この記事では、無人称文、「動詞ser+形容詞」の動詞ser を過去形で表したい時や、過去未来(可能法)を使って、現在や未来の可能性として表現したい時についてみていきます。
動詞ser を現在形で表す時は↓こちらの記事をご覧ください。
無人称文(動詞ser+形容詞)
過去未来(可能法)についてはこちらの記事↓をご覧ください。
過去未来
主語を特に入れる必要がない場合
「動詞ser+形容詞」の無人称文で、主語を特に入れる必要がない場合は、「動詞ser+形容詞」の後ろに動詞の原形(不定詞)が来ます。過去形の場合も同じです。
Fue conmovedor ver a mis papás después de tantos años.
私の両親にそんなにも長い年月の後、会うことは感動的でした。
Fue divertido bailar con ellos.
彼らと一緒に踊るのは楽しかった。
Fue necesario aceptar todas las condiciones.
全ての条件を受け入れることが必要でした。
Fue urgente conseguir una camioneta.
1台のトラックを手に入れるのが緊急のことでした。
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主語を入れる場合
「動詞ser+形容詞」の無人称文で、動詞ser が過去形で且つ考えを言っている場合、主語を入れる時は通常、動詞ser+形容詞+que+接続法過去、となります。
Fue extraño que todos empezaran a toser.
みんなが咳をし始めたのは変でした。
Fue natural que ella obtuviera el trabajo en esa companía.
彼女がその会社で仕事を得たのは自然なことでした。
No fue necesario que le pagaras.
君が彼に払う必要はなかった。
Fue simpático que la muchacha cantara enfrente de todos.
若い女の子がみんなの前で歌ったのは感じが良かった。
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「明らかな」という形容詞を使って事実を言う場合
過去のことを言っている無人称文、「動詞ser+形容詞」の形容詞が「明らかな」という意味のものの場合は、que の後ろに続く動詞は直説法の過去形等になります。
Era obvio que le interesaba mucho.
彼がすごく興味を持っていたのは明らかだった。
Era cierto que le fue mal en el examen.
彼が試験でダメだったというのは本当だった。
Fue verdad que no me sentía a gusto.
私が気を良くしていなかったのは本当でした。
Era evidente que le había gustado tu compañía.
彼が君の同伴を好んでいたのは明らかだった。
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現在や未来の可能性についての考えを言う場合
現在や未来の可能性についての考えを言う場合は、無人称文の「動詞ser+形容詞」の動詞を過去未来(可能法)で表し、que の後の可能性の部分は通常、接続法過去になります。
Sería bueno que tuviéramos un gatito.
私達は子猫を飼ったらいいんじゃないかな。
Sería formidable que compráramos ese coche.
その車を買えれば素晴らしいよね。
Sería muy bonito que fuéramos a la fiesta.
私達がパーティーへ行けたらとても素敵なのですが。
Sería conveniente que ellos nos dieran un avenón.
彼らが私たちを乗せてくれたら都合がいいですね。
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無人称文(動詞ser+ 形容詞)の過去等まとめ
この記事では動詞ser が過去形や過去未来形で、後ろに形容詞が来る無人称文の例文を挙げてあります。
お好きな表現の仕方をみつけて会話で使ってみてください。
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スペイン語では、形容詞を中性的な意味合いに名詞化するときに、冠詞中性形の「lo」を形容詞の前に付けます。また、形容詞の前に定冠詞が付いているときも、その形容詞は名詞化されています。
lo + 形容詞
「lo」は
直接目的語 として使われることもありますが、形容詞の前に付いている場合は直接目的語ではなく、冠詞の中性形としての「lo」となります。同じような使い方に「
lo que 」があります。
「同じこと」や「重要なこと」や「唯一のこと」など、抽象的に「~のこと」と形容詞と組み合わせて言いたいときは「lo」を形容詞の前に置きます。よく使われる表現です。
Es lo mismo si compras aquí o en la otra tienda .
