「Es mejor +動詞の原形」という無人称の文については既に説明したことがあります。「~した方がいい」という意味です。でも、無人称の文ではなくて「主語」があったら?「君は~した方がいい」と言いたい場合は、「Es mejor que +接続法現在形」となって、動詞の原形の代わりに接続法現在を使います。
おんなじような意味じゃないかって?そうですね。だから普通は動詞の原形を使って無人称の文で構いません。ただよく主語を入れた形は使われるので、接続法現在を使った文章の形も理解しておいてください。それに、どうしても主語を入れたくなるときもあるんですよね。「君がそれをやってくれた方がいいよ(Es mejor que tú me lo hagas.)」なんてね。
その他の「動詞ser+形容詞+que+接続法現在」の文
Es necesario que yo lleguea tiempo.
私は時間内に到着する必要があります。
No es conveniente que hables de esas cosasahorita.
今、君がそれらのことについて話すのは都合良くない。
Es útil que la genteuse internet, ¿verdad?
人々がインターネットを使うのは有益ですよね?
Es importante que sepamossiel avión sale a tiempo o no.
飛行機が定刻に出るかどうか私たちが知ることは重要です。
No es difícil que Uds. viajenen Japón.
あなた方が日本で旅行することは難しくありません。
Es indispensable que las personastengancelularhoy en día.
昨今は人々が携帯を持つのは必要不可欠なことです。
Es interesante que Manuel estudie idiomas.
マヌエルが言語を勉強するというのは興味深いことです。
Es imposible que yo termine de leertodo este librohoy mismo.
「No es seguro que~(~は確実ではない)」というような、主文に確実性、確信、明白さを表す形容詞が使われた文が否定文となっている場合、以下のように従節の動詞が接続法現在になることが多いです。
No es seguro que lleguemos a tiempo.
私たちが間に合うかは確約できません。
No es evidente que habledeeso.
それについて話すかは明らかではありません。
特に「No es cierto que」、「No es verdad que」、「No es obvio que」に至っては、従節の動詞に接続法現在が使われる場合と普通の現在形が使われる場合があるので、あまり気にせずどちらでも使ってみてください。接続法現在を使うか普通の現在形を使うかで意味が変わってしまうということはありません。
「No es obvio que」などはほとんど使われる機会がない文なので覚えなくても大丈夫です。肯定文の方はよく使われます。例えば(Es obvio que te quiero-僕が君を好きなのは明らかだよ)などです。
Es mejor+接続法現在?まとめ
「Es +形容詞」の後、動詞の原形で無人称の文になったのですが、主語を入れたい場合は「Es +形容詞+que +接続法現在」になります。「Es mejor que regresemos a la casa.(私たちは家へ帰った方がいい)」というようにです。
形容詞が確実性、確信、明白さを表す場合は接続法現在ではなく、普通の現在形が使われます。例えば「Es seguro que regresamos a tiempo.(私たちが時間通りに帰るのは確実だ)」というようにです。
形容詞が確実性、確信、明白さを表す場合で「No es +形容詞」というように否定文になっている場合は従節の動詞は接続法現在になることが多いです。「No es seguro que regresemos a tiempo.(私たちが時間通りに帰るかは確実ではない)」というようにです。
「No es cierto que regresamos hoy.(私たちが今日帰るというのは本当のことではない)」と普通の現在形が使われることもあります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