142. スペイン語の現在完了についてと点過去との違い、どちらを使うかの解説

目安時間:約 10分

ここではスペイン語の現在完了について詳しく解説いたします。また、点過去との違いについても言及し、現在完了と点過去、どちらを使うかがわかるように説明していきます。

 

スペイン語の現在完了と点過去との違い

 

スペイン語の現在完了の作り方についての説明をする前に、現在完了形が表現できることを、点過去形と比較しながら例文も交えて解説していきます。

 

スペイン語の現在完了 スペイン語の点過去
過去において始まった動作が現在においても継続されている

 

例文:He vivido en esta casa desde 1999.

 

翻訳:1999年から私はこの家に住んでいます(今も住んでいる)。

 

過去において動作が完結している

 

例文:Viví en esta casa desde 1999 hasta 2010.

 

翻訳:1999年から2010年まで私はこの家に住んでいました。

いつと明確にすることなく、過去において経験したことのある動作で、今後も起こる可能性がある

 

例文:¿Has ido a los Estados Unidos?

 

翻訳:アメリカ行ったことある

 

過去の事実を言っているのみ

 

例文:¿Fuiste a los Estados Unidos?

 

翻訳:アメリカに行ったの?(いつの話かわかっている

過去から現在におけるまでの結果

 

例文:Juan no me ha dicho nada.

 

翻訳:フアンは私に何も言ってない現時点で)。

 

過去の事実を言っているのみ

 

例文:Juan no me dijo nada.

 

翻訳:フアンは私に何も言わなかった(いつの話かわかっている)。

現在に近い過去のことで今も続いているか余韻が残っていること

 

例文:Hoy ha llovido mucho.

 

翻訳:今日は雨がたくさん降った(今も)。

 

現在に近いことでも過去のこととしていること

 

例文:Hoy llovió mucho.

 

翻訳:今日は雨がたくさん降った(今は降っていない)。

 

ちなみに、点過去と線過去の違いについてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

 

現在完了で表現する「経験」はスペイン語でとてもよく使われます。日本語で言う「行ったことがある」、「したことがある」、「読んだことがある」、「見たことがある」などの言い方です。「行ったことがある」と「行った」は両方行っていても同じではないですよね?それが点過去との違いです。

 

 

「現在に近い過去のこと」を現在完了で言う場合は「esta mañana(今朝), esta semana(今週), este año(今年), hoy(今日)」などの時の表現とともに使われることがよくあります。

 

 

スペイン語の現在完了の作り方

現在完了の形でどんなことが表現できるかをわかっていただけたところで、現在完了形の作り方をみていきます。

 

現在完了は「動詞 haber の現在形」+「主動詞の過去分詞」で形成されます。

 

動詞 haber の現在形 trabajar(働く)の過去分詞
he trabajado
has trabajado
ha,( hay) trabajado
hemos trabajado
han trabajado

 

動詞haber は、「ある」や「いる」という意味で使う時は、現在形では「hay」一つしかありませんでした。でも、現在完了ではこの「hay」は使いません。現在完了では「he, has, ha, hemos, han」という活用を使います

 

動詞 haber には「持つ」という意味もあって、昔はhaver というスペルだったそうで、英語の have (持つ)と同じ語源です。英語の現在完了も「動詞 have」+「過去分詞」でスペイン語と同じです。英語と関連付けるとわかりやすいかもしれません。

 

尚、完了形の過去分詞は女性や複数形などで変化することはありません

 

また、「me, te, lo, la, nos, los, las, le, les, se」は動詞 haber の前に来ます。再帰代名詞と目的語が組み合わさっている場合は、再帰代名詞、目的語、動詞 haber の順になります

 

 

過去分詞の作り方

過去分詞は、動詞の原形(不定詞)から ar 動詞は語尾(ar)を、 er 動詞は語尾(er)を、ir 動詞は語尾(ir)を取って以下を付け加えます。

 

ar 動詞 er 動詞 ir 動詞
ーado ーido ーido
例:estado 例:leído 例:ido

 

動詞 leer(読む)の場合は「i」にアクセントが来るようにアクセント記号が付きます。

 

次に、不規則の過去分詞でよく使うものを記しておきます。

 

意味 動詞の原形(不定詞) 過去分詞
開ける abrir abierto
かぶせる cubrir cubierto
言う decir dicho
分解する descomponer descompuesto
明らかにする descubrir desucubierto
返す devolver devuelto
書く escribir escrito
する、作る hacer hecho
登録する inscribir inscrito
死ぬ morir muerto
置く poner puesto
解決する resolver resuelto
壊す romper roto
見る ver visto
戻る volver vuelto

 

 

hace を使った現在完了に似た表現

過去において始まった動作が現在においても継続されているのを表現するのに、現在完了形を使わなくても普通の現在形を使って表す方法があります。以下のリンク先の記事にも書いてありますが、「hace」を使った表現の仕方です。

hace を使った表現

 

二つの言い方があります。ニュアンスが少し違いますが意味はほとんど同じです。

Hace veinte años que vivo en esta casa. 私がこの家に住んで 20 年になります。
Vivo en esta casa desde hace veinte años. 20 年前から私はこの家に住んでいます。

 

現在完了についてと点過去との違い・まとめ

現在完了という形は日本語にない言い方なので理解するまでちょっと時間がかかるかもしれませんが、基本的には、点過去が完全に過去のことを言っているのに対して、現在完了は過去から現在までのことを言っているということを理解していただけるといいかな。と思います。

 

それと、「~したことがありますか?」、「~に行ったことがありますか?」などの表現は会話でよく使われて現在完了の言い方なので、覚えておくと非常に便利です。

 

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学医用工学部に入学、卒業後は医用工学技士としてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。メキシコ大好き、スペイン語大好きなめひ・ここです!

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