ここで 買っても違う店 で買っても同じこと だよ。
Lo importante es que no se te haga tarde .
重要なこと は君が遅れない ことだよ。
Lo único que quiero es tu amor .
私が欲しい 唯一のもの は君の愛 だ。
Ahora viene lo mejor .
今 、一番いいこと が来る(始まる)よ。
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定冠詞 + 形容詞
スペイン語の定冠詞 (el, la, los, las)の次に形容詞が来ている場合は形容詞が名詞化されています。同じ名詞を繰り返し使わないためによく使われます。
¿Quiere Ud. el vino blanco ? No, el tinto , por favor .
白ワイン をお望みですか?いいえ、赤いの をお願いします 。
Fuimos a dos fiestas . La primera nos gustó mucho .
私たちは二つのパーティー に行きました。最初の がとても 気に入りました。
Los paquetes grandes son para ti . El pequeño es para mí.
大きい包み は君あて です。小さいの は私あてです。
Estas flores son para la boda y las otras son para los invitados .
これらの花は結婚式 用で、他の は招待客 用です。
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Lo más pronto posible
「lo más」や「lo mejor」は比較級の副詞節となることもあります。
Vinieron lo más pronto posible .
できるだけ速く 彼らは来た。
Hice lo mejor que pude .
私はできうる限りの最善を 尽くしました。
Voy a salir de la casa lo más temprano posible .
私は できるだけ早く 家を出るつもりです 。
El señor nos está ayudando lo mejor que puede .
その人はできる限り 私たちを手伝ってくれています 。
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スペイン語の lo + 形容詞・まとめ
「lo + 形容詞」で形容詞が名詞化されます。例えば「lo mismo」と言ったら「mismo(同一の)」という形容詞が名詞化されて「同じこと」という意味になります。「lo」は「こと」と訳せます。
「定冠詞 + 形容詞」も形容詞が名詞化されます。こちらは名詞化された「物」や「人」が男性名詞か女性名詞か、単数か複数かによって定冠詞も形容詞も変化します。例えば、「Yo quiero la misma.(私は同じ物が欲しいです)」と言ったら「la misma(同じもの)」とは「la fábrica(布)」かもしれないし、「la pelota(ボール)」かもしれないし、前の人が欲したのと同じ女性名詞のもの、ということになります。
「lo más ...」や「lo mejor ...」は比較級の副詞節であることもあるので、こちらの記事に一緒に載せておきました。「lo más pronto posible(できるだけ速く)」などはよく使われる表現です。
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スペイン語の形容詞が名詞に付く時、名詞の前に来るでしょうか?後ろに来るでしょうか?「白い家」の「白い」のような修飾形容詞の場合、日本語や英語(white house)のようにスペイン語では名詞の前に来ず、「casa blanca(白い家)」の「
blanca(白い) 」のように、基本的に名詞の後ろに来ます。でも、名詞の前に来る形容詞もあります。今回は、名詞の前に位置する形容詞について説明いたします。
スペイン語の形容詞の位置が名詞の前になるもの
「この(este)」、「その(ese)」、「あの(aquel)」などの指示形容詞 は名詞の前に置かれます。
「私の(mi)」、「君の(tu)」、「あなたの(su)」などの所有形容詞 も名詞の前に置かれます(「私たちの(nuestro)」など、所有代名詞にもなるものは、名詞の後ろに来ることもあります)。
「一つの(un)」、「100の(cien)」など数形容詞も名詞の前に置かれます。
niña pobre(貧しい少女)、 pobre niña (かわいそうな少女)、casa nueva(新しい家)、 nueva casa(今度の家)など形容詞が名詞の前に来ることで意味が変わってくるものも若干あります。
不定形容詞(限定形容詞)も通常、名詞の前に置かれます。不定形容詞については以下にて解説いたします。
不定形容詞(限定形容詞)
不定形容詞は名詞を、曖昧な言い方、または大よその言い方で形容する時に使われます。
通常、不定形容詞(限定形容詞)はかかる名詞の前に位置します。
名詞の性と数によって変化するものが多いです。
不定形容詞には以下のようなものがあります。
otro
他の
todo
すべての
mucho
たくさんの
poco
少しの
cierto
とある
bastante(性変化なし)
かなりの
男性名詞単数形の前で、後ろの「o」を外すもの
名詞の前で後ろの「a」を外すもの
不変のもの
常に複数のもの
不定形容詞を使った例文
Comí muchos dulces .
