ちなみに、点過去と線過去の違いについてはこちらの記事をご覧ください。
現在完了で表現する「経験」はスペイン語でとてもよく使われます。日本語で言う「行ったことがある」、「したことがある」、「読んだことがある」、「見たことがある」などの言い方です。「行ったことがある」と「行った」は両方行っていても同じではないですよね?それが点過去との違いです。
「現在に近い過去のこと」を現在完了で言う場合は「esta mañana(今朝), esta semana(今週), este año(今年), hoy(今日)」などの時の表現とともに使われることがよくあります。
スペイン語の現在完了の作り方
現在完了の形でどんなことが表現できるかをわかっていただけたところで、現在完了形の作り方をみていきます。
現在完了は「動詞 haber の現在形」+「主動詞の過去分詞」で形成されます。
動詞 haber の現在形
trabajar(働く)の過去分詞
he
trabajado
has
trabajado
ha,( hay)
trabajado
hemos
trabajado
han
trabajado
動詞haber は、「ある」や「いる」という意味で使う時は、現在形では「hay」一つしかありませんでした。でも、現在完了ではこの「hay」は使いません。現在完了では「he, has, ha, hemos, han」という活用を使います。
動詞 haber には「持つ」という意味もあって、昔はhaver というスペルだったそうで、英語の have (持つ)と同じ語源です。英語の現在完了も「動詞 have」+「過去分詞」でスペイン語と同じです。英語と関連付けるとわかりやすいかもしれません。
尚、完了形の過去分詞は女性や複数形などで変化することはありません。
また、「me, te, lo, la, nos, los, las, le, les, se」は動詞 haber の前に来ます。再帰代名詞と目的語が組み合わさっている場合は、再帰代名詞、目的語、動詞 haber の順になります。
過去分詞の作り方
過去分詞は、動詞の原形(不定詞)から ar 動詞は語尾(ar)を、 er 動詞は語尾(er)を、ir 動詞は語尾(ir)を取って以下を付け加えます。
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