129. スペイン語でタクシーに乗る時の会話を実際のフレーズから学ぶ!

目安時間:約 21分

ここでは、スペイン語でタクシーに乗る時の会話を、実際にあったお話の中のフレーズから学んでいきます。お話自体もとてもいいので、良かったらお話と翻訳の部分も全部読んでみてください。

 

スペイン語でタクシーに乗る時の会話

 

Un momento. ちょっと待って(直訳:瞬間)
¿Me podría llevar la maleta al coche? 車にスーツケースを運んでもらえますか?
Ésta es la dirección. これ行先です。(紙などを見せながら)
¿Puede pasar por el centro, por favor? セントロ(中央)を通っていっていただけますか?

 

お話の中では「un momento」ではなく「un minuto(一分)」と言っています。同じように「ちょっと待って」という意味で使っています。ここでは、ところどころ、メキシコでよく使われる表現に変えています。

 

「podría」というのは可能法という形で、丁寧語としてよく使われます。この動詞の原形は「poder(できる)」です。発音の仕方が難しいとか、まだ可能法を勉強していないから使いたくない、というような場合は現在形の「puede」を使っても構いません。その場合は丁寧な言い方になるように、「por favor(お願いします)」を付けるといいですね。

 

 

¿No es la ruta más corta por el centro? セントロ経由が一番の近道ではありませんか?
No importa. いいんです(それは重要ではありません)。
No tengo prisa. Tengo prisa. 急いでません。急いでます。
Prefiero la ruta más corta. 私は一番近いルートがいいです。

 

Quiero pasear por la ciudad. 街中を見て回りたいです
¿Podría estacionarse frente  a la estación del metro? 地下鉄の駅前に駐車してもらえますか?
¿Puede irse más despacio(rápido), por favor? もっとゆっくり(速く)行っていただけますか?
Sigamos, por favor. (車を)出してください(途中停めてもらっていた後)。

 

 

 

¿Podría llevar la maletita hasta la puerta? ドアまで小さなトランクを持っていっていただけますか?
¿Cuánto le debo? おいくらですか?
¿Cuánto me cobra para ir al Museo de Antropología? 人類学博物館へ行くのにいくらお支払いしなければなりませんか?
¿Por favor me puede llamar a un taxi? すみませんがタクシーを呼んでいただけますか?

 

「Cobrar」は「お金を取り立てる」という意味なので、タクシーに乗る前に値段の交渉をするときなど、「Cuánto me cobra (私からいくら集金しますか)」という風に使うことができます。

 

 

メキシコなどの国はチップ(propina)を渡す習慣があるので、「Quédese con el cambio.(おつりはとっておいてください)」と言って多めに渡すなどするのもいいと思います。「Quédese」は「ケデセ」と発音します。

 

 

 

とあるタクシー運転手とおばあさんの会話

 

Una Dulce Lección de Paciencia

Un taxista de New York escribe lo siguiente:

Llegué a la dirección indicada y toqué la bocina. Después de esperar unos cuantos minutos, toqué otra vez.
Dado que ese era mi último viaje ese día, pensé en irme y listo, pero en cambio estacioné en el parque y fui a la entrada y toqué a la puerta.
Un minuto”, me respondió una voz débil y anciana. Sentí que alguien arrastraba algo por el suelo. Tras una larga pausa, se abrió la puerta. Una viejita de alrededor de unos 90 años se paró ante mí. Llevaba puesto un vestido estampado y un casquete con un velo enganchado con un alfiler, como si hubiera salido directamente de una película de la década de los ’40. Al lado de la anciana había una valijita de nylon. El departamento parecía como si no hubiera sido habitado durante años. Todos los muebles estaban cubiertos de sábanas. No había ningún reloj en la pared ni utensilios en los armarios. En un rincón había una caja de cartón llena de fotos.
La viejita me preguntó: “¿Me podría llevar la valija al auto?”.
Yo levanté la valijita y volví a la casa, a ayudarla. Ella se apoyó en mi brazo y fuimos caminando despacio al cordón de la vereda. Todo el tiempo ella me dio las gracias por ayudarla. “No es nada”, le dije. “Yo solamente trato a mis pasajeros de la misma manera que a mi mamá le gustaría que la traten”.
“Ay, qué buen chico eres…”, me dijo ella. Cuando subimos al taxi, ella me dio una dirección y me preguntó si podía pasar por el centro. Yo le respondí que por el centro no era la ruta más corta. Ella me miró por el espejo y me dijo: “No importa. No estoy apurada. Estoy yendo al hospicio”. La miré por el espejo. Tenía los ojos brillantes. “Ya no me queda más familia. Y el doctor dice que no me queda mucho tiempo”. Yo en silencio estiré la mano y apagué el taxímetro. “¿Qué ruta prefiere entonces?”, le pregunté. Durante las dos horas siguientes paseamos por la ciudad. Ella me mostró el edificio en el que alguna vez había trabajado de ascensorista. Viajamos por el barrio en el que ella y su marido habían vivido cuando eran recién casados. Después me hizo estacionar frente a un depósito de muebles que años antes había sido un salón de bailes que solía frecuentar de joven.
Varias veces me pidió que viajara despacio cuando pasaba por un edificio en especial o una esquina en particular y se quedaba mirando completamente absorta, sin decir nada. De repente me dijo: “Ya estoy cansada. Sigamos por favor”. Y continuamos viajando en silencio a la dirección que me había dado. Era un edificio bajo, como si fuera una clínica de reposo. Apenas estacionamos, vinieron a recibirla dos ordenanzas que al parecer la estaban esperando. Yo llevé la valijita hasta la puerta. La mujer ya estaba sentada en la silla de ruedas. “¿Cuánto le debo?”, me preguntó, metiendo la mano en el monedero. “Nada”, le respondí. “Pero usted tiene que mantener a su familia”, me dijo. “Tengo otros pasajeros”, le dije. Casi sin darme cuenta, me incliné y le di un abrazo. Ella me abrazó con fuerza. “Le diste a esta anciana unos momentos de alegría. Muchas gracias”, me dijo. Yo le apreté la mano y fui caminando al taxi.
Sentí que detrás de mí se cerró una puerta. Fue como el sonido de una vida cerrándose. Ese día no levanté más pasajeros y seguí conduciendo solo, absorto en mis pensamientos. Durante el resto del día apenas si pude hablar. ¿Qué habría pasado si a la anciana le hubiera tocado un taxista impaciente o enojado? ¿Y qué hubiera pasado si yo mismo me hubiera negado a esperarla y me hubiera ido después del primer bocinazo?
Yo siento que esto fue la cosa más importante que hice en toda mi vida. Se nos condicionó a pensar que la vida gira en torno a “grandes momentos”. Pero muchas veces los grandes momentos nos agarran de improviso. Por experiencia, les digo que conviene estar atentos…

 

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Breslev Español

Breslev Españolさんの投稿 2020年10月4日日曜日

 

 

 

スペイン語の翻訳

根気よく待つことの優しい教訓

 

ニューヨークのタクシー運転手が以下のことを書き記しています。

 

指示された行先に着いてクラクションを鳴らした。何分か待った後、もう一度鳴らした。その日はそれが僕の最後の仕事だったので、帰ろうと思った、それで終わり、と。だけどそうしないで公園に車を停めて、玄関へ行って戸をたたいた。

 

「ちょっと待って」と、か細くて年老いた声が答えた。誰かが何かを引きずっているように感じた。ずいぶん経ってから戸が開いた。90歳くらいの老婦人が僕の前に立っていた。彼女は、まるで1940年代の映画から直接出てきたような、ピンで留めたベール付きの小さな帽子とプリントの布地のドレスを身にまとっていた。老婦人のそばには、ナイロンの小さなスーツケースがあった。アパートは何年も人が住んでいなかったかのように見えた。すべての家具はシーツがかぶさっていた。壁には時計が一つもなく、棚には台所用品もなかった。隅に、写真でいっぱいの段ボールの箱があった。

 

老婦人は僕に「スーツケースを車に運んでいただける?」と聞いた。僕はスーツケースを持ち上げて、そして彼女を助けるために家に戻った。彼女は僕の腕につかまって、僕たちは歩道の端をゆっくりと歩いていった。彼女は僕が彼女を助けていることにずっとお礼を言っていた。僕は「何でもありませんよ」と言った。「ただ、僕のお母さんがそうしてほしいだろうことと同じことをお客さんに対してもしているだけです」と。