私はたくさんの お菓子 を食べました。
Hay bastante cemento en la bodega .
倉庫 にかなりの セメントがあります。
¿Dónde están los demás niños ?
その他の 子供たち はどこにいますか?
Deben de estar fabricándolos en cierta fábrica .
どこかの 工場 でそれらを製作しているに違いない。
Cualquier persona puede asistir.
どの 人 も参加できます。
Cada año aumenta la producción.
毎 年 生産が増しています。
Ambos lados son útiles.
両 側 が使えます。
Hay varias señoras en frente de la tienda.
お店 の正面に 幾人かの 婦人がいます。
Algunas calles no están pavimentadas.
いくつかの 道 は舗装されていません。
No conozco a ningún ingeniero que me pueda ayudar.
私を手伝ってくれる一人の 技師も 私は知りません 。
Vamos a pensar en otra cosa .
他の こと を考えましょう。
Se fue a toda velocidad.
全 速力で行ってしまいました 。
Tengo poco dinero .
わずかの お金 を持っています(あまりお金がありません)。
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スペイン語の形容詞の位置・まとめ
修飾形容詞が名詞に付く場合、基本的には名詞の後ろに付きます(強調する場合など、名詞の前に来る場合もあります)。
指示形容詞、所有形容詞、数形容詞、不定形容詞(限定形容詞)は普通、名詞の前に付きます。
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ここでは、スペイン語の形容詞の最上級などについて解説します。絶対上級(めっちゃ背が高い)や相対最上級(一番背が高い)など使える表現なので、わかりやすくまとめてみました。「より背が高い」などの
比較級についてはこちらの記事 をご参照ください。副詞の最上級についても、最後のまとめの部分で触れています。
スペイン語の形容詞最上級はめっちゃ使える!
まず、
修飾形容詞についてはこちらの記事 に書いてありますので、必要に応じてご覧ください。
絶対上級
形容詞を「めっちゃ...」と表したいときに、以下のような絶対上級で表現することがあります。「めっちゃ背が高い」とか、「超重要」とか「すっごい難しい」などと言いたいときですね。
¡Aquella girafa es altísima !
あの キリン はとてつもなく背が高いよ!
Este asunto es importantísimo .
この 件 はすこぶる重要です。
Todos los problemas son dificilísimos .
すべての 問題 はめちゃくちゃ難しいです。
Dicen que el examen está facilísimo .
試験 はめっちゃ簡単だと(みんな)言ってます 。
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「girafa(キリン)」が女性名詞なので「背が高い」は「alta」です。語尾の
母音を取って「ísima」を付け加えて絶対上級に しています。「importante(重要な)」の語尾の
母音を取って、「asunto(件)」が男性名詞なので「ísimo」を付け加えて「ものすごく重要な」という意味に しています。
「problemas(問題)」は「mas」で終わっていますが男性名詞の複数形です。「難しい」の複数形は「difíciles」ですが、単数形が「difícil」で
子音で終わっているので、この場合、単数形の「difícil」に「ísimos」を付け加えます (「problemas」が男性複数形なので)。「difícil」に付いていたアクセント記号はなくなって、「dificilísimos」となります。
「examen(試験)」は男性名詞単数形です。「fácil(簡単な)」は
子音で終わっているので、そのまま「ísimo」を付け加えて絶対上級の形にします 。この場合も、「fácil」のアクセントは「ísimo」の「í」に移動して、「facilísimo」になります。
「rico(おいしい、金持ちな)」や、「largo(長い)」のように、スペルが変化するものもあります。→「riquísimo」「larguísimo」
形容しているものの性や数によって、「ísimo」「ísima」「ísimos」「ísimas」と使い分けます。
すべての形容詞に「ísimo」をつければいい訳じゃない
じゃあ、「めっちゃ...」と表現したいとき、どの形容詞にでも「ísimo」を付けて、絶対上級にできるかといえば、そうではありません。ですので、「ísimo」を付けていいかどうかわからない時は、形容詞の前に以下のような言葉を付け加えて似たような意味にすることができます。
Ella está muy triste .
