「哀しきジョローナ」のスペイン語の歌詞と日本語訳を載せています。タイトルはスペイン語で「La Llorona」です。「泣き女」という意味です。メキシコで何世紀も前から伝わる幽霊にまつわる歌です。
哀しきジョローナのスペイン語の歌詞と日本語訳
以下はリメンバーミーの中の「La llorona」のスペイン語の歌詞と日本語訳です。
※
Ay de mí, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ
Llorona de azul celeste
空色のジョローナ
※繰り返し
☆
Y aunque la vida me cueste, Llorona
そして、たとえ 私の命 を失っても 、ねぇジョローナ
No dejaré de querer te
私はあなたを 好きでいること を止めない
No dejaré de quererte
私はあなたを好きでいることを止めない
Me subí al pino más alto , Llorona
一番高い 松の木に よじ登ったの、ねぇジョローナ
A ver si te divisaba
あなたを見かける かどうか
Como el pino es tierno , Llorona
松の木は優しい から 、ねぇジョローナ
Al ver me llorar , lloraba
わたしが泣く のを見て 木も泣いていた
★
Ay de mí, Llorona, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ、ジョローナ
Llorona de azul celeste
空色のジョローナ
★繰り返し
☆繰り返し
No dejaré de quererte
私はあなたを好きでいることを止めない
No dejaré de quererte
私はあなたを好きでいることを止めない
Ay ay ay
あぁ、あぁ、あぁ
哀しきジョローナの民謡バージョンのスペイン語の歌詞と日本語訳
哀しきジョローナ(La Llorona)の言い伝えは何百年も前からあり、民謡として少しずつ違った歌詞でたくさん歌われています。以下に、 Ángela Aguilar の「 La Llorona」もご紹介しておきます。
全部2 回づつ繰り返しています。
Salías de un templo un día , Llorona
ある日 あなたは教会から 出るところだった、ねぇジョローナ
cuando al pasar , yo te vi
通りすがりに 私があなたを見た時
Hermoso huipil llevabas , Llorona
あなたは 美しい ウイピルの衣装を身に付けていた 、ねぇジョローナ
que la Virgen te creí
あなたがマリア様 だと思った
Ay de mí, Llorona, Llorona, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ、ジョローナ、ジョローナ
de un campo lirio
花園の(ジョローナ)
El que no sabe de amores , Llorona
愛 を知らない人 は、ねぇジョローナ
no sabe lo que es martirio
苦しみ が何か を知らないわ
No sé qué tienen las flores , Llorona
花々 が何を感じているのか 知らないけど、ねぇジョローナ
las flores de un campo santo
墓地 の花々が
Que cuando las mueve el viento , Llorona
だって風 が花々を揺らす 時、ねぇジョローナ
parece que están llorando
泣いている ように思える んだもの
Ay de mí, Llorona, Llorona, Llorona
かわいそうな私、ねぇジョローナ、ジョローナ、ジョローナ
lléva me al río
川へ 私を連れて行って
Tápa me con tu rebozo , Llorona
あなたのベール で私を覆って 、ねぇジョローナ
porque me muero de frío
だって 寒くて 死にそうなんだもの
哀しきジョローナのスペイン語の歌詞・まとめ
Luis González Obregón(1865-1938)というメキシコ人が「La Llorona(泣き女)」について書いたものを読むと、スペイン人たちがメキシコを征服するのを手助けしたマリナ嬢(マリンチェ)が、「La Llorona は私が自分の民族を裏切って外国人に奉仕しているのを罰するために、あの世から来ているのだ」と言っていたことが書いてあります。
夜な夜なメキシコ市の中を泣きながら徘徊して湖に消えていたジョローナの話は一つだけではありません。好きな人と結婚できないまま死んでしまった女性の話やこの世に残した子供たちに会いに来る母親の話などもあります。
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ここではスペイン語の現在完了について詳しく解説いたします。また、点過去との違いについても言及し、現在完了と点過去、どちらを使うかがわかるように説明していきます。
スペイン語の現在完了と点過去との違い
スペイン語の現在完了の作り方についての説明をする前に、現在完了形が表現できることを、点過去形と比較しながら例文も交えて解説していきます。
スペイン語の現在完了 形
スペイン語の点過去 形
過去において始まった動作が現在においても継続 されている
例文:He vivido en esta casa desde 1999 .
翻訳:1999年から 私はこの家に 住んでいます(今も住んでいる )。
過去において動作が完結している
例文:Viví en esta casa desde 1999 hasta 2010.
翻訳:1999年から 2010年まで 私はこの家に住んでいました。
いつと明確にすることなく、過去において経験 したことのある動作で、今後も起こる可能性がある
例文:¿Has ido a los Estados Unidos ?
