124. andar の意味はスペイン語の「歩く」だけじゃない!+現在分詞の例文

目安時間:約 8分

スペイン語の動詞「andar」の意味は「歩く」だけではありません!「歩く」と言いたい時には「caminar」という動詞があって、作文で使う時などはこちらを使えば十分です。でも、「andar」という動詞はとてもよく使われます。特に「andar」+現在分詞という形はよく使われます。中級レベルのスペイン語となります。

 

 

andar の意味はスペイン語の「歩く」だけじゃない!

確かに「andar」という言葉は「歩く」という意味を持っているので、そういう意味で使ってもわかってもらえます。ただ、普通は「caminar」を使う方が多いです。

 

「andar」には「動く」という意味もあるので、「Mi coche anda bien.(私の車は調子いいです、私の車はちゃんと走ります)」なんて言い方もします。日本語では「車が歩く」とは言わず、「車が走る」と言うので、「andar」を使うことに違和感を感じるかもしれませんね。車だけでなく、時計などにも使われます。

 

「andar」には「歩き回る」という意味もあり、「¿Por dónde andas?(どの辺にいるの?)」と電話で聞くようなこともできます。「estar」で代用することもできます。その場合、「¿Por dónde estás?」となります。

 

動詞「estar」と同じような意味で使う例として、「Ando bien mal de dinero.(お金全然ない、経済的にとても悪いです)」などもあります。「Estoy bien mal de dinero.」と言い換えることができます。

 

また、動詞「andar」の後ろに他の動詞の現在分詞が来る言い回しがあります。現在分詞と言えば、動詞「estar」の後ろに来る場合、進行形になることはご存知の方もいらっしゃると思います。「andar」+現在分詞は、「estar」+現在分詞と置き換えてもいい場合もあります。

 

「andar」+現在分詞には二つの用法があります。一つは一時的な状況を表す言い方で、こちらは、「estar」+現在分詞と言い換えても問題ありません。

 

例えば「Mi primo anda vendiendo libros usados.」は「私のいとこは古本を売っています」という意味で、職業として売っているわけではなく、一時的に売っているということです。「anda」の代わりに「está」を使うことができます。

 

「andar」+現在分詞のもう一つの用法は、あっちこっちの場所で「し回っている」という表現の仕方です(「estar」と同じではありません)。例えば「Lupe les anda contando chismes a sus amigas.(ルーペは彼女の友達に陰口を言いふらしている)」という言い方です。

 

 

「andar + 現在分詞」 の例文

 

Carlos anda buscando a su perro. カルロスは彼のを探している。
Ellos andan buscando trabajo. 彼らは仕事を探している。
Mis amigos andan viajando por todo el mundo. 私の友人達世界中を旅して回っている。
Ando repartiendo invitaciones para mi boda. 私は私の結婚式招待状を届けて回っています。

 

動詞 andar の活用

普通の現在形 接続法現在
ando ande
andas andes
anda ande
andamos andemos
andan anden

 

 

点過去(不規則) 線過去
anduve andaba
anduviste andabas
anduvo andaba
anduvimos andábamos
anduvieron andaban

 

 

未来形
andaré
andarás
andará
andaremos
andarán

 

 

現在分詞は「ar動詞」、「er動詞」、「ir動詞」の語尾2文字を取り除いて、それぞれ、「ando」、「iendo」、「iendo」を付け加えます。不規則形のものもありますので詳しくはこちらの記事をご覧ください。ちなみに動詞「andar」の現在分詞は「andando」です。

 

 

andar の意味はスペイン語の「歩く」だけじゃない!まとめ

スペイン語の動詞「andar」には「歩く」という意味の他に「動く」とか、動詞estarと同じように状態を表す意味で使われることもよくあります。andar の後に他の動詞の現在分詞が来て、「一時的に何かをしている」という状態を表したり、「あちらこちらで何かをし回っている」と言い表したりして使うこともよくあります。

 

「Ándale」という言葉もよく使われます。これは、命令形なのですが、「そうだね」という意味の相槌として使われたり、「早く!」と急かす時に使われたりします。別れ際に「Ándale, que te vaya bien.」と、相手の言ってくれたことに返答する形で「じゃあ、さようなら」という感じでもよく使われます。褒めるときに、「¡Ándale, qué bien!(わぁ、すごいね!)」と使われることもあります。

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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