彼女はとても悲しい 。
Ellos son extremadamente pobres .
彼らは極端に貧乏 だ。
La situación me pareció sumamente lamentable .
状況 は私には極めて残念 に思われた。
Él es demasiado tímido .
彼はひどく内気 だ。
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相対最上級
形容詞の相対最上級(優等)というのは、「一番...な人(物)」という名詞化された表現です。
「定冠詞 + más + 形容詞」で表します。人や物を定冠詞(el, la, los, las)で表します。
¡Aquella girafa es la más alta !
あのキリンが一番背が高い 。
Este asunto es el más importante .
この件が一番重要 だ。
Todos esos problemas son los más difíciles .
それらの問題すべてが一番難しい 。
Ellas son las más pobres de toda la nación .
彼女たちが国中で 一番貧しい 。
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特別な形を持つ6つの最上級
「ísimo」を付け加える形の絶対上級の他に、特別な形を持つ6つの最上級の言葉があります。「ísimo」を付け加えた形の方が使われるので、特に覚えなくてもいいですが、一応記載しておきます。
比較級 の特別な形は覚える必要があるものなので、一緒に記載しておきます。
6つの形容詞
比較級(より良い)
絶対上級(大変良い)
最上級(最良)
良い
bueno
mejor
buenísimo
óptimo
悪い
malo
peor
malísimo
pésimo
高い
alto
superior
altísimo
supremo
低い
bajo
inferior
bajísimo
ínfimo
大きい
grande
mayor
grandísimo
máximo
小さい
pequeño
menor
pequeñísimo
mínimo
「máximo」「mínimo」は数学では「最大値」「最小値」などで使われる他、「mínimo」は「最低支払額(mínimo a pagar)」などでも使われます。
「bueno(良い)」と「malo(悪い)」の最上級に限っては、「óptimo」や「pésimo」という言い方よりも、「lo mejor」や「lo peor」という言い方の方が使われます(el mejor, la mejor, los mejores, las mejoresも)。
他の4つも、最上級の「supremo」「ínfimo」「máximo」「mínimo」という言葉より、相対最上級「el más alto」「el más bajo」「el más grande」「el más pequeño」という言い方の方が一般的です(性や数によって「la más alta」などと変化します)。
絶対上級などまとめ(副詞の最上級についても)
形容詞の絶対上級(altísimaーめっちゃ背が高い)をみてみましたが、この言い方、副詞にも使われることがあります。「mucho(たくさん)」は「muchísimo(すっごいたくさん)」という意味でよく使われますし、その他にも以下のようなものがあります。
rápido (速く)→ rapidísimo
lejos (遠くに)→ lejísimo (不規則形)
tarde (遅く)→ tardísimo
cerca (近く)→ cerquísima (不規則形)
ただし、副詞の場合は性や数による変化がありませんので、ご注意ください。
また、形容詞と同じように、どの副詞にも「ísimo」を付けられるわけではありませんので、わからないときには「muy bien(とても良く)」のように、副詞の前に、「muy, extremadamente, sumamente, demasiado」を付けるといいと思います。
ちなみに、形容詞の相対最上級(優等)は「定冠詞 + más + 形容詞」でしたが、副詞の相対最上級(優等)は、「定冠詞 + que + 動詞 + más + 副詞」になります。「el que corre más rápido(一番早く走る人(物)」のような感じです。
