ここでは、スペイン語の si(もし)の後が接続法になる場合やそうでない場合など、副詞節の中で、 si から始まる条件節についてみていきます。
現在、未来においてありそうもないか不可能な条件節
si(もし) から始まる条件節は文頭に来ても、主節の後に来ても同じです。
「もし~なら」という条件節は、現在や未来において、ほとんどありえない、または不可能な場合 、si の後に接続法過去形 、主節の動詞を過去未来(可能法) で表すのが基本的な使い方です。口語では、Si vienes conmigo, yo iría. など、接続法過去の代わりに直説法現在が使われることもあります。また、口語では、主節に、過去未来ではなく直説法線過去が使われることもあります(Si estuviera contenta, sí hablaba con él.)。
とはいうものの、スペイン語学習者の方は、基本の形、「si+接続法過去と主節の動詞は過去未来(可能法)」を覚えておいてください。
Si tuviera tiempo, iría contigo, pero no puedo.
時間があれば君と行くけどできないよ。
Si estuviera, se lo diría, pero no está.
(彼が)いればそれを伝えます(言います)けどいないんですよ。
Si me escucharas, te iría bien.
私(のこと)を聞けば君はうまくいくんだろうけどね。
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現在において可能な条件節
「もし~なら」の意味が、現在において可能な(起こりえる)条件節の場合 は si の後に直説法現在形 、主節の動詞は直接法現在形、未来形(ir a 不定詞も含む)または命令形 が来ます。主節の現在形は未来の意味で使うこともあります。
Si tengo COVID, no puedo ir a trabajar.
コロナにかかってたら仕事には行けないよ。
Si me invitas a la fiesta, tengo que decirle a Rosa que no voy a poder ir a su casa.
君が私をパーティーに招待してくれるなら、ロサに、彼女の家に行けなくなると言わなければ。
Si te parece bien, entonces lo voy a comprar.
もし君にとって良いと思えるなら、それでは 私はそれを買いましょう。
Si te duele tanto, ve con el dentista.
君はそんなに痛いなら、歯医者に行きなさい。
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実際に起こった過去の条件節
「~だったら」という過去の条件節で、実際に起こったことを言っていたり、過去の習慣のことを言っている場合 は、si の後は直説法過去形 、主節の動詞は直説法現在形、過去形または未来形 で表すことができます。
Si te gustó, ¿por qué no lo compraste?
君は気に入ったんだったらなんでそれを買わなかったのか?
Si me pedían, me quedaba a trabajar hasta muy tarde.
求められたらすごく遅くまで仕事をするため残っていました。
Si fuiste a Guanajuato, ¿me puedes platicar de las momias?
君はグアナフアトに行ったんだったらミイラについて私に話しする ことはできますか?
Si estuviste tanto tiempo en México, seguro que vas a querer ir otra vez, ¿verdad?※
君はそんなに長くメキシコにいたんだったら絶対 もう一回行きたくなるだろうね?
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※seguro que は省くこともできます。
過去の非現実的な条件節
「もし~だったら」という過去の条件節が過去の事実に反する非現実的なことを言っている場合 は、 si の後は接続法過去完了 、主節の動詞は直説法過去未来完了 、接続法過去完了、 または過去未来形(可能法) になります。
Si hubieran sabido que venía Verónica, entonces la hubieran esperado.
(彼らは)ベロニカが来るのを知っていたのなら、彼女を待ったでしょう。
Si hubieras trabajado mucho, ahorita no estarías sufriendo.
もし君がたくさん働いていたなら、今、君は苦労してないだろう。
Si le hubiera importado, no lo habría tirado.
(彼にとって)重要だったら、それを捨てなかっただろう。
Si hubieras ido a la clase, sabrías cómo resolver los problemas.
君がクラスに行っていれば問題をどう解決するかわかるだろうに。
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スペイン語の si + 接続法?まとめ
ここでは、si (もし)で始まる条件節の後が接続法になる場合や直説法になる場合についてみてみました。わかりやすく説明できていたら良いのですが!
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この記事では、スペイン語の否定語とその対義語となる不定語についてと、会話でよく使われる「no」と「sí」を使った短い答え方について記載しています。
スペイン語の否定語 vs 不定語
スペイン語の否定語を動詞の前に置く場合はそれだけで否定文になります。動詞より後ろに否定語を置く場合は動詞の前に「no」を付けます(動詞の前に目的語代名詞や再帰代名詞がある場合はその前)。複数の否定語を一つの文の中で使う場合は通常一つの否定語を動詞の前に置きます。
Él nada me dijo.
彼は私に何も言わなかった。
Él no me dijo nada .
彼は私に何も言わなかった。
Nadie me dijo nada .
誰も私に何も言わなかった。
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以下に否定語とその対義語となる不定語をハイフンで繋げています。リンクが貼ってあるものはリンク先にそれについての記事がありますので必要に応じてご覧ください。
nadie-alguien
誰も~ないー誰か
nada-algo
nada-algo,unpoco, poco,todo,mucho
何もないーalgo何か、un poco少し、poco少し、todo全部、muchoたくさん
nunca,jamás -siempre , algún día
決して~ないーsiempreいつも、algún díaいつか
casi nunca-casi siempre
ほとんどないーほとんどいつも
ninguno-alguno
誰一人~ない、何一つ~ないー誰か、何か
tampoco-también
~も~ないー~も
ni...ni-o...o
~も~も~ないー~か~か
Ni tú ni yo podemos comprar esa casa .
君も 僕も その家 を買えない よ。
No quiero ir a la fiesta ni contigo ni con nadie.
私はあなたと一緒 でも 誰と一緒でも パーティーに行きたくない 。
Si yo me caso , o contigo o con nadie.
もし僕が結婚する なら君とか 、誰とも結婚しないか どっちかだよ。
¿Pues cuál quieres ? ¿O éste o aquél?
だからどれが欲しいの ?これか あれか よ。
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no と sí の短い答え方
スペイン語の会話では、答える時に動詞などを略して、「no」や「sí」を使って短く答えることが多いです。また、「no」は相手が言ったことに対してそれを否定する時にも使われます。
¿Ustedes vienen ? Yo no .
あなた方は来ますか? 私は行きません。
¿Les enseñaron a Uds. el resultado? A mí sí . A ellos no .
彼らは あなた方に結果を教えました か?私は教えてもらいました。彼らは教えられてません。
¿Te duele el estómago? A mí no .
君はお腹が痛い ? 私は痛くないです。
Ustedes dijeron que venían. Nosotros no , sólo Marcos lo dijo.
あなた方は 来ると言いました よ。私たちは言ってません。マルコスだけがそれを言ったんです。
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否定語、不定語、no と sí の短い答え方・まとめ
否定語とそれに対する不定語をまとめました。それぞれのリンクから、それぞれの否定語や不定語の記事に行けるようにしてあります。「ni...ni...」と「o...o...」については例文を載せました。
no と sí の短い答え方もとてもよく使いますので是非会話で使ってみてください。
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