか?
¿De qué es? 何でできていますか?
¿De dónde es? どこ製ですか?
¿Cómo es? どんなですか?
¿De qué tamaño es? どんな大きさですか?
¿Para qué es? 何のためですか?
¿De quién es? 誰のですか?
¿De qué color es? 何色ですか?
¿Para quién es? 誰のためですか?

 

¿Cómo estás?

¿Cómo estás? 君は元気ですか?
¿Qué pasó? どうしましたか?何かありましたか?
¿A dónde vas? 君はどこへ行きますか?
¿De dónde vienes? 君はどこから来たんですか?
¿A dónde vamos? 私たちはどこへ行きましょうか?
¿Por qué? どうして?
¿Sabes jugar baraja? トランプの遊び方を知っていますか?
¿No conoces a ese muchacho? 君はその青年知らないんですか?

 

最後の例文のように、否定文で聞いている場合、日本語では、「はい、知りません」と質問を肯定してから否定しますが、スペイン語の場合は答えが否定文のときは、返事も「No(いいえ)」になります。

 

¿Quieres algo de comer?

¿Quieres algo de comer? 君は何か食べたいですか?
¿Qué quieres desayunar? 君は朝食で何が欲しいですか?
¿Qué quieres comer? 君は何が食べたいですか?
¿Qué quieres cenar? 君は夕食で何が欲しいですか?
¿Tienes sed? 君はのどが渇いていますか?
¿Tienes hambre? 君はお腹が空いていますか?

 

¿Cuánto cuesta?

¿Cuánto cuesta? いくらですか?
¿Dónde está el baño? トイレはどこですか?
¿Cuándo empieza el curso nuevo? 新しいコースいつ始まりますか?
¿Qué hora es? 何時ですか?
¿A qué hora llega el camión? 何時にバスは着きますか?
¿Qué hay? 何がありますか?
¿Qué película están pasando ahorita? 何の映画をやっていますか?

 

¿Qué vas a hacer mañana?

¿Qué vas a hacer mañana? 君は明日何をする予定ですか?
¿Quieres ir al cine conmigo? 私と映画館に行きたいですか?映画見に行きませんか?
¿Eres casada? 君は結婚していますか?(女性に対して
¿Tienes novio? ボーイフレンドはいますか?
¿Cuándo es tu cumpleaños? 君の誕生日いつですか?
¿Qué estás haciendo? 君は何をしているんですか?
¿Cuál te gusta más? 君はどれ一番好きですか?
¿Tienes frío? 君は寒いですか?

 

「あなたはどれが一番好きですか?」とお相手に対して少し距離を置いて言う場合は、「¿Cuál le gusta más?」になります。

 

 

スペイン語の疑問文50選・まとめ

これらのスペイン語の疑問文が会話の役に少しでも立てばうれしいです!

 

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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