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ここではスペイン語の形容詞の比較級をみていきます。優等比較、劣等比較、そして同等比較についてです。
スペイン語の形容詞の比較級
スペイン語の形容詞の比較級には三つの種類があります。
優等比較:más・・・ que~(~よりもっと・・・)
劣等比較:menos・・・que~(~より少なく・・・)
同等比較:tan・・・como~(~と同じ位・・・)
同等比較は「igual de ・・・que~」と言うこともあります。
「・・・」のところに
形容詞 が入ります。形容詞はかかる名詞の性や数によって変化します。
優等比較の方が劣等比較より使用される頻度が高いです。例えば、
Este vestido es
menos caro que aquél.(この服はあれより
安い です)と言うより、
Este vestido es
más barato que aquél.(この服はあれより
安い です)と言うことの方が普通ということです。
または、Aquel vestido es
más caro que éste.(あの服はこれより
高い です)と言うかもしれません。
優等比較
以下に形容詞の優等比較を使った例をあげます。
Ella es más chica que yo . Ella es menor que yo .
彼女 は私 より若い(小さい) です。
Mi papá es mayor que mi mamá .
私の父 は私の母 より年上 です。
El gato es más grande que el ratón .
猫 はねずみ より大きい です。
Ese coche es mejor que el mío .
その車 は私の よりいい です。
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さて、「más」が付いていない比較級がありますね。比較級で形容詞が変化する場合があるからです。
「chico, chica, chicos, chicas」は大きさが小さいという意味と年齢が小さいという意味があります。年齢がより若いという場合は「más chico, más pequeño, más joven」などとなりますが、比較級の形容詞「
menor 」を使うこともできます。
「menor」の反対語が「
mayor 」で「より年上」という意味で「más grande」と同じです。
また、「良い」という意味の「bueno」は比較級で「
mejor 」に変化し「より良い」という意味になり、「
más bueno」とは言いません。
「mejor」の反対語は「
peor 」で「より悪い」という意味で、これも「
más malo」とは言いません。
劣等比較
以下に形容詞の劣等比較を使った例を挙げます。
Este problema es menos complicado que ése .
この問題 はそれ より複雑 でない。
La lechuga es menos nutritiva que la espinaca .
レタス はほうれん草 より栄養が少ない。
Aquí es menos peligroso que allá .
ここ はあっち より危なくない。
Este negocio es menos problemático que aquél .
このビジネス はあれ より問題が少ない。
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同等比較
以下に形容詞の同等比較を使った例を挙げます。
Las gallinas son tan productivas como las vacas .
雌鶏 はめ牛 と同じ位生産的 です。
Diego es tan alto como su hermano .
ディエゴは彼の兄弟 と同じ位背が高い です。
Los bebés son tan bonitos como los angelitos .
赤ん坊 は天使 のようにかわいい です。
Verónica es igual de inteligente que Gabriela.