翻訳:アメリカ に 行ったことある ?
過去の事実を言っているのみ
例文:¿Fuiste a los Estados Unidos?
翻訳:アメリカに行ったの?(いつの話かわかっている )
過去から現在におけるまでの結果
例文:Juan no me ha dicho nada .
翻訳:フアンは私に 何も 言ってない (現時点で )。
過去の事実を言っているのみ
例文:Juan no me dijo nada.
翻訳:フアンは私に何も言わなかった(いつの話かわかっている )。
現在に近い過去のこと で今も続いているか余韻が残っていること
例文:Hoy ha llovido mucho .
翻訳:今日 は雨がたくさん 降った(今も )。
現在に近いことでも過去のこととしていること
例文:Hoy llovió mucho.
翻訳:今日は雨がたくさん降った(今は降っていない )。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2021/04/d6c15ca487e5febbd1d695cdf15673b2.mp3
ちなみに、
点過去と線過去の違いについてはこちらの記事 をご覧ください。
現在完了で表現する「経験」はスペイン語でとてもよく使われます。日本語で言う「行ったことがある」、「したことがある」、「読んだことがある」、「見たことがある」などの言い方です。「行ったことがある」と「行った」は両方行っていても同じではないですよね?それが点過去との違いです。
「現在に近い過去のこと」を現在完了で言う場合は「esta mañana(今朝), esta semana(今週), este año(今年), hoy(今日)」などの時の表現とともに使われることがよくあります。
スペイン語の現在完了の作り方
現在完了の形でどんなことが表現できるかをわかっていただけたところで、現在完了形の作り方をみていきます。
現在完了は「動詞 haber の現在形」+「主動詞の過去分詞」で形成されます。
動詞 haber の現在形
trabajar(働く)の過去分詞
he
trabajado
has
trabajado
ha ,( hay)
trabajado
hemos
trabajado
han
trabajado
動詞haber は、
「ある」や「いる」という意味で使う時は、現在形では「hay」一つ しかありませんでした。でも、現在完了ではこの「hay」は使いません。
現在完了では「he, has, ha, hemos, han」という活用を使います 。
動詞 haber には「持つ」という意味もあって、昔はhaver というスペルだったそうで、英語の have (持つ)と同じ語源です。英語の現在完了も「動詞 have」+「過去分詞」でスペイン語と同じです。英語と関連付けるとわかりやすいかもしれません。
尚、
完了形の過去分詞は女性や複数形などで変化することはありません 。
また、
「me, te, lo, la, nos, los, las, le, les, se」は動詞 haber の前に来ます。再帰代名詞と目的語が組み合わさっている場合は、再帰代名詞、目的語、動詞 haber の順になります 。
過去分詞の作り方
過去分詞は、動詞の原形(不定詞)から ar 動詞は語尾(ar)を、 er 動詞は語尾(er)を、ir 動詞は語尾(ir)を取って以下を付け加えます。
ar 動詞
er 動詞
ir 動詞
ーado
ーido
ーido
例:estado
例:leído
例:ido
動詞 leer(読む)の場合は「i」にアクセントが来るように
アクセント記号 が付きます。
次に、不規則の過去分詞でよく使うものを記しておきます。
意味
動詞の原形(不定詞)
過去分詞
開ける
abrir
abierto
かぶせる
cubrir
cubierto
言う
decir
dicho
分解する
descomponer
descompuesto
明らかにする
descubrir
descubierto
返す
devolver
devuelto
書く
escribir
escrito
する、作る
hacer
hecho
登録する
inscribir
inscrito
死ぬ
morir
muerto
置く
poner
puesto
解決する
resolver
resuelto
壊す
romper
roto
見る
ver
visto
戻る
volver
vuelto
hace を使った現在完了に似た表現
過去において始まった動作が現在においても継続されているのを表現するのに、現在完了形を使わなくても普通の現在形を使って表す方法があります。以下のリンク先の記事にも書いてありますが、「hace」を使った表現の仕方です。
hace を使った表現
Desde hace veinte años que vivo en esta casa.
私がこの家に住んで 20 年になります。
Vivo en esta casa desde hace veinte años.
20 年前から私はこの家に住んでいます。
https://www.supeingokaiwa.info/wp-content/uploads/2021/04/Record-online-voice-recorder.com-36.mp3
現在完了についてと点過去との違い・まとめ
現在完了という形は日本語にない言い方なので理解するまでちょっと時間がかかるかもしれませんが、基本的には、点過去が完全に過去のことを言っているのに対して、現在完了は過去から現在までのことを言っているということを理解していただけるといいかな。と思います。
それと、「~したことがありますか?」、「~に行ったことがありますか?」などの表現は会話でよく使われて現在完了の言い方なので、覚えておくと非常に便利です。
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