 

「まぁ、なんていい子なの…」と彼女は言った。タクシーに乗ると、彼女は僕に行先を告げてから、セントロの辺を通っていけるか聞いた。僕は、セントロを通るのは一番の近道ではないと答えた。彼女はミラーで僕を見て「いいのよ、急いでないから。ホスピスへ向かっているんですもの」と言った。僕は彼女をバックミラーで見た。きらきらとした目をしていた。

 

「もう私には家族は一人もいないの。それに医者にはもう先が長くないって言われてるの」。僕は静かに手を伸ばしてメーターを止めた。「じゃあ、どのルートがいいですか?」と僕は聞いた。それからの2 時間、街中をドライブした。

 

彼女はエレベーターガールとして働いたことのある建物を僕に教えてくれた。彼女とご主人が新婚当初住んでいた地区も訪れた。家具置き場となっているところの前に彼女は車を停めさせた。そこは昔、彼女が若いころよく行っていたダンスホールだった。

 

特別な建物や思い入れのある街角を通る時は何度も、ゆっくり行くよう言われた。そして何も言わずに完全に放心状態で見入っていた。突然「もう疲れたわ。行きましょう」と彼女は言った。そして、沈黙したまま、言われていた行先へと旅をし続けた。老人ホームであるかのような低い建物だった。

 

車を停めるやいなや、彼女を待っていたらしい二人の使いの者が迎えに来た。僕はトランクをドアのところまで持って行った。女性はもう車いすに座っていた。「おいくらですか?」と、手をお財布にいれながら彼女は聞いた。「何もいりません」と僕は答えた。「でも、あなたは家族を養わなければいけないでしょ」と彼女は言った。「他のお客がいますから」と僕は答えた。

 

僕は思わずかがんで彼女を抱擁した。彼女も僕を強く抱擁した。「このおばあさんに、あなたは喜びの時間をくれましたよ。どうもありがとう」と彼女は僕に言った。僕は彼女の手を握ってから、タクシーへと歩いて行った。

 

僕の後ろで扉が閉まるのを感じた。閉まっていく命の音であるかのようだった。その日はそれ以上お客を乗せないで、物思いに耽りながら一人で運転し続けた。その日はそのあとずっと、ほとんどしゃべることもできなかった。老婦人のタクシー運転手が根気よく待てない、または怒りっぽいやつだったらどうなっていただろう?それに、僕自身、最初のクラクションの後、待つことを否定して帰っていたらどうなっていただろう?

 

僕はこれが、僕の今までの人生でしたことの中で、一番いいことだったと思う。僕たちは、人生は「素晴らしい瞬間」が最も意味あるものだと考えがちだ。とはいえ、往々にして、「素晴らしい瞬間」は突然やってくる。経験からして、親切であることは有益なことだと言えるよ…

 

スペイン語でタクシーに乗る時の会話・まとめ

タクシーに乗る時、行先が有名なところであれば、行先を言って「Por favor(お願いします)」と言えばいいですね。そうでなければ、行先を書いた紙などを渡して「Ésta es la dirección.(これが住所です)」と言ってもいいです。

 

「ここでいいです」と言いたい時は「Aquí está bien.(アキ・エスタビエン)」と言ってください。「ありがとう」は「Gracias.」です!

 

 

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サイト管理人MC(めひ・ここ)プロフィール

サイト管理人MC(めひ・ここ)です。

メキシコ市にあるUNAM大学外国人コースでスペイン語を学んだあと、メトロポリタン自治大学入学、卒業後はエンジニアとしてメキシコで仕事をしました。

その間、メキシコに滞在中の日本人の方たちに長年家庭教師としてスペイン語を教えてきました。

メキシコ人の夫との間に二人の子どもがいます。

メキシコには13年間住みました。最初はメキシコが大嫌いでした。好きになるまでにずいぶんかかったかもしれません。人生回り回ってやっとスペイン語が好きなことに気が付きました。。。

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