ベロニカはガブリエラと同じように頭がいい です。
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スペイン語の優等比較・劣等比較・同等比較・まとめ
スペイン語の形容詞の比較級についてでした。
Juan es más simpático que Antonio. (フアンはアントニオより感じがいい)
Juan es peor que Antonio. (フアンはアントニオよりひどいです)
Juan es menos desagradable que Antonio.(フアンはアントニオよりはましです)
desagradable:嫌な
Juan es tan guapo como Antonio. (フアンはアントニオと同じ位ハンサムです)
Juan es igual de alegre que Antonio. (フアンはアントニオと同じに愉快です)
「よりもっと~」と言う場合、形容詞が変化して「más」が必要ないものがあるのでそれは覚えてください。
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今回は所有形容詞を勉強します。「私の~」とか「彼の~」とかいうやつですね。これも使い勝手多いです。
スペイン語の所有形容詞
所有形容詞も形容詞ですから、かかる名詞が単数か複数かによって変化します。かかる名詞の性によっては「私たちの~」の場合だけ変化します。他はかかる名詞が女性でも男性でも同じ形です。名詞の性などについての記事 もありますので、必要に応じてご覧ください。
かかる名詞が⇒
男性単数
女性単数
男性複数
女性複数
私の~
mi~
mi~
mis~
mis~
君の~
tu~
tu~
tus~
tus~
あなたの~ あなた方の~ 彼の~ 彼らの~ 彼女の~ 彼女らの~
su~
su~
sus~
sus~
私たちの~
nuestro
nuestra
nuestros
nuestras
所有形容詞は名詞の前に来ます。実は、名詞の後に来る場合もあるのですが、そのときは、違う形だったりして紛らわしいので、この記事の最後に記載します。 どうでしょう。楽勝で覚えられそうですか?この所有形容詞、意外と難しかったりします。 「あなた方のお父さん 」って、「あなた方」が複数だから「sus」ってなりそうだけれど、「お父さん」が1人だから「su」になって、「su papá 」なんですよね。 また、「あなたの両 親 」は「あなた」が単数だから「su」って言いそうですけれど、「両親が複数だから「sus」になって、「sus papás 」が正解です。 じゃあ、「あなたのお父さん 」はどうでしょう?これも「su papá 」でさっきの「あなた方のお父さん」と同じ言い方なんですね。 「彼のお父さん 」も「彼女のお父さん 」も「彼らのお父さん 」も「彼女らのお父さん 」もみ~んな「su papá 」です。
「私の~」という言い方
mi libro 私の本(一冊) mis libros 私の本(二冊以上) mi prima 私の従姉妹(1人) mis primas 私の従姉妹たち
「君の~」という言い方
tu papá 君のお父さん tus papás 君の両親 tu casa 君の家(一軒) tus casas 君の家(複数)
「papá」は男性名詞です。
「私たちの~」という言い方
nuestro departamento 私たちのアパート(一つ) nuestros departamentos 私たちのアパート(複数) nuestra hija 私たちの娘(1人) nuestras hijas 私たちの娘たち
「あなたの~」という言い方
su hermano あなたの兄弟(1人) sus hermanos あなたの兄弟たち su hermana あなたの姉妹(1人) sus hermanas あなたの姉妹たち
「あなた方の~」という言い方
su coche あなた方の車(一台) sus coches あなた方の車(二台以上) su amiga あなた方の女友達(1人) sus amigas あなた方の女友達(二人以上)
「彼の~」という言い方
su tío 彼のおじさん sus tíos 彼のおじさんたち su clase 彼のクラス(一つ) sus clases 彼のクラス(二つ以上)
「彼らの~」という言い方
su cuarto 彼らの部屋(一つ) sus cuartos 彼らの部屋(複数) su nieta 彼らの孫娘(1人) sus nietas 彼らの孫娘たち
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「彼女の~」という言い方
su abuelito 彼女の祖父 sus abuelitos 彼女の祖父母 su carta 彼女の手紙(一つ) sus cartas 彼女の手紙(複数)
「彼女たちの~」という言い方
su perro 彼女たちの犬(一匹) sus perros 彼女たちの犬(複数) su mamá 彼女たちのお母さん sus mamás 彼女たちのお母さんたち
所有形容詞が名詞の後ろに来る場合
所有形容詞が名詞の後ろに付く場合は、所有代名詞 を使います。
¡Dios mío! (我が神よ!)のような場合です。
所有形容詞まとめ
スペイン語の所有形容詞は普通、名詞の前に来ます。かかる名詞が単数のときは「mi、tu、su、nuestro(男性形)、nuestra(女性形)」という所有形容詞を使います。 かかる名詞が複数のときは「mis、tus、sus、nuestros(男性形)、nuestras(女性形)」という所有形容詞を使います。
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